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【支援者限定】お姫さま色紙メイキング(後編)

毎年、富山県善意銀行さんが主催されている色紙頒布展に、今年も色紙をお送りさせていただきました。色紙の購入金額は全額、社会福祉のために生かされるそうです。今回の更新はそのメイキング記事の後編で、彩色作業が中心です。

www6.plala.or.jp
http://www6.plala.or.jp/toyama-zengin/new2057.html

(芸能・タレントの部に掲載されています)



筆ペンでペン入れをしたあと、彩色作業をしていきます。使う画材はアルコールマーカー、色鉛筆、水彩とマチマチ。部分によってそれぞれ使いやすい、あるいは色が良いものをちゃんぽんして使っていきます。

たとえばこちら、左側のお姫さまの金髪は色鉛筆で塗っていますが、



右側のお姫様の銀髪は、アルコールマーカーで塗っています。

銀髪ですが、単に灰色で塗るのではなく、暗いところにはピンク、明るいところには黄色を混ぜて、ツヤと複雑さを出しています。



金髪と銀髪の対比がいい感じ。



髪と顔がだいたい終わったので、次は服を塗っていきます。服はアルコールマーカーを中心に、ほとんど陰影をつけないベタ塗りで、スピーディーに埋めていきます。

模様とかはアルコールマーカーの筆部分を利用して、適当にササっと描きます。



王冠などのアクセサリーも塗って、キャラがほとんど塗り終わった状態です。

辛いもの大好きのお姫さま(写真左)のほうは、白いドレスの中にちょいちょい模様を入れてリッチさを出しています。



ここで、後回しにしていた(めんどくさいから)、缶チューハイとカップ麺のパッケージを描いていきます。下描きを消してしまったので、下描きのコピーを見ながら、色鉛筆、ボールペン、アルコールマーカーなどを使って描いていきます。

こういう架空の商品パッケージを描くのは楽しいですね。「鴆酎ハイ」というのは、伝説の毒酒である鴆酒から取っています。鴆(ちん)という、伝説の鳥から作ったお酒だそうです。鴆のことは全然知らなくて、実は『衛府の七忍』で初めて知りました。チューハイの度数はなるべく強い方が良いだとうと思って調べたら、実際にアルコール度数が13度のチューハイ(東スポレモンサワー)が売っているそうなので、13度に。ヤバそうだけど一度飲んでみたいですね。



もう片方、激辛カップラーメンのパッケージは、同じく鴆の名前を借りた「鴆麺」になります。

激辛カップ麺、マジで食べるのがキツいやつとかは、赤系よりもむしろ黒いパッケージの方が多いイメージがありますが、絵として明るい色を置きたかったので、赤色中心の彩色にしました。参考資料として久しぶりにセブンイレブンで蒙古タンメン中本を買ってきて食べたんですが、やっぱりとても美味しかった。味玉とチーズをトッピングで加えると激ヤバです。



いい感じ。あとは背景だけですね。



背景は、いつもの定番なんですが、模様の入った壁紙です。まずアルコールマーカーで適当に模様を描いてから、



上から別の色で全体を塗りつぶして完成です。

と、簡単に書いていますが、実ばすごく失敗してめんどくさかった。壁紙の模様側の色は、後から塗りつぶす色よりも濃くないと、ほとんど目立たなく埋もれちゃうんですね。なので塗りつぶした後から模様を描き直しています。二度手間。あと今回はきちんと定規で壁紙のガイドラインを描いてから塗ったんですが、やっぱり定規を使うとちゃんとしてとても良いですね。



ちゃんんと学習しているので、こっちの壁紙は最初に濃い色を塗っています。



あと今回すごく役に立ったのがこちら。自作した、アルコールマーカーの色見本表。

最近は100円ショップでもアルコールマーカーが売っていて、コピックの他にこちらも買って併用しています。コピックの方が筆先が器用で、細かい部分を塗るのに適している反面、100円ショップのアルコールマーカーはどばどばと雑に広い面積を塗るのに適しています。安いから使い潰せるのもいいですね。で、そのへんの色の使い分けのために、色番号ごとに塗り見本を作ったのですが、これが非常に便利だった。どういう色を塗りたいのかがすぐイメージできて、塗りミスも起こらず、とても助かりました。もっと早く作っときゃよかった。あと、この表を見てわかるんですけど、コピックのRシリーズのような繊細な肌の色って100均の方にはないんで、そのへんはまだまだコピックが強いですね。



最後に定着液、フィキサチーフを色紙全体に噴霧して完成です。色鉛筆を使っているので、それが落ちないように定着させる役目があるんですが、一方で水彩絵の具などには過剰に反応して、色を変化させてしまうので注意が必要なのです。特に酒カス姫のほうは、肌の塗りに水彩絵の具を多く使ったので、こうして

白黒コピーした紙を切り抜いた、顔部分のマスクを上に乗せて、定着液のスプレーがかかるのを防ぎます。ちょっと女性聖闘士のマスクみがある。



そうして完成した色紙がこちら。

当初のイメージよりも、だいぶ良くなった気がしますね。髪の美しさ、ネタとしての面白さ(缶チューハイ、激辛カップ麺のパッケージ)はそのままに、色選びがだいぶ成功したと思います。特に酒カス姫の方はラフよりも色数を絞って、黄色で統一したんですが、それが非常に効果的になりました。



ちなみに普段は、このあと家の複合機でスキャンして、それを色調整したりして投稿/印刷用のデータを作るのですが、今回はふと思い立って、セブンイレブンの複合コピー機でスキャンしてみました。というのも、家庭の複合機スキャナーだと、どうにも色が再現できないことがあって、スキャン後に実物に近づける色調整が非常に面倒なんですよね。一発で綺麗にスキャンできたらいいなと思って、セブンで持ち込んでスキャンしてみました。




おお、すごい! さすが業務用、という感じで、家庭用のスキャナよりも遥かに色の再現度が高くスキャンできました。JPEGやPDFでしか保存できないのが残念なんですが、解像度は600dpiでスキャンできるので、劣化分を差し引いても、まあアリかな、と。アイシャドウに使った蛍光のピンクだけはどうしてもスキャンで消えてしまうので、そこだけ加筆してあります。ともあれ、アナログ絵のデータ化がすごくやりやすくなったので、セブンの複合機スキャン、今後も使っていきたいと思います。



最初に書いた通り、こちらは富山県善意銀行さんが毎年年末に催している、善意色紙頒布展にお送りさせていただいたものです。購入金額は全額、社会福祉に生かされるそうです。また近くなれば詳しく告知しますが、12月1日(金)から3日(日)の間、富山県民会館3階のギャラリーにて展示されるほか、会場に行けない方でもホームページからのメールフォーム等で購入希望を送れるそうなので、ご興味のある方はよろしくお願いいたします。では、また次回で。

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