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プロ意識の話

未だにホロライブイラコンの正解が何だったのかを考える。

イラコンは集合絵が強い。

といっても僕の中で全員が並んで立っている集合絵は少し古いのではないかと思っている。


BTSのYet To Comeという曲のPVがある。

このPVはBTSが休止前、最後のシングルとして発表された曲なのだが、

コンセプトが本当に素晴らしかった。


何もない空間に今までの曲のPVで使われた象徴的なモチーフが1つずつ出てきて

このPVにBTSの歴史が全て詰まっているというすごい代物なのだ。

(ちなみに僕はオーバーウォッチで韓国語の暴言をしこたま浴びたことにより、韓国があんまり好きではない)


このPVこそがイラコンで勝つ絵だと思う。

イラストは二次元なのだが、高度な嘘を画面に盛り込むことにより三次元の情報を与えることが出来る。

ここまでは一定のレベルの人は全員がやっている。


そこからもう1つ進んで、歴史や時間軸を汲み取れる絵がイラコンで勝てる絵だ。

でも、綿密に設計された絵は受け手側の絵を読み解くスキルを必要とする。

誰でも分かる絵じゃないのだ。


おそらくこのBTSのPVも、見たあなたは「ふーん」と思ったんじゃないだろうか?

僕は嫁がBTSファンで、横からなんとなく眺めていたから「なるほど!」と思ったのだが、知識もセンスも要求するPVであるはずだ。


世界最高峰のスタッフが作るPVでもこの問題は解消されていないのだと思う。

5分弱のPVでもその情報を詰め込めないのに、1枚の絵で詰め込むのはもっと無理だ。


もうちょっと“誰にでも分かる”絵にしないといけなかったのかな、とか。

“誰にでも分かる”絵って描くの面白くないんだよな、とか。

色んなことを未だに考えてしまう。答えは出ない。


“誰にでも分かる”を嫌ってしまうのはプロとして失格なのかな。

ベッドのアコの絵、1番伸びたし“誰にでも分かる”けど僕は1番良い絵だと思えない。


「絵を描くことは好きだけど、描く対象は何でも良い」と僕は配信でことあるごとに言うけど、これは自分への洗脳なのかもしれない。

何でもいいんだったら“誰にでも分かる”絵描けよ。


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