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【小話】執務中なのにオナラが出そうな加賀さん

おしっこ系と観察記以外はここで公開することにします silverです というわけで今回は加賀しゃんが爆音放屁するお話です 挿絵もあるよ


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本文↓




どうしよう。



一見するといつもと変わらない、昼下がりの執務室。

提督が黙々と書類を片していく横で、正規空母・加賀は苦しんでいた。


ころろろっ…


凛とした顔、透明な肌に一筋の汗が伝う。

下腹部からはころころと小さく音が鳴り、そわそわと太ももをすり合わせている。


(お…おならが…出そうだわ…!!)


…そう、今、加賀は『オナラがしたくてたまらない』のである。


(やっぱり、さっき焼き芋を食べすぎたのがいけなかったかしら…)



先ほど間宮さんからもらった焼き芋は、甘くてとても美味しかったのだが、少し食べ過ぎてしまったらしい。

気づけば加賀のお腹の中にはたっぷりとガスが溜まっていた。

(あぁ……ダメよ私!こんなことで集中力を切らすなんて……!)



おならがしたくなってからもう20分が経過しているが、我慢しているのに一向に引っ込む気配がない。


ごろろっ……きゅるる…!

「…ッ!!」

それどころか、加賀の意思に反して腸内ではどんどんガスが発生していき、次第にその音も大きくなっていく一方だった。

「……ん?どうかした?」

加賀の様子に気づいていないのか、提督が呑気に尋ねてくる。


「い、いえ…なんでもないわ、ごめんなさい」

「そう?ならいいんだけど」


必死に平静を取り繕って返事をする。

しかし、その間も腸内のガスは増産され続けているようで、ゴロゴロという音が止まらない。

(お願い……早く収まって……)

ぎゅっと下腹部に力を入れると、わずかにお尻の穴がきゅっとすぼまる。


一瞬のスキをついてオナラが飛び出しそうになるが、慌ててお尻を引っ込めることでギリギリ持ちこたえる。


(危うく出てしまうところだったわ……)


ぐるる…


(うう…オナラしたい……出したい…!!)


表情や行動にこそ出ないが、内部から攻め立ててくる多量のガスに押されつつある。

しかし、今ここでオナラを放出するわけにはいかない。提督の横でそのような真似をしてしまえば、乙女のプライドが粉々になってしまう。


なんとかしてガスを押し戻そうと頑張るが、なかなかうまくいかないようだ。

「ふぅ……」

大きく深呼吸するふりをしながら、ゆっくりと息を整える。

しかし、意識すればするほど、オナラしたくてたまらなくなる。


(どうしましょう…このままじゃ、出ちゃう…!!)


すでに加賀のお腹の中では、大量のガスが発生されていた。

そしてその量は限界まで膨れあがり、いつ爆発してもおかしくはない状況になっていた。

もはや、一刻の猶予もない。


もう我慢できない。全部出てしまう。そう思った時だった。


「はい、提督…わかった、すぐ行く………加賀さん、ちょっと明石に呼ばれたから工廠に行ってくる。留守番を頼むよ」


「…!はい、わかりました…!」


提督が外出するという知らせを聞き、内心ほっとする。

これで、人目をはばからずこの場で思いっきりオナラをぶっ放せる。


ぐるるる…ごぽぽ…


(早く、はやくぅ…!!!)




提督が準備している間にも、お尻を左右に振って必死に我慢する。


ぷ…ぷす…


(オナラ…でるっ…!!!)



しかし、本人の意思に反してガスがぷすぷすとお尻の穴から出てきてしまう。

ごく微量の放屁でもかなり匂いがきつく、すこし鼻を利かせば感づけるほどの匂いだ。


「じゃあ行ってくる」

「は、はい…!」


(まだ、まだだめよ…!!提督が、出ていくまで…!!!)


息も絶え絶え、おなかをぎゅるぎゅる、お尻をふりふり。

あられもない姿のおなら我慢だが、こうでもしないとすべてを解き放ってしまいそうなので背に腹は代えられない。


「……よし、行こうか」

そう言って提督が立ち去ろうとしたその時だった。

ぎゅるるるるるっ……!!!

「ッ!??」

突然襲ってきた強烈な腹痛に思わず声にならない悲鳴を上げてしまいそうになる。

お腹の中がぐつぐつと煮えたぎるように熱くなり、お尻の穴がいっそう熱を帯びる。


(うそっ……!?こんな時に……!)

ぎゅるるるるるるるるるっ……!!!!

「~~ッ!!」

あまりの痛みに脂汗がどっと吹き出し、体ががくがく震えだす。

あまりの激痛に頭も真っ白になる。


(はやくして…!!!もうオナラでちゃうの…!!!)


ギィィ…パタン…


「ッ!!!!!」

ようやく扉が閉まったところで、本当の限界を迎えた

「ッ!んんんっ……!!」


全てを解放するべくお尻に力を籠めた。


ばんっ!!


「ッ!!?」

「第3艦隊、帰還したわ!戦果報告お願いしまーす!」


瞬間、遠征部隊が入れ替わりで帰還してきてしまった。


(だっ…めぇぇぇぇぇえ…!!!!)


ギリギリのところで、お尻の穴を全力で絞めつける。

そのかいあって、本当にギリギリであったが大噴射を抑え込むことができた。


しかし、それでも腸内で発生したガスは出口を求めて暴れまわり、加賀を苦しめていた。


「あれ?加賀さんだけ?提督は?」

「が、外出中よ……心配ないわ…報告は私が受けるから……」


「わかりました!それじゃ、さっそく始めますね!」

「え、ええ…」


(加賀さん、顔色が悪いけど…気のせいかな?)


こうして、暴発寸前のオナラを我慢しながらの執務が始まってしまった。


「~~~」

「~~~~」

「~~」


ごぽごぽごぽごぽごぽごぽ……!!!!


(だ…めぇ…!!!も…もれ……!!!)


腸内で生成された大量のガスが、出口を求めて下腹部の中で激しく踊り狂っている。

その激しい振動によって、お尻の穴が今にも決壊してしまいそうだ。

ぶるるっ……!!

「ッ!?」


もう彼女に報告を聞く余力はなく、手元にあるメモ用紙には震える線が書き込まれている。


そんな加賀の様子を見て、駆逐艦たちが目を見合わせる。

(加賀さん、大丈夫かよ……?)

(なんか変ですよね…?)


もちろん、体調が悪そうに見えるだけであり、今加賀が『オナラが出そうで出そうでどうしようもない』ということには気づいていないが。


「ちょっと加賀さん、聞いてるんですかぁ?」

「えっ、あっ……ごめんなさい……」

「もう、しっかりしてくださいよ…」


息も絶え絶え、なんとかメモだけでもと、残った力を振り絞り、ユレユレの字で報告内容を控えていく。


ごぽぽぽぽぽぽ……!!

(だめっ……!!おなら、でるっ……!!)

もはや、限界だった。

お尻からは小刻みにオナラが漏れ出ている。


「以上です!」

「わか、ったわ…!じゃ、じゃあ…同じ、遠征を、も、もう一回…お、おねがいね……」


「「「はい!!」」」


それでも、驚異的な精神力をもってなんとか駆逐艦の前での暴発を乗り越える。

反復遠征に戻る駆逐艦たちを見送る間にも、お尻を突き出してもじもじしてしまう。


(はや、くぅ……!!)

お尻を左右に振りながら必死に我慢するその姿は、まるでおむつを替えてもらう赤ちゃんのようであった。


ばたん…


駆逐艦たちも執務室を後にし、ついに、今度こそ、加賀以外誰もいない空間になった。


(だ、め……!!も、もう……!!)

遮るものがなくなったことで、お腹の中のガスが、一斉に肛門に殺到する。


「んっ、んっ……!!」


ぎゅるるるるるっ!!


「~~ッ!!!??」


お腹が張り裂けそうなほどのガスが暴れ狂う。


がたんっ!!!どたどたどた…


「おっ、もっ、おならっ、でるぅぅぅぅ…!!!」


急いで立ち上がり、執務室内のトイレへ一直線に駆け込む。


ぶっ、ぷっ!!


「うぅぅぅ…!!!」


(だめぇ…!!!あと、ちょっと……ちょっとだけ…!!!そしたら、おもいっきり…オナラ、できる…からぁ…!!!)


ばんっ、ばたんっ!!!


ぎゅるるるっ!!


「うっ、ぐっ……!!」


限界まで腸内が収縮したところで、トイレに駆け込めた。


「んぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……!!!!!」


もう便座に座り込む余裕もなく、スカートをめくりあげ、大きくお尻を突き出す。

そしてその瞬間、加賀のお尻の穴の力がすべて尽きた。


ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううう!!!!!!


「あぁ……はぁぁぁぁ……!!!!」

刹那、我慢に我慢を重ね、お預けを食らってなお耐え続けたオナラが一斉に噴き出した。

究極まで我慢したそれは、とんでもない爆音と臭気をまとって放たれた。




「はぁ……ぁぁ……」

(や…やっと………オナラ、だせたぁ…!!!)

この瞬間だけは、すべての苦しみから解放される至福のひと時である。


(もうだめかと思ったけど…なんとか、我慢できたわ……)


加賀は安堵のため息をつく。

しかし―――

(まだ……でる……)


一度決壊すると、もう止まらなかった。

すべてのガスを出し切るべく、加賀の身体が震える。

「あっ、ふっ……」

ぶううっ!!!!


ぶぼっ、ぶびっ!!

「んっ……はぁ……」

ぶぴっ、ぶすっ、ぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!!!!

「はーっ、はっ……!」

(いっぱい……出る……気持ちいい……)

ぶぅっ!!!


欲望のままに、どんどんおならをぶっ放す。

個室内は加賀のオナラで充満しており、鼻をつまみたくなるほどの悪臭が漂っている。


ぷぅぅ…


「はぁ…はぁ…」

(よかった…全部出たわ…)


最後の一滴までも出し切り、ようやく加賀は落ち着きを取り戻した。

しかし、冷静になると、個室内に漂う自分のオナラの臭いで頭がクラクラしてくる。

「換気しないと……」


ひとまず、自分の出したガスの匂いを消さないとここから出られない。


ぷしゅ~~~~~~~~~~~~……


背面の小窓を開け、消臭スプレーを念入りに散布していく。

匂いが上書きされたのを確認し、ドアを開けて外に出る。


「はぁ…」


疲れがどっと出たのか、力なくへなへなと椅子に座り込む。


(今度からお芋を食べる量は気を付けないと…)


こうして、お芋の食べ過ぎで起こった、加賀のオナラ騒動は幕を下ろした。


(…そういえば赤城さん、私の倍以上食べていたような…?)



…それは、新たな戦火の種火でもあった。



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