ここんところ、夜歩いてるとすごく蒸し蒸ししてダルかったので、あんまり行かないようにしていた神社まで行ってきました。
最近、台風10号が過ぎたあたりから夜がすごく涼しくて…。
とても気持ちよく散歩していたのです。
で、神社についたんですが…結論からいいますとね、いたんです。
若者が。
全部で7人。
いやね、別にたむろすんなとはいいませんがね…。
涼しくなったし、そういう気分になるのもわかる。
でもねぇ…、気配を消すのは勘弁して欲しい。
コワイんです。
もう、ひたすら怖い。
ぶっちゃけ、たまってた若者たちはヤンキーでも暴走族でもなんでもないと思う。
たぶん普通の高校生か大学生。
でもそんなん関係ないからねっ!
俺としては単車が2台並んでるだけでもう、十分こわい…。
んで、最近思ったのが、こういう手合いって意外と騒がないんですね。
イメージ的には「ウェーイwww」とか「んだらぁ!だらぁっ!」とか言って騒いだりしてる感じなんですが、なんというかすごーく、おごそかにタバコを吸ってたり、「どうだった…昨日…」とかボソボソ小声で会話してりしてるんです。
でもそれだとねぇ…、気づけないんですよ。
今回も8メートルくらい離れたところまできてようやく彼らの存在に気づきました。
音も光もない。
まあ、考えごとをしながら歩いている私も悪いんですが。
一本道なんです。
俺の進行方向に彼らがいるんです。
知ってたらこの道通らんよ!
電子書籍の『夜深にうろうろ』を読んでくれた人はわかると思いますが、私はこういうのはできるだけ避けたいのです。
でもしかたなく、今回も横を通り過ぎ、帰りはだいぶ迂回して帰りました。
最近、夜に出歩く時はマグライトを持っていっているのですが、終始握りしめてましたよ…。
ちなみに、知らない方へかんたんに説明すると、マグライトというのはクッソ固くて重たい材質(ジュラルミン)でできた懐中電灯のことです。
私が持ってるやつは30cmほどの長さ。
これで思いっきり頭をぶん殴れば、タダではすまないでしょう。
でも…、でもですよ。
いざ私が若者に声をかけられ、からまれたとします。
なーんもできません、おそらく。
『刃牙』でもいってたんですけど、どんな攻撃力の高い武器を持っていたとしても、それを振り下ろす度胸がなければなんにもならないんですねぇ。
荒事に対する経験値というのは、いくらイメージトレーニングをしたとしても、なかなか得られないと思っています。
私のようにケンカ一つまともにしたことがない人間は、どんなに「俺は誰かに攻撃されたら、ただではすまさない。絶対に一矢報いる。」と常日頃思っていたとしても、実際はそうそう動けるもんではないと思っています。
ちょっと思い出話をしますが、私が高校生の時でした。
ブックオフに行くために自転車で道を走っていたのですが、その道を6人くらいの男女がうんこ座りしてふさいでいたのです。
私はなんかイラッときてしまい、そいつらのギリギリ横をスピードを出して通り過ぎました。
そうすると、「おいっ!」とその中のひとりに声をかけられました。
私はですねー、ほんとに、チキンのくせに虚勢を張りたがるというか。
逃げるなら立ち漕ぎで逃げればいいのに、こう、座ったまま漕いで走り去ったわけです。
なさけないですねー。
その時初めて知ったのですが…人は恐怖を感じると、お腹というか、下半身に力が入らなくなるんです。
自分としてはものすごく全速力でその場から離れたいのに、うまいこと足が動かない。
リアルで、いわゆる”デバフ”がかかるのです。
たぶん、こういう経験をたくさんして、実際に逃げずに殴り合うとかいうことをしないと、いざという時に乱闘なんてできないと思います。
格闘技なんかをやってる人は、まだそういうことを”やっている”という自信がつくのでマシかもしれません。
でもですね…、おそらく格闘技経験者であっても”ケンカ”をしたことがない人は、何割かは俺みたいなのと同じ状態になると思います。
ケンカというか、マジの”暴行”にあうかもしれない状況というのはもう、そら恐ろしい。
たとえばですよ。
相手が漫画のようにわかりやすく「なんだテメー!気に入らねえぜ~!」つって、さあいまから殴りますよっていうアクションを起こしたのであれば、まだ対応できるかもしれません。
でも、なーんかヘラヘラ、敵意があるのか無いのか、そんな相手がゆーっくり近づいてきたとしたら、どうします?
先手必勝で殴れますか?
すぐに走って逃げることができますか?
俺だったらたぶん、「え、あの、なんすか?」とか「えっ、なに?えっ?」とかをつぶやくだけしかできません。
それで相手の出方を待つ、といえば聞こえはいいんですが、これは判断の”保留”に他なりません。
普通の人間は、後先を考えます。
反撃を食らって商売道具の”手”を怪我したら。
相手を先手で殴って、病院送りにしてしまったら。
障害が残ったら。
実は酔ってただけで敵意はなかったとしたら。
先制攻撃というのは、明確に”相手が悪い”、”クロ”だとわかっていなければ、普通はできないと思います。
逆に、逃げることはできるのだろうか。
なんか恥ずかしいしー。
なんか情けないしー。
急に後ろを見せて走り出すにしても、明確に相手が敵意を持っているとわかっていなければ、なかなかできるものではないのでは…。
そうこうしているウチに、相手はゆーっくり近づいていくるんです。
もう、目と鼻の先にきました。
ここで即死するようなものを急に突き出されれば、自分は死にます。
即死しないまでも、腹を思い切り蹴られたり、足を踏んづけられたら行動不能に陥ります。
怖くないですか?
なんだか危険だなと思っていても、相手がわかりやすい”アクション”を起こさない限り、荒事と無縁の世界にいる人間には”対処”ができないんじゃないか…。
なーんて。
そういうことを、考えてしまいました。
夜散歩するのは、癒やされたいから。
恐怖を感じるためではありません。
…とはいえ、夜はこういうことに遭遇する確率もけっこうある。
皆様も、どうかお気をつけください…。
おわり