今年4月にTwitterで言いましたが、どうも2021年で労働をし始めて11年に突入したらしい。
10年はオタク産業の世界にいるので、話せる範囲でこれまで何をやってきた人なのか(もちろん具体的なプロジェクト内容とかは書けませんが)置いておこうと思います。
私が社会に放り出された2010年。
世間はリーマンショックが去年やそこらに始まり、一緒に学校を卒業した同級生には卒業式のその月(っていうか数日前)に内定取り消しを喰らってしまった子が普通にいるような状態でした。
学校はデザイン系の短大で、ゲーム業界を目指していたのは同学年に私1人しかおらず、殆どの子が印刷物とかのデザイナーを目指している感じ。
偶然コ〇ミさんの説明会に一緒に参加した事があった同級生は、完全に「何となくゲームセンターが好きだから」とかで受けに行ってました。
アイツ、今何してんのかな。
世知辛い時期でしたがラッキーにも希望していたゲーム会社に新卒で就職できまして、しかしやっぱり当時の業界はどこの会社もコンシューマはジリ貧。
これからは携帯ソーシャルゲームの時代!って感じで、入社してしばらくは研修と取引先から来たソシャゲ用絵素材制作のお手伝い。
そこから「他社へ出向して仕事をして欲しい」って事になり、出向先でもやっていたのは漫画版権物ブラウザゲーのキャライラスト色塗りでした。
この頃から人の絵を色塗りする事をめっちゃやってたので基本的に色塗り大好き人間です。
途中PS3のスポーツゲームのUI素材作りをお手伝いしたりしてましたが超一瞬だけで、契約期間が切れるまでメインはやっぱりブラウザゲーの方でした。
ていうかそんな事よりその出向先会社の雰囲気が、圧倒的におかしい。
当時も未経験の新卒ながらに「こんな感じなのか・・?」と疑問に思ってましたが、今振り返れば絶対的におかしかった・・・。
正社員が3人だけであとは私と同じ派遣出向タイプの人だけ(うち3人が同じ会社からの先輩、2人はプログラマー)
派遣常駐しているプログラマーさん達が全然帰らせて貰えてない。
これが机の下で寝るプログラマー・・・!!(初めて見る光景)
まあ業界的に忙しくなるとアレなのは知ってたけど、おおもとの会社には「わざわざそういうヤバイ現場には行かせないよw」という営業さんもいたし、そういう営業さんを信用されてる先輩達だったから「なんかおかしいぞ・・・」と、新卒ながらに気付き始める私。
(後々聞いたら出向先から交渉の際に、プロジェクトの進捗を盛って伝えられていたらしい。怖)
あと、私の隣の席のデザイナーさん(この出向先会社の正社員)が
何か知らんけど「仕事が無いから出社しなくていい」と言われる日がある。
(でも私には仕事があるし、何故かこの正社員デザイナーさんに指示出しをしているウチの元会社所属のデザイナーさんも、プログラマーさん達と一緒に会社に泊っている)
後から聞いたらこの正社員デザイナーさんは「できる仕事が無さすぎてUI素材の切り抜きとか、雑務しか振れないから帰って貰っている」状態だったとな・・・。
なに・・それ・・・・。
そんな謎な初出向先会社は私の契約が終わった1年ちょっと後くらいに無くなったそうな・・・。
(仕事したブラウザゲーは他所の会社からブラシュアップされて出てた)
※もうこんなの時効だから大丈夫ですよね・・・
そんな感じの仕事を半年ほど経験した後、今でもご縁のある先輩デザイナーさん達が既に出向で手伝いに行ってる会社さんのプロジェクトに合流し、不思議企業でちゃんと培われなかった社会人、デザイナーとしてのスキルをパワープレイで鍛え上げられます。
ここではガラケーのソシャゲ用イラスト制作で、やっぱり人の絵の色を塗っていました。
超上手い人の線画は色を塗るのが楽しい、という事をしみじみ教えてもらう。
本当にイラストが上手い方で、キャラクターデザインも「ソレ!」って感じのラフを高速で上げていらっしゃった・・・。
あと、この仕事で先輩たちに「みんなで絵を作る」仕事を教えてもらいました。
これが早々に学べたのは今の時代とてもありがたかった。
私の無駄に几帳面なレイヤー構成はこの時の先輩からの教えです。
既に決まっているテイストに合わせて絵を仕上げる作業と、他の人に引き渡してもすぐ分かるデータ作りが体験できたのは貴重でした。
で、そこでみんなで半年以上働いてたら、この会社さんの偉い人が独立して起業するって事になり、先輩達共々一緒にそっちに移籍する事に。
仕事内容は相変わらずソシャゲの2D素材制作でしたが、ガラケーソシャゲムーブメントもいよいよ本格化しており、スマホの登場でより美麗なグラフィックを表示できる時代になって、一層高品質なイラスト素材のニーズが高まっていました。
前の取引先の仕事後半で「あれ?虎龍さん、絵描ける?」と言ってもらえたので、移籍先では自分でもイラストを描く仕事をするようになりますが、この時も自分の絵柄ではなくメインの人の絵柄に合わせて描く仕事を主にやっています。
よくある美麗カードゲーム系の絵描いたり、美少女モノ描いたり、アニメ版権絵描いたり、アニメーション素材作ったり・・・。
途中で初めてオリジナルタイトルでファンタジー物のデザイン作業も勉強させてもらえました。
経験的にだいぶありがたい事をやらせてもらえてるんですけど、如何せん会社も立ち上がったばかりの超忙しい時期を若いうちに経験する羽目になったので、移籍後1年半くらいで精神に異常をきたし始めます。
とにかく朝会社に出社できなくなる。
まあ今も朝は無理なんですけど、正社員登用とか関係なく朝起きれない、出かけられない状態になりました。本当に無理だった。
あと仕事の絵があんまり描けなくなる(代わりに同人はタガが外れたように描ける)
そうすると他のスタッフにめっちゃ悪い噂を立てられる。
更に会社に行けなくなる(負のスパイラル)
ブッ壊れ時期はしばらく続くのですが、完全に開発・運用プロジェクトから離脱するまで「初めての鬱」はどうにもなりませんでした。
サブリーダーやらされた未経験者ばかりの新規開発プロジェクトから離脱して、そこから偉い人の近くで企画を立てたり、ゲーム以外の事もやる部署に異動させてもらう事になります。
この辺でアニメ系の仕事とか、自分からアイデア出してグッズとかSNS告知イラストとかやらせてもらってましたね。
ゲーム開発者の人達とは違うカラーのスタッフさん多かったので面白かった。
途中、カジュアルゲームなどの開発も手伝わせてもらいながら、復帰がてらその時鉄火場プロジェクト(吉Pが話すFF14新生エオルゼア開発みたいなくらいの鉄火場)の手伝いをしに行ったり・・でもやっぱりこういうのやりに行くと一層朝来れなくなるんですよね・・・。
鉄火場仕事が終わるくらいに新規企画で3D(この時はもうスマホゲームも3Dが当たり前になってきていた)を使ったゲームのキャラクターデザインを頼まれます。
でも別に自分オリジナルでキャラを作るのではなく、もともとメインで起用する予定のイラストレーターさんがいたけど、その人が「3D前提のキャラクターが描けないから」補佐をするために参加する、という話です。
ここで改めて「イラストを描く事とデザインをする事は違う」という、世の理のようなものを噛み締めさせられます。
四隅がある画面いっぱいを使って情報量多めのイラストを描く事に特化した人と、モチーフ自体のシルエットだけで情報をまとめた上で、コンテンツそのものの世界観を作る事ができる人のスキルは全く別。
そういうのがデザイナーだとなんとなく分かるけど、企画職だと分からない人が結構普通にいる。
このプロジェクトのディレクターさんは、そのメインイラストレーターさんと仕事をする事で初めてこの事実にブチ当たったわけで・・。
まあその辺の翻訳とか提案とか、時には戦ったりとかをしてまた精神を擦り減らす日々を送る羽目になった所で、
東京ゲームショウの企業ブース現地スタッフとして参加をする事になります。
いやオマエ、イラストレーターやろがい!!!!!!!!とツッコまれても何も言えませんが、この時所属してた会社が初めてTGSに企業ブースを出す事になり、気合を入れて超デカいブースにスゲエ展示物を置いて、コスプレした大量のコンパニオンを手配する、という企画に衣装制作で私が紹介した事ある友人(他の小さい案件での紹介だった)が参加しており、そこでド派手にアクシデントが発生し、コスプレ衣装がTGS前日まで完成せず、その辺の手伝いでコンパニオン関連の裏方として前日、ビジネスデー2日間参加をする事になったのです・・。
最早その友人になんの恨みも無いし本人も地獄を見ただろうから、別に参加する羽目になった事への文句は無いのですがタイミングが最悪でした。
イベントが終わった頃には会社から帰ると何もしてないのに、突然涙が出てくるような精神状態になっていました・・・。
第二の精神崩壊タイムです。
ここで初めて「休職」をさせてもらいます。
多分TGS後の10月終わりくらいから12月頭くらいまで?
もう記憶があやふやだなぁ。
この休みで、よせばいいのに個人でやってた(会社には許可もらってた)ライトノベルの仕事もやってて、近年あの時を振り返って「休むときはちゃんと休むべき」って思っています。
仕事してもいいけど、それなら+2カ月、3か月休まないとダメだな~。
なんかだいぶ長くなってきて疲れたので、以降さらなる闇シーズンの話はまた気が向いた時に。
怒られが発生したらこの記事は消えます。
(でも具体的な企業名もプロジェクト名も出してないしな・・・)