ある昼下がりの午後。 キッチンで洗い物をしていると、リビングの方から娘達の喧騒が聞こえる。 「あかねぇね~!!その漫画わたしも読みたい~!」 「ん~後でね。私のお小遣いで買ったんだから私が先に読むの!栞は大人しく待ってようね~?」 「ぅぅ~…わかった!」 食器を片付けてリビングに様子を見に行ってみると、漫画を読んでいる長女の近くで「ごろごろ」言いながらカーペットの上を転げ回っている次女がいた。 元気でお転婆なところは小学3年生になっても変わらない。 対称的に小学6年生の茜は、少し気が短いけども、しっかり者の長女に育っていた。 「あ~~もう気が散る!静かにしててよ!」 「はーい!!」 大人しくお姉ちゃんの言うことを聞いたと思いきや、何かを企んでいる顔をしてこっそり茜の後ろから近づく栞。 そして… 「ふぇぇい!こちょこちょこちょー!!!」 「きゃっ!?ひゃはははははははは!!や、やめなさいってば!!きゃぁぁっはははははははははだめっ!!」 「こちょこちょくしゅぐったいね~?マンガ貸してくれるまでやめないもんね~♪」 背中に抱きつくように腕をまわして、脇腹や腋の下をこちょこちょとくすぐっている。 しかも私の言葉責めを真似しているのだろうか。 「こちょこちょ」煽りながらくすぐってしっかり相手に要求を飲ませようとしている…。将来くすぐり調教師になる素質がありそうだと感心しながら眺めていると、お姉ちゃんの方も反撃に出る。 「きゃはははははは!!い、いい加減にしなさい!!ほら、捕まえた~♪」 「う~!!は、離して~!!」 「だーめっ♪たっぷりお返ししてあげるから、覚悟はいい?」 くすぐっていた手を掴んで、力ずくで仰向けに押し倒して両腕を万歳させてその上に馬乗りになる茜。 体格差や力でお姉ちゃんに勝てる訳もなく、形勢逆転。 足をジタバタして何とか抵抗しようとしている栞の目の前で、指をこちょこちょと見せつけるように動かしながらゆっくりと腋の下に近づけていく。 「ねぇねのこちょこちょなんて効かないもん!!…ひゃぅっ!!きゃぁぁぁっはははははははははは!!ぁぁっー!!ひゃめてぇぇぇっっきゃははははははははははは!!そこひゃめてぇぇぇくしゅぐったいよぉぉぁぁっはははははははははははははははははははははははははははは!」 「ほれほれ、こちょこちょこちょ~♪あれ~?こちょこちょなんて効かないんじゃなかったのかな?そんなに笑っちゃって恥ずかしいね~♪ほら、お姉ちゃんごめんなさいは?」 「ひぃぃっぁぁぁっきゃはははははははははは!よ、余裕だもん!!ぁぁっひぃぃやっぱくしゅぐったいよぉぉぉぁぁっやめっひゃめてぇぇぇっねぇねのばかぁぁぁ意地悪ぅぅぅ鬼ぃぃぃっきゃはははははははははははははははははは!」 「へ~…そんなこと言うんだ?悪い子はくすぐり地獄の刑だぞ~♪こちょこちょこちょー!」 両腕を押さえつけて顔を太ももで固定して顔を見下ろしながら、さっきやられたお返しとばかりに言葉責めをしながら首筋や腋の下を容赦なくこちょこちょする茜。 あれは娘達が悪いことをした時に私がよくやるお仕置きだ。 反省して心からごめんなさいするまで相手の目を見ながら弱いところをずーっとこちょこちょしてあげるとひぃひぃ泣き笑いながらごめんなさいしてしまう。 もちろん、"くすぐり拷問師"の友達のように子供相手に本気でくすぐることはしない。 女の子には、くすぐられる恐怖ではなく、快感と楽しさを遊びながら教育する。そうして、反対に相手をくすぐるのは良いことであると刷り込んでいく。 もし仮に子供が男の子であれば、幼い頃から女の子にくすぐられるのが大好きになるよう甘く優しいとろけるようなこちょこちょで躾をしていただろうか。 それは教育の現場においても同じだと考える。 くすぐりは恐怖の対象であってはならない。恐怖で支配を行うのは、くすぐり拷問師や執行官の仕事となる。 「きゃぁぁっはははははははははははも、もう無理ぃぃねぇねごめんなしゃぃぃぃゆるちてぇぇぇっははははははははははははははははくしゅぐっだいよぉぉぉぁぁぁっはははははははははははははははははははははははははは!」 「ん~?反省した?」 「ひぃぃ反省ちましたからぁぁぁっひゃぁぁっはははははははははははやめてやめてぇぇっ!!!!」 「ふふっ♪じゃあ許してあげる。」 子供達の方に目を向けると、くすぐり遊びに一段落着いたらしい。ようやく人力拘束から解放されても、栞はぐったりと仰向けになったまま呼吸をはぁはぁと整えている。 茜の方は、勝ち誇ったような満足気な顔でよしよしと栞の頭を撫でている。 微笑ましい光景に、何だか嬉しく感じる。 「二人とも疲れたでしょ?おやつにしよっか♪冷蔵庫にケーキ入れてあるから、準備するね」 「わーい!!おやつのじっかん~!!」 先程までぐったりとしていたのが嘘のように復活して飛び起きる栞。子供の体力に感心する。 冷蔵庫からケーキを取り出してお皿に乗せる。 飲み物をグラスに注ぎ、トレイに並べる。 「茜~、運ぶの手伝って~♪」 「はーい」 素直にお手伝いしてくれる良い子。 「わーいケーキさん食べますよー!!」 「こーらっ、椅子の上で跳び跳ねない!」 「ふえっ、ごめんなしゃい」 まるでウサギのようにぴょんぴょんと跳び跳ねたり、しゅんとしたり感情表現が忙しい子。 ニコニコとケーキを頬張る娘を見ながらティータイムを過ごし、後片付けをして少し休もうとリビングに行くと、栞がぎゅーっと私に抱き付いてきた。 「あらあら、どうしたの?」 「こ、こちょこちょなんて余裕だもんね!」 「ふ~んそっか~♪そんなに遊んで欲しいんだ~?ほら、おいで?」 床に足を伸ばして座らせて、後ろから抱きつくように手を脇腹に添える。 まだ服の上から軽く指が触れただけなのに、「ひゃうっ!」と小さな笑い声を漏らしてピクピクと身体を震わせている。 「あれ~?まだこちょこちょしてないのにもう我慢できないのかな~?」 「そ、そんなことないもんね!我慢できるもん!」 期待が入り交じったような強がりな声色。 「じゃあ万歳しよっか♪ほら、ばんざーい♪」 「ばんざーい!」 ゆっくりと万歳した両腕を、右腕で軽く羽交い締めして押さえつける。左手をゆっくりと腋の下に近づけ… 「こちょこちょこちょこちょ~♪」 「ひゃっぅぅ!!きゃっぁははははははははは!!ひゃらぁぁぁっははははははははははははははははははははははだめー!くしゅぐったいっきゃははははははははははははは!」 「くしゅぐったいね~?でもこちょこちょなんて余裕じゃなかったのかな~♪我慢できないの恥ずかしいね~♪」 腋の下から脇腹にかけて素早くこしょこしょと指を往復させる。ジタバタと暴れる足に太ももを絡ませて動きを封じてしまえば、どんなに抵抗しても逃げられないね? 時折耳に「ふ~っ♪」と息を吹きかけて猫をあやすように顎の下をこちょこちょとくすぐってあげると、「ふへぇっ」と蕩けたように悶えて全身の力が抜けてくすぐりやすくなる。 幼い頃から「くすぐったい」と「気持ちいい」を同時にたっぷりと身体に調教して覚えさせていく… 「ひゃはっひぃぃっぁぁっ!!きゃはははははははひゃぁぁくしゅぐったいよぉぉぁぁっはははははははははは!ふへへへへおかひくなっちゃうからぁぁっひゃめてぇぇっん!」 「こちょこちょくしゅぐったいね?でも、本当はもっとして欲しいんだよね?それとも、今日はもう止める?」 くすぐられて座った状態から力が抜けて仰向けに寝っ転がってしまった栞の両手を万歳させ優しく腋の下をくすぐったまま、顔を覗き込んで目を見ながら優しく問い掛ける。 「や、やらぁぁっひゃははははは止めるのやだぁぁっはははははははひゃぅぅも、もっと、くしゅぐられたいよぉっきゃはははははははははははははは!も、もっとしてぇぇっ!」 「ふふっ♪上手におねだりできて偉いね~♪ご褒美にもーっとくしゅぐったいのしてあげましょうね~♪ほぉら、こちょこちょこちょこちょ~♪」 服の中に指を滑らせて、腋の下の窪みを直接指でこしょこしょとくすぐる。その瞬間、大きく腰が跳ね上がりけたましい笑い声がリビングに響く。 「ぎゃぁぁっー!!ぁぁぁっはははははは!!!ひゃめっぁぁぁぁぁっきゃっはははははははくしゅぐっぁぁだぃぃぃっはははははははははは!!!ひぃぃっっひゃぁぁっははははははははごめんなしゃぃぃぃもうむりぃぃぃっははははは限界ぃぃぃっははははははは我慢できないからぁぁぁぁっはははははははははははは!!!」 「さっきもっとしてって言ってたのに、もう限界なの?じゃあこちょこちょ止めていい?」 「やらぁぁぁぁっひゃめるのも、だめぇぇっははははは!」 「も~、我儘さんだね~♪いいよ、気が済むまでずーっと大好きなこちょこちょしてあげるね」 誘い受けしてきたことを後悔させるくらい、少しだけ本気を出して弱いところをた~っぷりとくすぐり倒してあげました。 「ひっ…あへへっ…ふへっ…えへへへ……」 気付けばすっかり抵抗する体力も無くなって、顔は涎や涙でぐしゃぐしゃになって壊れたラジオのように笑い声を漏らす娘が出来上がっていた。 やり過ぎたかと思ったけど、幸せそうな笑みを浮かべて笑い疲れて眠ってしまった姿を見て安心した。 「…あら?」 ふと視線を感じて顔を上げると、何か物欲しそうな表情の茜と一瞬目が合うが、すぐに反らされてしまった。 「どうしたの茜?こちょこちょして欲しくなった?」 「そ、そんなんじゃ…なくもないし……」 どうやら姉妹揃って素直になるのは恥ずかしいらしい。 ソファーの上で恥ずかしそうに顔を赤らめながらモジモジとしている長女に近づき、優しくぎゅっと抱き締めてみる。 「なっ!?い、いきなり恥ずかしいって…」 「妹がくすぐられてる姿を見て自分もされたくなったんでしょ~?こちょこちょして欲しい?」 「うっ…そ、それは……」 どうやら、茜はこちょこちょされることに抵抗があるらしい。本当はめちゃくちゃにくすぐられたいのに、素直になれないのは長女としてのプライドだろうか。 抱き締めたまま、ゆっくりと人差し指で背中をなぞり、首の後ろをこしょこしょしてみる。 「ひゃっ……!!っっ…!だ、だめだって…っ!」 「何が駄目なのかな?こしょこしょ撫でられるのが駄目?それとも、もっと思いっきりくすぐられたい?お姉ちゃんなんだから、素直に言えるよね?」 じっくり、ゆっくりと氷を溶かすようにして身体を撫で上げて耳元で囁く。堕ちるまでは時間の問題だろう。 「ひゃぁぁっ、っっ、ぅぅっ、く、くすぐられたい…」 小さく、か細いおねだり。 しっかりと聞こえていたけど、少し意地悪してみる。 「なぁに?ごめんよく聞こえなかったから、もっとハッキリ大きな声で言って?」 トドメとばかりに、ゾクゾクとして理性が我慢できないようなくすぐりをして優しく返事を待つ。 「ぅぅっひゃっ、ぁぁっ!お、おかしくなるまで…こちょこちょしてくださいっ!」 「へ~そっかぁ♪茜はおかしくなるまでこちょこちょされたいんだぁ?」 手を離して顔を覗き込んでみると、恥ずかしいのか顔を隠されてしまった。 恥ずかしがりながらも、頑張っておねだりしてくれたなら、たっぷりとご褒美をあげないとね♪ 「ふふっ、おかしくなっちゃうまでいっぱいこちょこちょしてあげるから、ベッドに行こっか♪」 「う…うん…!」 茜の手を引いて、寝室へと向かう。 まだ小学6年生だけど、くすぐったくて気持ちよくておかしくなるようなこちょこちょを刻み込んであげよう。 _くすぐり無しでは、生きられないくらいに♪ 後日談 『二人の馴れ初めの話』 ある平日の話。 今日は仕事が午前中で片付いたので、久しぶりに午後から予定が空いている。 ふと思い立ってくすぐり拷問師の級友に連絡を取ってみると、珍しく仕事が休みで家で過ごしているらしい。 「丁度今お昼ご飯を作っているからよかったら遊びに来ない?」とのお誘い。 お互い仕事に育児に多忙で、またとない機会だ。 そうだ、手土産にケーキでも買っていこう。 続きはLunchプランにて https://shiorimizuiro.fanbox.cc/posts/4756526 くすぐり拷問師とくすぐり調教師の学生時代のお話がメインです!\(^o^)/