子供の頃からお姉ちゃんのくすぐりには勝てない。いや、そもそも"勝負"という土俵にすら上げてもらえない。
3歳上のお姉ちゃんには知力でも運動神経でも体格でも勝てず、さらには合気道を習っていて文字通り手も足も出ずに組伏せられて悪いことをしたり少しでも反抗しようものなら泣いてごめんなさいするまで徹底的にこちょこちょとくすぐられて躾をされる。
その度にくすぐりには弱くなると共に、お姉ちゃんには絶対に勝てないし逆らえないのだという恐怖も深くなっていった。
しかし、中学生になった頃から段々と背が伸び始めて力も少し強くなった気がする。
高校生になったお姉ちゃんは"くすぐり拷問師"になるために勉強や習い事に忙しく、昔よりは毎日理不尽にこちょこちょされることも少なくなっていった。
そうして月日が流れて気付けば自分も中学2年生になり、少しずつ"しつけ"られていた日々を忘れて反抗期が芽生え始める。
さすがに"くすぐり拷問師"として働いている母の前では生意気な態度や反抗なんて恐くてできないけれど、母がいない日に少しずつお姉ちゃんに対して生意気な態度を取るようになっていった。
「あんまり調子に乗ってると後で酷い目に遇うのは自分だからね?」とお姉ちゃんに嗜められても、「そんな酷い目なんて起こるわけないし!ばーか!」と調子に乗って言い返してしまう。
しかし、意外にもお姉ちゃんはそれに対して起こることはなく、「忠告はしたから。…もし次、反抗的な態度が直ってなかったら"再教育"してあげるから覚悟してなさい」と冷たい表情で宣言されて思わず震えていた手を後ろに隠してしまった。
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ある日のこと。今日は休日の日曜日で、母は用事で出掛けていて家にはお姉ちゃんと二人きり。
リビングのソファーでだらだら過ごしていると、2階からお姉ちゃんが降りてきた音が聞こえた。
そうだ…!こっそりイタズラを仕掛けてみよう。
咄嗟にあることを思い付いてソファーの陰に身を隠す。
タイミングを見計らってお姉ちゃんに後ろからこっそり近付いて、不意打ちでこちょこちょしてみたらどんな反応をするのか試してみたくなった。
まずは亀のように背中を丸めて身を隠していると…
「ねぇ、何してんの…?」
「うわぁぁっ!?………ぁっ……」
いきなり頭上からお姉ちゃんの声が聞こえて身体をビクビク震わせて飛び上がるほど驚いてしまった。
「ねぇ、どうせまた変なこと考えてたんでしょ?私に何かイタズラでもしようとした?」
「何で分かるんだよ!…あっ……ちがっ…」
「ふふっ♪ほんと分かりやすいよね~。そうやって私にくすぐられたいんでしょ?正直に言っておねだりしてみなよ?」
ニヤニヤと優しくお姉ちゃんに見つめられ、悔しさと恥ずかしさで反射的に反抗的な態度を取ってしまう。
「だ、誰がお前なんかにそんなこと言うかよ!ばーかっ!ドS暴力意地悪女!!」
…言った瞬間に後悔した。
お姉ちゃんの表情がすーっと氷のように冷たくなり、指をワキワキと見せつけられる。
「ぁっ…い、いやっ、その……」
「私にそんなこと言えるなんて。いい度胸してるね。ご褒美あげる。ほら、こっちに来なさい」
「ひっ…!や、やだっ…絶対にやだっ……!」
生まれたての小鹿のように足がプルプルと恐怖で震え、力も入らなくて尻餅をついて後退りしてしまう。
いくら口で反抗したところで、身体にしっかりと刻み込まれている恐怖からは逃れられない。
「今ごめんなさいすればお仕置きで勘弁してあげる。言うこと聞かないなら拷問レベルのくすぐりで一日中しつけをしてあげるけど、どうする?」
いつの間にかお姉ちゃんに仰向けで組伏せられ、胸の辺りに馬乗りされて顔を覗き込まれる。
中学2年生になっても、やはり怖いものは怖い…
素直に「ごめんなさい」という言葉が口から出る寸前、頭の中では悪魔が囁いてしまう。
『このままでいいの?勇気を持って反抗しないと一生お姉ちゃんに逆らえず支配される人生を歩むことになるけど。』
「ぁっ……ぁっ……!」
「恐怖で声も出なくなっちゃった?仕方ないな~。ごめんなさいお仕置きを受けますって言うなら、首を縦に振ってみせて?それならできるよね?」
このまま無抵抗にごめんないをしてお仕置きを受けるしか選択肢はないのだろうか?
お姉ちゃんに一生勝てないし逆らえない人生を送るのだろうか?
そう考えると、何だか悔しくなってきて反抗する意志が復活してしまった。悪魔の囁きに敗けて、お姉ちゃんの言うことを聞かずに気付けば顔を横に背けて反抗の意志を示していた。
「…あっそ。せっかくチャンスをあげたのに、そうやって不意にするんだね。責任持って私がしっかりと躾をしてあげる。中学生なんだから、6時間くらいぶっ通しでくすぐっても問題ないよね?」
「…そうやって、何でいつも理不尽にくすぐってくるんだよ!!何がしつけだよ!ただ自分のストレス解消の道具にしてるだけだろ!ばーーかっ!!」
勢いに任せて日頃から募っていた不満をぶちまけてしまった。お姉ちゃんは顔を見下ろしながら静かに聞いていたけれど、少しだけ悲しそうな顔をした後、小さな声で(人の気も知らないで…)と囁いていたような気がした。
「…言いたいことはそれだけ?」
「ぅっ……そ、それだけだから…早く退けよ…!」
「そこまで言われて許すとでも思った?もういいよ。反省もしない悪い子は徹底的に躾してあげるから。」
力を振り絞って逃げようと必死にもがいていると、脇腹辺りを痛くない程度にグニグニと揉み込まれてしまった。
「あひっっぃぃっ!?なっ…ち、力が……」
「力入らないでしょう?大人しくしていなさい」
くすぐったいツボにお姉ちゃんの指先が触れた瞬間、全身の硬直していた力がへにゃへにゃと抜け落ちて痺れたかのように力が入らなくなってしまった。
身体を動かせない様子を確認すると、お姉ちゃんは一度馬乗りから降りてシャツを脱がせ始める。
両腕を容易く万歳させられて上半身を裸にされると、そのまま両腕の上に脚とふくらはぎの間で挟み込むように座り込んで人力拘束されてしまった。
顔を太ももで挟み込まれて固定され、上から冷たく見下ろされる。
「ひっ…や、やめっ…やだっ…いやぁぁっ」
「さっきあんだけ私に強気なこと言ってたのに。まさかもう弱気になっちゃった?じゃあ最後にもう一度チャンスをあげる。素直にごめんなさいして反省した態度を見せて?そしたら考えてあげる。」
「ご…ごめんなさい…反省してます…もう二度と生意気言わないから…勘弁してくださぃ…」
涙目になって震えた声で必死に命乞いしてしまう。
微かな期待を込めてごめんなさいを繰り返していると、ピンと伸ばされた腋の窪みに細長くて器用な指先を這わせられる。たったそれだけなのに、まるで全身に電流が走ったかのようなくすぐったさが駆け抜けて奥歯がガタガタと震えてしまう。
「そうやって怯えていれば許してもらえると思った?お仕置きしてあげる。ほら、こちょこちょこちょこちょ~」
「__ひっっいひゃっ!!ぁぁぁぁっんぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっくひゅぐっひゃぃぃっぁぁぁぁぁっぎゃぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁぁっあはははははははははははや、やめでぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁゆるじでっぁぁぁぁぁぁっあはははははははははははははははははは!!!!」
5本の指をそれぞれ左右からバラバラに素早く動かされ、腋の下を情け容赦なくこちょこちょとくすぐられていく。
一瞬にして頭の中が"くすぐったい"しか考えられなくなり、情けなく笑い狂っている顔をお姉ちゃんに上から見つめられると恥ずかしさも相まって感情がぐちゃぐちゃになってしまう。
「くすぐったいね。まだ笑い狂って喋れてるうちは余裕ってことでしょ?ほら、反省するまでこちょこちょやめないからね?」
「いひゃぁぁぁっぁぁぁっは、はんせいじまじたからぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっじぬっっぁぁぁぁぁぁっしんじゃぅっっぁぁぁぁぁっぁっぁぁぁぁっぎ、ギブっっっぁぁぁぁぁぁっっお、おねがぃぃっひゃめてぇぇぇっ!!!」
「そんな口だけの反省いらないから。私に生意気言ったたらどうなるのか、しっかり身体に刻み込んであげるからね」
お姉ちゃんは指先を腋の下から首筋に移動して、喉仏をこしょこしょと指の腹で撫でたり10本の指で首を包み込むようにしてこちょこちょとうごめくようにくすぐり始める。
ゾクゾクとして我慢できないくすぐったさに、自由な足をバタバタとさせたり腰をへこへこ浮かせて必死に逃れようとするも結局は無駄な抵抗で体力を消耗しただけで終わってしまう。
「あへへへっひゃめっっぁぁぁぁぁっいひゃぁぁぁぁゆるじてくださぃぃっぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁごめんなざぃぃっぁぁぁぁぁぁぁぁっお、おかひくなるぅぅっぁぁぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「はいはい、おかしくなってもやめないから安心して?ちゃんと私の目を見ながらしっかり『ごめんなさい』って言いなさい。」
「ご、ごめんなざぃぃっぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぅぁぁぁぁぁぁっごめんなざぃぃっごめんなさぃぃっ!!」
お姉ちゃんの凛とした顔が目前に迫り、しっかりと見つめられて恥ずかしくなってしまう。
しかし、あまりのくすぐったさにそんなことを言っている余裕もなく何度も何度も目を見つめ返しながら「ごめんなさい」を繰り返す。
お姉ちゃんのくすぐりは緩急をつけながら、弱いところを執拗に的確に容赦なく責め続けており、これが拷問であればもうとっくに心が折れて洗いざらい白状していただろう。
お姉ちゃんは今、恐らく大分加減をして"お仕置き"レベルのくすぐりに抑えていているのだと思うと、あれ以上生意気な態度を取って本気で怒らせていたら今ごろとっくに発狂しておかしくなっていたのかもしれない。
「あはっぁぁぁっっっぁぁぁっぎゃぁぁっあはっ、あはっ、ぁぁぁぁっはぁっっんっっぁぁっあはっあひっっっっぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっ……」
段々と笑い疲れてごめんなさいという言葉が出てこなくなると、お姉ちゃんは無言で目を見つめながら執拗に腋の下や首をこちょこちょとくすぐり続けていた。
笑い疲れて足をバタつかせる体力も気力もなく、脂汗が身体から流れ落ちて半ば白眼を剥いてぐったり息絶え絶えになってきたころ、ようやくくすぐっていた指先が離れた。
「__ひっ、ひっっっあひっ、ごほっ、げほっ…っぁっっ、はぁっ…っっぁぁっ……」
「そろそろ反省した?」
汗で濡れた額に手を置かれ、軽くよしよしと撫でられながら顔を覗き込まれる。
顔は涙や涎でぐちゃぐちゃになり、穴があったら入りたいほど恥ずかしさと苦しさと疲労と脱力感でいっぱいだ…
今度こそ、必死に顔を縦に振って肯定の意を示す。ようやく、お姉ちゃんはフッと優しく微笑んで許してくれるような兆しを見せる。
「反省しているようだから、今日のところはこれで許してあげる。けど、もしまた私に反抗的な態度取ったり生意気言ったら次は容赦しないからね?そうだ…お仕置き部屋に連行してママと2人で躾してあげるから。覚悟しなよ?」
「ひっっっ!?そ、それだけは勘弁してぇぇっっ!!」
お姉ちゃんに泣いて反省するまでしっかりとお仕置きをされて今日のところは許してもらえた。
人力拘束から解かれても、起き上がる体力も無くてしばらくぐったりと寝そべっていると…
「いつまで裸で寝てるの?風邪引くよ?それとも…まだ私にこちょこちょされたい?」
とお姉ちゃんに脅されて急いで起き上がって逃げるようにその場を立ち去った。
次の日朝起きると、全身筋肉痛になって中々ベッドから出られない…。体調不良で学校を休もうかと考えていると、部屋に入ってきたお姉ちゃんに無理やり起こされる羽目に。
お姉ちゃんが中学2年生の時は理不尽にくすぐってきたのに、自分は反抗することすら許されないのだろうか…
そんな不公平は当然口には出せず、お姉ちゃんには絶対に逆らってはいけないし勝てないことを今後もしっかりと身体に刻み込まれていくのであった。
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「幼馴染みにも反抗的な態度を取った結果」
昨日はお姉ちゃんに泣いてごめんなさいをするまでこちょこちょで躾られて、月曜日の今日起きた時から全身筋肉痛で歩くのもつらいほどだ。
それでも無理やり身を起こして学校へと向かうことに。中学2年生になっても、幼馴染みとは同じクラスでずっと隣の席に固定されていた。
「おはよ~♪あれ~どうしたのそんな暗い顔して、何かあったの~?」
「べ、別に…何もないし!」
席につくと、顔を覗き込むようにして幼馴染みに話しかけられ思わず恥ずかしくてそっけない態度を取ってしまった。
「ふ~ん、私に隠し事しちゃうんだぁ?どうせ昨日香織さんに何か生意気なこと言って死ぬほどお仕置きされたんでしょ?」
「え、な、何で分かるの!?」
「あれ、図星だったんだ♪駄目だよ~そんな態度ばっかり取ってたら!私もしっかり躾してあげるんだからね♪」
「う…うるさいっ…ばかっ、」
指を目の前でワキワキされて、思わずゾクゾクと震える身体を抑えながらも必死に強がってみせる。
そんな様子が気に入らないのか、少し怒った様子の幼馴染み。
「ふ~ん。そんなこと言うんだね。じゃあ今日の放課後私の家に来てよ!徹底的にこちょこちょして躾してあげるから!」
「や、やだよ!何でそんな…」
「言っとくけどあんたに拒否権は無いからね?それでも嫌だって言うなら教室の中でクラスの女子皆でこちょこちょしてあげるけど、どうする?」
「ぅぐっ……分かりました行きます…」
「ふふっ♪よろしい!いい子いい子~♪」
流石に教室の中でクラスの女子全員からくすぐられるのはごめんだ…今日の放課後は幼馴染みの家に行くことを了承すると、まるで小さな子供扱いのように頭をよしよしと撫でてきた。人目もありかなり恥ずかしかったけれど、下手に反抗して機嫌を損ねたら何をされるか分からないという恐怖から、大人しくされるがままに撫でられるしかなかった。
**
キーンコーンカーンコーン…キーンコーン…
「んんー!学校終わった~♪」
「疲れたね~じゃあ帰るわおつかれさま!」
「ちょっと待とうか~?今日の朝話してたこと、忘れてたとは言わせないからね?」
学校が終わった瞬間ダッシュで逃げ帰ろうとするも、しっかりと後ろ襟を掴まれて捕まってしまった。
観念したようにがっくりと下を向いて、大人しく幼馴染みの家に向かって歩き始める。
「な、なぁ…流石にこれは恥ずかしいって…」
「だってしっかり捕まえてないと逃げちゃうかもしれないでしょ?」
腕にしっかりと抱きつかれるような形で、端から見たらラブラブな恋人同士が下校しているように見えるかもしれない。
栞の家に行くのは何だか久々な気がする。
小学生の頃はよく遊びに行って…体力が尽き果てるまでこちょこちょ遊びに付き合わされたことを思い出して寒気がしてしまう。
「ただいま~!…って言っても、今日はママ仕事だしお姉ちゃんもまだ帰ってないから遠慮せず上がって♪」
「お邪魔します…」
手洗いやうがいをして、幼馴染みの部屋で待たされる。
しばらくして、「ごめん~麦茶しかなかった!」とお盆の上には冷たいグラスに入れられた麦茶が2つ。
「はい、どうぞ~♪」
「ありがと!」
このままお茶だけ飲んで帰りたい。
異性と2人きりという状況に、遅れて恥ずかしくなってしまった。
「さて、じゃあ早速こちょこちょしてあげよっか♪」
「んえっ…!?や、やっぱり…?ほら、今日はやめにしない?」
「ん~なにその反応?こちょこちょされたいから私の家まで着いてきてくれたんじゃないの?」
「いや着いてきたというか…連行されてきたの間違いでは…」
「とりあえず上は全部脱いでくれる?こちょこちょしやすいように!」
指を目の前でワキワキされるとすっかり逆らえない身体になってしまった…。
昨日に続いてまさか今日もくすぐられるとは思ってみなくて、「筋肉痛だから優しくして…」とお願いすると「いいよ~♪優しくこちょこちょしてあげるね」とニッコリ微笑んでくれた。
その無邪気な笑顔を浮かべている時は、経験上大抵ろくなことが起こらない…。
渋々と、シャツや肌着を脱いで上は裸の状態になると、カーペットの敷かれた床の上に仰向けで寝るよう指示された。
何だか昨日と同じような…デジャブを感じる。
「はい、両手万歳しよっか♪」
「…やだって言ったら?」
「ベッドに縛り付けて一晩中こちょこちょお泊まりコースにする♡」
その一言でサッと素直に両手を万歳すると、昨日のお姉ちゃんと全く同じように腕の上に乗られて人力拘束され、顔も太ももで挟み込まれてニヤニヤと覗き込まれてしまった。
…もしかして両手万歳で押さえつけながらくすぐるの、流行ってるのだろうか?いや、多分偶然だろう…
「ほらほら、女の子に押さえ込まれちゃってはずかちいね~♪私のくすぐったい指さんがこちょこちょしたいって言ってるよ~♪」
「ひっ…や、やめろって!ワキワキしちゃだめっ…」
目の前で見せつけるように指をこちょこちょワキワキ動かされ、ゆっくりと腋の下に近づけられていく。
試しに少し腕に力を入れて必死に逃げようとしてみるも、しっかりと関節を抑えられていて逃げられない。
お姉ちゃんにされている時は恐怖の感情が強かったけれど、今は純粋に恥ずかしさと多少の悔しさで頭がパニックになってしまう。
せめてもの抵抗とばかりに、ぎゅっと目を閉じて刺激に備えようとしていると…
「ほぉら、こちょこちょこちょこちょ~♪」
「っっひゃっぁぁぁっあはっぁぁぁぁっだめ……あ、あれ…」
「あははっ♪まだこちょこちょしてないよーだっ!それなのにひぃひぃ笑っちゃってどうしたのかな?恥ずかしいね?」
「う、うるさいっ…!この、意地わ…ぎゃぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁっ!?ぁぁぁぁぁっいひゃっぁぁぁぁっやめてっぁぁぁぁぁぁぁっだめぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっぁぁっごめんなざぃぃぃぃっぁぁぁぁぁぁっあはははははははは!!」
「そんな生意気なこと言うならもう容赦なくこちょこちょの刑にしてあげるんだから!ほらほら、こちょこちょ~♪くしゅぐったいの?じゃあもっとしてあげる~♪」
意地悪されて思わず反抗的な言葉が口から出かかった瞬間に今度は本当に腋の下をこちょこちょ~♪と素早くくすぐられてしまう。
昨日散々くすぐられたおかげで笑う度に腹筋がズキズキと痛んでしまうけれど、それ以上のくすぐったさが襲いかかって情けなく笑い狂わされてしまう。
加減を知らない無邪気な指遣いで、反応するところを的確にこちょこちょとくすぐったり、不意に首筋や脇腹にまで手を伸ばして予測できない刺激にひぃひぃと泣かされる。
「いひゃぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃっぁぁぁっだ、だめだってぇぇっぁぁぁぁっじぬぅっぁぁぁぁお、お腹いたぃぃっぁぁぁぁぁぁっあはははははははははは!!ご、ごめんなさぃぃぃっぁぁぁぁぁっやめてぇぇっぁぁぁぁっ!!」
「え~?でも愉しそうに涎垂らして笑ってるし、本当は嬉しいんでしょ~?もっと私にこちょこちょして欲しいんだよね?でも学校では恥ずかしいから格好つけちゃうんだよね?素直になりなよ~♪ほら、こちょこちょこちょ~♪」
「いひゃぁぁっう、うれしくなぃぃっぁぁぁぁっほ、ほんとにくしゅぐっだいからぁぁぁっや、やめてぇぇっ!」
「えぇ~っ!嬉しくないとか言うんだぁ…傷ついたからお仕置きだよ。もうおかしくなっちゃうまでずーっとこちょこちょしてあげるからね」
口が達者な幼馴染みに言葉責めされながら器用な指先はピンと無防備に伸ばされた腋の窪みをこちょこちょと指先で踊るようにくすぐり尽くしていく。
お姉ちゃんにくすぐられていた時は恐怖で支配されているような感覚が強かったけれど、幼馴染みのくすぐりは"羞恥心"を煽るような言葉責めと愉しそうにニヤニヤと笑みを浮かべながら顔を見下ろされて恥ずかしさとくすぐったさと、ほんの少しだけもっとされたいと思ってしまう何かがあった。
"拷問師"の母に育てられた姉と、"調教師"の家庭で育った幼馴染みとではここまでくすぐり方や雰囲気に差が出るのかと改めて分からされた瞬間だった。
「いひゃぁぁっも、もっとぉぉっぁぁぁっあはっ!もっとくひゅぐってくださぃぃぃっぁぁぁぁっお、おねがいじますぅぅっぁぁぁぁぁっい、言ったぁぁぁぁっおねだりしたからぁぁぁぁぁぁぁっやめてぇぇっ!!」
「わぁ~♡やっと素直におねだりしてくれた~♪そっかそっか、そんなに私にこちょこちょしてほしかったんだね~正直に言えてえらいね~♪じゃあちょっとだけご褒美あげよっかな~♪」
「っはぁっ…はぁっ…ご、ごほうび……?」
ニコっと気持ちのいい可愛い笑顔になる幼馴染み。
ようやくくすぐりが終わったのかと思っていたけれど、顔を横向きにされて片手で押さえつけられ、手首の辺りに座り直して…
「ふ~~~っ♪こしょこしょこしょこしょ~♡」
「んひぃぃぃっ!?あひゃっんぁぁぁっあひっっっひゃめっっんへへへっぁぁぁぁっあはっぁぁぁっんぁぁぁっそ、それひゃめてぇぇっぁぁぁぁぁんぁぁぁっ!!!!」
耳に息を吹きかけられ、「こしょこしょ」囁かれながらもう片方の手で首筋を細かくこちょこちょ~♪とくすぐられる。
ゾクゾクとしたくすぐったい快感に、思わず喘ぎ声に近い情けない声を出して涎を垂らしてビクビクと身体が反応してしまう。
耳たぶを甘噛みされ、艶かしい唇の感触を意識させられドキドキと身体が熱くなる。
そして、耳の穴にふ~っ♪と再び息をかけられた直後、舌で「じゅるじゅる♡」と中を舐められて脳内までくすぐり犯されているような感覚に襲われる。
「んぁぁぁぁぁっ!!ぁぁぁっあひぃぃっぁぁっっあへっんぁぁぁぁっあひゃっんぁぁっんぁぁぁんっぁぁぁむあへへへへっんひぃぃっぁぁぁぁっんぁぁぁぁぁっっ♡」
「じゅるっ…♡れろれろ…♡ふ~っ♡」
甘美なまでに身も蕩けるような快感とくすぐったさに、全身の力も抜けてされるがままに責められてしまう。
口の端からは涎が垂れ落ち、おかしくなるほど悶え狂わされていく…
頭の中がくすぐったいと気持ちいいと、もっとされたいしか考えられない…
このままだと…ほんとうにおかしくなるぅぅ!!
「はい、ご褒美終わり~♪もういっかいこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♪」
「っっぁぁぁっあひっ!?いひゃぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁだめぇぇっんぁぁぁぁっへ、へんになるぅぅっぁぁぁぁぁっか、身体おかひくなっっっっひゃぅっぁぁぁぁぁぁっあははははははははははははははは!!!」
「うんうん、おかしくな~れ♪おかしくな~れ♪私にこちょこちょされないと生きていけない身体になっちゃえ~♪」
耳責めから解放されたかと思えば、再び腋の下を容赦なくこちょこちょとくすぐられてしまう。
だけど、不思議なことにくすぐったさは変わらないけれど同時に"気持ちいい"という快感を身体が感じていて、初めての感覚に頭も心もおかしくなってしまいそう…
「いひゃぁぁぁっきもちぃぃっぁぁぁぁっおかひくなるからぁぁぁぁっひゃめっっぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁっも、もっとじでぇぇっぁぁぁぁぁぁっおねがぃぃぃっ!!」
「そんなにお願いされたら仕方ないな~♪ほらほら、こちょこちょ、こちょこちょこちょ~♪私にくすぐられるの好き?」
「す、すきぃぃぃっぁぁぁぁっすきだからぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっすきぃぃぃぃっぁぁぁぁぁぁっあははははは!!」
「ふふっ♪嬉しい~♪お礼に大好きなこちょこちょいっぱいしてあげようね~♡」
もう反抗的な心も生意気な言動もなくなり、すっかりと"調教"されて恥ずかしげもなくおねだりをしたり「好き」という言葉を何度も声に出させられていく。
幼馴染みによる調教は、学校から帰宅した茜さんが「うるさい!」と部屋に入ってくるまで続けられたのであった。
**
「あら~もう帰っちゃうの~?一緒に夕食でもどうかしら?お家の人には私から連絡してあげましょうか?」
「だ、大丈夫です!また今度遊びに来ます!!」
「そう♪気をつけて帰ってね♪」
「また明日ね~!!」
玄関で栞と栞のお母さんに見送られる頃には、もうすっかり外は暗くなっていた。
門限の時間もとっくに過ぎていて、もしかしたらお姉ちゃんが怒って待っているかもしれない…
戦々恐々としながらゆっくりと家に入ると…
「た、ただいま……」
「おかえり。ご飯できてるから早く着替えてきなよ」
「あっ…ぇっ…う、うん…わかった…」
お姉ちゃんと鉢合わせたけれど、意外にも怒られずに済んだ。後から聞いた話、幼馴染みの家を出た後に栞のお母さんが電話でお姉ちゃんに帰りが遅くなることを伝えてくれていたようだった。
もしその連絡が無ければ…きっと門限を破ったお仕置きを受けていたかと思うと背筋が凍る思いだった。
どうせなら、お姉ちゃんも幼馴染みのように優しさのあるくすぐりをしてくれたらいいのに…
「ん?何か言いたいことあるの?」
「…い、いやべつに…」
「…そう。」
幼馴染みと違って、流石にお姉ちゃんには素直な気持ちでおねだりなんてできなかった__。