前回までの流れは、こちらからどうぞー。
「いや、急に衣装とか言われても…」
「どんな服なら怪しまれずに侵入できるんだ?」
当たり前ですが、侵入して暗殺など初めてのことです。猫之進(次から猫ちゃん)、太郎の2人は、想像もつかないとでも言うように頭を傾げてしまいました。
しかし、裏腹に張り切っているのが健吾朗(次から健ちゃん)です。
小走り気味にお店の中に入り、そして数分の後に出てきました。多分、もともと着たい衣装ありきで提案したのでしょう。
その姿は――。
花魁…なのでしょうか?
目は半開き、カツラを被り、もはや誰だかわかりません。
「これならきっと、あちきの姿にお見惚れ申した男どもを虜に出来るでありんすえ」
きっと言葉も花魁を真似たのでしょうが、残念ながら半分くらい何を言っているのかわかりません。
「な、なるほど…要するに、お城の人たちを安心させればいいのニャ!」
何かを掴んだ様子の猫ちゃんは、探るようにゆっくりとした足取りでお店の中に入っていきました。
「す…すごいのニャ! こんニャのもある、あんニャのも、…こ、こんニャの、はじめてニャ…!!!」
心なしか、深い洞窟の奥底から聞こえてくるようにくぐもるその声は、しかし驚きとテンションの上がり具合を示しています。
さぁ、ここで格好のつかねぇ男が一人います。
(やばい…何も決まらない。あんだけのタンカ切っといていきなり足手まといだ…!)
太郎は焦り、チラリと周りを窺います。幸い、他の人は健ちゃんの花魁姿に感心しており、太郎どころではないようです。嬉しいような、哀しいような。
次回、猫ちゃん、衣装が決まる!!! まだいろいろ考えています(笑)
一応メインテーマは決まっていますので、お楽しみに!!(笑)
しょっち@気ままにやってきます
2022-04-15 11:22:40 +0000 UTC藤原妹紅
2022-04-15 10:51:25 +0000 UTC