ファルファラと一緒に仕事をすると、どうしても"身体"を使った作戦が避けて通れないことがある。
男が最大の隙を見せるのが、ベッドの上で射精を迎えた直後だからである。
悪徳金融業者を、人身売買組織を、マフィアのボスを、そうやって排除してきた。
濡れ事の大半はファルファラが引き受けてくれるが、中学生になって二次性徴の進んだティナは男性の目にも魅力的に映るらしく、"仕事"をする機会が徐々に増えていった。
一見、清楚で真面目そうなティナはおじさん受けがよく、時には年齢が3倍も4倍も離れた男を相手にすることもある。
「どうせやるなら、楽しんだもの勝ちよ」
とファルファラは言う。
しかし見知らぬ男性に身体を許すという嫌悪感と、妊娠の危険が常につきまとうという恐怖感から、ティナはなかなかその言葉を信じられずにいた。
長寿故に排卵の頻度が少なく人間との間に子供が出来にくいエルフ族のファルファラとは勝手が違うのだ。体内に放たれた精が、ティナの卵と出逢ってしまう可能性は決して低くはない。
だが時々、驚くほど的確にティナの欲しいところを突いてくる男もいて、逆に翻弄されそうになることもある。
快楽が溢れて頭の中が真っ白になるほど気持ちが昂ると、任務を忘れて喘ぎ声を上げてしまう。性行為はあくまでも前座、本当の仕事はその先にあるのに。
そのギリギリの駆け引きがなんとも刺激的で、ファルファラの言っていたこともだんだん理解できるようになってきた。
そう、どうせやるなら楽しんだもの勝ち――
ねこトトラ@猫虎屋
2020-05-22 15:12:46 +0000 UTCもにもに
2020-05-19 12:27:38 +0000 UTC