近頃の若者の人間離れ
Added 2019-08-12 07:55:22 +0000 UTCナレーター「近頃の若者の人間離れは深刻である…これはほんの一例だ。」
◇
初名「いっけなーい遅刻遅刻!私普通の高校生!
だけどみんなと違うのは天神様の力をちょっと使えて雷を落とせて雨雲を払えて短距離ワープできることかな!
そんな私は遅刻しそうなので昭和の女子高生みたいに食パンを咥えて走っているのだった!」
一曜「いっけなーい遅刻遅刻!私普通の高校生!
だけどみんなと違うのは忍者の一族で忍術を使えて忍術を使えて忍術…忍術しか使えないんですけれど!
そういう私も遅刻しそうなので忍者みたいに巻物咥えて常人の3倍の速度で走っているのでした!」
どかーん!キャーッ!誰か救急車ーッ!交通事故よーッ!
◇
医者「娘さんのことなのですが…私ではどうすることも出来ませんでした…」
命廟「そんな…!なんとかならないんですか!初名はただいつものように短距離ワープを繰り返して登校していただけのに!」
医者「…次からは短距離ワープをコンマ単位ではなくCT30秒ぐらいで使うように言ってあげてください…」
命廟「先生…!初名!」ガラッ
初名「あ、禍公様じゃんどったの~」
一曜「お土産のメロン食べます~?」
命廟「いやめちゃめちゃピンピンしてるじゃないですかーッ!」
医者「いやもう、傷跡とかほとんどなくてどうして救急車で運ばれてきたのかわからなくて手のつけようがなく…
頭かな?頭の中かな?とも思ったのですが…」
一曜「いや~私が時速60キロで走っていた所ちょうどワープ直後の硬直時間で動けなかった初名ちゃんと衝突してしまいまして…私の体重と鞄10キロと暗器類5キロ矯正ギプス20キロで……計80キロで…」
命廟「まって近頃の女子高生は格闘家か何かでいらっしゃる!?
初名もこんな女子高生の身体をしたプロレスラーに衝突して良くミンチになりませんでしたね!?」
初名「いや~ちょっと大気圏までふっとんじゃってさぁ~」
命廟「なんで!?なんで生きてるの!?」
初名「着地も結構きつかったけどワープでうまく衝撃を殺せてよかったよ~」
命廟「そういうところだけ器用なんだから…!ああもう心配して損した…!」
◇
ナレーター「それだけではない。次はこちらの女子高生の一例をご覧いただこう」
◇
無名異「ふんふんふんへんぱらぱっぱ~…」
乱々(バスケ部)「あっ無名異危ない避けて!ボールが!」
無名異「へぁ?」
パリーン!だ、だれかー!救急車呼ぶでちっ!
◇
医者「……残念ですが、娘さんは…」
紫鸞「よよよよ…無名異や、死んでしまうとは情けなない…ううっ」
ひかり子「上人様しっかりしてください…ぐすん…」
医者「接着剤で治りました…」
紫鸞「うちの娘になに雑な治療してるの?」
ひかり子「デリカシーなさすぎてドン引きですが炎上したいんですか!?」
医者「いや…縫い合わせようにも針を通せなくてダメ元でボンドか瞬間接着剤かの二択を迫られて仕方なく…!」
紫鸞「緊急治療室にボンドと接着剤を持ち込む病院の環境がまず驚きぞい…!!!」
◇
無名異「あの桜の木の花びらが散るころ…私は…瞬間接着剤の跡も残らず完治するのか…」
乱々「大事なさそうで良かったよ、ごめんね…」
無名異「き、気にしてないから大丈夫。
でも私の命が瞬間接着剤程度で繋ぎ止められるほどに安いのかと思うと複雑で…」
乱々「大丈夫、瞬間接着剤高いから。それにちいちゃんはガムテープで骨折を治したって…」
カラツ「私の時は木工用ボンドだったから、無名異はちゃんといい治療受けられてるよ!」
紫鸞「この病院だめかもしれんぞい。転院手続きさっさと済ませよ…」
医者「いやそれで治るあなた達のほうがおかしいんですよ…ッ!」
◇
ナレーター「このように、本来適切な治療を行えず代替案として出した治療法で完治するケースが多々ある。
はたしてこの病院の医者の手が神の一手なのか、はたまた女子高生が究極生命体なのか…
それは神のみぞ知る…」
◇
セト『この前オロナインを傷口に塗ったんだよ』
無名異「良いじゃないか。私は接着剤だぞ」
セト『胴体生えてきてびっくりして切り落としちゃった…』
無名異「びっくりするなよ…ごめん私も多分びっくりするごめんね…」
セト『うん…』
無名異「でも切り落としたなら傷口にオロナインを塗れば完全復活出来るのでは…?」
セト『四肢4つあるから俺が四人になって殺し合いが始まりそうだよな』
無名異「やめておこうな…」
セト『そうだな…』
◇END◇