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【過去編】一航戦と提督と 第一話『出逢い』


無性にコンビニのおでんが食べたくなったのでもうすぐ冬です Revlisです


というわけで今回は、かねてより執筆していた小説が完成したので投稿することとしました


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pixiv→ https://www.pixiv.net/users/14600741

Skeb→ 小説に対応し次第リンク追加

Twitter→ https://twitter.com/SliverMountain

感想送付フォーム→ https://www.mottohomete.net/SliverMountain

お題箱→現在閉鎖中


本文→このした



艦娘。

それは、未知の強敵『深海棲艦』と日夜戦う、古の艦船の魂をその身に宿す少女。

世界中広しといえども、その適性を持つ少女は両手で数えられるほどしか存在しない。



これは、後に『一航戦』としてその名を轟かせる少女たちと、2人を指揮し、数多の勝利を手にする青年の、淡い青春の記録である。



~数年前、艦娘養成学校~




『艦娘養成学校』という施設がある。

艦娘の適性を見出された少女と、士官としての適性を見出された少年が、国を救う英雄となるべく日夜文武に励む学校である。



通常の中等教育に加え、艦娘、士官になるための特別なカリキュラムが存在する。

それ以外は、どこにでもある中学校と何ら変わらない。



「ふう…」



そんな艦娘養成学校のある教室では、1人の少年が頬杖をついていた。



(ううむ、見直しまで終わってしまった…)



この少年、いかにもやる気がなさそうだが、『数多くの戦いを勝利に導いた名将』として後世に名を残すことになる青年となる運命を背負っている。

両親は深海棲艦の襲撃に遭った際に命を落とし、父親の友人である軍人の男性に幼少期の世話をされた。



入学当初こそ『親のコネ』だとか『七光り(皆はこの少年の過去を知らないためそう言っている)』と、彼を見る目は冷ややかであった。

しかし、そのような周りの声はすぐに消えることとなった。



入学時の実力テストで満点を取ったのを皮切りに、実技でも高い実力を発揮し、誰とでも分け隔てなく接する…

自分の実力に驕らず研鑽を積む姿は、下馬評を覆すのには十分すぎた。



今では、誰もがその実力を認めており、中には『いずれ国を救う英雄になるやも』という者まで現れた。



そして、入学から数か月の間トップを走り続けてきた男にとって、期末試験などただの通過点でしかなかった。

早々に見直しまで終えてしまい、時間を大いに持て余してしまっていた。



(…ん?)



教官に怪しまれない程度に視線を動かしていると、様子のおかしい女子生徒がいることに気が付いた。



(あの子…なんだ?落ち着きがないな…)



自分の席の右斜め前の子の様子がおかしい。

試験中だというのに、ゆさゆさと身を揺すり、忙しなく時計に目をやっている。



(何だろう…具合でも悪いのかな…?)



彼女のことが心配であったが、ここで彼女を連れ出してしまっては反感を買ってしまうだろう。

というのも、試験中に中座して教室を出た場合、その試験中はもう教室に戻れない=試験に回答できないからである。



良い頃合いを見計らって保健室に連れていこう。

そう考え、自身も問題に向き直ることにした。




~その頃、女子生徒サイド~




ぎし、ぎし…


(どうしよう…!!)


少年の読みは当たっており、この少女は今まさに危機に瀕していた。

しかし、体調が悪いというわけではない。いたって正常である。試験を受ける前までは。



(トイレ、行きたい…っ!もっ、漏れちゃう…!!)



この少女、数年後に『赤城』という名でその名を轟かせることとなる子である。しかし、今はただの少女である。

少女である以上、人並みに尿意に襲われる。




しかも、この少女は人並み以上にトイレが近く、一日に5~6回トイレに立つこともザラにある。

頻尿が改善されるのは艦娘として正式に配属されてからであり、訓練生時代はこの頻尿のせいで何度も乙女の危機に陥ることになる。



今もまた、試験中だというのに激しい尿意に襲われ、今にも噴き出しそうになっているおしっこをなんとか押しとどめている状態である。



(席を立つわけにもいかないし…!!)



先ほど説明した通り、一回中座してしまうとその試験中は教室に入れないのだ。

そして、彼女の解答用紙はまだ半分以上が空欄である。


つまり、今ここで中座してしまえば、試験の成績を大きく落とすこととなってしまう。



(苦しいけど…ガマン、するしか…!!)



どうにか気を紛らわそうと、試験の問題に向き直る。



片手で鉛筆を握り、もう片方の手で股座を握りしめる。

じっとしていられず、椅子の上に置かれているお尻が左右に細かく揺れる。



傍目から見れば尿意を我慢していることは明白である。

が、他の生徒は試験に集中しており、教師もうつらうつらしているため、彼女の痴態を見ているものはいない。




(ううむ…かなりきつそうだな…終了まであと10分だが…持つか…?)



…ただ一人、後ろの席からその様子を注視していた提督以外は。




~10分後~




キーンコーンカーンコーン…




「はい、手を止めて~、後ろから用紙をまとめて前に送ってくださいね」




そして、試験が終わった。しかし、これで終わりではない。

用紙を回収し終えるまで席を立てない。席を立つことを許され、トイレに向かい、便器を跨いで下着を脱ぎ、しゃがみこむ。




これだけの壁を控えている以上、油断はできない。




ぎゅううううううううう…!!!




(おしっこ、はやくっ…もっ、漏れちゃう…!!!)




その時が来るまで、身を固くして必死に耐える。

この間だけでも幾度となく尿意に襲われ、すんでのところでおちびりを回避するものの、もう長くは持たない。




そして…




「はい、これでこの試験は終了です。次の試験は15分後ですので、5分前には必ず着席していてください。解散!」




(!!!)




ガタンッ!!!




試験終了の宣告がされるや否や、慌ただしく駆け出した。





ばたばたばたばたばたっ!!




「はあっ、はあっ!!!」




(はっ、はやくうっ…!!もっ、もう出ちゃう…!!!)




そのあまりの形相にすれ違う人々がぎょっとするが、そんなことに構っている暇はない。

一刻も早くトイレに駆けこみたい。早くおしっこがしたい。それだけである。




しかし、そううまくいかないのが現実である。




「そんな…!!!」




(こんな、並んで…!!!)




試験の後はどうしてもトイレが混雑するものである。

女子トイレには6人ほどの行列が伸びていた。



すでに我慢の限界の一歩手前であり、これだけの列を耐え抜く気力は残されていない。

それに、ここで待っていては休憩時間が終わってしまう。



そうなれば、限界まで膨れ上がった水風船を抱えた状態で次の試験を受けることになり、そうなれば衆目下での失禁は避けられない。




(どっ、どうしよう…!!?)




八方ふさがり、万事休すか。

そう思われたその時、思わぬところから救いの手が差し伸べられた。



「こっちだ!」



「えっ?」



いきなり手を掴まれる。びっくりして振り向くと、そこには同じクラスの男子生徒がいた。




これが、のちに日本海軍が誇る最高戦力となる少女と、彼女を指揮する知将との初めての会話である。




「ちょっと遠いけど、下のトイレに行こう!さ、はやく!!」



現在赤城たちのいる階は2階であり、この階のトイレは休み時間にそこそこ混雑するのである。

1階にあるトイレは、教室からの距離があること(普段めったに使わない家庭科室の近く)に加え、清掃が行き届いておらず、設備と外観にガタが来ている。



赤城が間に合う可能性があるとするなら、そこのトイレまで我慢しきることぐらいである。



「はっ、はい…!!!」



一縷の望みにかけ、おぼつかない足取りでトイレを目指す。




~1階、家庭科室前廊下~




「ふっ、くぅぅぅぅぅ…!!!」



「あと少しでトイレだから、頑張って…!!」



(あっ、あとっ、ちょっとぉ…!!!)



すでにトイレを表すピクトグラムは視界に捉えられており、あと5メートルも歩けばトイレに入ることができる。



「あっ、やっ…!!!」



じゅっ、じょわっ…!




しかし、彼女がこれまで体感したことのないほどに強力な尿意がトイレへの行軍を良しとせず、一歩踏み出すごとに下着に黒い染みが広がっていく。




ぎゅうううううううううう…!!!




(はやく…といれ、といれ…でる、漏れる…!!!)




きゅううううううううううううううううん!!!




「あっ…!!!」




じゅわわわわわわ…!!




自身の限界を悟った瞬間、水門が大きく開き、おちびりでは済まされない量のおしっこが迸った。



「!!!ちょっと、大丈夫…!?」



もはやパンツが吸いきれる量ではなく、紺色のスカートの大部分を黒く変色させる。

それでも吸いきれず、ばしゃばしゃと床におしっこが滴っている。




(もう、ダメ…!!!)




「~~~~~~~~~!!!」




だっ!!!




「あっ、ちょっと…!!!」




次の瞬間、弾かれたように走り出した。

漏れ出るオシッコに構わず、烈火のごとく廊下を駆ける。



この強行軍が功を奏し、なんとか全部漏らしてしまう前にトイレに入ることができた。




バアンッ!!!




「んうぅぅぅぅぅぅぅぅ…!!!」



(おしっこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!)




そして、蹴破るように個室の扉を開く。




「あっ、あっ…!!!」




ぶじゅっ、じょわっ!!!




(はやっ、はやくっ!!!おしっこっ、もれるっ、でるっ、でるでるでちゃうぅぅぅぅぅ……!!!)




扉を閉める余力もなく、大慌てで個室内の和式便器を跨ぎ、スカートをたくし上げる。




ぶじょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!!




「いやぁぁぁ…!!!!」




下着に手をかけ、覇だから引きはがすと同時に、ついに彼女に限界が訪れた。

放尿の態勢に完全に入れていないにも関わらず、凄まじい勢いの激流が放たれた。



一直線に伸びる尿線は、射線上にあるパンツに激しく打ち付けられ、くぐもった音と共にパンツへの被害を甚大なものにしていく。




(だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)




ずりゅっ!!!




急いでパンツを引き下ろす。

直後、赤城の体が大きく震え…




じゅごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!




「んあぁぁっ…!!!!」




じゅびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびび!!!!

びしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃ!!!!




しゃがむ暇もなく、中腰の態勢で、限界までため込んだおしっこを便器に解き放つ。




「んっ…!!!」




(う…うまく入れられない…!!!)




が、中腰の態勢ではうまく狙いが定まらず、狙いを外したおしっこは個室の床に打ち付けられ、個室の中をおしっこまみれにしていく。




「いやっ、いやぁ…!!!」



しゅいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!ぶしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!




(だめっ、だめぇ…!!!だめ、なのにぃ…!!!とっ、とめられない……!!!)




コントロールの効かなくなった小陰唇と括約筋が、宿主の命令に反しておしっこを滝のように噴出させる。

中腰のまま放尿しているため、分流が太ももを伝ってソックスと上履きに伝い、下着とスカートに続きソックスと上履きも自身のおしっこで黒く染め上げてしまっている。




「うっ、ううっ…!!」




あまりの恥ずかしさと情けなさに、放尿の途中であるものの、両手で顔を覆って泣き出してしまった。






しゅっ、しゅいっ…

ぽたっ、ぽたっ…




結局、どうすることもできないまま、個室と衣服を大いに汚した限界放尿が終わりを告げた。




「うっ、ひぐっ…!!!」




(これ、どうしよう…!!!)




どうにかトイレまでたどり着いたものの、個室と衣服を大いに汚してしまっている。

これでは到底『間に合った』とは言えない。お漏らしと変わらないほどの被害を出してしまっている。




キーン、コーン…




そして無情にも、予鈴を知らせるチャイムが鳴り響く。

教室に戻らないといけないのだが、とても戻れるような状況ではない。



「あっ…あの…」



「えっ……あっ!!!」



後ろから声がして、恐る恐る振り返る。

そこには、モップとバケツを持って立ち尽くす男子生徒の姿があった。




「~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」




赤城の顔が真っ赤に染めあがる。




(うそ、ぜんぶ、見られて……!!!)




「そ、その…掃除、しておくから…保健室に行って、着替えるといいよ…」




「っ……!!!!!」



あまりにも恥ずかしい。

自身の失態を異性に見られた挙句、後始末までも任せてしまうのか。



(私の…お、おしっこを……そんな、そんなこと……!!!)



しかし、それ以外にこの惨状から抜け出す方法がないのも事実である。



「…ええと…」



「?」



「…このことは…誰にも言わないでください…」



「!!!も、もちろんだよ!!!」




結局この後、後始末を任せ、自身は保健室で養護の先生から替えの衣服をもらい、学校を早退するよう言い渡されたのであった。





~校門にて~




「はぁ…」




ため息をつきながら学校を後にする。

汚れた衣服と上履きはビニール袋に入れられ、貸出用の体操服を着込んでとぼとぼと帰路につこうとしたその時であった。




「あっ…」




「ど、どうも…」




先ほどの男子生徒が立っていた。



「ええと…大丈夫…なわけないか…」



「あなた、試験は…?」



「試験開始に間に合わなくて先生に怒られちゃって、もう試験もないし今日は帰ろうかなって…」



「…ごめんなさい、私のせいで…!」



「いいんだよ、掃除させてくれって言ったのは僕なんだから」




「うっ、ううっ…!!」




「あぁほら、泣かないでよ…そうだ、僕の家に寄っていかない?そんなにおもてなしはできないけど、着替えくらいなら用意できるし…」




「…ごめんなさい、何から何まで…!」



「いいって。さ、行こっか」



こうして、炎天下の中、2人の生徒が陽炎の立ち込める道を歩き出した。






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