「もう一度みんなで温泉に行きましょう!」という約束が無事実現した日。
アオイの島の温泉には、トワ、セツナ、ルウシェ、シエラ、ルミエ、そしてトワたちが誘ったリーチェと、リーチェの誘ったリーランも集まることになった。
温泉女子会。
思い思いに温泉に浸かった後には、やや手持ち無沙汰な時間が訪れる。
トワ、セツナ、リーチェは部屋でサモンカードで遊んでいたが、その他のメンバーは彼女らを遠巻きに眺めていた。
「ねえ!せっかくならみんなで遊ぼうよ!」
ルミエが三人に割って話しかける。ちょうどセツナとリーチェがデュエルしているところだった。
「では、皆をサモンカードをやりませんか?」
ジャッジをしていたトワが誘う。しかし皆の表情はあまり乗り気ではない。
「うーん…でも難しそうだし~」
「私、こういうの得意じゃないかも……」
「そうですね……私にもちょっと荷が重いかもしれません…。」
シエラも、リーランも、だいぶ遠慮がちに断る。
「そうですか……。」
トワは残念そうだ。
「そうだ!ねえ、これやろ!これ!さっき売店で買ってきたんだ~~!」
ルミエが大声で鞄から小さな箱を取り出した。
「王様ゲーム…!?」
「トランプ?」
「王様の命令は絶対?」
「そうそう!これならみんなでできるよ!ルールも簡単だし!絶対盛り上がるから!」
「そうですね……トランプなら以前私もすこしやったことがあります。」
「そのサモンカードというのよりは簡単そうね。」
「でしょでしょ!やろうやろう!」
シエラやリーランもやや乗り気の表情になった。ルウシェだけはトランプを知らないのか、相変わらず怪訝そうな表情だったが。
「そうですね。ではこの試合が終わりましたら、皆さんでやりましょう。」
「そうね。たまにはサモンカード以外をやるのもいいわね。」
リーチェ達も同意する。
そして7人による『王様ゲームトランプ』が始まった。
*
最初に王様になったのはセツナだった。
「じゃあ、3番の人が……踊って!」
「ええー!罰ゲームありなの?」
「罰ゲームというか、王様ゲームね。指定された番号の人が、カードに書かれた指示内容を実行しないといけないみたいみたい。」
「しかも強制ねー!王様の言うことは絶対だからー」
「で、その3番というのは誰?」
「……私です。」
トワがその3番だった。
「このような感じでよろしいでしょうか」
「わーー、いいね!トワ、素敵!」
「踊りもお上手なんですね。」
「はい…おばあ様からだいぶ仕込まれましたから。」
「そうそう、トワは舞踊は本物だよ~」
「おかげで良いものが見れたわね。」
「じゃ、次!次行こうよ。」
*
「5番が、2番の人の服を着る!」
「ええ、また私ですか…」
「私の服!?」
ルミエの服を、トワが着る。
次の命令はそれだった。
「ううう…恥ずかしいです!」
「きゃー!可愛いーーー!とっても似合ってる!」
「そうですね……なかなか目のやりどころに困りますね。」
「というか改めて見ると痴女じゃない?これ……。こんな服着てたのね」
「痴女じゃないーー!とっても可愛いでしょ!」
「うーん、ノーコメント。」
「写真!撮るよ撮るよ~~!」
「わ、と…撮らないでください。」
「へへーん、もう撮っちゃったもんねー。あとでにゃいんグループに送っとくよ。」
「わーい、保存しなきゃ」
「もう……恥ずかしいです…。」
「じゃあ、次行くわね。王様だーれだ!」
*
「キス…ですか。まさかこんなものまであるとは…。」
「ふふふ、まだまだ序の口だよ~。もっと凄いカードも一杯入ってるんだから。」
「まあ、女同士なら……ノーカンよね。」
「だ、誰とだれがするのでしょうか……」
「2番と、3番で!」
「あ、私です」
「私ね。」
選ばれたのはルウシェとシエラだった。
「ルウシェ相手なら私は大歓迎よ。とっても可愛いですもの」
「キス…ですか。ちょっとドキドキしますね……。」
「見てる方もドキドキしてきたー」
「はい……」
「ん」
「んむ……っ!?」
「きゃーー!!」
「ほんとにキスしちゃいました!」
「しかも舌まで入れて……なかなかディープなキスですね。」
「ばーっちり、写真とっちゃったよ。」
「送ってー!にゃいんグルで送ってー!」
「んふ…、とっても柔らかい唇だったわ。」
「び…びっくりしました。」
「あら、大人のキスは初めて?」
「ひえー!すごい展開になってきちゃったよ…。」
「次は何が来るんでしょうね…。」
「盛り上がってきたわね!次、次行きましょ!」
*
「3番の恥ずかしいえっちな写真を4番が撮る!」
「来たよー!こういうの!これは厳しいなぁ!」
「うわわ……私じゃなくてよかったです。」
「4番はわったしー!ばっちり撮っちゃうよ。3番は誰!?」
「あの……わたくしです……。」
撮影役はルミエ、被写体はルウシェとなった。
「ううう……こんなものでしょうか。」
「いいよ!いいかんじ!そのまま下の方もめくってみせて」
「はい……」
「撮るよ撮るよーー!!」
「うわあ……そこまで撮っちゃうわけ。」
「恥ずかしすぎます……。こんなの流出したら大変なことになりますね…。私じゃなくてよかった…。」
「へへへ、じゃあにゃいんグルで送るよー」
「これもシェアするんですね。」
「これ売ったらお小遣いになるかな。だって聖女様でしょ?」
「セツナ!何考えてるんですか」
「冗談だから、冗談」
「もう……悪ふざけが過ぎます…」
「それじゃ、次の王様決めるよーー!」
エスカレートする温泉女子会まだ始まったばかり……
ねこトトラ@猫虎屋
2020-06-04 18:54:49 +0000 UTCそんな倉庫
2020-06-04 15:07:20 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2020-05-24 19:39:29 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2020-05-24 19:39:05 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2020-05-24 19:38:42 +0000 UTC十六夜
2020-05-23 09:02:23 +0000 UTCもにもに
2020-05-23 04:08:21 +0000 UTC