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【3か月】一航戦と提督と 第二話『転機』

第一話投稿したのが10/31 まさか年を跨いでしまうとは silverです

というわけで今回は学生時代赤城さん、その第二話になります


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本文→このした


~前回までのあらすじ~



時は赤城と提督がまだ訓練生だったころにさかのぼる。

試験中に激しい尿意に襲われた赤城は、どうにか試験終了まで我慢しきるものの一番近いトイレには行列。

提督の手引きで人のいないトイレに着いたはいいものの間に合わず衣服と個室を大いに汚してしまったのであった。




~それから数週間後、提督宅~




「……」




誰もいない台所に、味噌汁が煮える音だけが響く。



(こんなものかな…)



そこには、エプロンを着けた青年が真剣な表情で料理に勤しんでいた。

というのも、越境入学を行った身であるため、こうして下宿を行っているわけである。



家事をこなしながらも学年トップの成績をひた走る、と言えば彼のすごさがわかるだろう。




狭い部屋に、味噌のいい香りが充満する。

今日の献立は、白米に味噌汁、そして豚の生姜焼きである。




明日の朝と弁当の分の生姜焼きを別の皿に移し替え、さて食べるかというその時であった。




ドンドンドンドンッ!!!




「すっ、すみませんっ…!!!」




(この声は…)




聞き覚えのある声がした。赤城さんだ。しかし、様子がおかしい。



(赤城さん、もしかして、また…?)



嫌な予感がし、急いで玄関に向かう。




「赤城さん?どうしたの、こんな遅くに…」



「あっ、あのっ…!!!おっ、おしっ…お手洗い、かっ、貸してください…!!!」



「!!わかった、今開けるから待ってて!!!」




急いで玄関に向かい、鍵を回し、ドアノブに手をかけ…




「はい、開いた…うわっ!!」




「もれるぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!!」



ドアを開けた瞬間、雪崩れるように赤城が家に飛び込んできた。




乱暴に靴を脱ぎ捨て、両手でぎゅうぎゅう前を抑えてトイレに駆けこむ。




バンッ、バタッ、バタンッ!!!




「あっあっ、はやくはやく…!!!」




うわごとのように「漏れる」と「出る」を連呼し、鍵もかけずにトイレに飛び込む。




「あっ、出っ…!!!」




そして、ブシュッという音と共に、個室内のばたつきが止み…




ぶじゅごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!




「ふあっ…!!!」




嬌声と共に、高圧の放水が始まった。




じゅびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっ!!!

じゅごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!




じょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼ……!!!




(これ……あの時よりも勢いが強くないか…?)




否応なしに聞こえてくる放尿音と水音が、思春期の青年の精神をかき乱す。

この家のトイレは和式であり、扉を閉める余裕もなかったようで、女性特有の放尿音と、おしっこが水面に跳ね返る妖艶な音色が直に耳に入る。




(赤城さんって、音消しとかしないのかな…?)




放尿音に混ざって「あっ」「んっ」と、嬌声にも似た声が聞こえる。

異性のおしっこの音だけでも正気を失いかけているのに、そこに妖艶な声も混ざってしまっては抗う術がない。




(ちょっとだけ、ちょっとだけなら……)



―もう一度、見たい。

赤城さんが、おしっこしてるところ―



足音を殺し、息を殺し、摺り足の要領で赤城のいるトイレに近付く。

そして、恐る恐る視線を伸ばすと……




しゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!




「…!!!」




その光景のあまりの艶美さに、思わず声が出そうになった。



ツヤとハリのある綺麗なお尻、その谷間から勢いよく噴き出す極太のおしっこ。

耳まで真っ赤にし、放尿の快感にブルリと身体を震わせながら限界まで溜めこんだ黄金の液体を便器に向かって吐き出している。


かなりの量を先走ってしまったようで、スカートと下着、靴下までもがぐっしょり濡れて変色している。後ろからでも、下着にできた黄色い染みがはっきりと見える。




(やっぱり、あの時よりも……すごく我慢してたんだな……)



あの時のおしっこ姿と目の前のおしっこ姿が重なり、興奮が最高潮に―。



「あ、あのぅ……」



「!!?ど、どうしたの?」



―達する直前、消入りそうな声で赤城が青年を呼ぶ。

休息に現実に引き戻されてしまったことで声が裏返る。



「……その…あまりジロジロ見られると……は、はずかしい……」



「あ、ああ……ごめん……」



顔中真っ赤にして、覗き見をたしなめられる。

慌てて背を向け、視界から赤城を外す。




しゅっ、しゅいっ…

ぽちゃ、ぽちゃ…




「……終わった?」



「はい……ごめんなさい、汚しちゃって……」



「いいよ、僕の体操服貸すからさ、風邪ひいちゃわないうちに着替えちゃって」



「……ありがとう…ございます…」



この後、赤城が着替えている間、提督はズボンにテントを張りながら汚れた床の拭き掃除をするのであった。





~1時間後~




「ごちそうさまでした」



「ごちそうさまでした…ごめんなさい、夕食までいただいて…」



「いいっていいって。それより、今度からはちゃんと漏らしちゃう前にトイレに行かなきゃだめだよ?」



「…その…そのことなんですけど…」



「…ん?」



赤城の顔に暗い影が落ちる。



「その…学校を出る前にちゃんとトイレに行ったんです…でも…帰り道ですごくおしっこしたくなっちゃって…」



「…それで、僕の家にトイレを借りに来たってわけか…」



「はい…私、おしっこがすごく近くて…おしっこしたくなっちゃうとすぐお漏らししちゃいそうになって…」



顔を赤く染めながら言葉を紡ぐ。



「あの日も…試験中にどうしようもなくおしっこしたくて……あなたがあの時、声をかけなかったらと思うと…」



「赤城さん…」



「…だから…」



「だから?」



ずっと俯きながら話を続けていた赤城だったが、ここでようやく顔をあげた。

頬は絵の具で塗りつぶしたかのように赤く染まり、目元には涙が浮かんでいる。




「…今回の覗きは許すことにします。…ダメですよ?女の子がおしっこしてるところを覗いたりしたら」



「申し訳ございませんでした……」



この青年、のちにこの出来事を「今まで生きてきた中で一番ちゃんと土下座した」と語ることになるのだが、それは、遠い遠い未来のお話。




~5分後~




「にしても…こうもトイレが近いとマズいな…」



「はい…普段の授業でも終わると結構ギリギリになってしまって…」



「医者には相談したの?」



「はい……でも、膀胱に異常はなくて…体中どこを調べても変わったところがなくて…」



「原因不明、と…」




ここで、当時の艤装について説明しておく。

当時の艤装には『装着者の身体能力を引き出して海上を走破する』という方式が用いられていた。

赤城が装着した際、システムの誤作動により身体能力を必要以上に引き上げてしまうアクシデントに見舞われたのである。



艤装を解除することで事なきを得たが、影響が身体に深く残ってしまった。

それにより、膀胱に尿が溜まるスピードが尋常ではないほど早くなり、結果として疑似的な頻尿を引き起こしている、といったわけである。




この事実に本人を含めた周りが気づくのは、この日から5年以上先の出来事であり、治療を受けられるのもまた5年以上先の話なのである。




この時代の医学では、赤城の身に起こった異変を解明できなかったのである。




(余談だが、この事実が判明して以降、潜在能力を引き出すシステムは廃され、現行の『装着者の体の動きをサポートする』形式へとシフトチェンジした。)




「はい…おしめはスカートや装束の上から穿いてるのがわかってしまうから穿けなくて…」



才色兼備の艦娘候補が頻尿なんて事実が露見してしまうと思うとぞっとする。



「うーん……あっ、そうだ!」



「?」



「赤城さん、僕に任せて!」




青年が提案した驚きの方法とは……




―続く―





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