お風呂場で気を失った後の記憶が無い。
気が付けば私は脱衣場にある寝転べる椅子のような所に全裸の状態で寝かされ、上から1枚バスタオルをかけられていた。
「ん…んんっ……あれ……わたし……」
目が覚めると見覚えの無い天井が見えて少し驚いてしまう。
「つむぎちゃんやっと起きたんだ~♪大丈夫?ほら、お水飲んで」
「ひっ!?り、凛さん…ん、んぐっ…ごくっ…ごくっ…」
上半身を起こされ、凛さんに冷たい水を飲まされていく。
もしかしたら私は銭湯でのぼせてしまったのかもしれない。思い出したくない恥ずかしい出来事は、きっと夢でも見ていたに違いない。
必死にそう思い込むようにして気持ちをリセットしようとするものの、私はまだ起きてから凛さんの顔を直視できずにいた。
「つむぎちゃん、私に怯えてるの~?」
「ひっ!?り、りんさん…その…」
頬を両手で挟み込まれ、正面から顔を覗き込まれる。
無意識のうちに表情に出ていたのだろうか。
それに、私の身体もいつの間にか震えていた。
「大丈夫大丈夫♪つむぎちゃんが"良い子"でいてくれるならちゃんと優しく可愛がってあげるから、ね♪」
「そ、それって…どういう…ひゃぅっ!?」
ピタッと脇腹に指を添えられてほんの少しだけツボを押し込むように刺激される。
「私に反抗したり逃げようとしたりしたら…ちょっときついお仕置きをして分からせてあげるってこと♡じゃあ私の家に帰ろっか♪」
「ぇっ…ぁっ、だ、大丈夫です…今日は帰らせてください…」
「ん~?よく聞こえなかったけど…つむぎちゃん?また私に気絶するまでこちょこちょされたいの?」
ドスの効いたような声を耳元で囁かれ、私は大人しく言うことを聞くしかなかった。
服を着せられて銭湯を後にしても、凛さんに隣からしっかりと腕を組まれて歩かされる。
「逃げようとしてもすぐに取り押さえてくすぐれるんだからね?」と脅され、連行された先は凛さんの家族が住んでいるという日本家屋のお屋敷だった。
「凄いお家……」
「まぁ古っぽいだけだけどね~、さぁ、遠慮せず上がって♪とりあえず晩御飯食べていきなよ」
靴を脱いで家の中に上がってしまう。
「あら…あなたが今日からうちで働いているバイトさんね♪凛の母です。疲れたでしょう?ゆっくりしていってね♪」
「えっ、あっ…宮前つむぎと言います…ありがとうございます…」
凛さんの母親は着物姿のよく似合う綺麗な女性だった。
和室の居間に通されると、私の分のご飯も用意されていた。
「ほらほら、遠慮しないで座って?つむぎちゃん♪一緒にご飯食べようよ」
「で、ではお言葉に甘えて…」
本当は今すぐにでもここから逃げ出したい気持ちだ。しかし、凛さんやお義母さんに勧められるがまま食卓についてしまった。
お魚や野菜を中心とした、シンプルながら美味しそうな匂いがする料理の数々。
「お口に合うか分からないですけれど…ぜひ召し上がってかださいね♪」
「ありがとうございます…い、いただきます…」
お箸を手に取り、視線を感じながらお浸しを食べてみる。
「んっ…美味しい…!」
思わず笑みを浮かべてそう呟くと、ふっと空気が和やかになった気がした。
「ふふっ♪よかった~♪おかわりもあるからいっぱい食べてね♪」
「ありがとうございます!」
もうここまで来てしまえばどうにでもなれというような開き直った気持ちで私は食事を楽しみことに全力を注いだ。
凛さんにひどいことをされたのは気のせい…様子がおかしいのも気のせい。
さっきは人目の無い銭湯であったけれど、流石に家の中で凛さんは私に手を出してこないだろう。
そう半ば強引に信じ込むようにして明るく振る舞いながらお腹いっぱい食事を頂いた。
「御馳走様でした…美味しかったです、あ、私も洗い物お手伝いしますよ!」
「いいのいいの!つむぎちゃんは"大事な"お客さんだから、ほら、ゆっくり座っててね♪デザートに果物持ってきますね」
しばらくして私の前には美味しそうなメロンが用意された。
どうしてただのアルバイトの私にここまでしてくれるのだろう…?と微かな疑問が浮かんだけれど、それ以上考えるのは何だか申し訳ないような気持ちだった。
最後、冷たいお水をもらいごくごくと飲み干す。
「んっ、御馳走様でした…本当に美味しかったです…私はそろそろ失礼して…あ、あれっ………」
目の前の視界がクラクラと歪んでいく。
凛さんの声が遠くに聞こえる。
猛烈な眠気に身体が包み込まれ、どさりと畳の上に倒れ込むようにして眠ってしまった。
**
「すぅ……すぅ…んっ……んんっ………」
夢を見ているような気がした。
天国にいるみたいなふわふわの雲の上に寝転んでいると、細かな綿毛が私の身体に優しくまとわりつき、肌の上をこしょこしょと這いまわってこしょぐったいような気持ちいい感覚に身悶えてしまう。
もどかしいくすぐったさが段々と強くなり、もう我慢しきれずに身体を動かそうとするも、両手と両足を柔らかい雲に絡み取られて動けない……!
「…っぁぁっあはっ!?ひゃめっっんぁぁぁっあはっ!?」
「こちょこちょこちょこちょ~♡ふふっ、つむぎちゃんやっとおきた~♪薬が効きすぎて朝まで眠られたらどうしようかと焦っちゃったよ」
「っっなっ!?り、凛さん…こ、ここはどこですか……?どうして私…手足を拘束されているんですか……?」
夢から覚めると、目の前には優しく微笑むようにして顔を覗き込みながら私の胸横や首筋をこしょこしょと撫でている凛さんの顔が目に入った。
両手首と足首にベルトのような枷を巻き付けられていて大の字でベッドの上に拘束されていることに直ぐ様気が付いた。
「だってつむぎちゃん、こうしておかないと家に帰っちゃうでしょ?私、帰さないよって言わなかったっけ~?」
「そ、そんな…凛さん!こんなの犯罪です!か、監禁なんて良くないですよ…!い、今解放してくれるなら警察には言わないであげますから……ね?」
「ぷっ、あははっ♪つむぎちゃん面白いね~♪まだ自分の立場分かってないのかなぁ?今私に何をされても抵抗できないんだってこと教えてあげよっか?」
「ひゃんっ!?い、いひゃっ……や、やめてぇ…!!ぁぁぁっぁぁぁっひゃっ!?ぁぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっいひゃぁぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁぁぁぁぁぁっははははははははははははは!!!!」
敏感な腋の窪みをカリカリこちょこちょと細長くて器用な指先でくすぐられると、さっきまでの強気な態度は一瞬にして吹き飛んで情けなく笑い狂わされてしまう。
どんなに手足に力を入れて抵抗を試みても、頑丈な拘束具はピンと大の字の姿勢を強制させ続けている。
「ほらほら、こちょこちょ~♪苦しいよね?くすぐったいよね?もっともーっとしてほしいよね~つむぎちゃん?だってお風呂で私にイカせてっておねだりしてたから、本当はドMなんだよね~?」
「にゃひっ!?な、何を言って!ち、違いますぅっぁぁぁぁぁっり、凛さんが無理やり言わせたからぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっや、やめてよぉぉっぁぁぁぁぁっだ、誰かぁぁぁぁぁったすけてぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっあははははははは!!」
「ふ~ん…そんなこと言っちゃうんだ~?それに、ここは離れにある地下室だから誰も助けになんて来ないよ?大学も今夏休み期間だし、1,2ヶ月監禁して毎日ずーっとこちょこちょしてあげてもいいんだよ?つむぎちゃん?」
「ひっ!?そ、そんなっぁぁぁぁっご、ごめんなざぃぃっぁぁぁぁぁっいひゃっぁぁぁぁぁっゆ、ゆるしてぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁっゆるじてくださぃぃぃっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!」
「そうそう、やっと少し素直になったね~♪でももう少しこちょこちょして徹底的に躾をしてあげるからね♡ほらほら、がんばれがんばれ~♪こちょこちょこちょこちょ♪」
地下室…監禁……その言葉を聞いた瞬間、私の中にあった希望は全て打ち砕かれてしまった音が聞こえてきた。
これまでとは一転した態度で、顔を涙や涎でぐしゃぐしゃに汚して情けなくひぃひぃと笑い狂い、何度も何度も「ごめんなさい」と「許してください」を繰り返してしまう。
顔を覗き込まれながら意地悪に「こちょこちょ~♪」と囁かれ、首筋を10本の指先で包み込まれてこしょこしょ撫でられるとたちまち身体の力が抜けて情けなく涎を垂らして恥ずかしい顔で笑い悶えてしまう。
「もう大学生なのに恥ずかしいね~?」と言われながらねちねちとこちょこちょされ、屈辱感とくすぐったさと恥ずかしさで頭がおかしくなりそう…
凛さんは足下へと移動すると、おもむろに足の裏をこちょこちょと軽やかにくすぐり始める。
「んひゃっ!?いひゃぁぁだっあっぁぁっあっっっあはっ!?ぁぁぁぁぁっっや、やめてっやめでぇぇっぁぁぁぁぁぁぁっもうひゃらぁぁぁぁぁぁっゆるしでぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁぁっあはははははははは!!」
「こちょこちょ~♪つむぎちゃんは足の裏も弱いんだ~?綺麗な足もいっぱい可愛がってあげる!ほぉら、土踏まずのところカリカリこちょぐられるのヤバいよね~?私も小さい頃母親にお仕置きでやられたことあるんだけどさあ、くすぐったすぎて本気で泣いちゃったんだよね。だからつむぎちゃんも泣くまでくすぐってあげるから♡」
_狂っている……おかしい……!頭おかしい…!
凛さんはどうして私にこんなことをするのだろう…
監禁して私を拘束してベッドの上で泣くまでこちょこちょ?
なんで、なんでなんでなんで…!!
どうして私がこんな目に遭わないといけないの…!
理不尽なくすぐったさに半狂乱になり、目から涙が溢れて全身の体温が上がりすっかり汗だく息絶え絶えにってしまうまで、凛さんは全身をこちょこちょとくまなくくすぐり続けていたのだった。
**
「……っはぁっ……はぁっ…ひっ……あひっ……ひっ…な、なんでこんなことしゅるの……わ、わたし……りんさんに何かしましたか……」
「ん~教えて欲しいの~?どうしよっかなぁ?大学卒業後もうちの神社で巫女として働くって契約してくれるなら教えてあげてもいいけど~…?」
「な、なんで…なんで…ひゃぃっ!?」
「つむぎちゃんは何か勘違いしてるね。今の状況理解してない。もう小学生じゃないんだからさ、馬鹿みたいに「なんでなんで~」って質問したら優しく答えてくれる先生は居ないんだよ?そもそもそんな質問する権利を与えた覚えはないし。とりあえず今日は気絶するまでこちょこちょしてあげるから。また明日さっきの答え聞かせてね。」
「ぇっ…そ、そんな…や、やだっ…も、もうこちょこちょはいやっ!や、ぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁっっいひゃぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁっあははははははっぁぁぁぁぁぁぁっおかひくなるっっっぁぁぁぁっっ!!」
凛さんは宣言通り、私に容赦なく息を吸うことすら許さないレベルのくすぐりを与え続けた。
疲労と酸欠によって、ぐったりとして意識が堕ちてしまう。
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そうして、私の監禁生活が始まった。
朝起きると、私は身体の前で手枷をつけられていることに気付いた。
足枷は外されていて、逃げ出そうと思ったけれど窓はない。
凛さんは確か…離れにある地下だとか言っていたような。
まるで刑務所の中にいるような感覚。
部屋にあるのはベッドと洋式のトイレがひとつ。
私の服や私物は見当たらない。
当然、携帯から誰かに助けを求めることもできない。
階段の上の扉から鍵が開く音。
凛さんだろうかと思い布団の中に隠れる。
ゆっくりと私の元へと近づいてくる誰かの足音。
優しく布団を剥ぎ取られて顔を見られる。
「おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?」
「ぇっ…り、凛さんのお母さん……?」
ベッドの側に立っていたのは和服を着たお義母さんだった。
「凛は今巫女の仕事をしていますので、私がつむぎさんのお世話をさせていただきますね。」
「な、なんで……ぁっ…た、助けてください!ここから出して…!」
「それは出来ません。あなたが"ご自分の意志で"決断をしてくれるまで絶対に逃がしません。私には武道の心得がありますので…くれぐれも下手なことは考えないでくださいね♪つむぎさん。」
…あぁ…逃げられないのだと言葉で理解させられる。
お義母さんにご飯を食べさせられそうになり、頑なに口を閉ざしていると
「そんなに私にくすぐって欲しいのですか?」
「ひっ!?ご、ごめんなさい…いただきます…」
「よろしい♪あなたには健康で居てもらわないと困りますから。残さず食べてくださいね。」
ご飯の後はトイレに連れていかれ、くすぐられながら排泄をさせられる辱しめを受ける。
身体を濡れタオルで拭かれて綺麗にされたり、歯磨きを済まさせるとお義母さんは部屋を立ち去ってしまい一人残される。
お昼ごはんも同様に、全てしっかりと食べさせられる。
そうして、時刻は夜になったのだろう。
巫女の仕事を終えた凛さんが地下の部屋へとやってきた。
「いや~つむぎちゃんお待たせ!ちゃんと良い子に過ごしてたって聞いたよ~♪えらいね~よしよしよし」
「り、りんさん……」
凛さんの顔を見ると、昨晩の壮絶なまでのくすぐったい感覚を思い出して無意識に身体がブルブルと震えてしまう。
「そんなに怯えちゃって~♪じゃあ今日は優しめにこちょこちょして可愛がってあげようね~♪じゃあ大の字で寝てくれる?」
「は、はぃ…」
ベッドの上に仰向けになって寝転がる。
凛さんが手枷の鍵を外した瞬間、私は力を振り絞るようにしてベッドから逃げようとするも__
「おっと、逃がさないよ~こちょこちょこちょこちょ」
「ひゃぅっっ!?ぁぁぁぁっあはっ!?ぎゃぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁぁっいひゃぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁぁぁっあははははははははは!!は、離してぇぇぇっ!」
後ろから凛さんに抱き着かれて脇腹をこちょこちょとくすぐられて力が抜けてしまう。
容易くベッドの上で組み伏せられ、うつ伏せにされて馬乗りこちょこちょの刑を受けることに。
「つむぎちゃん残念だな~。わざと隙を作った時に逃げようとするか試したら、呆気なく罠に嵌まっちゃったね。そんなに私にお仕置きされたいんだね。もう絶対逃がさない。1週間くらいは大の字でベッドに縛りつけたままずーっと私とお母さんで一日中こちょこちょして躾をしてあげるから、覚悟しなよ♡」
「そ、そんなぁっっぁぁぁぁっご、ごめんなざぃぃっごめんなざぃぃぃっぁぁぁゆるしでぇぇぇっぁぁぁぁぁっ!」
「今さらそんな口先だけの軽い謝罪を私が受け入れるとでも思った?もういいから。おかしくなるまで泣いてぐちゃぐちゃどろどろになって笑い狂ってあへあへしてなよ。」
抵抗できなくなるまでこちょこちょで弱らされた後、私は仰向け大の字で拘束されることに。
優しい甘美な甘いソフトタッチのくすぐりによって絶頂が高まったら寸止めされて、容赦の無い激しいこちょこちょで何度も泣いてごめんなさいさせられる。
気持ちいいのとくすぐったいのをずーっと一晩中繰り返され、私は発狂しながら眠りに堕ちた。
次の日も。その次の日も。
凛さんとお義母さんが数時間おきに交代で私をこちょこちょとくすぐり続け、1秒だって休ませてはもらえない。
四六時中こちょこちょをされたことにより、私に残っていた正常な思考力も理性も反抗する意志も全て粉々に溶けてなくなっていった。
私が凛さんに"完全調教"されるまでの2週間。
あの時のことを思い出すと今でも身震いが止まらない。
こうして私は大学卒業後、
正式に"巫女"として凛さんの神社にてご奉仕をすることになった__。
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