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同人誌を作ることの話(全体公開版)

沙都子描いてるときはだいたい沙都子描きたいなーと思ってます葉住音矢です。

無限沙都子😇

お知らせ

おみくじ缶バッジセットをBOOTHで予約開始しました。

印刷に2週間ほどかかるので2/16以降の発送になります!

(frame embed)



同人誌を作ることの話(全体公開版)

今日は以前に支援者限定公開していた記事の再掲です。

先日の酔いどれラジオで話題に出て、わりと多くの方の役に立つお話かなと思うので全体公開にしました!


原稿制作日記の部分をカットしてる以外はそのまま載せてます。

そこそこ長いし反感買う部分もあるかなと思うんですが、けっこう大事なお話なので良かったら読んでやってください!🙏

(今日は支援者限定記事お休みします、2日続けておやすみでごめんなさい!🙏)


同人誌の話

ここ数日、最近同人活動を始めた方向けの内容が続いてたので、ついでにこれもまとめておきます。

そもそも同人誌って何、っていうお話。

プラス、お金周りの話になるので苦手な方は読み飛ばし推奨です!!!!!











同人誌の本来の意味合いは、【同人(同好の士)が資金を出して作成する、同人雑誌の略語。】(wikipediaより)です。

あまり同人誌の文化に触れたことがない方だと、同人誌=二次創作のえっちなやつみたいなイメージがあったりもするみたいですけど、一次創作(オリジナル)の同人誌もあります。えっちくないのもあります(コミケで言えば、えっちいやつは3割くらい)。


紙媒体で同人誌を作るには、紙代や印刷代などの制作費が必要になります。

それをファン同士でお金を出し合って工面することで本として形にしてるのが同人誌で、その場となるのが同人誌即売会です。


「同人誌即売会にはお客はいない、サークル参加者と一般参加者の両方で作ってるイベントだ」という話も、同人誌とはどういうものか理解できてるとわかりやすいかと思います。

同人誌は「販売」という言葉を使わずに「頒布」としているのも同じ意味合いからです。

(書店委託とかは仲介してる企業が絡むので「販売」と言ったりします)

同人誌の価格設定

同人誌を発行するときに悩むことの1つに、価格設定があります。

かつては500円が主流でしたけど、最近はいくぶんばらけてきてる印象です。

同人誌即売会現地でお金のやり取りをするので、やり取りと計算のしやすさの意味でも500円を基準に考えていいと思います。


ただ、同人誌以外の、一般流通の漫画等の価格設定から考えると、同人誌一冊40pくらいの薄さで500円はあまりにも割高です。

なぜそんなに差が出るかといえば、発行数の桁が違いすぎることが一番大きな理由です。


本の印刷の仕方として、印刷用の型を作って、あとはスタンプみたいに複写していく方法があります(オフセット印刷)。

その場合、発行数が増えれば増えるほど、1部辺りの印刷代が安くなっていきます。

一般流通の書籍だと4桁、5桁の部数を発行するのに対し、同人誌は2桁、3桁が大多数です(一部の大手サークルさんを除く)。


印刷代、原稿料、人件費、仲介手数料などを差し引いても黒字にできるほどに多くの部数を発行している一般流通の書籍に対して、同人誌は印刷代をまかなえればマシなほう、制作費や人件費までカバーできてるサークルさんは極々わずかです。


同人活動は基本的に赤字! だけど原価割れ(完売しても印刷代がまかなえない状態)はできるだけ避けようね! くらいの認識でいれば問題ないと思います。

なので、同人活動始めたばかりであったり、作った同人誌に自信がなかったとしても、価格を無理に低く設定する必要はないです!

同人誌の価値

価格と似て非なるもので、価値の話です。

紙の本を作る時の価格設定は上記の通りなんですが、最近だと電子書籍もありますよね。

電子書籍なら、印刷代は0円、Web上で頒布できるのでイベント参加費も不要になり、原価割れを気にすることなく作品を作れます。

pixiv FACTORYなどの受注生産システムを利用することも似た話になります。


その場合、価格設定は自分で自由に決められるようになります。

極端な話、無料配布にしてもいいし、10万円にもできます。

そこで出てくるのが価値の話。


一次創作作品であれば、この価格設定でも購入して読みたいと思ってもらえるか、が価値基準になってきます。

有名な漫画家さんが描きおろしの読み切り漫画を描いて電子書籍にしたら、熱狂的なファンであれば10万円でも買う方はいると思います。

価格設定を価値に合わせる必要性はないですが、参考にしつつ決めていくと良いかと思います。


問題は二次創作作品。

こちらは、そもそも営利目的ではなくファン活動の一貫なはずなので、価値基準から変わってきます。

というか営利目的ではないのであれば、価値を持たせるべきものではないです。

(あくまで価値の話であって、価格設定の話ではないです)


一次創作作品と同様に、有名なサークルさんが二次創作同人誌を電子書籍にしたら、熱狂的なファンであれば10万円でも買う方はいます。

それを良しとするかは二次創作の原作者次第ではありますが、明らかに利益が目的の価格設定はNGと考えておいた方が良いです。


そういった事情もあって、二次創作作品の場合、電子書籍や受注生産システムでの価格設定が非常に難しいです。

二次創作作品については、無料配布以外の電子書籍や受注生産システムの利用は避ける方が無難です。

(でも最近では、Web即売会が増えてきたこともあって受注生産システムはかなり受け入れられてきているようです。大赤字の可能性を消せるので、受注生産システムは私も今後利用しようかと考えてます)

二次創作のコスト

一次創作と二次創作の違いについて書いてきましたが、どちらも、制作には労力がとてもかかります。

特に二次創作では、制作費や人件費がないがしろにされがちですが、本来であればそこまでまかなえて初めて黒字になります。


継続的な活動を阻害する一番の壁は余力のなさ(時間的、経済的、精神的、体力的な余力のなさ)で、赤字が続けば余力も減り続けます。

二次創作であっても、作品を生み出すためには多くのコストを割いている=余力を費やしていることは自覚しておいた方がいいです。


たまに見かける「二次創作作品で儲けるなんて悪いことだ」といった話は、価値の話と混同されている場合がほとんどだと思います。

コストをすべて含めて黒字にできるのなら、それだけ多くの人に求められる作品を生み出せているわけで、それ自体が素晴らしいことですし、悪いことではないと思っています。

むしろ黒字になればその分多くの時間を作品づくりに充てられるようになるので、サークル側と読者側双方にとって良い状態と言えます。

(個人的には、原作への愛もなく成人向けの二次創作作品で利益を生んでいるような輩は掻き消えればいいと思ってますが😇)(個人的にはです!)



以上、同人誌の話でした!

イベント直前に面倒な話ですみません、でも同人活動するなら大事なお話なのでこの機会にまとめてみました!🙏

(追記:2021年11月17日に公開した内容です)


二次創作は、原作へのリスペクトを忘れずに楽しくファン活動をできていることが一番!

そのためにも、コストをないがしろにして余力を失った活動にならないように気を付けましょう!😊

とまあ余力を投げうって活動してる私が言っても説得力はないかもしれませんが!😂



そんな感じです!

ブログ読んでくださってる方、いつもありがとうございます!!

余力のすべてをお絵描きに注いでるので、ご支援本当に助かっています!!🙏

これからも精進してまいります!


ではまた!

同人誌を作ることの話(全体公開版)

Comments

お忙しいなか素早いお返事をいただきありがとうございます。 一次創作サイドの黙認が前提なので物質的なコスト以外を価格に反映するのは如何なものか...ってことなんですね。 (突き詰めちゃうと頒布だか販売だが知らないし、黙認だろうが赤字だろうが勝手にウチ(一次創作)の商品っぽいもの作るなよって話になりますが) 例えばゲームのMOD界隈も広義の二次創作と仮定すれば、基本的にPayPal寄付ボタンだけで公開しているのも物質的なコストはかかっていないので同じ理由ですね。 (ファンボ的なシステムで支払い金額によりDLできるMODを制限している図太いものも見かけたことがありますが😅) 例えばboothで価格を無料に設定して、上乗せされた分から有料頒布よりも多めの手数料を取るみたいなのがあれば良いのかもしれませんね。 手数料が惜しければMODみたいに個人サイトを立ち上げてPayPal寄付ボタンを置けば良いですし。

Masa-HITOU

ありがとうございます!!🙏 破滅😂 完売はしないはずなので大丈夫です!😂 いつもありがとうございますー!!😆

葉住音矢

すみません、感想だけ言って買うの忘れてました。💥 これで忘却⇒完売⇒破滅のコースは免れましたw

gas detector

gasさんありがとうございます!! おみくじってグッズにすると難しい面がありますね😂 2月のオンライン即売会はサークル参加申し込んでないので、タイミング合わせるのもちょっと申し訳なさが…!(((( '-' )))) 2月のは一般参加してきます!😊

葉住音矢

おお、おみくじ缶バッジセットBOOTH販売開始されたんですね。 おみくじという本来の意図とは外れてしまうかもしれませんが かわいいさとりかグッズをコンプできるのならどうでもいい問題ですねw ただこれ2月のオンライン即売会の新作としてBOOTH登録しても良かったのではと思います。 (※その場合販売開始は遅れますけど)

gas detector

Masaさんありがとうございます!! わりとややこしい話で混乱させてしまってすみません!💦 価格と価値、使い分けるというか、全く別の話として捉えた方が分かりやすいと思います。 価格はコストの回収の意味合いからも適切に設定されてしかるべきなんですが、それをイコールその価格分の価値がある、と考えてしまうと営利目的との差別化が図れなくなってきます。 電子書籍になると物質的なコストがなくなることから、価値の線引きが難しくなる、なので特に二次創作(一次創作の版権元に甘んじている創作物)では避けた方が無難という言い方になってます。 一方、「上乗せ」は精神的なコストとの結びつきが強いので、電子書籍かどうかに関わらず作者の支援ができる、とてもよい仕組みだなと感じてます。 ただこれも、私個人の解釈ですし、絶対にこれが正しい!っていう内容ではありません。 各々自分の判断基準をもって、楽しく活動しようと心掛けている分には何ら問題はないと思ってます!😊 違和感拭えましたかね…?💦 こういったお話に反応いただけるのはとても嬉しいです!🙏 これからも疑問に感じたことがあればぜひぶつけてやってください!😊

葉住音矢

逢坂さんありがとうございます!! 嬉しすぎるたとえ…!😂 そうなんですよね、ファン活動の域を超える、の基準があいまいというか人によって全然違うので、DL版は特に線引きが難しいです🤔 ほんとそれです、楽しいは正義!!😆 みんな楽しめるように心がけてればなんだっていいと思ってます!😇 私が書いた話も、これが正しい!って話ではなくて、同人活動したことないとかで判断基準が何もないならとりあえず参考になればいいなとまとめてました。 そんな感じです!(嬉しい) これからも楽しく活動していきましょうー!!😆

葉住音矢

葉住さんが人生の半分近くを同人活動に投資しているのは承知の上で、さらに昨年ようやく自分から同人誌を買ったような私が言えることではないのは承知の上で質問です😧🤚 (もちろん一次創作サイドが二次創作に関して事実上黙認していることが大前提です。これがないと実物であっても作れませんから😅) 価格と価値。使い分ける場面ってそうないので調べてみましたが他人に何かを語れるほどの理解には及ばず😥 しかし、以前に同じ内容を発信されたときから感じていましたが『二次創作作品については、無料配布以外の電子書籍や受注生産システムの利用は避ける方が無難です。』という部分と『二次創作であっても、作品を生み出すためには多くのコストを割いている=余力を費やしていることは自覚しておいた方がいいです。』という部分がどうも釣り合わないように思うのです。 『二次創作作品で儲けるなんて悪いことだ』という主張の人に粘着されるリスクを回避する意味があって、一見釣り合わないことが書かれているでしょうか。 私個人的には、電子書籍の同人誌を有料頒布するという手段の登場により、印刷代以外の精神面を含めたコストを回収できる時代になったということで、参入の敷居が下がったという認識をもっています。 また、boothやskebなどの「上乗せ」は精神面を報いたい人のために作られたものだと認識しています。 葉住さんがひとりで決められることではないことは当然ですので、これは新参者が大先輩に向かって生意気垂れているだけの文章です。 でも新参者として疑問に思ったので長々と打ち込んじゃいました😅 すみません🙇‍♂️

Masa-HITOU

前回の分も読みましたけど同人誌の価値と価格の話面白いです。 前回読んだ時はいくら好きでも10万の同人誌とか流石に買うやつおらんやろって(当然たとえ話だとはわかってます)思ったんですけど、ミシェルちゃんの同人誌がSSと漫画がセットで漫画はオールフルカラーで合計100ページ!で10万とか出されたらワンチャン買うなというかお得まであるな…って真面目に思いました。 それはさておき、電子版の価格設定は確かに難しいなって思いました。紙の同人誌なら例えばオフセット本を100部刷って印刷代が25000円(超適当ですけど)でそれを即売会で1冊500円で頒布して全部捌けば売上は50000円になって25000円の黒字になるかと言えばそうではなくって、参加費やら交通費、はたまた宿泊代とか考えればトントンくらいになるんですよね。それでも即売会が成り立つのはあくまで趣味でやるからだよねって思ってます。ダウンロードオンリーですと手数料が取られるとは言え売れば売れるだけ黒字になるんですよね。一次創作なら兎も角二次創作でやってしまうと、それはもうファン活動の域を超えてしまうかもって思いました。しかし、同時にブログに書いてある通り二次創作だって作るのに余力は確かに使ってるわけで相応の対価を払うのは至極当然であり、有料で頒布する権利もあると思います。(公式が駄目って言ったらそれに従うまでですが)多分これが正解という明確な答えはないんでしょうね。 僕は即売会を通して人と交流する楽しさにハマりつつあるので同人誌は紙を主体に今後も作っていこうと思いました。 ともあれ楽しくファン活動を心がけたいですね。 そんな感じです!(堂々とパクっていく姿勢)

逢坂太郎

すずにゃんさんありがとうございます!! さとりかの二次創作してる人たちの、同人誌へのハードルが少しでも下がってくれたら嬉しいです!😊 日替わり沙都子続けられるだけ続けていきます!!😆

葉住音矢

すごく為になるお話でした! これからも日替わり沙都子を毎日楽しみにしております!

すずにゃん


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