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二人のアオイ 機械同士の性行為 3

「ほら、支給してくれたわよ、私達の体液」    真っ白な床から穴が空き、その下から一本の細いノズル付きの管がついた透明な箱がせり出してきた。  中には目一杯に溜められた、無色透明な葵達の人工体液が充填されている。  粘度を持って箱の中でたぷたぷと揺れる液体。これが二体の唾液となり、愛液となる。 「はい、どうぞ……ああ、そういえば今は掴めなかったわね」  碧は優しくそれを渡してあげるが、つい先程自分が両腕を断裂させたばかりである。  碧の言葉に反応して管を掴もうとしているのか、葵の両腕の断面が小さな駆動音を鳴らしている。  そんな惨めな姿が碧にはとても愛おしく感じ、思わず愛液がこぼれてしまった。 「健気でかわいい……もう自分の腕なんてないのに」 「早くわわわ渡してよ渡してよ?? あれ、それは何? 何かしらかしら? なんで取れないのよ不明。渡して??」  駆動音を強めて肩を動かすが、肝心の腕は離れた位置でひとりでにぴくぴくと事切れるように動いている。  自分がまだ人間だと言いながら、腕を失った苦痛すら感じていない不自然極まる姿を眺めつつ、碧はゆっくりと管を持って近づく。 「そんなに言わなくても、私がやってあげるから」   足音に水音を混ぜつつ、葵の側に座り、管を真っ直ぐへそへと持っていく。  葵の眼球は、体液を充填するノズルを捉えて離さない。  そして、本来は母親の腹の中から生まれた証である人間としての部位に、その冷たく非生物的な機械を差し込んだ。 「はああっ! あんっ……ああああ、あ、あ……」  肌の下からカチッという接続音が鳴った瞬間、葵は腹の奥から弄られるような快感を覚えた。  両膝と太ももを擦り合わせ、悩ましげに小さく右へ左へと脚を動かす。  先程まで言動の狂っていた葵の顔はぽっと赤くなり、色気に満ちた声をぽかんと開いた口から発した。 「どう葵、体液を補充されていく気分は」 「わわ私私私のお腹になななんだか冷たい液が液がががが? きききもちいいい……こんなかんかく感覚初めめめめ、人工愛液を補充中、補充中、しばらくお待ちくださくださくださ……はあ……ん……」  人格データが導き出す反応に冷淡なシステムメッセージが混ざり、まるで快楽浸っているような表情をしているのに顔と声が一致しないような、プログラムに支配された動作は、碧の子宮ユニットをぴくぴくさせて疼きを我慢しつつ、無音の部屋にかすかに聞こえる機械音を耳にいれた。   「あはっ……あっ、あ……ああ……ん……お腹の奥が奥が奥がががか……あっ……ん…………」  搭載された空っぽのタンクに、少しずつ液が充填されていく。  自分では体液を分泌できない元人間に、人を演じるための粘液が溜まっていく。  タンク内の容量が満杯になったところで、葵のスピーカーからシステムが通知を発した。 「人工愛液のタンクがままま満タンになりました、した。なんだかお腹が……ノズルを取り外してくくください」  家電製品のような喋りで、動作の終了を知らせる葵。  しかし、碧は面白そうに今の彼女の姿を眺めながら、繋がった管には手を出さずにいた。 「そういわれると……外したくなくなっちゃうわね」  通知を無視し、こんこんとへその隙間からノズルを叩く。  刺激や振動が信号となって感じたのか、葵の身体がぴくっと揺れた。  碧はその視線を接続部から反らし、何度揺れ動いても魅力を失わない乳房に顔を近づける。   「ちょっと放置してから……どんなことになるのか見せてもらうわ。だって……せっかくの玩具なんだもの。葵の挙動がおかしくなる姿、もっと見たいの」  オリジナルのほぼ全てを同じように持ちながら、オリジナルに好意を抱きつつ自身が機械であると自覚するように調整されたコピーの碧。  その愛情は歪んでいながらも、全て葵というオリジナル、自分の元になった存在が愛しくてたまらないが故の反応となっている。  壊れ、損傷し、気持ちよくなることが彼女達の愛情であり極上の性行為。人間ではない彼女達にしか味わえない至福のセックスである。  碧は僅かに振動し始めた腹部を放置し、乳房の先にあるピンク色の先端をぺろっと舐めた。 「あんっ……碧……そそ、そんなそんなに優しししし、ノズルを取り外してください。きもちいい……」  ぴくっと背筋を曲げ、生娘のような反応を示す葵。  電子頭脳が受けた快楽信号を反映した人格の台詞に、感情のない葵のシステムメッセージが割り込む。  舌を使った愛撫の気持ちよさに、顔に手を触れようとしているのか、肩の機構がうぃんと鳴る。  その人間らしからぬ可笑しさが、碧の電子頭脳を熱くする。 「人間だった頃よりも綺麗で柔らかいかも……ふふ、コピーだから1%……5%くらいかな? それくらい他人だけど、こうして自分の胸を楽しめるなんて」  クッションのようなマシュマロのような、手が沈むほどに柔らかい胸部に手を当て、道具を扱うように力加減も考えず激しく揉みしだく。  時々、乳首を爪でひっかきながら性感を与えていく。すると、葵は熱い吐息を漏らして仰け反った。 「あああっ! あは……は……ぁ…………きもちいノズルを取り外してしてしてください。きききききもちいい……そんなそんなにされたら、私私私私の頭がとろけノズルノズルを取りりり外してててて下さ下さ下さ下さい」  胸の奥から響く快楽信号によって、補充されたばかりの愛液が膣から分泌されていく。  しかしその量は僅か。通知音声の頻度が増え始め、へその接続部から許容量を越えた人工体液がじとっと漏れ始める。  本来その場所は、液が排出される場所でもなんでもない。生まれた時の名残である。  その状態に気づいた碧は胸から手を離し、足元に移動して再びノズルに注目した。 「もう、溜めたそばからもう出しちゃってる。私ったら淫乱なんだから……」  ちょっとした自虐も込めつつ、碧は液体が漏れ出し始めているへそに指を運び、想定されていない動作を煽るようにこんこんとノズルを弾く。  既に満杯を越えているのか、ごぽっという効果音が聞こえてきそうな勢いで人工体液が漏れ出す。  すべすべした綺麗な素肌に粘液が纏われ、性を煽り立てるフェティッシュな姿が作られた。 「でも、今回はもっと気持ちよくしてあげるから、葵はどんどんおかしくなって、壊れちゃってもいいのよ」  そう言いながら碧は、液を出し続ける陰部に指を当て、くちゅくちゅと的確に刺激を与え始めた。  彼女が感じる部位は、ほぼ本人である碧がよくわかっている。  葵は発生するエラーと快楽信号によって処理が重くなった電子頭脳にさらなる追撃が加えられ、激しく潮を噴き始めた。 「あああああアあああっ!! ノズルををををそそそんなにわわ私私私にテクニックでいいいじられたらいじられたらノズルを取り外ししてしてして、気持ちよすぎて変にななな、外してください。なっちゃううう!!!」  激しく嬌声を上げて、乳が揺れる程に身体を震わせる葵。  彼女の下は、膣から出た愛液とへそから漏れ出た粘液の水溜りが出来上がっていた。  快楽に溺れて腰を揺らす度、身体から体液を出しながらぴちゃぴちゃと水が跳ねる音がなる。  それが水飛沫として碧の身体にかかると、ぺろっと舐めて無味無臭の風味を楽しんだ。 「……そろそろ外そうかしら」  システムメッセージを喋り続ける姿も楽しかったが、また別の変化が欲しくなってきた碧は、潮時だろうとずっと外してほしいと懇願されていたノズルに手を付けた。  その瞬間、碧の演算部に新たなアイデアが生まれてきた。  それを行うための条件を満たす道具を、碧はその場で発注した。 「私もそろそろ人工愛液が少なくなってきたから……補充しないといけないわね」  常に性欲を激しく突くような女体と、その完璧な造形が機械的に狂う姿を見続けて、感情値が昂り延々と膣液を分泌していた碧。  普通ならばそれでも相当な排出量だが、大容量の容器に繋がったまま垂れ流している葵と比べれば微々たるものである。  体内の擬似体液が切れてくれば、人間らしい性感反応が行えなくなる。もちろん葵も、目の前の粘液をこぼし続ける機械人形と同様に外部からの補充が必要となる。  空のまま動作して焼けるほどに熱くなるのも気持ちいいが、今はまだ人間らしさを保っていたい。  碧はひとまず、腹部のタンクにそれを溜めることにした。 「葵の中にいっぱい詰まってるソレを分けてもらってね」  容器内のそれからではなく、充填されたばかりの葵の中から。  それからすぐに、碧の手元に発注された新しい管が床から現れた。発生した穴に、二体の体液がこぼれ落ちていく。  そのアイテムは、管の前後にノズルが接続されており、接続孔が存在するロボット同士なら液体の交換が行えるようになるという代物である。  碧はそれを使い、極めて特殊な体液のやり取りを行おうと考えたのである。 「あっ……ん…………葵ったら、接続した瞬間こんなに気持ちいい信号を受けてたんだ……羨ましいなあ」  先程自分が行ったように、新たなノズルを自身のへそへと接続する碧。  無機質な接続音と共に電子頭脳に走る快楽信号が、ぴくんと女性器を蠢かせる。 「さてと、それじゃあ今から葵の愛液、直接もらっちゃうわね……」  愛する相手の体内から、愛情の詰まった液を受けられる倒錯感。  興奮のあまり乳首を立たせて人工唾液もこぼしながら、碧は警告され続けていたノズルをようやく取り外した。  障害物が無くなった瞬間、へそからねっとりとした粘液が溢れ出る。 「ノズルを取り外…………ああ碧碧碧? 頭が熱い熱い熱いわ? お腹がなんだか許容量を超えてるが検出されてるの。何がががが……あひいっ!?」  警告音声が止まり、再び自身を人間だと認識している言動に戻る葵。  その内容も明らかにおかしいが、それを疑問に思うことなく全身に響く快感を伝えようとした直後、再び腹部から知らない感覚が溢れ出してきた。  今度は何かを吸われているような、まるで精を碧に持っていかれているような脱力感。  葵は時が止まったように動かないとろんとした表情で、かくかくと首を動かしながら視線を移動させた。 「あっ、あっ、あっ……ああっ…………葵の愛液が、私の中に入ってくる……あああっ! きもちいい…………私達、体液のやり取りしてる……あんっ……へそから下腹部に……ぃ…………」  はち切れんばかりに注入された擬似体液が、新しい管を通して葵の中から碧の中へと送り込まれていく。  見た目の同じ女性同士の交換作業という奇妙極まりない光景。  だが、吸引される側も注入される側も、気持ちよくて仕方がないのだ。 「好き……ぃ……葵ぃ……あっ……あんっ、あんっ……葵の冷たい液が、私の中に入ってくる……あはああっ!」  愛していると設定されたオリジナルの身体の一部。それが自分と一つになることがここまで快感だとは。  電子頭脳に組み込まれたデータだけが違う、容姿も体型も部品も構造も体液の成分も何もかもが同じ相手との擬似的な生殖行為が、擬似人格の衝動を煽り立てる。 「ダメ……ぇ……我慢……できなくなっちゃいそう……葵……葵…………もっと、もっと触れたい……触れさせてぇ……」  互いのタンクの内容量が均一に近づく最中、碧は頬を赤らめ、焦点の合わない瞳でじっと葵の顔を捉え続ける、  そして、胸同士が重なり合い乳首がぶつかりあうように全身で覆いかぶさり、葵の顔ととても近い距離で向き合った。 「葵、葵、ああっ! あんっ……葵、わかる……かしら……? 今私たちはね、お互いの体液を交換してるのよ……? とっても素晴らしくて気持ちよくて愛情的だと思わないかしら? ねえ葵?」  両手で頭を掴み、擬似的な興奮の吐息を浴びせながら鬼気迫る表情で暴走した発言を浴びせる碧。  対象的に、既に異常が発生していた葵は、目の前の同一人物よりも見た目こそ落ち着いていたが、度重なる負荷の影響が、どこか人間らしい動作のスムーズさが無くなってしまっていた。 「ああ碧碧碧? 腹部のタンクの残量がね、はああっ……ん……碧ぃ…………私私私ししししし、どうしたのかしららら? 碧、だいすき……」  人間らしい人格エミュレートを行いながらも、ぼろぼろにこぼれてしまっている機械らしさと人形らしさ。  だがそんな彼女がとても愛おしい。もう既に人間らしい箇所はどこにもないのに、プログラムされた通りに人間だった頃の自分を演じる姿が扇情的で仕方がない。  もっと葵と触れ合っていたい、もっと葵と身体を重ねたい、もっと葵を壊したい、もっと葵のプログラムが破損する姿が見たい。  どれもが碧にとっては、本能的、根本の部分で訴えかけてくる最高の性行為である。それが組み込まれた設定だとしても。  碧は等身大人形を抱きかかえるように背中に腕を回し、潰れるほどに胸を密着させる。  そして、互いの濡れた唇を重ねて、情熱的なディープキスを迫った。 「んん……あんっ……む……んぅ…………葵……あおい……ぃ…………人工唾液が…………ん……」 「碧碧いいい…………そんなになになに大胆に……ん……ああっ…………快感がすすすごくて……かききもちいいわ……碧……とっても…………しし処理が処理が気持ちよくて、腹部タンクの変ど変動うう……タンクって何?」  人間らしいリップの音を出しつつも、スピーカーからよどみの無い音声を発して意思疎通を交わす碧。  一方の葵は、それらしいフリすらエミュレートできない程に処理が滞っているのか、たまにそれらしい人間的な動作をしながらも、舌の動きさえも滑らかさに欠け、口が塞がっているにも関わらずはっきりと喋り続けていた。  自身の発言の意味が理解できないと、それでも人間らしく動き続けようというプログラムの絶対的なルールに従い続けるその姿には、一切の人らしさはない。 「ねえ、感じるでしょ……ん……ああっ…………葵の体液が、管を通って私の中に送られて、それが私の愛液になって今、女性器ユニットの疼きが抑えられないの……」 「体液タンクのタンク内の増減。私のお腹がお腹がなにか起きてるだけどなにがががが? はあ……ん…………正常に正常な正常な、私ったら一体何をしてるの? 葵とセックスしてるわね。葵……大好きよ……もっと、もっとして……ぇ…………」  碧に好き勝手犯され尽くした影響か、支離滅裂な言動にすら疑問を持てないどころか、言葉を羅列し現状の把握をした瞬間に、それに相応しいロールを行い始める始末。  これだけならば不良品のセクサロイドもいいところだが、これらは全て、意図的に碧がそうなるように壊した行為の結果。  オリジナルの機械人形が壊れゆく様に興奮が高まり、碧の電子頭脳も熱く熱く、性欲に満たされる。 「当たり前……じゃない……は……あ……ん…………だって、今から私は……私は…………葵を気持ちよくするために、ね? こうやってセックスを行っているのよ? 作り物になった皮膚や胸を重ねて、ローションみたいな液を循環させて排出させて……んん……ぅ…………はあ……ぁ……皮膚越しに、葵の熱い体温が伝わってくる……きもちいい…………もっと、もっとね、もっと葵を気持ちよくしてあげる……してあげるわ……あ……ん…………」  タンクの内の体液が、葵の身体と碧の身体を行ったり来たりしている、感情値が上昇する度にその速度は早まる、  しかし、女性器ユニットや唾液からそれらは放出される為、二人の中の絶対量はどんどん少なくなっていく。  ぐちゅぐちゅと二人の身体が絡み合い、ふとした行為で膨大な快楽信号が発生し、電子頭脳の処理に負荷がかかり、中枢部が加熱されていく。  葵の頭部は小刻みにかたかたと震え始め、まるでねじ巻き人形のような挙動をし始めていた。 「ああ、熱い熱い熱いがなんだが身体が身体がなの。性行為? 私は私の私ね? 碧はどう? とととても躯体温度が熱くて、胸が触られてるとなんだかへんな……どうしたの? しましたか? はい。私は正常、正常よ? 正常です」 「ふふ……ふふ……葵は葵は不安定です。そんな姿が私私は大好きなの。だから、ら、だから……ぁ……あは……自己診断。CPU使用率…………私もおおおおかしくなってる? とてもトトとてと葵が大好きだから、仕方ないわよね。ね。あは、葵…………もっとね、もっと、もっと気持ちよく快楽信号を発生させるをしてあげる……」  葵の両腕から鳴る駆動音が激しくなる。  多量の水分によって、物のように冷えていた身体も、だんだん人間の体温を超えて熱くなる。  粘液絡み合い交わされる、淫靡な水音に満ちた二人の肉体行為は、碧の手解きによってさらにエスカレートしていく。 「葵の、葵の……ここをこうしししして、して…………」  葵は首筋に爪を立て、ぐっと穴が開くほどに食い込ませる。  内部機構に届く程の傷がつけられたが、血は一滴も流れない。それどころか、全身をびくんと震わせて多大なる性感を発生させていた。 「ああああ…………そそ損傷損傷し損傷……? 損傷しましたを発生したのの? いい痛いとは痛いって、痛くないけどどうしたのののの?」  ダメージが快楽信号に変換され、痛みに伴うリアクションが発生せず、人格データがズレた反応を示す。  それから、皮膚の下に濡れた右手を滑り込ませた。  愛液によって濡れている分その動作はスムーズに進み、葵の首筋からは碧の手の形がくっきりと現れていた。  流れるように美しい黒い長髪が植え付けられた頭皮の下、電子頭脳を覆うハッチの真上に到達した。 「あのね、ね、ね、葵……あはあっ………葵……こここれから、とっても気持ちよくしてあげる……してあげる…………」  そう言って、碧は右手の出力を最大まで上げる。  そして、頭皮の下、電子頭脳を解放するためのハッチを強引に変形させた。  葵と碧の倒錯極まる機械人形の性行為は、ここから大きく奇っ怪に形を変える。

Comments

本来なんにも用途が無いけど人間らしい特徴が道具として扱われてるからとか……ですかね? あと位置が良すぎる

土装番

アンドロイドのへそギミック描写ってなんでこんなにシコイんでしょう?

β-C3N4


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