「あ、ぐぅぅ……」
戦闘中に不意を突かれ、むき出しの臍に『呪いの宝珠』を埋め込まれてしまった女勇者フィアナ。
臍穴から侵入してくる『呪い』に体を蝕まれ、身体のあらゆる能力が最底辺まで落ち込んでしまう。
そんな状態の彼女の元ににじりよるオークの群れ。
フィアナに絶体絶命のピンチが訪れる…
「こ、こんなことで……やられるもんかッ!」
全身を蝕む異常な倦怠感に苛まれながらも、オークを迎撃せんと落とした剣を拾い上げようとするフィアナ。
だがその刹那…
「おゴォッッ!!??」
フィアナの腹部に迸る烈痛。
そのむき出しの腹にオークが放ったパンチが見事に突き刺さっていた。
「あッ…ガッ……!?」
一瞬自分の身に何が起きたか理解できないフィアナ。
「あッガぁアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
そのあまりもの痛みに叫び声をあげながら床を転げ回るフィアナ。
たかがオークの攻撃なのにまるでボス級の敵から痛恨の一撃を喰らったかのような衝撃。
『フフフ、おヘソに宝珠が埋め込まれている限り、貴女の能力はずっと低下し続けるわ』
「ッ!?」
それを聞いて咄嗟にヘソから宝珠を抜き取ろうとするフィアナ。
だが宝珠はその穴にピタリと填まり込んだかのように全く取れない。
「あぎィッ!?な、なんで…なんで取れないのォおおおおおおおおッッッ!!!?????」
『その宝珠はおヘソに埋め込まれたが最後、徐々にその穴を押し広げるように膨張していくのよ。ほら、フィアナちゃんのおヘソの縁はもうギチギチ。宝珠が壊れるかフィアナちゃんの命が尽きるまで止まらないわ』
「そ、そんなぁぁぁあああああああッッッッッッッッ!!????????? ア゛ッ!?」
突如掴まれる腕。
オークの一体が地面から引き起こすかのようにその体を引き吊り上げる。
「や、やめ…ッ!?」
何とか抵抗しようとするも、今の衰弱しきった彼女の力ではどうすることも出来ず、そのまま背後からガッチリと押さえ込まれてしまうフィアナ。
そして羽交い締めに捕らわれ身動き出来なくなってしまった彼女ににじりよるオーク達。
その視線は全て彼女のヘソに埋め込まれた宝珠へと向けられている。
「く、来るなァァァッッ!!」
防御不可能な腹にまたあの一撃を喰らわされる…
恐怖のあまり叫んでしまうフィアナ。
『フフフ、あの勇ましい女勇者はどこにいっちゃったのかしら?』
「う、うるさいいッッッ!!!!!」
『…いいことを教えてあげるわ。宝珠には“呪いの効果”以外に相対する敵の意識を全てその一点に向けさせるというものもあるわ』
「!?」
『つまりフィアナちゃんはこれから宝珠が埋め込まれたそのおヘソ…お腹に全ての攻撃を受けることになるというわけ』
それを聞いた瞬間、フィアナの顔が一瞬で青ざめる。
フィアナの無防備な腹に深々とめり込む拳。
「ヴゴォオオエ゛ッッッ!!!お、お腹がァア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
先ほどと違い背後から押さえ込まれている状況で受けたことで先とは比べ物にならないほどのダメージが腹部に迸る。
涙、唾液、脂汗…全身からありとあらゆる体液を撒き散らしながら激しく身悶えるフィアナ。
だがそれで終わることはなく次なるオーク達の拳がその腹へと注がれる。
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フィアナの臍…ただその一点目掛けて叩き込まれていく拳の嵐。
通常時なら微々たるダメージでも宝珠の呪いによって衰弱しきった腹部ではとても耐えきれるはずもなくフィアナの体力はあっという間に尽きてしまう。
それでもなお叩き込まれていく数多の拳…
もはや何百発目か分からない拳が打ち込まれた時、
突如鳴り響く破砕音。
その瞬間、一心不乱にフィアナの腹を殴り続けてたオーク達の動きが止まる。
彼女を羽交い締めに押さえ込んでいた個体もその拘束をほどき、フィアナはその場に力なく倒れ込んだ。
「………」
既に力尽きていたフィアナ。
そのむき出しの臍を中心に惨たらしく変形陥没した腹…
ただひたすらそこだけを痛めつけられたことを物語るかのごとく、その部位以外の外傷はほとんど見受けられない。
『フフフ、なかなか楽しませてもらったわフィアナちゃん。もうこんな目に遭いたくなかったら二度とおヘソは出さないことね?』
フィアナが敗北する一部始終を見届けた謎の声の主。
『だけどまたアナタは無防備におヘソ出して旅を始めるんでしょうけど…さて、新たな“冒険”ではどう虐めてあげようかしらね?フィアナちゃん?』
【続く?】
teelex2018
2025-01-28 16:34:23 +0000 UTC