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【191919】一航戦と提督と 第三話『解放』【東南西北白発中】

生足 魅惑の まあ めいど silverです


というわけで、今回は学生赤城さんの3話目です


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~前回までのあらすじ~




今にも漏れそうな状態で提督宅のトイレに駆けこんで事なきを得た(?)赤城。

そして提督は赤城から彼女の体に起こった異変を聞かされる。





~翌日~




「…今日行く医者って、そんなに腕利きなんですか…?」



「うん、小さい頃にお世話になってた先生だよ」




休日の電車に揺られ、だんだんと田舎っぽさを帯びていく街並みを眺めながら、2人は『ある場所』へと向かっていた。




「…1年ぶりくらいになるかな、ここに戻るのも…」



なんでも、越境入学した身の提督の地元に、船医を務めていたすご腕の医者がいるらしい。

現在の日本医学の権威ですらさじを投げた問題を解決できるとは思えないが、何もしないよりははるかにマシであろう。




『次は~○○~○○~』




「おっ、そろそろだね…さ、行こうか」



「はい…」




周囲に駅舎以外に高い建物がないほどの田舎駅に到着した。

空を遮る建造物がなく、一面に青空が広がっている。




「ここが、提督の故郷…」



「故郷…というか、まぁ…育った地ではあるかな…」





「あれっ、ボウヤじゃねえか!どうしたんだ、急に帰ってきやがって!!」




ホームを出てほどなく、トラックに乗った好好爺然とした老人から声をかけられた。




「あっ、ゲンさん!ちょっとヤチヨばあに用事があってさ」




「おぉそうかぁ、おめぇもついに嫁をもらったのか!!」




「ゑ?」



「あの、この方は…?」



「魚屋のゲンさん、亡くなった親父の知り合いだよ」




「ヤチヨんとこ行くなら乗ってけよ、送ってってやるから」



「「ありがとうございます!」」




こうして、思わぬ助け舟を得た2人は、予定より早く目的地に到着することができた。

……乗っている間、ゲンさんはずっと『結婚式はいつだ』だの『子供は何人作るんだ』だのあけすけな質問ばかりしていたせいで赤城さんは顔を真っ赤にして俯きっぱなしだったが。





~病院にて~





「ヤチヨばあ、久しぶり。ごめんね、急に押しかけて」



「ええんよええんよ、ボウヤがべっぴんさん連れて元気に戻ってくれただけでうれしいわい」



「べっぴんさんだなんて、そんな…」



「紹介するよ。この人がヤチヨばあ、元船医で、今はこの街で医者をしてるんだ」



「よろしくお願いします」






「ほほう、あんたが"カンムス"っちゅう娘さんかえ?あんたの佇まいからそういう"気"を感じるのう」



「そ、そうですか…」



「ボウヤが選んだ女の子だから間違いはないね。きっとボウヤに似合ういいお嫁さんに…」



「ヤチヨばあ、今日はそういう理由でここに来たんじゃないんだよ」



「ほほほ、そう照れんでもええがな……さて、それじゃ検診に入るとするかのう」



からかうのもこの辺にしておこうとばかりに、よっこらせと重い腰をあげて眼鏡と白衣を取り出す。



「それじゃ僕は待合室で待ってるから」




そう言い残し、待合室に戻る提督であった。







~2時間後~







「…で、なにかわかった?」




提督の問いかけに、ヤチヨばあは首を横に振った。




「カラダにおかしいところは見られんかった、尿検査の結果も異常なし。さっぱりじゃよ」



あれこれ手を尽くしたようだが、



「そうかぁ…」




「すまんのぉ、力になれんくて…」



「しょうがないよ。大きな病院で見てもらっても分からなかったんだから」



「ボウヤは優しいのう…それはそうとして…」



「ん?」




「せっかく戻ってきたんだから、お嬢ちゃんに街の案内をしてあげんしゃい…」




「それもそうだね。よし、行こうか!」



「はい!」



「それじゃ、あたしも夕飯をこさえて待ってるよ。ボウヤの好きなおかずをたんと食べさせてあげるからね」



「おっ、やったあ!」




※連休を利用してこちらに来ているため、事前に『一泊して翌日の列車で帰る』と伝えてある。

 ちなみに、誰の家に泊めるかで大揉めし、じゃんけんの結果、ヤチヨばあの家に泊めることになったとか。




(楽しそう、いいなあ…)




久しぶりの帰省で羽根が伸びている提督を見て、赤城の顔から笑みがこぼれる。




~商店街にて~




「おぉ、ボウヤがヨメさん連れて帰ってきたってのは本当だったのか!!」



「大きくなったなあ…うぅ、クソガキだったころが懐かしいぜ」



「ボウヤが帰ってきたってだけだろ!泣くんじゃねえ、みっともない!」



「そうだけどよぉ…!!!」




商店街に入るなり、活気あふれすぎた面々から手厚い歓迎を受けた。




「お久しぶりです。皆さんも元気そうで…」



「おうおう、そういう堅いのはナシで頼むぜ!未来の海軍将校様よぉ!」



「いや~、にしてもえれぇべっぴんさんやなぁ!!ボウヤにはもってえねえぐれえだぁ!!」



「ど、どうも…」



…手厚すぎる歓迎ぶりに、2人ともしどろもどろになっているようだが…



「おやめ!!」



てんやわんやしていると、後ろから金切り声が上がった。



「まったく大人気ないねぇ、2人とも困ってるじゃないのさ!」



「す、すまん…ボウヤが帰ってくるのは久しぶりで、つい…」



「ごめんねお嬢ちゃん、ここの商店街の人たちはボウヤが帰ってくるといつもこうなるのよ」



「あ、あははは…」



あまりのオカンっぷりに、さすがの赤城も苦笑いである。



「紹介するよ。八百屋の十兵衛さんに喫茶店の金光さん、それからこの人は本屋の則夫さんで、この人は」



「町内会会長のヨネだよ、よろしくね」



「どうも、ええと…」



「話は聞いてるよ、赤城さんだろう?うちのボウヤがいつも世話になってるねえ」



「いえ、とんでもない…」



定期テストの時の失敗やこの前のことが脳裏に浮かぶのを必死に抑える。



「何もない街だけどゆっくりしてっておくれよ。あたしらもボウヤが元気で帰ってきてくれてうれしいんだ」



「はい、ありがとうございます」



「よぉし、そうときまればまずはうちの野菜を…」



「いんや、ウチのコーヒーをだな…」



「待て待て、うちにある貴重な書物を…」




「順番におし!!!」




「「「「はっ、はいっ!!!」」」」




(ヨネさん、相変わらずだなあ…)



「ふ、ふふっ…」



「?どうしたの?」



「いえ、貴方を慕ってくれる人がこんなにいるんだなって」



「うん、物心つかないうちに親父を亡くしちゃったからね。ここの人たち…ヤチヨばあやゲンさんも、俺の家族なんだよ」



「…うらやましいですね」



「…そうかなあ…」



「わたしも、いつかあなたの…」



「ん?なんか言った?」



「!い、いえ…なにも…」




「よぉし、それじゃあお嬢ちゃん!商店街巡航ツアーにようこそ!!」



どうやら、誰がどの順番で店を巡ってもらうかが決まったようだ。



ぎゅっ…



「え???」



「さ、行くよ」



「はっ、はい…!」



赤城の手を握り、商店街の中へと溶けてゆく。





~夕方、ヤチヨばあの家に戻る最中~





それから、どれくらい時間が経っただろうか。



美味しいコーヒーとサンドイッチに舌鼓、眉唾物の骨とう品、歴史を感じさせるような書物の数々、そしてなにより、街の人たちの温かさ。



それらすべてが、赤城には心にしみるものだった。




「ね、いい人たちだったでしょ?」



「え、ええ…」



「?大丈夫?疲れちゃった?」



「い、いえ…」



「そう?休憩したかったら言ってね」



「はい…」



(うぅ…まずいよぉ…)




きゅっ…




(お…おしっこ、したい…!!)




2時間ほど前から尿意を感じ始めたが、立て続けに街の人々があれこれ紹介してくるため、トイレに中座するタイミングを掴めなかった。



(うぅ、おしっこ、おしっこぉ…!!もっ、漏れちゃうぅ…!!!)



みるみるうちに膀胱におしっこが注がれ、商店街を回り終えるころには下腹部の水風船はぷっくりと膨れ上がっていた。




(どうしようどうしよう…!!どこか、おトイレ、おしっこしたいよぉ…!!!)




忙しなく辺りを見回すものの、周囲にトイレと思しき建物は見つからない。

そうこうしているうちに、赤城の我慢は限界に到達しようとしていた。




ちょろっ…



「!!!」



きゅううううううううっ…!!!



(うそ、今、少し…!!?)




そしてついに、赤城の下着に温もりが生じた。




「あっ、んうっ…!」




(あぁ、おしっこしたいおしっこしたいぃ…!!!もれちゃうもれちゃうもれちゃうぅぅぅ…!!!)




もはや決壊は免れないか。

そんな赤城の前に、一筋の光が差し込んだ。



「!!」



(あれ、トイレ…!!!)



夕日が差し込む道の先に、ぽつんと佇む白い建物。間違いない、トイレだ。



「あ、あのっ…!!!」



こうしちゃいられない。はやく、はやくおしっこがしたい。

はやる気持ちを抑えて提督に切り出そうとしたその時であった。



「ごめん赤城さん、ちょっとトイレ行ってくるね」



「えっ…」



なんということか、提督の方が先にトイレに向かっていってしまった。

またしても、赤城は排尿の機会を逸してしまうのか。



「ま、まって…!!」



ぎゅうううううううううう…!!!



提督の視界から外れたことで、これまで使えなかった前押さえが解禁された。



両手でぎゅうぎゅう押さえつけながら提督を追いかける。といっても、そのスピードは兎と亀である。




それでも、おもらしだけは避けるべく必死にトイレを目指し…




「くぅぅぅぅぅぅ…!!!」




ついに、トイレにたどり着いた。

男女共用で、清掃も行き届いておらず悪臭が漂っているが、そのようなことは些末なことである。




「あっ、赤城さん…!!?」




建物の中には、男性用の小便器と和式便器が一つずつ。小便器の方は現在進行形で提督が使用中である。



問題なのは、和式便器の方である。

扉はおろか、仕切りとなる壁が取り払われており、排泄姿を隠せるものが何一つない。



(ヤチヨばあの話によると、老朽化により壁が腐り落ちてしまったのだが、誰も使わないので修理を忘れているらしい)



今この状態で放尿しようものなら、提督にその姿を見られることになってしまう。




じゅっ、じゅじゅうっ!




「あんうっ!!!」




(も、だめぇ…!!!)




「あ、赤城さん、待って!!!何か板を…!!!」



「ごめんなさい!!もうオシッコ出ちゃうんですぅ!!!」



異性の前ではしたなく「おしっこが漏れそう」と叫んでしまう。それほどまでに切羽詰まっているのだ。



もう彼女には数歩先の和式便器しか見えていない。丸見えでもいい。おしっこを出したい。



「あぁぁぁぁでるでるでるでるでるでるでる…!!!」



大慌てで和式便器にまたがり、力の限りスカートと下着を引きはがす。




じゅびいいいいっ!!!




「あぁっ!!!」




しかし、間一髪のところで間に合わず、中腰の態勢にもかかわらずおしっこが出始めてしまい、フライングしたおしっこがスカートとパンツにかかる。




「みないでぇ…!!!!」





じゅごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!




「んはぁ……!!!!」




「わっ…!!!」




しゃがむと同時に、数時間にわたり我慢を繰り広げてきた赤城の秘所から勢いよくおしっこが噴き出した。




じゅびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっ!!!!!

しゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!




じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……!!!!




「はーっ、はーっ…!!!」




(お…おし、おしっこぉ……ま…にあ…っ、たぁ…!!!)




出始めを衣服にひっかけてしまったことと少なくない量のおちびりを除く大部分を便器に向けて解放することができた。



女性特有の放尿音と、爆尿が和式便器に跳ねっかえる音が狭いトイレにこだまする。




(赤城さんのおしっこ、すごい…!!それに、勢いも……)




同い年の女の子が、和式便器にまたがって、アソコを丸出しにして、とんでもない勢いと量のおしっこをしている。

あまりにも扇情的すぎる光景に目を奪われるなという方が無理である。




赤城のオシッコ姿、盛大に響く放尿音、切ない吐息…

彼女の真横だというのに、提督の主砲は見事なまでにいきり立ってしまっている。






しゅいいいいいいいいいいいいいいいい…ちょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……しょろろろ…



ぴちゃ、ぴちゃ…




「はぁぁ…」




そして、限界まで我慢した末の大放尿は4分にも渡った末、終わりを告げたのだった。




「……」




「……」




「……見てましたよね?」



しばしの沈黙ののち、おしっこの姿勢のまま顔を真っ赤にした赤城が怒気を含んだ声で問いかける。



「…ごめんなさい…その…あまりにも、色っぽくて……」



おったててしまっているのがバレてしまっている以上、言い逃れは出来ない。

頭を深々と下げ、正直に詫びる。




「私だったからよかったけど…他の子のおトイレなんか覗いちゃダメですからね?」



「はい……ところでさ…ひとつ提案があるんだけど…」



「…この期に及んで、まだ何か…?」



完全に怒っている。無理もない。一度ならず二度までも放尿姿を見てしまったのだから。



「いや、その…」










「おんや、お帰り。…どうしたとね、その頬…?」



「いや、別に…」




『トイレに行きたいと言えないのはしょうがない(恥ずかしいだろうし)から、今度からトイレに行きたくなったら僕の服の袖を引っ張ってくれ』という提案をしたのだが、物の見事に平手打ちを食らったわけである。

…が、この提案は、後々、ひいては遠い未来で赤城を助けることになるのだが、それはまだ、ずっと先のお話。










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