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夏休みの宿題

小学3年生の夏。 8月の暑い陽射しが降り注ぐ日々。 夏休みも残すところ数日となり、秋の訪れを感じさせる。 早々に宿題を終わらせていたお姉ちゃんは、朝から茜さんと遊びにへと出掛けており、家のリビングで1人課題に取り組んでいた。 算数や国語のドリルなど、主要なものは大体終わらせたけど、1つ大きな課題が残っている。 それが、「親に仕事のインタビュー」を行い、レポートにまとめる課題だ。 「くすぐり拷問師」の仕事をしている母は、夏休みも忙しいようでほとんど家に帰ってきておらず、いつ帰るのかも分からない。 お姉ちゃんに聞いてみると、「多分今日辺りに帰るんじゃない?」と言っており、そわそわと待ちわびている。 母がいつも、どんな仕事をしているのか知らない。 家では一切、仕事の事について話さない人だった。 詳しくは分からないけど、きっと悪い人をくすぐって懲らしめるような格好いい仕事かもしれないという期待を抱いていた。 時刻はお昼前。 もしかしたら今日も帰らないのだろうか… キッチンでは、家政婦さんがご飯を作っている。 少しだけ期待しながら待っていると、玄関からガチャガチャと騒がしい声が聞こえてきた。 きっと母が帰ってきたんだ! 急いで玄関へと走ると、「ただいま~、元気だった?」と少し疲れた様子の母がいた。 「おかえり!!ずっと待ってたんだよ!!」 「ごめんね、仕事が落ち着かなくて中々帰れなかったんだ。あれ、香織は?」 「お姉ちゃんは朝から茜さんと遊びに行ってる!まだ帰ってきてないよ!」 「そっか~じゃあお昼も食べて来るのかな。ま、とりあえずご飯にしようか!」 母とダイニングに戻ると、サラダやパスタが2人分テーブルの上に並べられていた。 「ありがとう。じゃあ頂こうか!」 「うん!いただきます!」 家政婦さんは、今日母がお昼に帰ってくることを知っていたのだろうか? いつも通りな淡々とした表情から、何も読み取ることはできなかった。 旬の夏野菜が入ったトマトパスタ。 お腹が空いていたのか、母は目の前でがっつくように食べ進めている。 一通り食べ終わった頃、「そういえば、夏休みの宿題とか終わった?」と都合良く話を振られた。 「それなんだけど…親の仕事内容についてレポートにまとめる宿題があって…」 母に夏休みに出た課題の内容を説明する。 静かに、少し興味深そうな顔で聞いていた。 「うんうん、なるほどね。私の仕事について聞きたかったんだ。よし、分かった!後で身体に直接教えてあげるよ。シャワー浴びてくるから、リビングで待ってな!」 母は嬉しそうな顔で立ち去っていき、ぽつんと残されてしまった。 身体に直接……? 「ご、ご馳走さまでした!」 と、僕も言われた通りリビングへ行き、鉛筆やメモ帳を用意して母が来るのを待つことにした。 ** 数十分後。 「ごめんごめん、お待たせ!」 と動きやすいラフなTシャツに着替えた母がリビングに来た。 「"くすぐり拷問師"の仕事について教えて欲しい?」 スッと、視線を合わせながら顔を両手で挟み込まれ、真剣な表情で覗き込まれる。 真剣な様子に、ごくりと唾を飲み込んで、 「お…教えてください…!」 と少し緊張しながら返事をする。 「うん、いい返事だね。ま、こういう仕事は話聞いてるだけじゃ分からないと思うからさ、実際に自分の身体で体験させてあげるよ。」 トンっと。優しく身体を倒された感覚。 一瞬、何が起きたのか分からなかった。 気付いた時には、リビングの涼しげな絨毯の上に仰向けに寝かされ、腰の上に馬乗りされて両腕は真っ直ぐ横に広げた状態で上から押さえつけられて母に見下ろされる。 「なっ、えっ!?や、やめっ…」 必死に逃げ出そうと腕に力を入れるも、大人の力に敵うはずもなく、苦しくならないように。かと言って力ずくで脱け出せ無いように体重をかけて押さえつけられてしまう。 「こらこら。暴れるな。大人しくしてな?」 「ひっ!?」 優しい口調だけど、目は笑っていなかった…。 家でお姉ちゃんと喧嘩した時もこうやって一方的に馬乗りされて死ぬほどこちょこちょとくすぐられてごめんなさいさせられる…その姿と重なり、背筋が震える。 「"くすぐり拷問師"の主な仕事は、簡単に言うと隠し事をしている人間を拘束して徹底的にこちょこちょして情報を吐かせることだ。当然、普段は専用の拘束台や縄で縛って動けなくするんだけど、こうやって力ずくで押さえつけることもある。どう?動けないでしょ?」 「わ、分かったから離してよぉ…」 すっかり抵抗する気力なんて無くなっており、やや涙目になって懇願するような口調になる。 しかし、押さえつけている力が緩まることは無かった。 「ん?仕事について教えて欲しいんでしょ?まだこれからが本番だよ?ほら、こちょこちょこちょこちょ~」 「うひゃぁぁっ!?ひっぎゃぁっぁぁっあははははははははははははは!!あはっ!ひゃめっ、ぁぁぁっひゃぁぁぁっく、くひゅぐっだぃぃっぁぁぁぁっ!!」 頭の上で両手を万歳させ、片手で両手首を容易く押さえつけてもう片方の手で腋の下や首筋、脇腹を素早くこちょこちょとくすぐられる。 薄いTシャツの上からくすぐられているとはいえ、衣服がくすぐったさを軽減してくれることは全く無かった。 いつも家で悪いことをしたらお姉ちゃんにこうやって馬乗りされてお仕置きされているが、母からこんな風にくすぐられるのは初めてだった。 「ほらほら、どう?こちょこちょ我慢できないでしょ~?止めて欲しい?」 「ぁぁぁっひゃぁぁっやめっ、やめへぇぇっぁぁぁっくしゅぐっだぃぃっぁぁぁっっひゃらぁぁぁっ!!」 「これでもまだ全然本気出してないんだよ?1割くらい。止めて欲しがったら早く秘密を白状しなさい!」 「ひぃぃっぁぁぁっひ、ひみつなんてなぃぃぃっぁぁぁぁっひゃめぇぇっぁぁぁっく、くひゅぐっだぃぃっぁぁぁっぁぁぁぁっあはははははははははははははは!!」 服の中に手を入れて、素肌を直接くすぐられる。 母に顔を覗き込まれながら、「ひみつ」を白状するように脅されるが、当然そんな秘密なんて持っていない。 「ふ~ん…言わないんだ?じゃあもっともっとくすぐられたいってことだよね?ふふっ♪普段相手してあげられない分、沢山こちょこちょしてあげようね。」 何故だか嬉しそうな母。 一旦、服の中から手を抜いて、くるっと僕の身体をうつ伏せにされる。 お尻の辺りに馬乗りして、足首をしっかり固定され… 「ほら、悪い子にはこちょこちょの刑だ~!!」 「ひゃぁぁっ!?ぁぁぁぁっぎゃぁぁぁぁっぁぁぁっあはははははははははははははははは!!あはっ!ひゃぁぁぁっくひゅぐっだぃぃっぁぁぁっあはははははははははははははははははははははははははははは!!ひぃぃっひゃめぇぇっごめっ!ごめんなざぃぃぃっぁぁぁぁぁっ!!」 無防備な土踏まずに指を這わせて、思いっきり容赦なく爪先でこちょこちょガリガリとくすぐられる。 足の裏なんて、普段人から触れられることの無い場所を容赦なくこちょこちょと責められ、あまりのくすぐったさに本気で暴れて許しを乞う。 しかし、どんなにくすぐったくても苦しくてもしっかりと体重をかけて馬乗りされ、大人の力で押さえつけられてしまえば無力な存在であり、されるがままにこちょこちょされるしか他に無かった。 目からは涙が自然に溢れ、口元からは情けなく涎が垂れ落ちて青色の絨毯を汚してしまう。 自由になった両手をバンバンと床に叩きつけたり、必死の抵抗を試みる。 右足も左足も、余すところなく弱いところをねちねちと責められ続け、ようやく指が離れた頃には全身汗だくでぐったりとしていた。 「っはぁっ、はぁぁっ、ひっ…ひひっ…ごめっ…ひゃひっ…」 「くすぐったかった?これでも大分手加減してるし、実際に拷問する時は動けないようにしっかり拘束して複数で弱いところをずーっとこちょこちょってするの。」 目の前で見せつけるように、器用なくすぐったい指をバラバラに動かしている母。 それを見ているだけで、身体がくすぐったさを予感してゾクゾクと身悶えてしまう。 「勿論、止めてって言われようが簡単には止めない。おかしくなる寸前まで。絶望してくすぐったさが恐怖になって何でも話したくなるまでくすぐり続ける。そういうお仕事。どう?何となく分かった?」 「わ、分かりましたからぁぁ」 再び僕の両手を万歳させ、腕の上に馬乗りして太ももで挟み込むように押さえつけられてしまう。 顔も脚で挟まれて、上からニヤニヤと意地悪な顔で見下ろされる。 「え…や…も、もうお仕事のこと分かったから…」 「ん~?まだ"拷問"は終わってないよ?だって、"秘密"について話してないよね?何か1つくらい私に隠してることあるでしょ?正直に言ってくれたら手加減するよ?」 「な、ない!本当に無いです!!!信じてぇぇ」 「う~ん…じゃあ好きな人誰?1人くらいはいるでしょ?」 「ひゃうっ…そ、それも本当にいないってばぁ…」 脅しとばかりに、軽く首筋をさわさわと撫でられながら尋問される。 「そっかぁ…それじゃあ……」 くすぐっていた指が静止する。 ようやく解放されると安堵した束の間… 「教えてくれるまでず~っとこちょこちょ拷問だよ?ほぉら、こちょこちょこちょこちょー!!」 「ひゃひぃぃぅっ!?ぁぁぁぁっあはははははははははははは!い、いきなりひゃめぇぇっぁぁぁっ!!ひゃらぁぁぁっも、もうくひゅぐっだいのだめだからぁぁぁぁっ!!」 不意打ちで腋の下を指先でカリカリこちょこちょとくすぐられ、首筋を余すところなく10本の指でねちねちと責められる。 再開した絶望的なまでのくすぐったい拷問に、ひぃひぃと情けなく泣いて笑い狂うことすら許されない… 顔を覗き込まれ、優しく「こちょこちょ」と囁かれる。 その声を聞いているだけで、身体がどんどん敏感になってしまい頭の中まで「くすぐったい」でいっぱいになる。 「ほらほら、早く白状した方が身のためだよ?」 「ひぃぃっほ、ほんとにいないからぁぁぁぁっぁぁぁっひゃぁぁぁぁっひゃめでぇぇっぁぁぁっごめんなざぃぃっぁぁぁぁっも、もう分かりまじたからぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぅぁぁっぁははははははははははゆ、ゆるじでぇ!」 何も悪いことしてないのに、口からは自然と「ごめんなさい」という言葉が繰り返し漏れてしまう。 しかし、母はそんな様子を見ても全く手加減してくれる様子は無かった。 「ごめんなさいじゃなくて、早く隠してることこと言いな?じゃないと笑い死んじゃうよ?」 服の中に指を入れられ、直接腋の下のくすぐったい窪みを掻き毟られる。 カリカリ、こちょこちょこちょこちょ。 だらりと白眼を剥いてしまいそうになる程のくすぐったさに、小学生の子供が我慢できる筈もなく、必死に助けを求めるように母に許しを乞う。 「ぁぁぁぁっぎゃぁぁぁっぁぁぁっごめっ、ごめんなざぃぃっぁぁぁぁっ、い、言いますからぁぁぁぁっぁぁぁぁっな、何でも言うからぁぁぁぁぁっも、もうひゃべぇぇっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁっ…ぁぁっ…げほっ、ごほっ…」 「や~っと白状する気になったか~?」 ようやく指先が止まったが、 腋の下の窪みにピタリと指を添えたままだ。 必死に呼吸を整えていると、人差し指の爪先ですーっと腋を撫でられて催促される。 「ひっ、秘密話しますからぁぁっ」 「秘密?なになに?教えて??」 ニヤニヤと子供っぽい笑みを浮かべながら目の奥を覗き込まれる。 「きょ、今日の朝お姉ちゃん出掛けてから…冷蔵庫にあるアイス食べちゃって……後からそれ、お姉ちゃんが楽しみにしてたやつだって聞いて…どうしよう…お、お姉ちゃんに殺される…!」 「え?ふふっ♪何だ~、そんなことで悩んでたのか。可愛いな~♪よしよし♪」 「えっ、あっ…えっ……?」 何故だか嬉しそうな表情の母に、頭をよしよしされる。 「素直に話してくれたから、アイスの件は私が何とかしてあげるよ。それはいいとして、これで"くすぐり拷問師"の仕事は分かったでしょ?隠してる秘密を素直に白状させるのが私の仕事だ。だから、私の前で嘘つこうなんて考えないこと。分かったね?」 「わ、分かりました…!」 母とそんな話をしていると、玄関の方から物音が聞こえた。 「ただいま~、あれ?ママ帰ってたんだ!いつ帰ったの?二人で何してたの?」 「香織おかえり~♪遊びに行ってたの?」 「うん!茜と遊んでたの!お外暑かった~アイス食べる!」 普段母がいない時のお姉ちゃんは怖いけど、母が帰った時はいつもより上機嫌な子供っぽい姿になる。 そんなこと、本人には口が裂けても言えないけど… 「あれ…?私のアイス無い…もしかして…あんた食べ…」 「あー!!ごめん香織!冷蔵庫に入ってたアイス私がさっき食べちゃった、ほんとごめん!また買ってくるから許して?ね?」 「え?あ、ママが食べたんだ。じゃあ大丈夫!ママお仕事で疲れてるもんね?全然気にしてないよ!」 お姉ちゃんと母のやり取りを寝転がったままドキドキしながら聞いていると、今度はお姉ちゃんが僕の顔を覗き込んできた。 「ところで、あんたさっきから何寝てんの?」 「ひっ!?し、宿題してて……」 怪訝そうな顔のお姉ちゃんに、母が助け船を出してくれる。 「"くすぐり拷問師"の仕事についてまとめる課題があるんだって。それでくすぐり拷問はこんな感じだよ~って軽く実践してたから疲れてるんだよね?寝かせてあげて?」 「え~なにそれ!私にもくすぐり拷問教えて欲しい!!ね?いいでしょ~ママ~?」 チラッと、申し訳なさそうな母と目が合う。 「う~ん仕方ないなぁ…休憩して、後で教えてあげるよ!」 「やった!ありがと~!!」 お姉ちゃんに少し甘い母。 結局、少しだけ休憩した後夕飯の時間になるまでたっぷりと母と姉の二人がかりでこちょこちょとくすぐられ、拷問に耐えきれずにお姉ちゃんのアイスを食べてしまったこともバレてしまったのだった…。

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