の続き
ドク……ドク…ドク……ッ
騎乗位でまたがっていたツキミの中で、抜き去ることもできずにそれは解き放たれた。
白濁が余すことなく彼女の体内に注ぎ込まれていき、その最奥を超え、子宮を染めていく。収まりきらないそれが逆流してどろりとこぼれ落ち、確かに中に出されたことが明らかになった。
「ふふ、いっぱい、でたね。嬉しいな~」
満面の笑顔でツキミが笑った。それは確かに契約が結ばれた証だった。
ツキミを選び、他の人を退ける。彼女との間に子を設け、一生の伴侶とし、次生の母とする。
この一瞬にそれが確定した。
「あんた……出したわね。」
キャトラがニヤリと笑みを浮かべる。
――待ってくれ……これは……
「ふふん、さっき言ったじゃない。最初に中に出した相手を、選ぶってね。
これでツキミに決定よ。やり直しは無いわ。」
非情にもそう言い放つ。そうだ、たしかにこれは子をなす契約。
一時の感情で出してしまったとはいえ、この瞬間に受精が行われているかもしれない。確かにやり直しが利かない重大な行為だった。
しかし、本当ならルウシェを選ぶつもりだった。
もちろん、ツキミもルカも魅力的だけれども。でも一番に選ぶ相手はルウシェだった。
他の二人も味わってみたいという欲が、強欲が、こうして軽率な選択を招いてしまった。
ああ、なんということだろう。
「まだヤリ足りないって感じね。
まあいいわ。子作りは駄目だけど、お尻を使うぶんにはキャトラさんも目をつぶるかもね。」
ニヤリと再びキャトラが笑う。
「もちろん、ルウシェが許してくれるなら、ね。」
「ふああっ!あああっ!……む…むりです…っ!そこ…は……!」
気がつけば、ルウシェの後ろの穴を欲望のままに貪っていた。
膣とはまた違う、少しすべすべとした感触。入り口はきついが、一歩抜けるとあとは滑らかだ。深く奥まで差し込むと、引っかかるところがある。直腸の一番奥のその先の、S字になっている結腸をえぐる。するとたまらなさそうにルウシェが声をあげた。
どうせルウシェの記憶は消され、今起きているこの出来事も全て忘れられてしまう。
それならば、せめてその身体に刻み込みたい。自分の証を。後ろで感じるという経験を。
もし叶うことなら、本当ならもう一つの場所、子をなす神聖な場所で交わりたかった。しかしそれはかなわぬ夢。自らが招いた失態。ルウシェとほんとうの意味で結ばれることはできない。
この交わりは偽りの交錯。
「ふあ……っ!あああー!っ!」
ルウシェが全身をぶるぶると震わせて絶頂する。
その腸内にありったけの白濁を叩き込む。せめてその一滴でも、その身体に染み込ませることができたなら。その一心で注ぎだした。
一度出しても止めることなく、二度、そして三度まで注ぎ込む。
魂全てをそこに捧げるかのように。
***
17年後……
ツキミのもとで育てられた赤髪の少年は、初めて会う黒い髪の男と、運命の出会いを果たすことになる。
闇の王子の後継者として、自らが選ばれたことを。
ねこトトラ@猫虎屋
2019-07-04 09:50:45 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2019-07-04 09:49:50 +0000 UTC新規一転06
2019-07-04 05:10:05 +0000 UTC