とある普通の家庭でのお話。
小学4年生のやんちゃな弟【優】と、小学6年生のお姉ちゃん【瑞希】は和室に布団を敷いて寝る準備をしているところ。
「こーらっ!優!遊んでないでちゃんと手伝って!」
「え~仕方ないな~」
2人で協力して敷布団を並べ、旅館のような真っ白のシーツを掛けている隣で優くんは掛け布団を何枚か重ねて、その上に寝転んで端を持ちながらくるくると回転して遊んでいる。
「お姉ちゃんみてみて~」
「ん~?ってこらっ!なにやってんのよ~!」
「恵方巻きごっこ~♪」
「も~怒ったからね!!」
瑞希はぐるぐる巻きになっている優くんのお腹の上辺りにどかっと馬乗りして、顔を見下ろしながら目の前で見せつけるかのように指をワキワキと動かしている。
「ぐえっっ…!ね、姉ちゃん重いって!どけよ!!」
「は~??誰が重いって~?そんなこと言っちゃう悪い子には…こちょこちょの刑だ~♪こ~ちょこちょこちょこちょ~♪」
「あひゃっっっ!?ぎゃぁぁぁっあははははははは!!!!ぁぁぁぁっくひゅぐっひゃっっぁぁぁぁっやめっっぁぁぁぁぁぁっあはははははははは!!!こ、こちょこちょは卑怯だぞぉぉっぁぁぁぁぁっぁぁぁっあはははははは!!」
「は~??誰が卑怯だって~??」
首筋を10本の指で包み込むようにしてこちょこちょとくすぐりながら顔を覗き込み、情けなく笑い狂っている弟の恥ずかしい姿をニヤニヤと堪能している瑞希ちゃん。
怒っている素振りを見せながらも、本音ではもっと可愛がりたい。こちょこちょしていたいという気持ちが指先から溢れていた。
「ぁぁぁっう、動けなくしてこちょこちょは駄目だってぇぇっぁぁぁぁぁっに、逃げれないじゃん!!ばかぁぁっ!」
「あ~馬鹿って言った~!そんなこと言うなんて…そんなに私にこちょこちょされたかったのかなぁ?それに、私がしたんじゃなくてあんたが自分で恵方巻き~とかいってふざけてたのが悪いんでしょ!人のせいにしないの!」
「ぁぁぁっあはっっっそ、そうだけどぉぉっぁぁぁっくひゅぐっひゃぃぃぃっぁぁぁぁぁっあはははははは!!!ご、ごめんなざぃぃっぁぁぁぁっあやまったからぁぁぁっ!」
「そんな笑いながら謝っても反省を感じませ~ん♪」
「そ、そんなぁぁぁっぁぁぁっね、姉ちゃんの意地悪ぅぅっぁぁぁぁっあははははははは!!!あ、後で覚えてろよぉぉっぁぁぁぁぁっあはははははは!!!!」
簀巻きの上に寝そべるように押さえつけ直し、顔を覗き込みながらねちねちと首筋を執拗にくすぐり続ける瑞希ちゃん。
優くんは恥ずかしくてイヤイヤと顔を横に振ったり首をすぼめたりして何とか抵抗しようとするも、細長くて器用な指先がどこまでも首にまとわりついて離れない。
それでも必死に攻防が続き、瑞希ちゃんの左手を挟み込むように首をすぼめて顔を横に背けていると…
「そんなことするなら…耳も責めてあげる♪ふ~っ♪」
「ひゃんっっっ!?ぁぁぁぁっひゃめっっっぁぁぁぁぁっそれひゃめぇぇぇっんぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっくひゅぐっひゃぃぃぃっぁぁぁぁっ~~!!」
右手で頭を押さえ、耳の穴に「ふ~っ♪」と何度も息を吹きかけながら挟まれている左手の指先を少しこしょこしょとくすぐり続ける。
ゾクゾクとするような力の抜けるくすぐったい感覚に、敷布団の上に涎を垂らしてひぃひぃと情けなく笑い悶えてしまう。
「あひゃっっごめんなひゃぃぃっぁぁぁっ~や、やめっっんぁぁぁぁっゆるひてぇぇっっっ~~!!んひぃぃぃっぁぁぁぁっね、ねえひゃんゆるひてっっぁぁぁぁっ~!!あ、頭へんになっひゃぅぅっぁぁぁっあへへへっんぁぁぁっっ~」
「ふ~っ♪こちょこちょ~♪あれ…って、こらっ!優!涎で布団汚しちゃって~!そんなにお仕置きされたいのかなぁ?」
「ひっっっも、もう勘弁してよぉぉっっ!!」
頬を両手で挟み込んでしっかりと目を覗き込みながらニヤニヤと辱しめる瑞希に、優くんは息絶え絶えで目にはうっすらと涙を浮かべ、口の端から涎が垂れ落ちる。
中性的な顔立ちで、クラスの女子達からも教室で多勢に無勢でこちょこちょと可愛がられ、家に帰ればお姉ちゃんから妖しい目でニヤニヤとくすぐられてお仕置きされてしまう。
もうこれ以上くすぐられるのはごめんだと言わんばかりに、ごめんなさいを繰り返しながら逃げようと布団の中でほとんど身動き取れない手足をバタバタとさせて暴れてしまう。
「ん~?何逃げようとしてるのかな?まだお仕置きは終わってないよ~優~?」
「も、もういいだろぉ!暑いから退いてよ姉ちゃん!」
「だーめっ!あ…そう言えば今思い出したけど、私の分のアイス勝手に食べたでしょ?」
「ギクッ…!な、なんのこと……?」
「へ~とぼけるんだ?私がお風呂上がりに食べようと思ってたチョコのアイス、ゴミ箱に包装紙が捨ててあってママに聞いたらあんたが食べてたって言ってたよ?」
「そ、それはその…ごめんなさい…」
「はぁ…お仕置きね♡」
瑞希ちゃんは一旦降りて、簀巻きの優くんを転がしてうつ伏せの状態にして、今度は膝の裏辺りに馬乗りして押さえつける。
布団からはみ出ている無防備な足の裏に指を這わせて…
「足の裏こちょこちょこちょこちょ~♪」
「んひぃぃぃっっっ!?あはっっぎゃぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!!いひゃぁぁぁっぁぁぁぁぁっひゃめでぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっあははははははははは!!!!!!あ、あひっっっいひゃらぁぁぁぁぁんぁぁぁぁぁぁぁぁっあはははははははははははははは!!!!」
「足の裏こちょぐったいね~?我慢できないよね~?じゃあもっともーっとこちょこちょしてあげようね♪」
敏感な土踏まずをカリカリと丹念にこちょこちょされ、足指の付け根からかかとの辺りまでカリカリと引っ掻くようにくすぐられて我慢できずひぃひぃと笑い狂ってしまう優くん。
あまりのくすぐったさに、うつ伏せ簀巻きの状態で上半身は背筋のトレーニングをしているかのようにバタバタと跳ね上がり、腰をへこへこと浮かせて必死に逃げようと身体がもがいてしまう。
激しいこちょこちょ攻撃に段々と体温も上がり、お風呂に入った後なのに汗をかいてしまうくらい笑い狂わされてしまう。
瑞希ちゃんはそんな優くんの苦しそうな笑い声をBGMにしながら、段々と楽しくなって手加減するどころか益々容赦なくこちょこちょし始めてしまう。
「足の指グーパーグーパーしてておもしろい♪ほらほら、男の子なんだからこちょこちょくらい我慢しなさいよ♪優がよわよわだからクラスの女の子達にからかわれたりくすぐられちゃうんだよ?」
「ぁぁぁっが、我慢なんてむりぃぃぃっぁぁぁぁっじぬっっっぁぁぁぁぁ足の裏おかじくなるぅぅっっぁぁぁぁぁぁぁっやめっっっぁぁぁごめんなざぃぃぃぃぅぁぁぁぁっあははははははははははははは!!!ひぃぃぃっんひぃぃぃっっ!」
「おかしくなっちゃうね~?やめてほしい?」
「ぁぁぁっや、やめてぇぇぇっぁぁぁっあはははははな、何でもしゅるからぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!」
「何でもするんだぁ~?じゃあ、優の明日の分のおやつ私にちょうだい?私のアイス勝手に食べたんだから文句はないよね?」
「わかっっっわがりまじだぁぁぁっおやつあげるからぁぁぁっぁぁぁぁっひぃぃぃっゆるっっっゆるひへぇぇっっ!」
「よしっ♪じゃあ一旦やめてあげる♪」
ようやく瑞希ちゃんは足裏から指を離して優くんの膝裏から降りていた。くすぐっていた指が離れても、足の指がくすぐったさの余韻でピクピクと痙攣している。
簀巻きになっている布団を転がして、ようやく解放された優くんは額に汗をかいてぐったり息絶え絶え。疲れ果てて今にも眠ってしまいそうなくらい体力を消耗していた。
「ひっ……はひっ…ね、姉ちゃんやりすぎだってぇ…」
「ん~?まだこちょこちょされたいの?」
「ひっっ!?ごめんなさぃぃっ!!」
ニッコリと優しい笑みを浮かべながら顔を覗き込まれ、慌ててごめんなさいをしてしまう。
その様子に瑞希ちゃんは満足したのか、よしよしと優くんの頭を撫でている。
「汗かいてるからもっかいシャワー浴びてきたら?」
「え、えぇ~めんどくさい~…」
「5秒以内にシャワー行かないとお風呂まで連行して泡々こちょこちょぬるぬる洗いの刑だよ?」
「ひぃぃぃっっ入ってきますーー!!!!」
逃げるように起き上がって和室から走っていった優くん。
「やれやれ…優の布団も綺麗に敷いといてあげよ♪」
せっかく綺麗に敷きかけていた布団も、すっからと散らばっている。優の布団のシーツには、まるでおねしょした跡のように涎か汗で濡れているところがあった。
「あーこれは洗濯かなぁ…?仕方ないなぁ。今日は私の布団で優と寝てあげよ♪」
シャワーから上がって再び和室に戻ってきた優くんは、瑞希お姉ちゃんの布団でしっかりと抱き付かれて優しくこしょこしょと可愛がられながら寝かしつけられたのだった。