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お姉ちゃんと幼馴染みに口喧嘩仕掛けて勝とうとした話

お姉ちゃんに口喧嘩で勝とうとした話


小学4年生のある日、お姉ちゃんにどうしても口喧嘩で勝ちたいと思った。


今年から中学1年生になるお姉ちゃんは、さらに身長も伸びて力も強くなった気がする。それに加えて、幼い頃から母に連れられて合気道を習っており、普通の喧嘩ではまず勝てない。


一瞬で押さえつけられて馬乗りされ、抵抗できないまま弱いところを泣くまでこちょこちょされて何度もごめんなさいして反省するまで絶対に許してもらえない。


くすぐったくて苦しくて、終わった後にはその場から動けずに毎回身体に刻み付けられた恐怖でガタガタと震えて泣いてしまうほど容赦の無い躾をされる。


やり過ぎだと抗議したくても、自分に非があってお仕置きが激しくなっているため口が裂けても言い返せない。


家で素直に大人しく過ごしていても、「門限ギリギリでどこ行ってたの?」とか「宿題したの?早くしなさい」とかいちいち小言を言われてしまい、つい「うるさいなぁ!」と強気な言葉を吐いてしまう。


「ふ~ん…私にそんなこと言うんだ?」と冷たい声で脅されると、背筋が凍り付いてガタガタと身体が震えて失言をすぐさま後悔してしまう。


走って逃げようにも恐怖で足が動かないし、そんなことをすれば捕まった時に「逃げた罰」としてより厳しく長くお仕置きされてしまう。


お姉ちゃんには絶対に逆らえないし、勝てない。


だけど、どうにかして勝つ方法は無いのだろうか…。そこで、ふと秘策を思い付いた。


いつも学校で幼馴染みに散々煽られたり言い負かされている経験から学んで、お姉ちゃんを口喧嘩で倒せばいいのではないか。


どうにかして勝つことができれば、普段理不尽なまでにこちょこちょされることを減らせるかもしれない。


もし負けたら……うぅ…考えたくない……


明日は土曜日。お姉ちゃんは午後から合気道の稽古に行く。その後家に帰ってから口喧嘩を仕掛けるのはどうだろうか。練習後で疲れているだろうし、最悪お仕置きされそうになっても逃げられるかもしれない…。


布団の中で無謀な計画を頭の中で張り巡らせながら、眠りについたのであった。


**

朝の7時頃だろうか。

窓辺からの陽射しが枕元に降り注ぐ。


一瞬、目が覚めて時計の針を見る。

起きようかと思ったけれど、そう言えば今日は土曜日だ。


もう少しだけ寝ていてもいいだろう……


再び瞼を閉じかけた時、部屋の扉がノック無しに開いた音がした。


「ほら、いつまで寝てるの?早く起きなさい!」


お姉ちゃんの声がする……寝起きで頭がまわらず、ついつい強気に言い返してしまう。


「う~ん…うるさい!まだ寝かせてよ…」


「は?うるさい…?そんなこと言うんだ?」


一瞬ヒヤリと後悔して謝ろうとした時にはもう遅い。

布団を無理やり剥ぎ取られて、足首を持たれ小脇に抱えて固定される。


そして、薄いパジャマのパンツ越しに足裏を乗せられて…


「…ぁぁっ!?ま、まって!!やめっ!!ぁぁっ!?ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁぁっあはははははははははははははは!!!!!!ぁぁぁぁぁっあはっぁぁっひゃめでぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁっあははははひははははははははははははは!!!!!!!」


「早く起きない方が悪いんだよ?せっかく起こしてあげてるのに生意気な態度取るからこんな目に遇うんだよ?」


お姉ちゃんに冷たい目で見下ろされながら、おちんちんを踏まれて容赦なく電気あんまされてしまう。


股関からビリビリと伝わってくるくすぐったさに、まともに喋れず本気で笑い悶えて泣かされる。


昔は朝中々起きないと、お姉ちゃんにこちょこちょされて起こされることが多かったけれど、最近はお手軽効果的だと分かったのか電気あんまをされることも増えていた。


スラッとして細長いけれど、鍛えられた脚は疲れる素振りもなく男性の急所をねちねち淡々と責め続けて離さない。


「ぁぁぁぁぁぁっお、起きるぅぅぅぁぁぁぁっ起きますからぁぁぁぁぁっぁぁぁっあはっぁぁごめんざぃぃぃぃっぁぁぁぁぁゆ、ゆるひてぇぇぇぇっぁぁぁぁっあははははは!!も、もう勘弁じでぇぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


「起きる?じゃあ早く顔洗ってきなさい。もう朝ごはんできてるからね」


パッと手を離され、反動でしばらく動けずぐったりとしてしまう。朝からハードに運動させられた気分…はぁはぁと呼吸を整えてから、ようやく顔を洗いに部屋を出た。


**

ダイニングに行くと、もう既に朝食が並べられお姉ちゃんが席に着いていた。母が拷問師の仕事で家にいない日は、家政婦である麗さんという女性が家事をこなしていた。


メイド服を着た寡黙な人で、くすぐりの腕前もかなり上手。昔まだお姉ちゃんが小学4年くらいだった頃、珍しく何か粗相をしてしまったのか麗さんにお仕置きされているところを見たことがある。


いつも強気なお姉ちゃんが、ひぃひぃと苦しそうに泣きながら何度も何度もごめんなさいしている姿は衝撃的だった。


一体どれほどくすぐったかったのだろうか…お姉ちゃんはそれ以降、淑女のように振る舞うようになった。


「早く座りなさい。冷めちゃうよ?」


「う、うん。いただきます」


今日の朝食はパンやスープ、オムレツ、サラダ、フルーツ等の洋食だった。特に会話も無く、淡々と上品に食事が進む。


あ…そうだ。昨日の夜に考えていた事をふと思い出した。お姉ちゃんに口喧嘩で勝つ方法…う~ん…何か無いかな。


とりあえず今日のお姉ちゃんの予定を聞いてみる。


「ねぇお姉ちゃん」


「ん?どうしたの?」


「今日何時くらいに帰ってくるの?」


「16時過ぎくらいになるんじゃないかな。どうして?」


「その…話したいことがあって…」


ピタッと持っていたフォークの動きを止めるお姉ちゃん。何か大事な話があると思ったのか、いつもより優しく真剣な表情になっていた。


「分かった。稽古終わったらなるべく早く帰るね。」


「あっ!?いや、そんな大した話じゃないから!」


必死に誤解を解こうとしてみるも、「はいはい。分かった分かった」と言った感じで相手にしてもらえず…。


いつもと違う雰囲気のまま朝食を終えていくのだった。


**

正午になり、お姉ちゃんはお弁当を持って合気道の稽古へと出掛けていった。


一応お見送りをした後、麗さんの作ってくれたお昼ごはんを食べていた。お姉ちゃんに話があると伝えたものの、その内容は特に考えていない。


う~ん…もしも仮に、素直に「口喧嘩で勝ちたい」なんて伝えたら…間違いなくこちょこちょで半殺しにされそう…


よっぽど悩んでいる顔をしていたのか、麗さんが話しかけてくれた。


「…何かお悩みですか?私でよければ相談に乗りますよ。」


「あっ…えっと…その……」


一瞬、素直に話すべきか躊躇してしまう。

だけど、もしかしたら何か言いアイデアをくれるかもしれない。口も硬そうだし…後でお姉ちゃんに告げ口されるとかは無さそうな人だ。ここは一度、悩んでいることを話してみようと決意した。


「大した悩みじゃないんですけど…お姉ちゃんにどうしても口喧嘩で勝ちたいんです!」


「それはどうして?どうして香織さんに勝ちたいと思うのですか?」


「だって…お姉ちゃんに力で勝てないし、いっつも無理やりくすぐられて泣かされるし…どうにかしてやり返す方法は無いかなと思って。それで、もしかしたら口喧嘩なら可能性あるのかなぁ…なんて。」


真剣だけど、穏やかな表情で聞いてくれる麗さんに気付けば思いの丈を全て話してしまっていた。


一通り最後まで言葉を聞いてくれた麗さんは…


「香織さんが嫌いなんですか?」


「えっ…?う~ん…いや…お姉ちゃんのことは別に嫌いじゃないけど…」


「だったら逆に、日頃の感謝を伝えてみてはいかかですか。きっと、喜んでくれると思いますよ。」


「えぇ~…そんなの恥ずかしいよ」


最初はお姉ちゃんに口喧嘩で勝つことだけを考えていたけれど、そもそもどうして勝ちたいと思ったのだろう。


麗さんと話していると、別にお姉ちゃんのことが嫌いなわけでも、特別何か勝ちたいと思える理由があるわけでもなかった。


人が勝ちたいと思うのは、相手と同じ土俵に立っている時だけだ。お姉ちゃんの背中には__遠く及ばない。


また麗さんは、「もし仮にただの口喧嘩をしたとしても、勝ち目は無いしこれまでよりもきついお仕置きが待っているからやめた方が賢明」だと忠告を加えてくれた。


お姉ちゃんが帰ったきて、「やっぱり話はない」なんて伝えても、きっと"こちょこちょ拷問"されて無理やり白状させられるだろう…。


となれば、麗さんの言うとおり"感謝を伝える"方がいいのだろうか。…何を言おうか、考えるだけでも身体がソワソワとしてくすぐったい感覚に襲われる。


お姉ちゃんが帰ってくる夕方までの間、時々麗さんと話ながら悶々と考えていた。


**

16時を少し過ぎた頃、玄関のドアが開いた音がした。


「ただいま~」


お姉ちゃんの声がして、出迎えに行ってみる。


「お姉ちゃんお帰りなさい」


「…珍しいね。話があるんだったよね?先にシャワー浴びてきていい?2階のソファーで待っててね」


「う、うん。わかった」


今日はいい天気で外も暑かったのだろう。

お姉ちゃんはシャワーを浴びにお風呂場へと向かって行った。


2階に上がり、半円の中央には陽当たりの良いちょっとしたスペースがある。1人掛けのソファーと丸いテーブル。よく母やお姉ちゃんがここで本を読んでいた。


日が陰り、柔らかいオレンジ色の光に身を包まれる。


しばらくして、「お待たせ」とお姉ちゃんと麗さんがやってきた。シャワーを浴びて、半袖のシャツとハーフパンツというラフな格好のお姉ちゃん。


麗さんは机に冷たいジュースとおやつを用意してくれて、軽く僕に目配せをしてから去っていった。


今日の朝とは違い、お姉ちゃんは気分が良いのか珍しく優しい雰囲気を感じた。


「それで~?私に話ってなにかな?もしかして…好きな人でもできた?」


「ぶふっ…!?ち、ちがうよ!!」


珍しくからかうような意地悪なことを言われてびっくりとして咳き込んでしまう。


ジュースをごくごくと飲んで、一旦気持ちを落ち着かせてから意を決する。


「お姉ちゃん…その…い、いつもありがとう…朝起こしてくれたり、心配して気にかけてくれたり…本当にありがとう」


お姉ちゃんは驚いたように目を見開き、すぐにまた優しい表情になった。


「そう…そっか…私の気持ち伝わってたんだね。まだまだ反抗期かと思ってたけど、成長してるんだね。私の方こそ、ありがとうね♪」


何だか顔から火が出るほど急に照れくさくなって、結局はついついお姉ちゃんに反抗的な言葉が出てしまう。


「う、うるさい!ばーかばーか!本当は口喧嘩で勝ちたかっただけだし!やーい!騙されてやんの!!」


「そっか~♪そんなこと言っちゃって…そんなに私に構ってほしいんだ?お仕置きしてほしかったんだね?」


ニヤニヤと妖しい笑みを浮かべながら椅子から立ち上がり近付いてくるお姉ちゃん。


逃げる間も無く抱き締められるようにして椅子から下ろされ、カーペットの敷かれた床に優しく押し倒される。


お腹の辺りに馬乗りされて、手首はそれぞれ1本ずつ上から床に押さえつけられる。


そして、至近距離で顔を覗き込まれてしまう。


「ぐっ…は、離せよぉぉ…ばかぁっ!!」


「口が悪いのは変わらないんだ?じゃあお仕置きしてあげないとね~?」


お姉ちゃんにじっと目を覗き込まれる。

お風呂上がりの髪の毛から、シャンプーの良い匂いがした。


ぼーっとしている内に、今度は両手を万歳で押さえつけられて腕の上に乗られる。太ももと膝の裏で挟み込むような形で人力拘束され、上から顔を見下ろされてしまう。


そして、指先はゆっくりと腋の下へと近付いていき…


「ひぃぃっ!?や、やめろぉぉっ!やだっ!こ、こちょこちょはいやぁぁっ!ぁぁぁっ!?ぎゃぁぁっ!?あはっぁぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁっひゃめでぇぇっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!!」


「こちょこちょこちょこちょ~。たまにはスキンシップの優しいくすぐりしてあげる♪嬉しそうに笑って可愛いね?」


「ぎゃぁぁっう、うれひくなぃぃぃっぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁっか、かわいい言うなぁぁぁっばかぁぁぁぁぁっへんだぃぃぃっぁぁぁぁっ!!!!」


薄いシャツの上から腋の下を容赦なくこちょこちょ~♪と愉しそうにくすぐられ、顔を覗き込まれながら首筋をねちねちと細長くて器用な指先で責められる。


お姉ちゃんは手加減しているつもりなのかもしれないけど、敏感な身体を笑い狂わせるのには充分すぎるほどのくすぐったさを送り込み続ける。


しかし、いつも本気でお仕置きされている時のような、背筋の凍り付く威圧感や恐怖は感じない。


お姉ちゃんの優しい声のままくすぐられるのは何だか恥ずかしくて、いつもより余計に身体がくすぐったいと感じてしまう気がした。


「あひっっぃぃっぁぁぁっね、姉ちゃんひゃめてぇぇっぁぁぁぁぁっほ、ほんとにくひゅぐっだぃぃぃぃっぁぁぁぁっあははははははははは!!!!!」


「え~?でも何かいつもより嬉しそうな顔してるよ?私にこちょこちょされるの嬉しい?好き?もしかして…こちょこちょされたかったからいつも生意気な態度取ってたのかな?じゃあこれから毎晩くすぐって寝かしつけてあげよっか?」


「ぁぁぁぁっひゃらぁぁぁっそ、それは勘弁してぇぇぇっぁぁぁぁぁぁっひぃぃぃっもうおかひくなるぅぅっぁぁぁぁっあはははははははははははは!!!!!」


お姉ちゃんも何だかいつもと違うスイッチが入ったのか、まるで幼馴染みのようなからかう口調で言葉責めをしながらくすぐってくる。優しい声なのに手つきだけは段々容赦なく、ねちねちと精神を追い詰めていくような"拷問"こちょこちょに変わり始める。


自由な足をバッタンバッタン床に打ち付けたり、腰をクネクネと動かして必死にくすぐったい指先から逃れようとする。


しかし、両腕をしっかりと挟み込まれながら体重かけて押さえつけられて無駄に体力を消耗するだけで終わってしまう。


シャツも胸の辺りまでめくられて、素肌を直接こちょこちょ~♪とくすぐられる。


お腹をわしゃわしゃとくすぐられたり、脇腹のくすぐったいツボをもみもみと刺激され、敏感な神経の集まった腋の窪みをこれでもかとカリカリ素早くこちょこちょされる。


顔はすっかりと涙や涎でぐしゃぐしゃになり、段々笑い声も荒い呼吸が混じり始めた頃、ようやくくすぐっていた指先が離れていった。


「ひっ…ひっ…はひっ…げほっ、ごほっ…ぅぁぁっ…はぁっ…はぁっ…ひっ…ひぬ……」


「よしよし、よく頑張ったね♪」


恥ずかしくて情けない顔を上から覗き込まれながら、優しく頭を撫でられて甘やかされる。


お姉ちゃんのくすぐりは怖くて怖くてたまらないのに、たまにこうして優しくされるとつい気を緩めて甘えてしまう。


呼吸が落ち着くまで看病された後、お姉ちゃんは麗さんを呼んだ。


「汗かいてるから麗さんがお風呂にいれてあげて。たっぷり優しくこちょこちょしながら身体も洗ってあげてください」


「はい。承知しました。」


麗さんにお姫様抱っこのように持ち上げられ、抵抗もできずにお風呂場へと連行されていく。


数分後、お風呂場からは絶叫のような笑い声が鳴り響いていた。


すっかりと一日分の体力を使い果たし、お姉ちゃんと一緒に夕飯を食べた後、部屋に戻って21時には寝てしまった。


明日は日曜日…幼馴染みの家で遊ぶ約束をしている。


今度は幼馴染みに向けて、今日の口喧嘩の"作戦"を試してみようと思いながら__。

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幼馴染みに口喧嘩の秘策を仕掛けた話

穏やかな夢を見た。

暖かい陽の中、芝生の上で見覚えのある女の子とくすぐり遊びをしていた。微笑むように顔を覗き込まれながら、指先が身体のあちこちに触れてこちょこちょとくすぐりまわる…


「んんっ~…ひゃはっ…んんっ…んぁぁっ!?ぁっっひゃぁぁぁっあはっぁぁぁぁっあはっぁぁっあははははは!!!?な、なにひてぇぇっぁぁぁっやめっやめてぇぇっ!!」


「こちょこちょこちょこちょ~♪起きた?おはよう♪」


目が覚めてびっくりとした。

お姉ちゃんが僕の布団に潜り込んでいて、服の中に手を入れてこちょこちょとくすぐっていたのだ。


「はぁっ…はぁっ…な、なにひてんの…??」


「昨日嬉しいこと言ってくれたから。そのお礼?あと…スキンシップも兼ねて♪」


…何だかお姉ちゃんの様子がおかしい…

いつもの怖い雰囲気ではなく、べったりとくすぐって甘やかしてくるような……


昨日麗さんに"口喧嘩で勝つ方法"について相談した結果、「感謝の気持ちを伝える」と良いとアドバイスをくれた。


そして、恥ずかしいけれど言われた通りにした結果…


「はーなーれーろーよー!!!ばかぁぁっ!!なんなんだよ!!お姉ちゃんむぐっ!?」


「私の方こそ、いつも厳しく接し過ぎたかなあとちょっと反省して…だからあんたが良い子で素直な態度でいる内は私も優しく躾してあげる。」


布団の中でお姉ちゃんにぎゅーっと抱き締められ、顔を胸に埋められてしまう。


これは果たして口喧嘩に勝ったと言えるのだろうか…それとも、最初から勝敗は決まっていたのか。あるいは違う土俵に立ったのだろうか。


感謝の言葉一つで、人はこんなにも態度を変えることを初めて知った気がした。


しばらくお姉ちゃんと布団で過ごした後、ようやく解放されて気付けば朝ごはんの時間になっていた。


ダイニングに行くと、麗さんが配膳しているところだった。


「おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」


「おはようございます、麗さん。あの……!」


麗さんに近づいて、耳元でこそこそと話をする。


(麗さん、昨日アドバイスをくれてありがとう!)


小さな声でそう伝えると、麗さんも優しい笑顔を浮かべながらよしよしと軽く頭を撫でてくれた。


「ねぇ、何の話してるのー?」


「な、何もないし!!」


いつの間にかその様子をお姉ちゃんに見られていて、またついつい反抗的な事を言ってしまいそうになる。


「ふ~ん?ならいいけど。」と、お姉ちゃんもそれ以上は追及して来なかった。


今日は和食の朝ごはん。

お昼頃から栞の家に遊びに行く予定がある。


お姉ちゃんも、今日はオフの日で茜さんと二人で遊びに行くらしい。


「今日は栞ちゃんとデートするの?」


「いや、家に遊びに行くからデートじゃないし!てか違うから!!」


「はいはい♪じゃあ今度私と二人でお出掛けでもする?」


「し、しない!!やっぱり絶対お姉ちゃん昨日から様子おかしいって!」


昨日の朝食の時とは違う光景に、麗さんもクスクスと微笑んでいた。恥ずかしくて急いでご飯をかきこんで、「ごちそうさま!」と一足先に部屋へと逃げこんだ。


「ふぅ…これが秘策の効果なのか…?」


もしも、これを幼馴染みにも試してみたらどうなるのだろう。…いつも、幼馴染みにからかわれたりして言い返しても口が達者な彼女には勝てず、言いくるめられた上に「お仕置き」と称して馬乗りされてごめんなさい言うまでくすぐられる。


いつもと違って、幼馴染みにも感謝を伝えてみれば…不意をついて勝てるかもしれない!!


試してみる価値はありそうだ。

出掛ける準備をして、正午を迎える少し前に家を出た。


**

近所にある幼馴染みの家まで歩いて10分くらい。

少し変わったデザインの我が家とは違い、よくあるシンプルで綺麗な一軒家だ。


ピンポーン、と呼び鈴を鳴らすと、「今行くねー!」と幼馴染みの元気な声が聞こえてきた。


ガチャリと玄関の鍵が開き、幼馴染みが出迎えてくれた。


「ねぇ、お昼ごはん食べた?今できたところだから一緒に食べよー!!」


「お邪魔します!」


ダイニングに行くと、栞のお母さんが出迎えてくれた。


「あら、いらっしゃい♪オムライス作ったから食べて♪」


「いただきます~!あ、これお土産のプリンです」


「あらあら、そんな気を遣わなくていいのに~、でもありがとう♪後でみんなで食べましょうね」


栞のお母さんである「あゆみ」さんは"調教師"という仕事をしているらしい。母とも旧知の仲で、たま~に時間の都合が合う時飲みに行っているようだ。


いつも優しそうで、明るくて綺麗な人。

幼馴染みがいつも明るく楽しそうな理由が分かる気がした。


「わーいわーい!オムライス~!ママの料理すっごく美味しいんだよ~!!いただきまーす!」


「ふふっ♪そんなに褒めても他に何もでてきませんよー?橘くんも遠慮せず召し上がってね♪」


「はい!いただきます!」


ふわふわとした卵のオムライス。

中はケチャップライスで、家庭的で優しい味がした。


幼馴染みはオムライスの上をケチャップで何か顔を描いている。ニコニコと楽しそうな顔をして食べている姿を見ていると、何だか美味しさがプラスされていく気がする。


食事が終わる頃には、すっかりと打ち解けて和やかな雰囲気で会話を楽しんでいた。


「ごちそうさまでしたー!!」


「ご馳走でした!」


食べ終わった後、リビングで休憩することに。


「ねぇねぇ、今日は何して遊びたい~?」


「ひぃぃっ!?その動きやめろよぉ!」


目の前で見せつけるように指をワキワキと動かしている幼馴染み。学校でも普段散々くすぐられているせいで、条件反射的に身悶えてゾクゾクと反応してしまう。


幼馴染みはそんな様子をからかって楽しむように、こちょこちょ~♪と指を近付けたりして遊んでいた。


「っぁっ!!あ、そうだ、口喧嘩しよ!それでもし負けた方がお互いの言うこと何でも聞く。どう?」


「え~?口喧嘩??なんで??いきなりどうした??」


頭にハテナを浮かべた様子で、困惑の色を浮かべる幼馴染み。確かに…提案が唐突すぎたかもしれないと反省する。


「いや…その…いつも言い負かされてるのが悔しくて…」


「あー!そういうことかぁ♪じゃあいいよ。ただし、悪口とか暴言吐いたら駄目だからね?」


よく分からないけれど乗ってくれた。

よし…これでどうにか"秘策"を使えそうだ。


「言いたいことあるならお先にどうぞ?」

「じゃあ言うからね…?」


ニヤニヤと余裕の表情をしている幼馴染み。

昨日お姉ちゃんに試した時もそうだったけれど、やっぱり何だか気恥ずかしい気持ちになる。


だけど、意を決して伝えてみることにした。


「あのさ、いつもありがとう。いつも元気で明るくて、栞の言葉に勇気付けられることもあって…その…だからさ、これからも、仲良くしてください…」


全て伝え終わった時には、もうニヤニヤとした表情は無く、驚いた様子で頬を少し赤らめていた。


「…珍しく素直じゃん♪何があったのか知らないけど、私の方こそいつもありがとう♪これからもずーっと一緒にいようね♪」


「うわぁっ!?ちょっ、離れろよぉ…」


ガバッと抱き付かれて床に押し倒されてしまう。

…何だかデジャブを感じてしまう…


「あらあら、二人とも仲良いね~♪何してたの~?」


「ねぇママ聞いて~♪私、ついに告白されちゃった!」


「はぁっ!?いや、してないし!!違うから!!口喧嘩してただけだから!!」


上を見上げると、あゆみさんがニヤニヤとした表情をしていた。この場から逃げようにも、お腹の辺りにしっかりと体重をかけて馬乗りされて両手も上から押さえつけられている。


「何だかよく分からないけど、喧嘩ならお仕置きしてあげはいとね~?」


「うわっ!?ちょ、やめてぇぇ離してくださいよぉ…!」


あゆみさんに両手を万歳させられ、腕の上に座り込まれて顔も太ももで挟まれて動けなくされてしまう。


「せっかく素直になったと思ったんだけどな~?じゃあ今日は私のこと好きって言ってくれるまでママと2人でい~っぱいこちょこちょして遊んであげよっか~?」


「なっ!?あれ…!?なんでそうなるんだよぉ…」


麗さんから教えてもらった秘策が、思わぬ方向に進んでしまい困惑する。昨日もそうだけど、どうして結局くすぐられる羽目になるのだろう…


「ふっふっふ、もう逃げられないよ~♪恥ずかしいね?」


「う、うるさいっ!ばかぁぁっ!!やめろよぉぉ」


「あー!バカって言ったー!これはもうお仕置き確定だよね~?あ、それとも私にこちょこちょされたいからわざとそんな事言ったのかな?誘い受けってやつだよね?」


「そうね~♪悪い子には、お仕置きしてあげないとね♪」


もはや何を言っても解放してもらえない状況。

手足に力を入れてみても、二人がかりでしっかりて身体を押さえつけられてしまえば無駄な抵抗だった。


そうこうしている間に、ゆっくりと指先が身体に近付いてきて…


「ひっ!?や、やめっ!!ぁぁっひゃぁぁぁんぁぁぁぁっあはははははははは!!!!ぁぁぁぁっひゃめてぇぇっぁぁぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃっ!?ぁぁぁっっぁぁぁぁっあはははははははははははははは!!!!!」


「こちょこちょこちょこちょ~♪くひゅぐったい?もっと?もっとして欲しいんだ~?」


幼馴染みは服の中に手を入れて、無防備な腋の窪みを遠慮なくこちょこちょ~♪とくすぐっている。


何だか身体中の感度が上がっているような気がして、いつもくすぐられている時よりくすぐったく感じて情けなくひぃひぃと大きく口を開けて笑い悶えてしまう。


「こちょこちょ~♪よわよわで可愛いね~?素直になれるまでい~っぱいくしゅぐったくしてあげましょうね~♪」


あゆみさんに顔を覗き込まれながら、まるで小さな子供をあやすような口調で首筋を10本の指でねちねちとくすぐられる。


ゾクゾクとして力が抜けるようなゾワゾワとしたくすぐったさに、思わず口の端から涎を垂らしてひぃひぃと鳴いてしまう。


「あはっ!!ぁぁぁぁぁっおねがぃぃぃっひゃめてぇぇっぁぁぁぁぁっだめぇぇぇっは、はずかしぃぃっぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁっおかひくなっちゃうからぁぁぁっ!!!!」


「こちょこちょはずかちい?子供の遊びで情けなく涎垂らして笑っちゃってはずかちいね~♪」


「恥ずかしいなら、もっと激しくこちょこちょしてあげましょうね~♪栞も本気でくすぐっちゃっていいよ♪」


「はーい♪くすぐったすぎておかしくなっちゃえ!!」


あゆみさんは首筋から指を腋の下に移動させる。

そして、容赦なく窪みをカリカリと指先で引っ掻くようにくすぐったり、腋のくすぐったいツボを揺らして刺激するかのように責め始める。


幼馴染みは、脇腹に指を這わせて左右からもみもみとツボをくすぐったり、お腹や太もも、脚の付け根といった際どいところにも指を這わせてこちょこちょと本気で責め立てる。


「ぁぁぁっー!!!!ぁぁっあはっぁぁぁっぎゃぁぁぁぁぁっぎぶっっぁぁぁっも、もうむりぃいっぁぁぁっごめんなざぃぃぃぃぃっぁぁぁぁぁっあはははははははは!!!!ぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁっぎゃぁぁっあははははは!!」


「こちょこちょ~♪もうむりなの?じゃあ素直になるって約束する?そしたら手加減してあげるよ~♪」


「ぁぁっぎゃぁぁっや、約束するぅぅっぁぁぁぁっあはっぁぁぁっ素直になるからぁぁっぁぁぁっあはっぁぁぁっはははははははははははははは!!!」


「じゃあ一旦やめてあげるね♪」


くすぐられている時間はほんの数分くらいだったと思うけれど、何時間もくすぐられていたかのような疲労感に襲われる。


ぐったりとして息も絶え絶え。

顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになって、全身に汗をかいていた。


「っはぁっ…はぁっ…はぁっ…死ぬかと思った…」


「私はちゃんと手加減してるから安心してね♪」


両腕を押さえつけられたまま、あゆみさんに頭をよしよしと撫でられる。今ので手加減…?本気を出したらどんなにくすぐったいのだろうと想像してしまい、思わず身震いしてしまう。


「ねぇねぇ、さっきの口喧嘩の時みたいにハッピーな会話しようよ~♪そもそも、何で急にあんなこと言い出したの?」


「えっと…それは…その…ひっ!?わ、わかった言うから!答えるからこちょこちょは勘弁してぇぇっ!!」


幼馴染みに顔を覗き込まれながら、昨日家で起きたことを全て話してしまっていた。


お姉ちゃんに口喧嘩で勝とうとしたこと。

麗さんに相談して、逆に感謝を伝えてみる作戦のこと。

それを今日、幼馴染みにも試そうとしたこと…


全て正直に洗いざらい白状してしまった。


「ふ~ん…そんなことがあったんだ~。でも、ありがとう!ちゃんと言葉で伝えようとしてくれて。私嬉しかったよ♪」


「ぅ……うるさぃ……」


幼馴染みと目を合わせるのが恥ずかしくて顔を背けようとするが、あゆみさんの脚に顔を挟まれて固定される。


「ふふっ♪可愛い良い子ね。まだ少し早いかもしれないけど、気持ちいいこちょこちょしてご褒美あげましょうか♪」


上半身を起こされ、足は真っ直ぐ伸ばしてお尻を床に着けたまま後ろからあゆみさんに羽交い締めされる。


「なっ!?は、離してくださいよ…ひゃんっ!?ぁぁっ!?あひっ、!?ぁぁっんぁっ!!!?」


「ふ~~っ♪じゅるっ…れろれろ…」


耳に息を吹きかけられ、耳の穴に舌を入れて優しくじゅるじゅるとくすぐられる。くすぐったくてゾクゾクとして、恥ずかしくて頭の中が真っ白になりそうな快感に襲われる…


「うわ~ママ大胆~…」


「ほら、栞も恥ずかしいところをくすぐってあげて♪」


「いいの!?ふふっ♪一度思いっきりこちょばしてみたかったんだよね~♪」


力が抜けている隙に、抵抗もできないまま幼馴染みにズボンを脱がされてパンツが露になる。


「な、なにひてっ…や、やめてぇぇ」


か弱い女の子のような声で制止を求めるが、聞いてくれる気配は全く無い。


「ほぉら、おちんちんこちょこちょこちょこちょ~♪」


「あひゃぁぁんぁぁっ!?ぁぁぁっあはっぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁっちゃっ、そこはぁぁぁっぁぁぁっあはっぁぁぁぁっだめぇぇぇひゃめてぇぇぇっぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁっっはずかひぃぃぃっぁぁぁっあははははは!!」


パンツの上から両手でおちんちんをこちょこちょ~♪と厭らしくくすぐられる。指先でカリカリとくすぐられたり、蟻の門渡りやその下の玉袋にまで指を這わせてねちねちこちょこちょと責められてしまう。


あまりのくすぐったさと恥ずかしさと気持ちよさで、頭の中がぐちゃぐちゃになってひぃひぃと情けなく涎を垂らして笑い悶えてしまう。


抵抗しようにも、後ろからあゆみさんに腕を押さえつけられながら器用に首筋や脇腹をくすぐられたり、耳の中にふ~っ♪と息を吹きかけられて艶かしい舌を入れられる。


何だかイケないエッチなことをしている気分で、幼馴染みの前というのも忘れてあへあへ笑い狂って許しを乞う。


どんなに笑い狂っても二人は決してやめてくれない。

男の子の恥ずかしいところをねちねちとこちょこちょして辱しめるように下から顔を覗き込まれ、くすぐったくて悔しくて気持ちよさには抗えなくて……


何かが漏れてしまいそうな気がして、腰をガクガクと大きく震わせてしまう。


「あれ?どうしたの~?」


「イッちゃったかな?でもまだ精通してないから絶頂だけ来ちゃったんだね。ふふっ♪今日はもう勘弁してあげましょうか」


半ば白眼を剥いて、身体は時折ピクピクと痙攣してだらりと脱力してしまう。顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになって、気持ち良さそうな全てが蕩けた表情をしていたそうだ。


前後からサンドイッチのようにぎゅーっと抱き締められる。甘い匂いに誘われるように、目を閉じてしばらくの間寝てしまっていた。


**

「じゃあまた明日、学校でね~♪」


「う、うん。また明日…!」


夕方、幼馴染みの家を出て帰路につく。

道を歩いていると、後ろから誰かに肩を触られた。


「あ、お姉ちゃん」


「一緒に帰ろっか♪今日は何して遊んでたの?」


「えっと……ひ、秘密!!!」


「え~教えてくれたっていいじゃん~?帰ったらこちょこちょ拷問してあげようか?」


「ひぃぃもう勘弁してよぉぉっ!!」


お姉ちゃんの手を振り払うように、走って家までの道を急ぐ。結局はすぐに捕まって、首の後ろをこしょこしょとくすぐられながら二人仲良く帰宅したのだった。


家に帰ると、麗さんが夕食の準備をしていた。


「おかえりなさいませ。"作戦"は上手くいきましたか?」


「ぅっ……ぇっと…そのぉ……」


「作戦?何の話してるの??」


夕食の後、今度はお姉ちゃんと麗さんの二人がかりでこちょこちょとくすぐられて尋問される羽目になった。


感謝を伝えることは大事だけれど、くすぐられる運命からは逃れられないのだと重々と身体に学ばされていった__。


お姉ちゃんと幼馴染みに口喧嘩仕掛けて勝とうとした話

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