ネオホンコンのガンダムファイトの闘技場…
試合開始直前、アレンビーは愛機ノーベルガンダムの中から相手のガンダムと睨み合っていた。
「………」
3日前のタッグマッチ戦、まさかのパートナーの裏切りにより1対3へと追い込まれ多勢に無勢、為す術なく3体がかりで痛めつけられてしまったアレンビー。
相手の反則行為により試合は無効となったものの、羽交い締めにされた状態で数え切れないほどの打撃を受けた腹部に深いダメージを負ってしまう。
そしてそんな彼女に迫るさらなる魔の手…
彼女を罠にかけた張本人、ファサリナ・オルフェと直接対峙することになったアレンビーは、先の試合のリベンジを果たさんと挑みかかるも意外な実力を持っていたファサリナに簡単にいなされ、さらに彼女の手先となっていたガンダムファイターも加わり、またも一方的に嬲られてしまう。
手下のガンダムファイターに彼女の体を羽交い絞めに抑え込ませたファサリナ。
そして身動きできないアレンビーの腹部の経穴を一つ一つ丹念に破壊し彼女の体機能を著しくかき乱した上で、さらに集中的にその『臍』を狙い責め立てる。
そのあまりもの執拗な臍攻撃に耐え切れず、またも力尽きてしまうアレンビー。
立て続けにお腹と臍に深手を負わされ、もはやガンダムファイトの続行も不可能なほど満身創痍な状態へと追い込まれてしまったものの、それでも彼女は試合に出んと訴え、そして再びノーベルガンダムを駆り試合の場へと立っていた。
『アレンビー!無茶はするな!特にお腹のダメージはまだ完全に…』
「もう!お腹の方は大丈夫って言ってるじゃない!!イチイチうるさいっての!!」
そう応えるアレンビーであったが、その実、お腹に残るダメージは深刻であった。
ファサリナによる腹部への点穴…経穴への"ボタン埋め込み"によって、腹の体機能をかき乱され著しく低下してしまった身体能力。
押し込まれたボタンは全てお腹から取り除かれたものの、未だ内部には苦痛が渦巻き続け今なおアレンビーを激しく苛ませている。
なんとか周囲には気丈に振る舞っていたものの、正直日常生活を送るのも辛いほどの苦しみ…
さらには普段ですら悶え苦しむほど相当な圧迫感を覚えるファイティングスーツ着用時。
傷ついたお腹にスーツが密着していく際には思わず気を失いそうなほどの激痛が走ったが、それでもなんとか気力を振り絞り痛みに耐え装着を完了。
そして今再びアレンビーはガンダムファイトの試合の場に立っていた。
(正直…立っているだけでもとても辛い…だけど!こんなことで…こんなことで絶対試合を辞退したりなんかしないんだから!!)
ふと脳裏に過るファサリナの姿。
(アイツも…この試合を何処かで見てるの?)
廃虚でアレンビーの腹と臍を徹底的に痛めつけたのち、姿を消していたファサリナ・オルフェ。
そんな彼女に執拗に痛めつけられた自身の臍を見下ろすアレンビー。
彼女のロッドを何度も激しく突き込まれたことで醜く変形してしまった臍…
ファイティングスーツ越しにも、無惨に抉れたように開いてしまったその穴がクッキリと浮かび上がっている。
この脆弱な傷ついた臍肉にスーツが張り付いていく時が、一番堪えがたい激痛を彼女にもたらしていた。
そんな変わり果ててしまった己の臍を見て、さらに彼女への怒りの炎をより燃え上がらせるアレンビー。
(絶対アンタの事を見つけ出して今度こそ…!!)
そしてついにガンダムファイトのゴングが鳴った。
「ガンダムファイトォッ!!!」
「レディィィッッ!!!」
「「ゴォォォォォォォッッッッッ!!!!!!!!!」」
ゴングと同時に一気に相手へと急接近するアレンビー。
(長引けば長引くほどアタシの不利になる…一気に決めるッ!!)
「ハァァァァァァァァァァッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
持ち前の機動力を生かして一気に相手へとラッシュを仕掛ける。
『おーっと、ノーベルガンダム!!ゴングと同時に急接近ッ!!一気に仕留める気かぁ!!果たしてお腹のダメージは大丈夫かぁーッ!?』
実況の言う通り激しく動けば動くほど、腹の傷がぶり返すかのように激しく痛み出していたが、そんなこと気にしてられないとばかりに果敢に攻め込むアレンビー。
その猛ラッシュに思わずよろめく相手を見て、渾身のハイキックを放たんと勢いよく右足を振り上げる。
「これでも喰らいなッ!!!」
ビキィッ!!!!
勢いに乗ったアレンビーの腹部の中心に突如生じた電撃の如き烈痛。
「あグッ!!??」
あまりもの痛みに思わず顔を顰めるアレンビー。
同時に勢いに乗っていた動きが止まってしまう。
その一瞬であった。
「おごォえ"え"え"ッッッッッ!!!!??????」
ノーベルガンダムの腹部に突き刺さる相手ガンダムの拳。
それはアレンビーの傷ついた腹部の奥深くへいとも容易くめり込み、彼女に痛烈なダメージを与えてしまっていた。
『これは痛いッ!!またもお腹に痛烈な一撃を貰ってしまったアレンビー選手ッ!!やはりお腹のダメージは回復していなかったかぁッ!!??』
「うごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッッッッッッッッ!!!!!!!???????? 」
少女の口から発せられているとは思えないような濁った叫び声をあげ悶絶するアレンビー。
先のファサリナの腹点穴によって、まったく力を込めることが出来なくなってしまっていた腹筋。
そこに受けたダメージは全て余すことなくダイレクトにその内臓へと伝わってしまうほど脆弱な部位と化してしまっていた。
「お"、おなかがあァッッッッ!!!!!!」
回復していない傷ついた腹のまま激しく動き回ってしまった代償…
腹部に奔った痛みに気を取られたところに、またもその急所にダメージを受けてしまったアレンビー。
もはや完全に意識が自身のお腹へと向いてしまっている彼女に、相手の次の動きを捉える余裕など残っていなかった。
「う"ア"アッッッ!!????」
アレンビーがお腹のダメージに悶えている隙に素早くその背後へと回り込み、両脇下から腕を通し彼女を羽交い絞めに捕らえていた相手ガンダムファイター。
『あーっと、ノーベルガンダム!!背後から羽交い締めに捕らわれてしまったーッ!!』
「うぐ…ッ!!ぐぐぅ…ッ」
相手の腕を振り払おうとするアレンビーだったが、完全に自身の肩口をガッチリと捉え込んでしまっておりビクともしない。
今回は1対1であるものの、この強制的にお腹を無防備に晒される『羽交い締め』は彼女にとって忌まわしき体勢であった。
前のガンダムファイトでも、ファサリナとの私闘でもこの抵抗も防御も出来ない体勢で彼女はお腹と臍を徹底的に痛めつけられてしまっている。
ビキッ…ビキッ…
「あぐぅう!!こ、このままアタシを締め堕とそうっての…ッ!?」
かなりの圧力で肩口を圧迫され呻き声を上げるアレンビー。
だがこれは逆にチャンスでないかと感じ始めていた。
(く、苦しいけど…これでアタシが堕ちることなんてない…!!この体勢のままだったらお腹にこれ以上ダメージを受けることもない…!今の内にお腹のダメージを少しでも回復させて隙を見て…)
「フフ、休ませてなどあげませんよ」
突如聞こえてきた声。
「…えッ!?」
ノーベルガンダムのコックピット内という"その場で聞こえるはずのない"声に思わずアレンビーが動揺の声を上げた瞬間、
「フフ、実にアナタは羽交い締めの体勢がお似合いですね、アレンビーさん」
目の前に現れたのは、ファサリナ・オルフェその人であった。
【続】
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2025-02-09 03:22:28 +0000 UTCホゾフェチ
2025-02-08 23:24:00 +0000 UTC