この日僕は、たまたま行った早朝のジムで思いがけない人と出くわした。
大学の近くでメガ盛りの定食屋を営んでいる気のいい熊のおっちゃん。
リクエストがあれば和洋中なんでも作ってくれる。そしてメニューにある料理は
なんでも美味しい。価格設定も最近、値上げしたがそれでも他所と比べたら
遥かに良コスパで、僕ら学生の強い味方である。
健康のためもう何年もこの時間にジム通いしているらしく
いつもは厨房の奥でぴちぴちのコックコートを纏ってフライパンを振るう姿しか
見たことが無かったので、タンクトップにケツワレを履き
その極太のガタイを惜しげもなく晒す、今日のおっちゃんのあられもない姿に
僕の目は釘付けになっていた。
「なんだい兄ちゃん、俺のカラダそんなに気になるのかい?」
太く、優しい低い声に、僕は慌てて顔を上げて否定する。
そこには、いたずらっぽい笑みを浮かべるおっちゃんの顔があった。
さっきより少しだけ僕に近づいたおっちゃんから
汗の匂いと体の熱が伝わってくる。
「わははっ!朝から元気な兄ちゃんだなぁ」
おっちゃんの視線の先には、僕の股間の愚息が元気にこんにちわしていた。
すると、あまりの恥ずかしさに言葉を失いアワアワしている僕に
おっちゃんはゆっくりとシャツをまくって、こう言ったのだ。
「…朝飯、喰ってくかい?」
僕の返事は決まっていた。
肉良獣八
2025-12-18 07:11:11 +0000 UTC戒厳(水)
2025-12-17 21:14:14 +0000 UTC