前回の流れはこちらからどうぞ。
いよいよお城に突入することになった3人。
他の2人がこそこそ移動する中、健ちゃんは1人のしのしと街道を歩いていきます。そう、健ちゃんの作戦は、『客人として正式にお城に入れてもらうこと』なのです。暗殺に限って言えばもっとも成功率が高いのですが、侵入で言えばもっとも成功率の低い方法の一つです。
見知らぬものを寄せ付けない、それがお城なのですから。
「なんだぁ、お前は?」
そしてお城と言えばつきもの、門番の2人が必ず立ちふさがるのです。この門番、恐ろしく巨大で、いつしか民衆の間で『赤鬼、青鬼』と呼ばれるほどにごつく、強そうなのです。
こんな夜に一人、従者も連れずしんしんと歩いてきた謎の花魁に、門番は早速質問します。
「こんな時間に、何の用だ?」
「ふふふ…花魁に用件を聞くなんて、野暮でありんすえ」
おいらん『風』の言葉遣いで、健ちゃんは少し目を半開き気味に見上げます。毎日一生懸命練習した『どうていを殺す目つき』の成果が、今試されるのです!!!
もともと普通にしていれば可愛い顔立ちの健ちゃんが、花魁の格好をしてこの目つき。
効果はてきめんでした。
「お、おい阿彦(あひこ)…この『女』、よく見たら可愛いぞ…!」
「だ、だな! 吽彦(うんひこ)…それに、花魁が来ると言えば、多分芸事か何かだろ? よくわからんけど」
「あぁ、きっとそうだ、よくわからんけど!!」
みるみる顔が赤くなっていく2人。これは楽勝、そう思った瞬間でした。
「でもよぅ吽彦…こいつが本当に花魁なのか、門番なんだから確かめねぇとな」
「そうだな阿彦…し、し、し、身体検査でもするかぁ??? ぽへへへへへ…」
健ちゃんは、エロすぎました。
よって2人の堤防は簡単に決壊しました。
(やだ、どうしましょ…身体検査なんてされたら、男だってばれちゃう…!)
焦りつつ、呼吸が早くなる健ちゃん。何やら頬も紅潮し始め…
(…でも、こんなたくましい男に欲望のままに検査なんて…いったい、私どうなっちゃうのかしら…!!!!)
彼もまた、内なる欲望と戦っておいででした。
むしろ、検査を受けたい。だけど、検査を受けてしまえば自分が男だとばれてしまい、下手したら不審者として切り捨て御免かもしれません。
そんな命の危機に、健ちゃんは――
どうやって乗り切ったでしょうか!?(笑)
コメントなければこちらで考えますね(笑)
しょっち@気ままにやってきます
2022-04-21 11:40:31 +0000 UTC藤原妹紅
2022-04-20 12:20:32 +0000 UTC