とあるBC兵器の研究に関する報告
Added 2022-09-15 14:46:08 +0000 UTC以下の記録は、特級機密事項として厳重に保管することとする。 漏洩が判明した場合、関係者すべてに軍規定第9条および32条を適応し処罰することとする。 発:●●軍●●方面攻略師団 第●大隊 第●中隊隊長 ●●●●大尉 宛:●●軍統合作戦部 ●月●日、敵部隊掃討後に接収した敵国兵器廠の内部よりBC兵器に関する記録を押収。電子データを複製し、機密回線を使用して本部に送信する。なお、師団長命令で研究設備、および関連すると思われる資材もすべて焼却処分とした。 ************************************** ≪記録1:研究者からのメッセージ≫ 拝啓 ■■■■軍 兵器開発局 BC兵器部門 ■■■■技術少佐 お世話になっております、■■大学細菌研究室の■■です。 先日お話させていただきました人工細菌に関しまして、研究記録をお送りいたします。 ご説明させて頂きましたとおり、昆虫類への寄生虫、寄生菌糸類に見られる行動統制作用を、人類に対して発現するように作成した細菌となります。当該の細菌「R型」は感染後に人の脳に作用し、罹患者の意志に関わりなく、他者との性交渉を行うよう指示を出す設計になっております。他者への感染については、接触感染に限られており、前回ご提案した「M型」のように空気感染が成立しないよう調整致しましたのでご安心ください(条件によっては飛沫感染は成立する可能性があります)。 また、テロメアを調整しており、初期感染からおおむね二週間ほどで分裂限界を迎え、感染が収束するようにプログラム致しました。特定の抗生剤を投与することにより、細菌を駆除することも可能となっております。 これにより、ご注文の中にありました①感染爆発のリスクがなく、また非致死性であること、②仮想敵の軍事拠点に対する士気の低下、無力化を図ることの2点を満たせたと考えております。 採用に関しましてご検討いただけますよう、よろしくお願い致します。 ■■大学細菌研究室 研究主任■■■■ *************************************** ≪記録2:「寄生型R菌の実証実験映像02」≫ (【 】内は映像に含まれる注釈等) ■■■年■月■日 21:15 於:■■■■ 被検体A 女性捕虜(●●軍●●方面攻略師団 伍長) 実験要旨 R型細菌に感染させた捕虜の敵国女性士官の行動から効果を測定する。 なお、個体差を排除するため、生体分化装置を用いて被検体Aを(甲)(乙)とに分化させて実験を行った。 【監視カメラ映像 21:16:46.591~】 映像には二人の女性が映し出されている。 ブロンドの短髪。どちらも裸であり、立たされたまま、両手両足を拘束され、目隠しも施されていた。 室内はおよそ2メートル四方ほどで、壁や床には一面クッション材で保護されているほかは、簡素なLED照明が垂れ下がっているのみだ。 【実験開始時刻 21:18:22.192~】 不意にクッション材で覆われた部屋の壁の一部が開き、そこから軍服姿の人物が二人姿を現す。迷彩色のパターンからして、敵軍のものであるようだ。 二人は女性の拘束を解き、目隠しを外すと、そそくさと部屋から立ち去り、壁が再び去る。 そんな様子に、二人の女性は見向きもせず、驚愕した表情で互いの顔を見つめ合っていた。 映像から確認できる限り、二人の女性はまるで同じ顔立ちをしている。 「な、なんだここは…お、お前は…私…!?」 一方の女性がそう発した。 「ば、馬鹿な…なんで私が…!?」 もう一方の女性も、目の前の相手を視認してそう口にする。 「奴ら、私のクローン体を作ったとでも言うのか!?」 そう怒気を含んだ言葉を発すると、それを聞いたもう一方の女性が 「ふざけるな、クローン体は貴様だろう!?」 と反論した。 【*注釈:相互に対する根拠のない嫌悪感情は、生体分化装置を使用した際に見受けられるA型反応であると推測される】 「バカを言うな、私が●●だ、この偽物め!」 「本物の●●は私だ、偽物の分際で本物を語るな!」 語気を強めた二人が互いに詰め寄る。 相手の肩を掴み合おうとして体に触れ合った瞬間に、硬直したように動きを止めた。 「…んっ!?」 「…な、なんだ…!?」 二人は体を小刻みに震わせ始める。 そして互いの体に当てた自分の手をいぶかし気に見つめた。 その手が、肩から首を撫で、相手の頬へと擦り上げて行く。 「か、体が…!?」 「…勝手に…!?」 二人は互いの体の制御ができていないようだった。 まるで自分とは違う者の意志に操られるかのように、互いの頬に両手を当てると、首をグッと前に突き出した。 「くっ…お、おい、貴様、何をした!?」 「貴様こそ、何をするつもりだ!?」 「「んぶっ!?」」 二人の唇が重なる。 重なるだけでなく、互いの舌を舐め、口内に侵入して積極的に粘膜同士を接触させ始めた。 「くっ…んぐっ…き、きしゃっ、貴様、んぶっ…どういうつもりだ!?」 「き、貴様こしょっ…んっ…ぷふっ、一体にゃ、なにを…!?」 口内での粘膜接触はさらに濃厚となり、両者が膝から崩れるようにしてその場に座り込むと、互いの体が密着するように抱き合い床に倒れ込んだ。 互いを食らうように上になり、下になりを繰り返し、床を転げまわりながら、それでも口内の粘膜同士を接触させ続けていく。 「んぷっ…クソっ…ひゃめろぉっ、んっんちゅっ…ほのはおをひかふへるな!」 「んちゅ…ちゅぱっ…んぐっ…ひ、ひかふへてひているのは、ひさまのほうらろう!」 呼吸が苦しくなったのか、生体的な反射で寸瞬、唇が離れる。 「体の自由が利いていれば、貴様なんかにキスなど…!」 「こっちだって偽物なんかとキスなどお断りだ…!」 そう言い合ったのも束の間、二人は自らの意思に反するように、再び唇を合わせて口内で粘膜同士を絡め合い始める。 それだけではなく、互いの体を擦りつけ合うような動作がみられるようになった。 乳房同士を押し合わせたり、脚の間に相手の太ももを抱え込んで擦り付けたりするなどといった動作が、徐々に激しさを増していく。 ぷはっと音を漏らせて、唇が離れる。 「はぁっ…んぐっ…か、体を押し付けるなっ…変なところが当たって…!」 「んぐっ…ふぅっ…お、押し付けているのは貴様だっ…私のそんな趣味はない…!」 「んんっ…くっ、う、嘘を吐け、乳首をこんなに硬くしておいて…んんっ!」 「はぐっ…ふぅっ…き、貴様の硬くなった乳首が何度も当たるからだっ…んくっ!」 「はぁっ…んっ…こ、股間をこんなに濡れさせているヤツが言うセリフかっ!」 「ふぅっ…あぁっ…こ、これは私じゃない、貴様だろう!」 「あぁっ…ま、待てまだ話がっ…んぷっ」 「んんっ…お、おい、またかっ…んちゅっ」 三度、唇が重ねられる。 口内から分泌された唾液が啜られる音とともに、 「んぐっ…!んんんんっ!」 「ふぐっ…!んんんんんっ!」 という声にならない絶叫が響く。 二人は互いを抱きしめていた腕の片方を解き、互いの秘所へと指先を伸ばしていた。 二人の指先が互いの秘所に、水音を立てながら侵入する。 「んぷっ…はぁっ…はふぅっ…んんんんっ」 「んぐっ…んはぁっ…んんっ…んぐぅぅっ」 唾液が絡み合う音と、濡れた秘所に突き込まれた指に掻き混ぜられる音が混じり合う。 唇の間から漏れる吐息と喘ぎ声が漏れていた。 「はぁ…はぁっ…お、おい、やめろっ…触っ…触るな…!」 「はぁっ…はぁっ…貴様こそ、やめろっ…指を抜けっ!」 「んんんっ…そこっ、そこダメだっ!」 「あぁぁっ…やめっ…そこは感じ過ぎるっ…!」 「あぁっ…んぐっ…あぁぁぁぁっ、やめっ…やめろぉっ!」 「はぁっ…あぁっ…んんんっ、き、貴様もやめろぉ…!」 「んぐっ…あぁっ…抜きたくったって、体の自由が利かないんだっ…!」 「はぁっ…んぐっ…くぅっ…な、なんでこんなことにっ…!」 二人は、至近距離で言い合いながら歯噛みする。 しかし、二人の意志とは裏腹に、体は互いの粘膜を求めているようだった。 ほどなくして、二人はビクビクと腰を跳ね上げる。 「んっ…んぐぅぅぅぅぅぅっ!」 「あぁっ…んんんんんんんっ!」 二人はまた唇を重ねて粘膜同士を擦り付け合いながら、硬直と弛緩で全身を波打たせた。 「はぁ…はぁ…あぁ…」 「はぁ…はぁ…んん…」 離れた唇から、吐息混じりの声が漏れる。 表情からは、意識も絶え絶えなのが読み取れた。 しかし、二人の体はその意思に反して、尚も動き続ける。 腕を突っ張って体を引き離した二人は、体勢を逆さに入れ替えた。 互いに相手の股を開き、秘所の入り口を覗き込む。 「ぐっ…お、おい…やめろっ…今イったばかりなのに…!」 「ち、違っ…貴様の方がやめろっ…今ソコはダメだっ…!」 そんな言葉と裏腹に、二人は互いの秘所に惹かれるように吸い付いた。 「「んぶっ…!?んぐぅぅっ…!!!」」 秘所に押し付けらえた口の中に悲鳴がこもる。 意識は拒絶しているにも関わらず、両腕は相手の腰を抱え込み、鼻先を股間に埋めるようにして押し付け、秘所の中へと舌が捻じ込まれる。 膣内の粘膜を舐めとるように動き回る舌の刺激で、愛液が溢れ出しているのが分かった。 「んぐっ…うぷっ…はぁっ…んぐぐぐっ」 「はぁっ…んぷっ…んふっ…んんんんっ」 「んんっ…はぁっ…やめっ…んんっ!」 「はぁっ…んんっ…ダメっ…んぷっ!」 呼吸のために反射で口を放す以外の機会を除き、二人は互いの秘所に舌を這わせ続けた。 水音と呼吸音だけが狭い室内に響く。 「はぁっ…んんっ…んぐぅぅぅぅぅっ!!!」 「んんっ…あぁっ…ひぐぅぅぅぅぅっ!!!」 「んぐっ…あぁっ…やめっ…今、イッた…イッたから…んあぁっ」 「あぁっ…んぐぅっ…き、貴様こそっ…んんっ…やめ、ろぉぉっ」 「んひぃっ…んんんんっ…あぐっ…またっ…またイクっ!!!んぐぅぅっ!!!」 「んぷぅっ…んんんんっ…あぐっ…イクっ…イクっ…あぁっ、んんんんんっ!!!」 一度の絶頂では止まらず、二度、三度と繰り返してもなお、互いの膣内を舐め続ける。 膣に挿入された舌の粘膜と、膣内の粘膜を執拗に擦り合わせていた。 互いの秘所に押し付けた唇の隙間から漏れる喘ぎ声と水音を立て続けながら、繰り返し腰を跳ねさせた二人は、やがて気を失ったかのように動かなくなった。 * * * ●●軍統合作戦本部 第三会議室 「以上が報告の要旨であります」 「なるほど…脳に寄生して、他者との性交渉を誘発させる細菌とはな…えげつないことを考える」 「これが例えば前線の駐屯地にでも侵入されていたら、士気を保つことも難しいでしょう」 「下手をすれば、同士討ちすら起こり得ますね…」 「研究所から資料や実験材料が持ち出された形跡はありませんでしたが、この科学者の行方はつかめておりませんので、新しいサンプルを作成、使用される恐れがあります。前線部隊には警告を発するべきかと」 「…承知した。それに関しては、こちらで手を回しておく…ところで、この報告書には随分と簡単に表記されているが…」 「ええ、私もその点に関しては気になりました。その…生体分化装置、ですか」 「は、ナーレ幕僚長。おそらく、一つの生体をなんらかの方法で二つに分化させる機器であると思われます」 「…その資料はないのかね?」 「資料及び装置に関しましては私個人の判断で接収し、例の一兵卒が現在輸送中です、ナルミ総司令」 「彼か」 「うん、彼であればまず間違いはないでしょう」 「さすが、特殊部隊SCER、といったところか。手回しの良いことだ」 「恐れ入ります」 「では、本日は下がってよし。装置が到着し次第、改めて検証実験を行うとしよう」