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あんどん丸
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相撲部、秘密の居残り特訓!(6)

(6) 


 俺と武田は横並びで、急いで摺足の構えを取った。


「じゃ、始めろや!」


 織田先生の怒声が夜の道場に響き渡る。


「ウッス!!」


 言うまでもなく、摺足ってのは相撲の練習の基本動作だ。これまで、嫌というほどやらされてきた。俺も武田も慣れっこ・・・のはずだ。


 しかし、フリチンとなると話は別だ。普段は廻しで押さえつけられている股間のモノが足を突き出すたびにぶらんぶらん揺れてジャマになっちまう。手と足を出すタイミング、力の入れ方をいつも以上に意識しねえと、うまく前に進めない。もちろん、羞恥心もあるし、何より目の前にある織田先生の勃起マラにも心を乱される。


 「上杉!そうじゃねえ!! タイミングがずれとるぞ!」


 俺は必死でやっているつもりだったが、織田先生にどやされてしまった。くそっ、こんなの新入部員の時以来だぜ。けど、どやされればどやされるほど、俺の心に闘志が燃え上がっていく。


 俺は、織田先生の勃起マラのことも、俺自身がギンギンにおっ勃っていることも半分忘れ、必死で摺足をこなそうとした。だが、焦れば焦るほどうまくいかなくなる。俺は汗だくになりながら、摺足を続けたが、織田先生の怒声が飛ぶばかりだった。


 「しょうがねえな・・・おい、上杉!武田! お前ら向かい合わせになれ!」


 「へ・・・?」


 「へ、じゃねえだろ! とっとと向かい合わせになれ!」


 「う、ウッス!!」


 俺と武田は、土俵の中、向い合せに立った。こうすると、嫌でも武田の股間が目に入っちまう。武田のムスコは、天を突くように勃起していた。摺足で体が熱を帯びたせいか、でっけえキンタマがだらりとぶらさがっている。


 織田先生ほどではないが、武田は毛深い。全身細かい毛に覆われているが、キンタマも例外ではなかった。臍の下から続く黒々したジャングルは、二つの玉袋にまで続いている。陰毛は汗で濡れ、キンタマの毛から雫が滴り落ちそうになっている。


 (す、すげえ・・・)


 俺は思わず武田の股間を凝視した。武田は、俺の視線に気がついたのか、かすかに恥ずかしそうな表情を浮かべ、目をそらした。


 (あれっ、こいつ、さっきまであんなに堂々としてたのに・・・)


 武田の恥ずかしそうな表情を見るのは始めてで、俺はちょっとドギマギした。だが、次の瞬間、織田先生の雷が直撃した。


 「おいッ、武田! 目ぇ相手からそらすんじゃねえ! しっかり上杉を見てやれ! 上杉みてえに、相手のムスコに視線を集中しろ!」


 「う、ウッス!」


 武田は再び険しい表情を浮かべ、今度はためらいなく、一直線に俺の股間を凝視してきた。こいつ、こういう集中力は確かにすげえ。というか、俺が武田の股間をガン見してたのが織田先生にバレバレだったわけだが、それはまあいい。


 「ほれっ、摺足! 早くせんかッ!!」


 俺たちは腹の底から「ウッス!」と応え(さっきからウッスウッスで恐縮だが、体育会ってそういうもんだ)、素早く摺足を始める。


 「上杉ぃ、武田の動きをよく見て合わせろ。キンタマの揺れるタイミングまで完璧に合わせんだ。いいな!?」


 「う、ウイーッス!」


 俺は、否応なしに摺足で揺れる武田のキンタマを凝視する羽目になった。


 (続く)

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