コミュ障はとつぜん話しかけられるとしぬ
Added 2019-06-25 16:27:47 +0000 UTCひかり子「うふふ…今日もおしごとの帰りに寄り道してあんみつを買ってしまった…
太るのが怖くてどうして甘味を食べられましょう、いや食べる。こうやって自室のお布団にくるまって電気消してすまほつけてアルファサエズッタラーのバズサエズリにぶらさがっている画像サエズリする輩を一人ずつミュートしていきながら甘味を食べるのは――」
乱々「ひかり子~!昨日のことなんだけど」
ひかり子「ギャ!(死)」
乱々「ひ、ひかり子が死んだ!!!」
◇
ひかり子は死んだ。コミュ障は心の準備が出来ていない時に話しかけられると精神に多大な負荷がかかるのだ。
ましてや妖怪は精神攻撃に弱いので言うまでもなく、ひかり子が咥えていたあんみつ食べるようの長めのスプーンが喉をを貫通したのも間違いなく致命傷だった。
ナーンミョーーホーレーーン ナーンミョーーホーレーーン
乱々「ううう…ぐずっ…ひかり子はこんなことで死ぬような罰当たりな子じゃないのに…」
ちい「ほんとでち…あと3日ぐらいは長生きできるぐらいの善行は積んでいた筈でち…」
珠烏「うえ”え”え”え”え”ん!!!!どおぢて”え”え”え”え”!!まだ一緒にやりだいいたずらごっことかあっだのにいいい!!!」
紫鸞「うーん悪い子…いやまあ悪い子ほど救わなきゃって西洋の聖人も言っていたが・・・
みなお別れの言葉は済んだぞい?遺体は本人の遺志のもと灰にして幻想郷の空中で散蒔くぞい」
セト「なんでそんな近所迷惑な葬法を!?」
ネベト「せめて海に撒いていただけませんか!?」
紫鸞「鳥の妖怪は死してなお大空に羽搏くものぞい。ちな拙僧は遺体ごと川に流して魚の餌にしてほしいぞい」
乱々「ううっ…ずびー、水質汚染やめてよぉ…魚がまずくなるよう…」
ちい「ほんとでち…ッ!ずびびびっ!」
珠烏「ぜどぐんでぃっしゅーーー!」
セト「そこの第二のオシリスに借りろ」
ネベト「大体、遺体を燃やすなんてもったいない!まず鼻の穴にこの棒を突っ込んでですねえ…!」
◇
ひかり子は死んでは居なかった。
なんとなく死んだことにしたらどうなるのか気になっていたからである。
ひかり子(みんな…こんなに私のことを…)
改めて妖土真宗が己の終の棲家であることを再確認し、生きる希望を見出していた。
だが……
ネベト「だから、まず脳みそと内蔵を取り除かないとすぐに腐っちゃうんですよ!そこをどいてミイラ作れない!」
紫鸞「いーや!遺体損壊の罪を犯すぐらいなら一瞬で灰にするぞい!」
セト「落ち着けよ、ミイラなんか作らなくても死者の書があれば蘇らせることができるのでもう一回異変に協力しろ、な?」
珠烏「ずべべべぐしぐし、わたしはミイラひかり子ちゃんさんせー!」
ちい「この際灰も残らないぐらいに焼いちゃうほうが絶対いいでち、腐女子がうつるでち」
乱々「ごめんよう、ごめんよう…!ひかり子をよみがえらせるためなら私、修羅道にだっておちるよう…!」
ひかり子「…」
ひかり子はコミュ障だったのだ。白熱する議論、妖土真宗はミイラ蘇生・遺体焼却・異変再開の3つの勢力に別れ混沌を極めていたため、いつ起き上がるべきかわからなかったのである。
ひかり子(誰か…誰かたすけて…?)
◇ドッキリはほどほどにEND◇