ユイカ「く…。」
ユイカは光を手で遮りながら辺りを見渡す。
入ってきた入り口に、女警官を先頭に後ろにも数名の警官が構えている。
また出口も警官隊が封鎖。
窓は無く、冷たいコンクリートの壁の部屋。
ユイカ「まさか…ここで待ち伏せってたってわけ?」
女警官「そういったわけでもないわ。これ…。」
女警官が取り出してみせたのは発信機。
ユイカ「この『竜の眼球』がそれに私の居場所を伝え、それから…。」
女警官「あなたが油断するのを待って、逃走が困難な場所で待機、それだけよ。」
ユイカ「上も横も壁…おまけに唯一の出入り口は固められてる。」
「確かに…脱出は無理ね。お手上げよ?」
女警官「さぁ…そのコソ泥を確保!」
女警官が支持を出すと、警官が一斉になだれ込み、ユイカを取り押さえる。
コツコツ
女警官「女盗賊…えーと…。」
ユイカ「怪盗ユイカよ...。」
女警官「それでは怪盗ユイカ…窃盗の現行犯、逮捕よ。」
跪かされ、両脇を警官に捕まれ、身動きを封じられたユイカの、片腕を掴むと手錠を当てる。
カチ…チキチキチキ...。
手首を手錠の輪が一回転し、ラチェットが音を鳴らし、締め付ける。
そのまま腕を後ろに回し、そろえるともう片方の手首をつかみ同様に…。
チキチキ...。
後ろ手に両手首手錠で拘束されてしまった。
二つの輪っかを短い鎖で繋がれ、両脇を抱えられ立たされる。
女警官「さぁ下まで連行しなさい…。」
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後ろ手に拘束され、廃ビルの地上の入り口にたどり着くと、パトカーが停車していた。
女警官「乗りなさい。」
警官が車の後部のドアを開き、先に乗る。続いてユイカが乗り込み、もう一人の警官が乗り。
後ろ座席で、ユイカが中央、その両側に警官の配置。
助手席には女警官。
全員乗り込むと車が発射する。
『警察に逮捕されちゃった…。
このまま正体も暴かれて、
あーあ…しばらく檻の中かぁ。』
ユイカは観念し連行されていった。