小学6年生になった11月のある日のこと。
今日は午後に"特別授業"が行われるようで、先生の話によるとどうやら外部の"くすぐり調教師"の人を呼んで実習が行われるらしい。
「くすぐり調教師だって!どんな人が来るのかなぁ~?私、将来くすぐり調教師になる~!」
「優しそうな人がいいなぁ……」
「大丈夫だよ~!多分きっと優しいよ!」
昼休み、テンションの高い幼馴染みと対称的に少し不安に感じてドキドキとしていた。
体操服に着替えて、体育館で他のクラスの人も集まって合同で何かを行うらしい。
大体予想はついている。
多分今日も、男の子はペアの女の子に死ぬほどこちょこちょされるのだろうと…。
優しい"調教師"であれば、文字通り優しくソフトなくすぐり方やしつけの仕方を指導する筈。
ギャンブルのような気持ちで体操服へと着替え、昼休みも終わって体育館へと移動していくのであった。
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クラス毎に男女のペアで並んで座り、くすぐり調教師の人を待っている。しばらくすると…
「え~すみません~!遅くなりました!皆さんこんにちは~♪」
午後のチャイムが鳴って数分後、眼鏡をかけた茶髪でボブカットの優しそうなお姉さんが現れた。
その後に続いて、ジャージを着ている若い大学生くらいの女性が5人後ろに立っている。
「え~改めまして、"くすぐり調教師"の咲真(さくま)華奈といいます!普段は専門学校で講師として教えています♪今日は皆さんが「いい子になる」調教を女の子たちに教えていきたいなと考えていますので、よろしくお願いしますね~♪」
可愛らしい高めの声で、一瞬にして虜になってしまうような話し方だ…。そう言えば、栞のお母さんもそうだけれど、声を聞いているだけで段々と身体がふわふわとして催眠にかけられてしまう感覚がしてしまう。
きっと、この咲真さんという女性はかなりの"上級者"であることを、学校の先生達も含めて一瞬にして感じ取っていた。
「えぇと、それから今日は私が普段教えている学生さんにもお手伝いとして来てもらっています♪後でくすぐり実習の時間を設けますが、複数人でくすぐりたいとか手伝ってほしい子はお気軽に声をかけてくださいね~♪」
ペコリ、と初々しいジャージの女性達が一礼をしている。
「さて!では皆さんの中に悪い子はいますか~?いたら正直に手を挙げてくださーい♪」
咲真さんが唐突に児童へ向けて質問をする。
辺りを見渡してみると、皆ざわざわとしているが誰も手が挙がらない。
「皆いい子、という認識でいいですか~?正直に白状するなら今のうちですよ~?」
ニコニコと優しい声に、一瞬だけドスの効いたような圧を感じてゾクッと背筋が凍えてしまった。
遠くに座っている4組の人達から、何やら急に騒がしい声が聞こえ始める。
「ほら、レオ君手を挙げなって!」
「ばかっ!?俺は悪いことしてないだろ!」
「隣にいるレオ君は悪い子だと思いまーす!最近クラスの女の子に反抗的になって、こちょこちょしようとするとすぐ逃げちゃいまーす!」
どうやらペアの女の子に無理やり手を挙げさせられているようで、皆からの注目が集まっている。
「はーい、じゃあそこの君!前に出てきてもらえるかな~?」
「え、えぇ~何するつもりですか!嫌です!!」
「そっか~拒否しちゃうんですね~。じゃあ学生の皆さん、捕まえてあげてください♪」
「は!?く、来るなよ!離せって!!」
ジャージを着た女性達が、レオ君の元へと走って行き、どうやら多勢に無勢で力ずくで手足を抱えているようだ。
小学6年生の男子とは言え、20歳前後の大人の女性には敵わずに手足を抱えられて無理やり咲真さんの前まで連行されてしまっていた。
「や、やめろよぉぉはなせっ!!み、見るなよぉぉ!ばかぁぁぁぁっ!!」
無理やり立たされて背後からしっかりと羽交い締めにされて腕は真横にピンと伸ばした状態で人力拘束され、足元には2人座ってしっかりと腕を脚に絡ませ、手で足首を押さえつけている。
「いいですか~?皆さんも知っての通り、この社会において男の子が女の子に対して過度に反抗したり、くすぐりを拒否することは禁止されています。だから、女の子は男の子が悪い大人にならないように、義務教育の内からしっかりとくすぐりで躾を行う義務があります。さてと、じゃあお名前を教えてもらえるかな?」
咲真さんがマイクをレオ君の口元に近付ける。
「い、言わない!!っっあひっっ!?んぁぁぁぁぁぁっあははははははははは!!!?いひゃぁぁぁぁぁっや、やめでぇぇぇぇぇっぁっぁぁぁぁだめだめぇぇぇっぁぁぁぁっこ、こちょこちょ言わないでぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっあははははははははははははははははははは!!!!」
羽交い締めされているレオ君の頭を左右から押さえつけて、耳を責めながらこちょこちょと執拗に首筋や腋の下をくすぐり始める女性達。脚を押さえている2人も、太ももの付け根や服の中に手をいれてお腹や脇腹をくすぐり始める。
よっぽどくすぐりに弱いのか、情けなくひぃひぃと笑い狂っている声が体育館の中に響く。
「もう一度聞くけど、お名前教えてくれるかな~?」
「ぎゃぁぁぁぁっあはっぁぁぁた、たかはしレオですぅぅぁぁぁぁぁぁぁっあははははははは!!い、言ったからぁぁぁぁぁもうやめてよぉぉっぁぁっぁぁぁぁぁっあはははははははははははじぬぅぅっぁぁぁぁぁっおかひくなっちゃぅぅっぁぁぁぁぁぁぁっあははははははははははは!!!!」
「レオ君ね、教えてくれてありがとう♪もう少しだけ悪い子の見本として頑張ってもらいますからね~♪」
「そ、そんなぁぁぁぁぁぁっごめんなさぃぃぃぃっぁぁぁぁぁぁぁっあはははははははは!!!いひゃぁぁぁぁぁっもうゆるじでぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁっっあはははははははははははははははははははははははは!!!!」
笑顔の咲真さんに対して、くすぐっている学生達は真剣な表情で淡々と執拗にねちねちとこちょこちょを続けており、レオ君は段々と悲鳴のような笑い声になって目にはうっすらと涙を浮かべている様子が見えた。
「いいですか~皆さんもよーく見ておいてくださいね~?この社会では悪いことをした人は、このようにこちょこちょで"公開処刑"が行われます。"くすぐり執行官"という、とってもくすぐりが上手で恐ろしい女性達に何時間もずーっとくすぐられるのは死ぬことよりもつらいと思います。だからこそ、男の子も女の子も、ちゃんと"いい子"にならないといけません♪分かりましたか~?」
『分かりました!』と、他の児童達と一斉に返事をする。
咲真さんは満足そうに、「ではもう許してあげますね♪よく頑張りましたね、レオ君にも皆拍手~♪」と言ってよしよしとレオ君の頭を撫でていた。
「はひっ…ひっっ…げほっ、ごほっ…ぁぁっ、し、しぬかと思った……」
半ば引き摺られるようにして、元いたクラスの場所まで戻っていくレオ君。とてつもなく恐ろしいものを見たような感覚が脳裏に刻み込まれていく。
シーンとした空気を変えるかのように、パチン!と両手を叩く咲真さん。
「は~い、では反対に、この中で自分は『いい子』だよ~♪って自信のある男の子はいますか~?」
ざわざわと話し始めるが、誰も手を挙げる気配はない。
自分もこのまま目をつけられないように大人しくしていようと思っていると…
「はーい!ここにいい子な男の子いまーす!」
「んなっ!?だ、駄目だって…!!」
隣に座っていた幼馴染みに手首を掴まれ、無理やり高く上げさせられてしまった。
「あら、そうなんですね♪では前に出てきてください♪大丈夫ですよ~怖いことはしませんから♪」
「ぅぅっ…後で覚えてろよ……」
小声でそう呟くと、舌を出してイタズラっぽい表情をしていた幼馴染み。絶対確信犯だ…
仕方なく立ち上がり、ドキドキとしながら咲真さんのところへと歩いていく。
「ほら、おいで?」
「え…は、はい…んむっ!?んんっっ!!」
両手を広げている咲真さんに誘き寄せられるようにして近付いていくと、急に抱き締められて顔を胸に埋めさせられながらよしよしと頭を撫でられてしまう。
「よしよし、いい子いい子~♪」
「んんっっっ!?んんっっ……(あれ…力が入らない…)」
いい匂いがして、だらりと脱力してしまう身体をぎゅっと抱き締められてなでなでされる。
息が苦しくても抵抗できなくて、逃げられない…
「いいですか~?男の子はこうしてぎゅーって顔を胸の辺りに埋めさせて、よしよししてあげるとみんなとろとろになって抵抗できなくなります♪しっかりと抱き締めてあげて、片手で首の後ろをこちょこちょしてあげるのも効果的ですよ♪ほら、こんな風に…こちょこちょ~♪」
「んひぃぃっ!?んふふっっんぁぁぁっんんっっ!?」
首の後ろを優しくこしょこしょされ、強制的に笑わされると同時に酸素を求めて深く咲真さんのいい匂いを吸い込んでしまう。
手足に力が入らない……
くすぐったくて気持ちよくて…おかしくなりそう……
「は~い、こんな感じで、後で皆さんにもやってもらいますね~♪いい子いい子、協力してくれてありがとうね♪」
「っぷはぁっ、はぁっ…は、はひぃぃっ…」
ようやくおっぱいから解放され、優しく顔を覗き込まれてニッコリと笑顔を向けられる。
フラフラと自分のクラスに戻り、へなへなと座り込んでしまった。
(む~!デレデレしちゃって、後でお仕置きだからね!)
(な、なんでぇ!?)
何故か隣に座っている幼馴染みは不機嫌な顔をして怒っていた。
その後は、早速ペアと向き合うように座り、それぞれ実習が行われた。
「ほら、おいで?」
「ぅ、は、恥ずかしいんだけど…」
「だーめっ!ちゃんと実習しないとお仕置きされちゃうよ?いいの?」
「ぅっ…それはやだ……」
脚と両手を軽く広げて座っている幼馴染みの元へ、恥ずかしがりながらも近付いていく。
ガバッと腕が後頭部に絡みついて、そのまま自分の胸に顔を押し付けるようにしてぎゅっと抱き締められる。
「んんっっ!?」
「ほら、こちょこちょこちょこちょ~♪」
「んひぃぃっんんっっぁぁぁっんんっっ!!?」
「逃げちゃだーめっ!おっぱい大きいお姉さんにデレデレしてたお仕置きだからねっ!」
脚も胴体に絡みつかれ、しっかりと抱き締められながら片手で首の後ろや背中、脇腹をもみもみとくすぐられる。
くすぐったくても力が抜けて全く逃げられず、絶望的な人力拘束が完成してしまう。
そこへ、様子を見に来た学生のお姉さんがやってきたようで…
「よかったらお手伝いしましょうか?」
「はいっ!一緒にこちょこちょしてくださいっ!」
「はーい♪じゃあ服の中に手を入れて…こちょこちょこちょこちょ~♪」
「んんっっ!?んぁぁぁぁぁっんっっっんんっっっ!?」
いきなり背後から容赦なく脇腹をこちょこちょとくすぐられ、思わず手をジタバタとさせて暴れてしまう。
「こらっ!暴れちゃだめ!」
「じゃあ私が両手万歳させて支えておくね!」
さらに別の学生が応援に来てしまい、手首を掴まれて万歳させられ、背後からお仕置きとばかりに服の中に手を入れられて無防備になった腋の下を容赦なくこちょこちょされてしまう。
「苦しい?はい、呼吸させてあげる~♪」
「ぷはぁぁっ!?ぎゃぁぁぁぁぁっあははははははは!!くしゅぐっだぃぃぃっぁぁぁぁぁっあははははははは!!い、息できないからぁぁぁぁっあはははははははは!!!」
「喋れるうちは全然まだまだ余裕だからね~♪」
「そうそう、男の子なんだから頑張らないと、いいこいいこしてもらえないよ?」
「いひゃぁぁぁぁっが、がんばるぅぅっぁぁぁぁっあははははははははは!!頑張るからぁぁぁや、優しくしてぇぇっぁぁぁぁぁぁぁっあはははなはははははははは!!!!」
今度は仰向けに倒され、腕の上と膝の上にお姉さん達が座り込んで押さえつけられる。
幼馴染みは、腰の上辺りに座って3人がかりでのこちょこちょを受ける羽目に…。
「あらあら、何だか楽しそうね♪私も混ぜてもらおうかな~♪」
「ひぃぃぃった、たのしぐなぃぃぃっぁぁぁった、助けてよぉぉぉっぁぁぁぁっあはははははははは!!!!」
「でも、くすぐって欲しそうな顔してる♪いい子になっておねだりできるまで、しっかり調教してあげましょうね~♪」
「ひぃぃぃぃっ!?も、もう勘弁してぇぇぇっっ!!!」
咲真さんも含めて、4人がかりで10分以上集中的にこちょこちょとくすぐられてしまった。
あまりのくすぐったさにすっかりと心は折れ、情けなくて恥ずかしいおねだりもたっぷりと口に出させられてプライドも何もかもズタズタにされてしまう。
ぐったり息絶え絶えになってから、4人の女性達に優しく抱き締められながら「いい子ね」「よく頑張ったね~♪」と頭を撫でられて顔を覗き込まれる。
恥ずかしくてくすぐったくて、何だか照れ臭くて不思議な感覚だ……。2時間を予定していた特別授業も、笑いの絶えないままあっという間に過ぎ去っていき、男の子達は皆笑い疲れている様子だけれど、皆幸せそうな顔をしていた。
女の子達も、男の子の甘やかし方やしつけ方を学び、自信をつけたような顔つきで体育館を後にしていくのだった__。