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【日記※閲覧注意】2022年6月16日「映画感想回」【ネタバレ注意】


 

 

 

こんばんは!

あおたこです。

 

最近観た映画の感想回になります。

 

観た映画一覧

・『ガンズ・アキンボ』

・『マー -サイコパスの狂気の地下室-』

・『アルゴ』

・『WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常』

・『犯罪都市』

・『ザ・ファブル』

・『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』 

 

※※※テンプレ注意書き※※※

 

この記事には映画のネタバレを…なるべく含まないようにしていますが…やっぱり含まれちゃってます。

 

私の感想をきっかけに「おっ!これ観てみようかな~」と、なってもらえたら最高ですが、どうしても内容を知ってしまうことに。

 

できれば初見で本編を観てほしいので、上記のタイトルを未視聴の方はこの記事を読まないのをおすすめします。

 

 

また、独断と偏見により、映画の評価もしています。

 

この記事を読まれた方が大好きな作品を…★1とか2にしていたり、逆にまったく面白いと思わなかった作品に★4とかつけてるかもしれません。

 

そのへんはどうか、あらかじめご承知おきください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ガンズ・アキンボ』

  2019年 イギリス・ニュージーランド

 

  星:★★★★★ ★★☆☆☆

 

filmarksにも感想を書きましたが、こちらでも似たようなことを書きます。

 

面白かった。

ただ…納得行かないことが2点ありました。

 

内容としては風刺というか、『ドント・ルック・アップ』のようにSNSにどっぷりな現代人に対する警告的な内容を、バカアクションで覆った感じの映画です。

 

ハリー・ポッター役で有名なダニエル・ラドクリフ演じる主人公のマイルズ。

そのマイルズの元カノのノヴァ。

女殺し屋ニックス。

黒幕リクター。

 

だいたいこの4人が中心となって、デスゲームが繰り広げられるという感じです。

 

マイルズは最初好感度最低からはじまって、だんだん上がっていくタイプの主人公で、そこはいい。

女殺し屋ニックスと戦い、共闘していいコンビになっていくのもよかった。

 

ですが、個人的にそのニックスが死ぬのがどうかなと思いました。

結局ノヴァとも結ばれないんですが、どう考えてもマイルズとニックスのカップルのほうが個人的には好きで、観てて面白かった。

 

主人公もニックスも補正がついてなかなか死なないんですが、どうせなら最後まで生かしとけよと。

 

あの場面も、マイルズは球切れ寸前ではありましたが、相手はわりと雑魚の部類なのでニックスだけでもやれたんではないか。

どうにも、あの自爆シーンがとってつけたようにみえて納得できなかった。

「ここで殺してもうひと盛り上がり、感動させとくか」みたいな。

 

続編を作るにしても絶対ニックスがいたほうが面白いでしょ…。

なんでなんだよ~…もったいない…。

 

 

もう一つは、マイルズの同僚のハドリー君が死んだことです。

なんで殺したし…。

 

たしかに序盤なんかは、マイルズをイジメるというかからかうというか…マイルズ的に彼はどういう関係性だったか微妙に測りかねますが、ハドリーについてもマイルズと同様、だんだん愛嬌が出てきて好きになってきました。

 

ですが、まっっっっっっっっっったく、必要性を感じないシーンで殺されてた。

あれはどうなんだい…。

 

ノヴァが殺されたとミスリードさせる役なんだろうけど、個人的にノヴァがそんなに好きじゃなかったのでたいしてびっくりもしなかったし…。

 

ニックス生きてたら★8くらい。死んだので★6つ半!

 

 

 


『マー -サイコパスの狂気の地下室-』

  2019年 アメリカ

 

  星:★★★★☆ ☆☆☆☆☆

 

なんともいえない。

まったくつまらなくはないが、面白いわけでもない映画のように思う。

 

なんというか…あらゆることが想像の範囲を超えていかない映画という感じ。

「まあ、そうなるよね」とか、「こうなるよね」みたいな感想ばかりになってしまう。

 

あらすじとしては、学生時代イジメにあった女性”マー”が、ひょんなことから悪ガキ高校生グループと知り合うんだけど、その子らの親が、実はイジメ関係者だった…という感じ。

 

 

全体的に、”マー”がふわふわしてた印象。

 

最終的には全員殺すつもりだったんだろうけど、にしては手足を完全に拘束せずに首輪だけ(これは獣医看護師としてのキャラを活かした?)で留めてるやつがいたりでおそまつ。

催眠剤を使ってたから油断してたのかな?

目が覚めたら全員手足がない、くらいしてもよかったんでは。

 

 

”マー”が高校生たちとアルコールパーティーをして愉しむ様は、本気で青春を取り戻そうとしているように見える。

でもやっぱり、ジェネレーションギャップには勝てず、昔と同様に子供たちからもハブにされてしまうんだけど、彼らを自分の家に招き入れた時点で殺害までは計画してない。

イジメ関係者の筆頭であるビッチのメルセデスを轢き殺したことからも、計画性があるようでまったくない、全体的に行き当たりばったりの犯罪をやってる。

 

このあたりが、”マー”から【怖さ】を奪ってるように思う。

 

もしかしたら…子供たちと仲良くなってそれがセラピーになり、円満グッドエンドの目もまったくないわけではなかったのかもしれないが、それはかなり可能性の低いレアエンドでしょうね…。

 

 

タイトルに「サイコパス」とついてるけど、”マー”はサイコパスではないと思う。

 

まず間違いなく、イジメによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていて、かつパーソナリティ障害でもある。

反社会性、演技性、自己愛性、境界性パーソナリティ障害がまざってる感じ。

 

サイコパスというのはそもそも、「生まれつき自分以外の人間への愛情だとか思いやりを理解することができない人」のことなので、学生時代の”マー”をみているとそんな感じはしないし…。

なので、”マー”はソシオパスじゃないかしら。

ソシオパスというのは、生まれつきではなく、「なんらかの経験が原因で”後天的に”反社会性が身についてしまった人」のことです。

 

もしかしたら”マー”は、イジメにあわなければ善良な一市民として幸せに暮らせたかもしれません。

それは、彼女の娘であるジーニーをみればなんとなく想像がつきます。

ジーニーはものすごくいい子だからです。

 

イジメがなければ、”マー”はソシオパスにはならず、勤務先でも注意散漫にならず、上司の女医さんも殺すことはなかったんじゃないか。

あの女医さんもよくいままで”マー”を首にしなかったですね…有情。

 

 

あと、”マー”が娘のジーニーに行っていたエセ治療行為についてですが…彼女なりの愛情というか、娘が自分と同じような目に合わないようにするために自宅で軟禁していたのはわかるけど、注射とか飲み薬がなんだったのかよくわかんなかった。

 

本当に半身不随にするための薬なのだとしたら、まあSSS級の毒親という感じですね。

 

ただ、歩けない(ていの)ジーニーを他人に見せびらかしているわけではないため、”マー”は代理ミュンヒハウゼン症候群ではないでしょう。

※代理ミュンヒハウゼン症候群 … 自分の子供にわざと怪我をさせたりして、他人の同情を買うことで自尊心を満たすことにハマる心の病気。

ちなみに、代理ではないミュンヒハウゼン症候群は自分を傷つけて他人の同情を買う。

 

もう一つ、ジーニーに対する嫉妬もあったように思います。

自分が経験することができなかった輝かしい青春時代を、おくらせないためにも軟禁していたんじゃないか。

 

自分と同じ暗い青春時代を過ごさせることで、共感できる仲間を増やしたかったというか。

最悪、いずれ娘をどこかのバカに襲わせたりする可能性もあったのではないか……考えすぎかな。

 

 

イジメの内容には同情するし、高校生たちもわりとクソガキではあるので…”マー”に感情移入しそうになるのかなと思いきやそうでもなく…最終的にはジーニーが助かればいいかな~と思って観ていました。

 

なので、結論として映画はグッドエンド!

アンディが最後”マー”に言い寄ってキスしたのも、彼女であるマギーを守ろうとして一芝居うったと素直に考えてイイんじゃないかな…。

 

”マー”も含めて全員助かるトゥルーエンドを目指すには、過去に戻ってイジメを止めるしかないですね…。(その場合、ジーニーは生まれないかもしれませんが)

 

子供たちの中で、黒人少年のチャズだけ顔にペンキを塗るという、優しいお仕置きだったのがちょっと笑った。

全体的に、サイコスリラー系の犯人としては”マー”はやってることが手ぬるいというか、優しすぎるような…。

 

『ヘレディタリー/継承』に出てきた老人たちや『ミッドサマー』のホルガ村の連中のほうがコワイ…。

 

アンディが生きてたとして、アンディもジーニーもこれから里親を探したり大変だとは思いますが、なんとか幸せに暮らしてほしいですね…。

 

 

 


『アルゴ』

  2012年 アメリカ

 

  星:★★★★★ ★★☆☆☆

 

おもしろかった。

ずっとタイトルだけ知ってて、観よう観ようと思いつつ先延ばしにしてたんですが、ようやく観ました。

 

1979年から1980年にかけて、実際に起きた在イランアメリカ大使館人質事件が元になっています。

とはいえ、映画なのでいろいろと脚色はされてますが…CIA秘密工作本部作戦支援部のトニー・メンデスが6人のアメリカ人大使館員を脱出させたというのはホントの話。

 

いや~すごいですね…。

脱出のためにニセの映画制作案件をでっちあげてしまうのもすごいけど、6人のアメリカ人大使館員たちも演技などをしないといけないという…。

 

映画的なハラハラドキドキを足す必要があったせいか、いろんな場面でピンチが訪れるのですが…実際はほとんど怪しまれることもなく脱出できたそう。

 

ただ、この映画のこの部分がイイ!みたいなのはとくになくて、全体的にハラハラ面白かった感じです。

1回でいいかな~という内容な気もする。

 

どっちかというと、この映画をみたあとにwikiなどで事件の詳細を調べたりしたほうが面白いんじゃないかしら。

 

ベン・アフレックさんはアレですね、演技力が高いというよりは…雰囲気力が高いのかな?なんか全体的に抑揚のない感じ。

まあCIA諜報員だし…あんまりリアクションが大げさだと仕事にならんか。

 

 

現実に戦争が起きてる今、現地の日本人などはこういう心境なのかなと。

逆に日本にあるロシア大使館なんかはわりと安心かもしれませんね…日本人がこの映画のイラン人のように暴徒になることってあんまりなさそうだし(一昔前はわかりませんが)。

 

戦争は嫌ですねぇ…。

 

 

 


『WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常』

  2014年 日本

 

  星:★★★★★ ★★★☆☆

 

★8つ半!面白かったです。

非常に…心が暖かくなるような話でした。

 

私個人としては、田舎に対する恐ろしさのほうが先行してしまうので、この映画はあくまでファンタジー田舎であるということを心に留めておくべきかと思います。

 

とはいえ、田舎で林業を営むことがどういうことなのかを、素人にもできるだけ包み隠さず映像化しているのではないかなと。

 

主人公の勇気君(演:染谷将太さん)が、はじめて現場に行った時の、あの空気感…。

これは『夜深にうろうろ』で描こうと思うので私の体験談は割愛しますが、わかります…あのとてつもないアウェー感…。

うく…い、胃が…。 

 

 

勇気君の、あのいかにもな、”中年から見たイマドキ若者感”がすごかった。

それにもましていいのが、先輩の与喜(よき)を演じた伊藤英明さん。

 

めっちゃめちゃいい演技しますね…伊藤さん。マジで本職の人に見えましたよ。

たぶんそうとう林業の人たちのことを勉強をされたんじゃないかなと。

なんかもう、最初っから「あ、この与喜さんはいい人なんだな」っていうのがわかる感じ…(浮気はしてるけど)。

 

若干の心霊要素もあったり、いき遅れた子持ちヒロイン(長澤まさみさん)との恋愛要素、最後にファンタジー男根祭りと、最後まで楽しく観ることができました。

 

 

勇気君は終始ヘラヘラしてるので、最初は「なんこいつ」という感想がわくでしょう。

ですが、見学に来た都会のチャラい若者たちを追い返すシーンから、トラックの上で歌い出すシーンをへたころには、勇気君のことがなんとなく好きになっているのではないでしょうか。

 

親に対してちょっとドライすぎるのは、まあ若さかなと(最後、顔くらいみせてやれよ…)。

 

なにげに研修期間の同期だったヤンキー君(永沼伊久也さん)と、元自衛隊(青木健さん)がいい味出してた。

まっさきにタオルで止血してくれるヤンキー…ギャップ萌え。

 

 

一番印象に残ったシーンのやり取りを書き出してみます。

 

勇気「この山 みんな切り出しちゃえば億万長者じゃないですか。」

清一「うん?ハハハ…まあ そういうことやな。」

勇気「なんで こんな車乗ってるんですか? ベンツ乗りましょうよ ベンツ!」

与喜「お前 ほんまにあほやな。自分が生きとるうちのことしか考えてへんやろう なあ?」

勇気「えっ? …って、なんかおかしいですか?」

与喜「先祖が植えたもん全部売ったったら、おいらの次の世代、その次の世代はどうするんや。100年もせんと打ち止めや。」

勇気「はあ…。」

清一「せやから、苗木を植え続けて大事に育てたらなあかん。」

  「おかしな仕事やと思わんか?農業やったら手間暇かけて作った野菜が

   どんだけうまいか、食べた者が喜んだか分かるけど、林業はそうはいかん。」

  「ええ仕事をしたかどうか、結果が出るんはおいらが死んだあとなんや。」

  「まっ、なあなあやな。」

 

この台詞は、現在太陽光パネルストレスで胃がマッハの俺にはかなり刺さりました。

そうだよなぁ…と。

自分のことしか考えていない一部の人間が、これからの子供たちの未来を食いつぶしてんだなあと。

最近ではなんか、ヒノキを根こそぎ伐採したとかいうニュースを読んで…。

 

おっと…いかんいかん政治的な話をしてしまいそうになる。

 

 

ラストの駅での別れのシーンでは、与喜につられて私もちょっと涙ぐんでしまいました…。

私はなんか、こういうとき素直に泣けばいいのに、なんか我慢しちゃうんです…。

漫画や小説、映画、アニメなどをみて、ボロボロ泣いたって経験がないので、わんわん泣ける人がうらやましいです。泣くって快感なので。

 

にしても…この映画観ると山に行ってみたくなりますね~。

ただ、私はやっぱりこういった、コミュニケーションありきのグループでうまくやっていくということができないなとも感じました。

 

お祭りを遠くから眺めるのは好きなんですが、参加するのは苦手なんです。

そういう人間なんです、わたしゃ…。

 

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損…」

私は見る阿呆です。ず~っと、見てるだけ…。

 

 

ソロキャンプはしてみたいな~。

 

 

 


『犯罪都市』

  2017年 韓国

 

  星:★★★★★ ★★★★★

 

マ・ドンソクさん主演の韓国映画。

 

マ・ドンソク好きなのは以前の記事でも書きましたが、前回の『悪人伝』のヤクザ役と打って変わって、本作では警官役です。

 

マ・ドンソクはあれですね、やっぱズルいですね。

な~んかどこか可愛げがあるんですよ、すげえコワモテなんですけど…。

 

韓国映画をいくつか観てきましたが、シリアスなストーリーでもちょっとだけギャグをはさむのが共通してます。

そういう作風と、マ・ドンソクがうまくマッチしてるんじゃないかなと。

人によってはギャグというか、コントシーンはいらないって人もいるかもしれませんが、私は好きです。

 

ただ、マ・ドンソクが出てくる映画には一つ難点があって…。

マ・ドンソクがあまりにも強キャラオーラをまとってるので、他のコワモテたちがワンランクグレードダウンしたように見えちゃうんです。

 

とはいえ、役者さんたちの演技もみんないいですね。

特に黒龍会の中国人ヤクザ(半グレかな)の3人の恐ろしさがすごい。

マ・ドンソクの上司役であるチェ・グイファさんと、パク・ジファンさん(お笑い芸人の小峠さんに似てる)もいい味だしてました。

 

 

あらすじは…簡潔にまとめるのがむずかしい。

 

すぐに手足を切っちゃう系ヤクザのチャン・チェン(ユン・ゲサン)ら3人が中国からやってきて、韓国はソウル市の地元ヤクザたちの縄張りを荒らす。

マ刑事(マ・ドンソク)はその抗争をおさめるために奔走する…という感じ。

(3行でまとめられたかな?)

 

韓国の警察官は鉄パイプもってるのが当たり前なんですかね?

現場行くときに当たり前のようにみんな持ってきたのが面白かった。

 

ストーリーとしてはよくあるヤクザ抗争もの+警察捕物帖という、『悪人伝』でもみた図式なので特筆すべきところはないかも。

わりと韓国の登場人物名が似たりよったりで、何度か「誰のことだっけ?」ってなっちゃうのもまあ、お約束ですね…。

 

ただ、それでも面白く観れちゃうのは…はい、マ・ドンソクのおかげです。

 

敵のボスであるチャンはめちゃくちゃ強いんですが、マ刑事とはなかなか闘いません。

 

この映画のほとんどは、このチャンが好き放題やって暴れる映画なので、「あーもーこいつどうにかしてくれ~!マ・ドンソク~~!!」となるはず。

 

そしていよいよやってくるラストバトル。

チャンの前に現れるマ刑事。

 

ヒュ~~~!

このシーンはぜひね…映画を観ていただきたい。

カメラがチャンから引いていって…マ・ドンソクが映り込むんですけど、ヒュ~~~!待ってました!って感じ。

マ・ドンソクの、恐ろしいほどの安心感。

勝ったな…。

 

★…10…いや、9つ半…いや…やっぱ10か?…まあ、10にしとこう!

終わり方もキレイだしね。

 

↓よかったら公式予告編をドゾー。

https://youtu.be/klnSWKoKjfM


 

 

…えっ!?これ、2デルの??やったぜ!

 

 

 


『ザ・ファブル』

  2019年 日本

 

  星:★★★★★ ☆☆☆☆☆

 

漫画の実写映画化───。

それを聞いて、みなさんはどう思いますか──?

 

 

私は『ザ・ファブル』という漫画がかなり好きで、ヤンマガWebで読んでいます。

(現在は『ザ・ファブル The second contact』連載中)

 

個人的には…個人的には…漫画を実写映画化したものを、ほとんど観たことがありません。なので、面白いか面白くないかはあまり判断できません。

 

なぜ観ないかというと、コワイからです。

なんというかですね…妙な…共感性羞恥みたいな気持ちになるというか。

 

二次元は二次元でいいんじゃないのカナ~?っていう気持ちになっちゃいます。

見る勇気がでないというか…。

 

ただ、面白いものもあるんじゃないか…。

この前観た『ヒルコ/妖怪ハンター』も漫画原作ですし。

偏見もよくないなということで、この映画を観てみたわけです。

 

 

最初にヤクザの集会にカチコムシーンがあるんですが、ここでファブルこと佐藤明が銃でヤクザたちを皆殺しにします。

そこでの演出が、ちょっとダサいかなと。

 

『ザ・ファブル』という漫画なんですが、ものすごくアクションシーンがタンパクで、一瞬で相手を倒しちゃうんです。

 

これを映像化すると、たしかに難しい…。

アクションで客を沸かせたいのに、アッサリ終わっちゃうもんだから盛り上がらないというか、盛り上げにくい。

 

それでああいう感じにしたんだと思う。

むずかしい…。

 

 

あと、漫画と実写のキャラクター(見た目)の差というのが、やはり目についてしまいます。

 

まず「えっ?」ってなるのが、真黒組若頭の海老原剛士(えびはら たけし)役、安田顕さんでしょうね。

海老原はわりと大柄で…デブではないんですが、恰幅のいいというかそういう感じのキャラなんですが、安田顕さんはスリムでしかもグラサンキャラになっている。

でもまあ、映画見てるとだんだん気にならなくなる…気もする。

 

真黒組組長の浜田は見た目が漫画版にソックリの光石研さん。

ただ、小物感を出しすぎてて、見た目はいいのに雰囲気が海老原よりも違和感あり。

 

佐藤明(演:岡田准一さん)

… 雰囲気はわりとイイ。アクションもイイ。ただ、ちょっとこう、イケメンすぎるのと、明はジャッカルという芸人が好きなんですが、それをみて笑うときのリアクションがちょっとゲラすぎるくらい。

 

佐藤洋子(演:木村文乃さん)

… けっこう雰囲気合ってる。ただちょっと優しすぎるかも。原作はもうちょっとドライでアンニュイな感じ。

 

ミサキ(演:山本美月さん)

… いや、違和感というか、まったく問題なし。

 

田高田(たこうだ)社長(演:佐藤二朗さん)

… 顔の雰囲気は佐藤二朗さんでピッタリ。なんだけど、髪型がパンチパーマになってるのがちょっとね。たぶん気になる人はこういう髪型変更なんかも許せないと思う。あとガタイよすぎ。もうちょっとヒョロい印象。

 

ボス役の佐藤浩市は、あれですね…佐藤浩市さんですね…。

原作のボスよりなんか、優しそうというか、人間味がマシマシ。

 

ほかもいろいろ…『孤狼の血』のときも思ったんですが、全体的にヤクザの顔面の迫力が低下してますね…顔が若くてキレイすぎる気がする。

もっとおっさん感というか、ブサイクで強そうな怖そうな感じがほしい。

『犯罪都市』観たあとだからなおさらなのかも。

 

 

ストーリーについては、できるだけ原作のエピソードを拾おうと努力しているのがわかる。

 

ただ、やはり2時間映画に詰め込むには厳しかったのか、なんとなく全体的に早足で物語が進んでいいく感じがした。

人物同士のかけあいも、どことなく早口というか…ただこれは、漫画にのせたテキストをそのまんま読み上げると違和感があるパターンという気も。

 

漫画で読む分には別にいいけど、実写で声に出すと臭くなったり芝居じみたセリフになったりするやつです。

いや…正直けっこう、原作のセリフからしてわりとこう、ポエミーな感じのセリフが多い気もするから…それを現実にやっちゃうと痛い感じになっちゃう。

 

 

明がミサキちゃんを助けるときにジャッカルのモノマネをするシーンは笑った。

漫画にも同じシーンあったけど、これは映画のほうがよかった気がする。

 

 

フード(敵殺し屋の一人)が原作よりも強化されてるのも笑った。なんか中二的キャラクター付けもされてたし。

 

ガンアクションも、日本映画にしてはかなりがんばってるというか、たぶん『ジョン・ウィック』とかも参考にしてるっぽい。

 

ただ…頑張ってるんだけど、これも『ザ・ファブル』の設定が足を引っ張ってるというか…。

晶はどんな相手にもたいして苦戦しない、あっという間に敵を倒しちゃう…ワンパンマンみたいなやつなんです。

 

なので映画観てるとどうしても…「ちょっと時間かけすぎじゃない?」って思っちゃう。

フードごときにわりと苦戦してるのがちょっと納得いかない。

 

まあ、原作と違って戦ってるシチュエーションも、なにより敵の人数が多すぎるってのもあるんでしょうがないんですが…。

真黒組の構成員全部きてんじゃないの…?

 

安田顕さんは演技いいですね~。『アオイホノオ』のときもよかったですが。

ホノオ役の柳楽優弥さんも小島として出てましたね。

 

ラストの安田顕さんと柳楽優弥さんの語りの部分も、原作よりはしょってはいましたが、雰囲気はよかったと思います。

 

 

全体的に、不満もあったけど悪くはなかった。

 

不満といえば、真黒組の黒塩(通称:クロ)という男がいるんですが、彼が空気キャラになってたのが…。

『ザ・ファブル』のお笑い担当なのですが、彼までスポットを当ててしまうとたしかに…もっとエピソードがとっちらかってしまうのでしょうがないかも。

  

 

これ逆に、漫画の『ザ・ファブル』を読んでない人がこの映画を観たらどういう感じになるのかすごく気になりました。

もし「漫画読んでないけどこの映画観たよ!」って方はコメントで感想教えてほしいです。

 

 

 


『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』

  2021年 日本

 

  星:★★★★★ ★★★☆☆

 

タイトルからはわかりにくいですが、映画 『ザ・ファブル』の2作目です。

 

面白かった!☆7つ半!

 

まずはっきりと、前作よりも原作に近づけた感を感じました。

前作の小島編につづき、今回は宇津帆(うつぼ)編。

 

メインになる

・宇津帆(うつぼ)演:堤真一さん

・佐羽ヒナコ   演:平手友梨奈さん

・鈴木(すずき) 演:安藤政信さん

この3人のビジュアルがおみごとで、漫画版と比べても違和感なし。

 

演技もいい。

というか、鈴木と佐藤洋子が自宅で戦うシーンは、漫画そのまんまかと思うくらい再現度が完ぺきだったと思います。

すげえ!

 

全体的に、前作と同様に物語の進行が駆け足気味に感じますが、まあそれはそれとして。

1本の映画として考えると、今回佐藤明と真黒組との交流をばっさりカットしてたのは逆にお見事。

井崎と貝沼まわりもバッサリカット!お見事!

そのおかげで、前作よりも物語にまとまりがでてる気がした。

 

一応、真黒組の海老原とクロ、ボスも出てきます。

 

 

アクションシーンがマジでイイ!!!!!

前作よりもあきらかにパワーアップしています。

最近の日本映画は微妙~だと思っていましたが、本作のアクションはマジでお見事!すばらしい!

 

やはり団地での戦闘シーンですね…。

あれ観るためだけに、本作を観てもいいくらい。

現代の日本でよくあれを撮ったな~と。

 

戦闘を盛り上げるために、原作とは比べ物にならないくらい人員を投入されてましたが…(苦笑)。

どう考えても、『ジョン・ウィック』を意識してる。でもイイ!それがイイ!

 

一人やったら手強い暗殺者?がいましたが、ブラジリアン柔術の橋本知之氏で、主人公の佐藤明役の岡田准一さんの師匠だそうです。

 

↓公式予告編ですが、わりとがっつりアクションシーンがみれちゃうので嫌な人は見ないでください。

https://youtu.be/oKoZic3Asi0


 

(なんで映画のCMアオリはこんなにダs…ゲフンゲフンっ!)

 

 

やはり…セリフ周りがちょっと臭すぎるのが難点ですが、これは漫画のセリフそのまんまだと思ってもらっていいです。

原作のセリフがちょっと、こういう感じなので…漫画として読んでる分には違和感ないんですが、現実の役者が喋ると、ちょっと芝居がかりすぎた感じになっちゃう。

 

ラストの森でのやりとりも、ちょっとクドかったかも。

盛り上げもあるし、しょうがないんですが…あそこはもう少しアッサリでもよかったんじゃないかしら。

 

 

漫画版『ザ・ファブル』一期目のメインヒロイン?マツさんがいまのところ映画にまったくでてきてないのもちょっとさびしい。

もし映画版3作目(山岡編だとおもう)があるとすれば、ぜひ出していただきたい。

アザミとユーカリも観たい!

 

 

 

以上、感想でした。

さて、明日からはSkebをやらねば…頑張るぞ!

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