向かい合わせになり、互いの股間を凝視しながらの摺足を命じられた俺たち二人。織田先生に言われた通り、俺は手足を突き出すたびに大きく揺れる武田のキンタマに意識を集中した。
(なるほど・・・このタイミングか!)
二人で向かい合って、土俵の真ん中まで進んでは戻り、また進んでは戻り・・・。そんなことを何度か繰り返すうちに、俺は少しコツがつかめてきた。
タイミングだけじゃない。うまくキンタマを揺らすには、足腰の筋肉を意識しないといけない。俺はどうやら、重心が少し不安定だったようだ。武田みてえに、どっしりした軸があってこそ、キンタマが大きく揺れる。俺は下半身の筋肉(とキンタマ)に意識を集中した。
「上杉! 調子つかめてきたみてえだな」
織田先生は汗だくの俺たち二人を腕組してニヤニヤ見つめている。やっぱりマラはおっ勃ったままだ。なんの刺激も与えてないのに、よく持つなと感心する。もっとも、ずっとギンギンなのは俺と武田も同じだが。
「おっし、摺足はそこまでだ!」
「ウッス!」
俺たちはしばし荒い息を整える。
「上杉、おまえ、これで弱点が分かったろ?」
いつのまにか、織田先生がふいうちのように俺の背後に立ち、俺の肩に手を置いた。汗が引いたとはいえ、先生のごつい手は熱を帯びていた。距離の近さに、成熟した大人の男ならではの獣のような体臭が臭う。
「重心・・・すよね・・・」
俺のすぐ近くにある織田先生のマラにドギマギしながらも、俺は応えた。先生は無言のままうなずく。
「足腰の筋肉にもっと意識を集中することだ。そして・・・」
織田先生はそう言うと、俺のむき出しの尻を思いっきりパーンと手のひらではたいた。
「い、イテッ・・・!」
「尻の筋肉もな。せっかくこんなでっけえ尻を持ってんだからよ、自分の武器を上手く生かせ!」
織田先生は岩のようないかつい顔でガハハと笑った。
(先生・・・まさかこのことを伝えるために俺たちをフリチンに・・・)
俺は先生の師弟愛に少しほだされそうになった。考えてみれば先生は裸になる必要もないのに、俺たちのためを思って股間を晒し、勃起までさせているのだ。なんという教師愛だろう(なのか?)
それにしても、全裸や勃起をまるで気にする様子のない織田先生の豪放さには半ばあきれつつも、その男気に惚れ惚れしちまう。
そんな思いに浸っている間に、俺たちの息が整ってきた。
「織田先生、稽古の続きお願いします!」
上杉と武田は、股間を盛大におっ勃てたまま、同時に尾田先生に向かって頭を下げた。
(続く)