女義賊「キャット」の娘、レベッカ。
何者かに殺された母の仇を取るために、単身マルコヴィッチ一味を追っていた彼女は組織の一員『白竜』を追い詰めるが…
「ぉヴッ!?」
丈短のポロシャツとホットパンツの間に丸々さらけ出されたお腹…その中心に位置する可愛らしく窪んだヘソ…そこにこれまで味わったことのない鋭い痛みが奔った。
「へ、へそッ!?」
思わず自身の臍の穴を確認しようとするベッキー。
だが次の瞬間
「ぅがはッッッッ!!?????」
むき出しの腹に迸る凄まじい衝撃。
ベッキーが臍の痛みに怯んだ一瞬に、一気に距離を詰めた白竜が彼女の腹に蹴りを叩き込んでいた。
「がはァああアアアアアッッッッッッ!!!??????」
中国拳法の達人である白竜の渾身の蹴りをまともに腹に受けそのまま吹き飛んでいくベッキー。
「うぐゥっ!!」
背後から何かに衝突し呻き声を上げるベッキー。
痛みに顔を顰めつつ、お腹を両手で庇おうとした時であった。
「えッ!?な、なにッ!?」
自分が激突したのが壁か何かだと思い込んでいたベッキー。
しかし彼女の体を受け止めていたのは他ならぬ"人間"であった。
そしてその男は素早くベッキーの両脇下から腕を通し、そのまま肩口を抑え込んで彼女の体を羽交い絞めに拘束してしまった。
「は、離してッ!!」
必死に腕の拘束を解こうとする彼女だったが、背後の男の体は全く動じず羽交い締めから逃れることが出来ない。
一瞬で窮地に追い込まれ焦るベッキー。
「な、何なのよアンタ!?アンタもアイツの仲間なのッ!?」
「…ソイツに気を取られてる場合か?」
「ッ!?」
真正面から聞こえてきた声にハッとするベッキー。
その瞬間、またも彼女のお腹に凄まじい衝撃が奔った。
「ガっはああああアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
【続】