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【第8話】残虐のサド大君―マゾ奴隷に徹底調教される被虐のフィアンセ 8.城塞都市 サン・ラグーナ―― 悩ましい特殊下着

8.城塞都市 サン・ラグーナ―― 悩ましい特殊下着 伯爵一家が見送るなか、エリル一行は馬車に乗り込み、出発を待つ。テクレンス率いる親衛隊騎士団も警護の準備が整ったようだ。テクレンスの姿も見える。エルムポリ城内では、テクレンス親衛隊は、今後のルート警護のための会議をずっと重ねていたという。なんでも、規模の大きな馬賊による襲撃が相次ぎ、村や町が大きな被害を受けてるとの話だった。馬賊は国境を越えて蛮行を繰り返していると言われ、近隣の住民を恐怖に陥おとしいれていた。 テクレンスはこちらを見るとにっこりと笑顔を見せて手を振る。いつ見ても素敵な笑顔。気持ちが和らいでいく。騎士団の軍服が似合って、美しさが一際生える。そんな姿を見ていると、エリルの心臓はドキドキと鼓動が鳴りやまない。そんな夢心地の気分に、馬車の扉を開ける音に気づく。目を向けると、総執事のオイリーが勢いよく乗り込んできた。 「よっこいしょっ、と・・・」 落ち着いた黒のドレスを身にまとったオイリーの姿は、さすがに伯爵家総執事としての品格が備わっている。胸には帝国旗と同じエンブレムの金の刺繍が施され目立つ。宮廷侍女というのはまんざら嘘ではないようだった。 「姫様、お待たせいたしましたです」 エリルに言葉をかけると、遠慮なくエリルの横に腰を降ろす。 性格はかなり図々しいと見える。 ―― 待ってない、待ってない、なんで横に座るのよ エリルはオイリーの厚かましさに辟易した。ダムにオイリーの同行のことを話すと、少し困惑した表情をしながら、 「宮廷内に詳しいというのは事実でございますし、ああ見えて護身術にも長けてございますから、何かと頼りになるかと存じます」と、軽くあしらわれてしまった。 ―― まったく頼りになんかなりませんよ! エリルは帝国までの道中がオイリーと一緒だと思うと、憂鬱になった。 馬車一群が走り始める。すると、今までそれほど気にならなかった、下着の突起物による違和感に意識が向いていく。歩いたり、座ったりなどの普段の生活においては、強い刺激を感じるほどではないのだが、馬車の走行中の振動はかなりの衝撃が身体に与えられる。その衝撃が、乳房や陰部と下着の突起物との摩擦を生み出す。これが身体に相当な打撃を与えるのだ。その衝撃は乳首やクリトリス、膣口に、強い愛撫を加えていくような悩ましい刺激を与えてくる。それも馬車が走行しているときは、ずっとだ。 ガタガタ、ガタガタ、ガタガタ 馬車の衝撃がエリルの身体を突き抜けていく。 次から次へと継続的に送られてくる刺激に、17歳の少女の身体はひとたまりもない。 いや、経験豊富な淑女でさえ、耐えられないほどの刺激だ。 「ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ・・・」 衝撃とともに身体を襲う刺激が蕩けるような快楽に変わり、下半身や上半身に波紋する。 正気をどこまで保てるのか不安になる。 ―― こ、これ、このまま、続くの? ―― いや、ダメ、ああ、こ、こ声、出ちゃう エリルははしたない声が漏れるのを必死に抑える。感じているのを、絶対に横のオイリーには気づかれたくなかった。だが、馬車の走行中の衝撃や揺れは思いのほか強い。まさに快楽責めの拷問をされているのに等しい。突起物の細工をされ、クリトリスと膣口に休みなく振動を与えられては、どんな女性でも性的な反応を見せてしまうだろう。これは女性の身体特徴を悪用した悪戯な細工なのだ ゴツゴツゴツゴツ 馬車の車輪からの振動で座席に振動が伝わる。 突き上げるような振動が休みなく続く。 「あががががががが、うぐぐぐぐぐ、あぐぐぐ、あがががが・・・」 エリルはクリトリスと膣口に微振動を受け続けた。特に、クリトリスへの振動は男性の手で与えられる愛撫よりも、それはもっとテクニシャンだった。小刻みに肉体を快楽の沼の中に引きずり込んでいく。 ―― だめ、もうだめ、頭の中が空っぽになるぅぅぅぅ エリルは振動による快楽で頭の中が麻痺しはじめていた。微細な振動でもそれが連続して、女性の弱点を責め続ければ、肉体は否応なしに反応し、強制的に欲情してしまうのだ。 いま、エリルはそれを嫌というほど味あわされている。 考えがまとまらない、刺激に声が自然と出てしまう。もはや冷静な思考などムリな話だった。 ―― 痺れる、あそこが痺れる、ああああ エリルはなんとか理性で、淫らに落ちていく姿を晒すのを抑えているが、もはや肉体が得た快楽を抑えつけるのは限界に達していた。それと、伯爵から贈られたイヤリング「乙女の幸せ」の効果も肉体を蝕んでいたのだ。 ―― ひぃ、ひっ、もう、や・め・て 肉体はさらに刺激を得ようと両脚を開き、股間と尻を座面に擦り付けようとする。ビクビク腰が前後するのを止められない。股間を座面に強く押し付ければ、下着の突起物が陰部を強く圧迫するからだ。身体は意識しなくても、快楽が得られるように無意識に動き、快楽を求めて反射行動が次々と起こる。これは意識では止められない。ビクビク腰が前後、左右に動くと口から 「あは、あは、あは」 という恥ずかしく淫らな声を発してしまう。 これでは、性欲にまみれる淫乱な痴女のようではないか。 まさに、エリルは乱れていた。 エリルは、総執事のオイリーに悟られないように顔を俯かせ、唇をぐっと噛みしめた。 手のひらもぐっと力を入れて拳を握る。 拳がブルブルと震えだす。 力を入れすぎているのだ。 秘口からはしとしとと淫液が滴りはじめ、ショーツを濡らし始めていた。 しかし、馬車はそのまま走行を続ける。 下半身を襲う走行中の振動はいっこうにやむ気配はない。 ―― も、もう、げんかい、だめだ。声が出る。大きく喘いでしまう。もう口が開きそう。 エリルは、声を出さないように唇に力を入れ、必死に口を塞ぐ。呼吸も止めて声帯から音声が出ないようにもする。 ―― く、くるしい・・声がでちゃう・・・あああ ガクン ガクン 道の凹凸によって大きく揺れる。 座面から ガツン ガツン と突き上げるような強い衝撃が身体を突き抜ける その瞬間、口の緊張が一瞬ほぐれ、口からは濁流のように艶めかしい啼き声が漏れだす。 「ああーん」 「あう、ああん、うん」 「ああ、いい。だ、だめ・・・」 今まで我慢していた肉体への悦楽に対する心の叫びが素直に口から漏れた。 声を出すと、一層気持ちがよく快楽に浸れる。 頭の中は混乱し、真っ白になりつつある。 ―― なにも考えられない。からだの悦びにあらがえない エリルは、体中を駆け巡る快楽に狂わされる寸前まで追いつめられた。 「ああ、あう、ああああ、いい、ああーん」 一旦堰を切った猥らな肉声は、艶やかを増し、牝の動物としての啼き声になっていった。 ――手でどうしても乳首をいじりたい 僅かに残る理性で必死に乳房をまさぐりたい本能を抑えつける。 手は グー、パー グー、パー を何回も繰り返している。 「ハァハァハァハァ」 息が荒くなり、肩が大きく揺れている。 左手が太ももの上のドレスの裾を握りしめる。 ―― このまま、股に手を突っ込んで秘口をいじくりまわしたい。クリトリスを思う存分いじって、イキ果てたい。大きな声を出して喘ぎたい。 肉体とエリルの本能がそれを強く求めていた。だが、一歩手前で理性がそれを止める。心の中で激しい葛藤が沸き起こる。苦悶に顔をしかめる。そこに、オイリーが声をかけてきた。 「あらあら、姫様、お辛そうでございますですね」 びくっとするエリルに、 オイリーが横から顔を覗き込んで、にやにや笑う。 「その下着を着けて馬車に乗れば、殿方にずっと女の秘所触ってかわいがってもらうのと同じでございますです。姫様はどんなお声でお啼きになられるか、お聞かせくださいまし」 「ご遠慮なさらなくてもいいんでございますですよ」 「おほほほほ」 オイリーはエリルが必死に悶え苦しむ姿を見て、愉快そうに笑っている。 心底、意地が悪いようだ。 エリルは「キッ」とその顔を睨みつける、悪戯な仕打ちへの抵抗を示す。 「あらまぁ、まだそんな意識が残ってらっしゃるなんて、なんてお強いんでございますですかね」 「おほほほ」 誰のせいでこのような恥ずかし姿になっているのか、 オイリーは全く悪びれた様子もなく、エリルを貶める。 馬車の走行は衝撃を生み、クリトリスと秘口に蕩ける快楽の源となる刺激を打ち続ける。それによって、肉体は快楽の波に飲み込まれていく。オイリーに対する憎悪も、快楽のなかに沈んでいく。 もうすでに、喘ぎ声を抑えるのは困難になっていた。唇に力が入らないからだ。息を吐きだすごとに、艶やかな声が漏れる。そして、理性が弱ってくると、イアリング「乙女の幸せ」が誘惑をかけてくる。 ―― これは女しか味わえない幸せ ―― 女の喜びはこの快楽の味 ―― あなたはこの悦楽を知って幸せ ―― 快楽に身をゆだねるのは女の幸せ イアリング「乙女の幸せ」は、エリルの心の中に踏み込んで、妖しい誘惑を繰り返していく。 ―― なに、この気持ち。私の心じゃない エリルは必死に否定し抵抗を試みるが、イアリング「乙女の幸せ」は次々と妖しい誘惑で心を惑わす。その囁きは強く響き、心を浸していく。 ―― 悦楽に浸りたいのは貴女の本心 ―― 悦楽に溺れるのは貴女の願望 ―― 肉欲は貴女の本能 ―― さあ、素直に快楽を受け入れるの ―― さあ、素直に欲望を受け入れるの ―― い、いや、こんなの、いや。もうやめて。 エリルは心のなかであがき、苦しむ。 「ああ、んん、んん、ん」 「あー」 「突き上げてくるー」 「くるー、くるー、ああー」 もう頭の中が麻痺しはじめているせいか、 普段は絶対に口にしない、恥ずかしい言葉を次々に口にする。 唇はしっかり閉じることができず、涎がドレスの上に垂れ、シミをつくる。瞳は潤んで、やや涙目になり、ウルウルしている。頬は紅潮し、熱があるようにも見える。全身から力が抜けてゆき、だらりとしはじめている。 ―― だめだ、力が入らない。頭が麻痺して、考えがまとまらない ―― 恥ずかしいことを言っているけど ―― 声がとまらない 肉体はもう言うこと聞かなくなっていた。 無意識にでも手が秘口をいじり始めそうだった。 ―― だめ、だめ、だめ 必死に「ダメ」を繰り返し、口で呟く。その声は隣の老婆オイリーの耳にも入っていた。 ―― 姫様ったら、乳首はビンビンに尖らせて、乳房はパンパン。それに、あそこは大洪水で「ダメ」だなんて、なんて強情なんでしょう。これはかなり楽しめそうでございますね。 老婆オイリーはエリルの姿を見て再びにやける。 その時、エリルは 「ああー・・・・・」 「あうっ、うっ・・・」 と大きな声を発し、顔を上に向け、大きく口を開いて叫び、全身をビクビクと激しく痙攣させ、オイリーにもたれかかるようにして気を失った。 「あら、おイキになりましたのですね」 オイリーはエリルの髪をそっと撫でると、宮廷馬車の前後の座席の間に板状の座面を渡して、簡易なベッドをつくった。宮廷馬車は、長距離の移動を考慮して前後の座席に「渡し座面」を接続することで簡易ベッドになるように設計されているのだ。オイリーは宮廷侍女だけあり、この手の仕組みには精通している。ベッドにエリルを仰向けに寝かせ、ドレスをまくってみる。股間はビショビショに濡れているのがわかる。 「おやおや、姫様、大洪水でございますですね」 秘口の濡れ具合を確認すると嬉しそうにつぶやき、エリルに毛布を掛けそのまま寝かせておいた。この突起物を付けた下着は、当初それほど効果がないと思っていたが、馬車の振動が刺激を増幅し、見事に女体を快楽責めするすることができた。 「さすが、エルムポリの服飾商が作っただけありますですね」 オイリーは下着の出来に満足そうだった。 一行が出発してから、すでに4時間余りが経過していた。エリルはその間、ずっと下着の突起物によって敏感な秘所を責められていたのである。失神するのも当然だろう。恐らく、頭の中は真っ白で空っぽになっている。 程なくして、一行は次の宿泊地である、城塞都市サン・ラグーナに着く。この都市は周囲を堅牢な石の城壁で囲まれた城塞都市で帝国の直轄領として知られていた。その中心地、サン・ラグーナ城に一行の馬車は入っていった。 エリルは深い眠りの中で不思議な夢を見ていた。 四つん這いで犬のような姿勢になっている。 服は着ていなくて全裸だ。 一人の男がエリルの前に来る。 エリルは、チンチンの姿勢をする。 男は、ニッっと笑って、エリルの頭を撫でる。 エリルは喜んで男に大股を開く。 男はエリルの秘部を優しく撫でまわす。 エリルは、 あん あん と啼き声を出す。 男はエリルの首に黒い革のゴツイ首輪をガッシリと嵌め、鎖をリードとしてつなげる。 首輪をされると、身体が痺れて気持ちがいい。 安心感が心を満たす。 エリルは四つん這いになって、犬のようにひかれていく。 鎖で引かれると、心が満足する。 そこに支配された自分がいる。 誰かに所有されている。 あそこからドクドクと淫液が滴り流れる。 そのまま、エリルは引かれて四つん這いで這っていく。 心と身体が安らぎで満たされる。 男は、エリルを鎖で引いてずっと連れまわす。 でも、周囲の光景がない。 あれ・・・ ガバッとそこで目が覚め、ベッドから飛び起きた。 ―― また、あの夢だ。 馬車に乗っていたはずだが、ベッドに寝ていることに気づく。 「ここは・・・」 見覚えがない部屋だった。堅牢な石造りの建物だが、エルムポリ城のような荘重さは全くない。エルムポリ城が女性的で美を極めているとしたら、ここは男性的で質実剛健といったイメージだ。高価な調度品は部屋にはなく、機能的な家具や調度品が置いてあるのみだった。この部屋は寝室なのだろう。隣の部屋には誰かがいる気配を感じる。身体に違和感を感じ見ると、白のネグリジェ1枚の姿だった。 ―― オイリーが着替えさせたのかしら 心あたりがあるのは、オイリーしかいなかった。 隣の部屋を覗くと、オイリーが忙しそうになにやら家事をしている。 エリルと目が合うと、 「姫様、お目が覚めましたですか?」 と聞いてきた。 「ええ、いま、目が覚めました。ここは?」 とエリルが不思議そうに尋ねると、オイリーは待ってましたとばかりに口を開いて説明をはじめた。 「こちらは本日の宿泊地でございます、サン・ラグーナ城の『麒麟の間』にございますです。」 「着いたのね」 「はい、姫様はお疲れでお休みのご様子でございましたですから、こちらにお運びいただきましたです」 ―― えっ? お運びって誰がここに運んだの? 「運んだのは?」 「はい、もちろん。テクレンス様と親衛隊の皆様にございますです」 エリルは、あまりの恥ずかしさに頬が焼けるほどに真っ赤になるのがわかった。 「そんな、起こしてくださってもよろしいではないですか?」 エリルは、寝姿をテクレンスに晒してしまった恥ずかしさとその失態、さらには、オイリーの無神経さに腹が立ち、厳しめに問い詰めてしまった。 「あらまぁ、姫様、あの特別な下着でお楽しみいただいて、お身体がとてもご満足したご様子でよくお眠りになってございましたので、わざわざお声をかけるのを控えてございましたのに・・・。それをお察しいただけないなんて、なんと悲しいことでございましょう」 いつものオイリーの「わかってちゃん」がはじまったので、エリルは諦めて着替えることにする。 ―― しかし、馬車では、あの卑しい下着のせいで、さんざんな目にあったわ。これからもあんなことをされたら、正気でなんかいられるはずがないわ。これからは気をつけないと。今日は大丈夫かしら? エリルはオイリーがまた何か企んでいるのではないかと不安を抱いた。 ―― でも、ここはエルムポリではないから、地元の変な下着などは入手できないだろうし、ひと先ず安心していいわね。 「姫様~、姫様~」 オイリーが何やら叫んで、寝室に入ってきた。 「姫様、お替えの下着とお洋服をお持ち致しましたです」 ―― じ、自分で選ぶからいいって! エリルは心の中で叫んだ。 オイリーが持ってきた籠の中を見ると、衣服がきれいに並んでいる。どれもラフなスタイルな感じだ。このサン・ラグーナ城は帝国の直轄地のため、領主は皇帝となる。そのため、居城する城主はおらず、城塞の司令官が形式的な城主になるのだ。服装に特に気を配る必要はない。 ブラジャーとショーツをよく確認すると、ある、ある。昨日と同じ仕掛けで細工してあり、その上、肛門部分にも突起が付いている始末だった。また、ブラジャーも乳首、乳輪、乳房を刺激する突起がカップ内部に無数につき、さらに、ブラのサイドバンドは背後に回すものと、前部に回すものがついていた。背後に回すサイドバンドはブラがズレ落ちないようにする目的のものだが、前部に回すブラバンドは、単純に乳房を押しつぶす目的しかない。こんなものを締められたら、乳房が痛くて仕方ないだろう。まさに拷問と言える仕掛けが施されている。こんな卑猥な下着を着けられるわけがない。自分で望んで着けていたら、まぎれもなく変態だ。 エリルは、オイリーに向かって込み上げてきた怒りを抑えつつ言葉を投げかける。 「こ、こんなの着けられるわけないでしょ。いい加減にして!」 エリルの顔からは激しい怒りが感じられる。 ―― 人を何だと思てるの。玩具じゃないのよ 玩具と思った瞬間、エリルの心の中にズキンとした衝撃が走り、心の中を何かが突き刺さった。 ―― 玩具? ―― わたしは、玩具? おもちゃにされている? ジーンとする心地よさが、心と肉体を満たす。 ―― なに、この感覚? エリルは身を蝕む不思議な感覚に戸惑った。だが、それを強く否定する。 「ほっほっほっ」 オイリーが不気味な微笑みを浮かべながら笑い声をあげる。その表情は、魔女の老婆のように不気味だった。 「散々お楽しみくださったというのに、なにをおっしゃいますですか? 姫様は、昼間も突起物で女の花園を刺激して、この上なくお楽しみくださいまして、ヒィヒィとお悦びのお声を上げてくださいましたです。オイリー、これ以上の幸せはございませんです。姫様に至上の御悦楽を享受賜りたく、本日はこの下着を謹んで献上させていただいている次第でございますです」 卑猥な言葉でなじり、エリルを貶め、虐げるオイリー。 どこまでもエリルを堕とすつもりらしい。 また、オイリーの詭弁がはじまり、エリルはため息交じりに言葉を返した。 「その下着は迷惑千万の代物です。着け心地がとても不愉快で普段の生活に支障が生じるほどです。わたくしの肌着にまでオイリーがお気遣いするには及びません」 毅然とした態度でオイリーの申し出を断っていく。オイリーが頼りにする伯爵一家もここにはいないので、流石のオイリ―も引き下がるはずだと思った。 「姫様、何をおっしゃるかと思えば、とんだ勘違いにございますです。わたくしは、姫様が夜な夜な肉欲の虜となり、淫らな誘惑に我慢できずに、自ら激しく慰めているお哀れな姿を拝見し、この上なく不憫で不憫で仕方なく、こうしてその肉欲の疼きをなんとかお満たしさせて差し上げたいと存じましてです。いろいろご便宜させていただいたまででございますです。それにも関わらず、姫様から謂れのない、このような不敬の罪を被こうむりましては、甚だ慚愧に耐え得ませんです。この上は、テクレンス様、ダム様に私の姫様への衷心なる敬愛をお話させていただきまして、お諮りいただきとうござますです」 ―― ちょ、ちょっと、なんで下着ごときの話で、テクレンスとダムにお伺いを立てるのよ。それにわたしは国賓の王女なのよ。まったく、私の意向はどうなるのよ。 「テクレンス隊長とダム閣下なの?」 「はい、今まで姫様のご自慰のお手伝いをさせていただきましたこと、すべてお話しして私のどこが悪うございますか、ご鞭撻をお願いしますです」 ―― これは罠だったんだ。 エリルは、逃れなようのない罠にはまったことを自覚した。もし、オイリーが用意した「卑猥な仕掛けのある下着」の着用を拒否するば、オイリーの性格からして、「エリルの自慰の手伝いをしたにもかかわらず、いわれのない不興を買ってしまった」と讒訴するに違いない。 その讒訴はいいとしても、讒言に問題がある。つまり、王女としてあってはならない、淫ら行為を好む、ふしだらな王女の烙印を帝国中、いや、世界中にばら撒かれてしまうのだ。もはや底なし沼にズッポリと嵌まって身動きが取れなくなってしまったと言える。こんな時に「奇跡の力」で人の記憶を操作できるといいのだが、そんな都合のいい「力」は存在しない。状況は最悪だった。エリルは追い詰められた。 「テクレンス様とダム閣下には関係ないお話ではございませんか?」 エリルは、さらに押して説得を試みる。 「姫様、姫様はアクアマリン王国第三王女様であり、次期妃殿下であらせられますです。そんなお偉いお方に不敬を働いたとあっては末代までの恥でございますです。今から、お二人に私の不敬のすべてをお話さていただき、罪を受けるまででございますです。」 オイリーは一歩も引かず、今にも2人の元へ駆けだしそうな雰囲気な表情で心うちを吐露する。オイリーから王女が夜な夜な自慰をして、道中は卑猥な下着を付けて悦楽していたと聞いて、あの2人はどう思うだろうか。 「淫乱王女」 「自慰王女」 「痴女王女」 「浅ましい牝」 「淫乱な牝」 「淫らな牝」 「牝犬」 「さかりのついた牝」 「不潔な牝」 そう思うに違ない。エリルにとって屈辱以外の何者でもなかった。 「くっそう・・・」 自然と口からくやしさを呟く。 しかし、なぜか心の奥底で違う感覚がふつふつと湧いてくる。 「淫乱王女」・・・・そうなの、気持ちいいことに浸っていたいの 「自慰王女」・・・・そうなの、アソコをもっと気持ちよくさせたいの 「痴女王女」・・・・そうなの、恥ずかしい姿を見てもらって、知ってもらいたいの 「浅ましい牝」・・・そうなの、どんどん恥ずかしいことしたいの 「淫乱な牝」・・・・そうなの。どんな厭らしいことでもするの 「淫らな牝」・・・・そうなの、気持ちいいことはなんでも、誰とでもするの 「牝犬」・・・・・・そうなの、肉欲にまみれた牝なの 「さかりのついた牝」・・そうなの、まぐわりたいの 「不潔な牝」・・・・・・厭らしくて気持ちいいことなら、どんなことでもするの 心の中から泉のごとく湧き出る淫らな欲望。その欲望が心を黒く染めてゆく。 惨めな姿に堕とされる自分に酔い始めるエリル。 甘美な安らぎが心の中を満たしていく。 ―― これは、違う、こんなのは、わたしではない 強い意志で誘惑を断ち切る。 こんな淫靡な仕掛けを施した下着を着けたら、間違いなく変態だ。 だが、エリルには選択の余地ないのも事実だった。 また、馬車の道中に快楽責めに苛まれると思うと気が重い。 ―― 帝都まで、帝都まで我慢すればいい。 そう言い聞かせて、覚悟を決める。 「帝都まで、それを身に着ければいいのですね」 その声を聞いて、オイリーはニタリとする。

【第8話】残虐のサド大君―マゾ奴隷に徹底調教される被虐のフィアンセ 8.城塞都市 サン・ラグーナ―― 悩ましい特殊下着

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