先日、所用があって某駅に出かけたんですが、駅前の風景がもう完全に、
大友克洋「童夢」の作画で、気分がアガりましたね。最近、大友克洋全集が出たんで「童夢」を購入したんですが、作画に加えてストーリーが完璧すぎる。特に第1話の、巨大団地を舞台にした謎の連続死と、その犯人を提示してからの展開が本当に上手い。
閑話休題。以前掲載した『髪長姫』のイラストを、ラフと一緒に掲載していきます。
こちらは最初のラフ。
とにかく髪のめちゃくちゃに長い女が、普通にハンバーガー食ってるのが面白いと思って描きました。
こちらが修正ラフ。
わざとらしいカメラ目線をやめて、バーガーとの距離をとることで、本人の食事へのワクワク感を示しました。
このラフを清書したのが、こちら。
これらのイラストには『髪長姫の冒険』というタイトルをつけています。
髪の長いお姫さま(?)、髪長姫が、現代社会でいろいろな冒険をしていくというシリーズです。
こちらはまた別のラフ。髪の長い女が、電車の中で居眠りしているだけの図が面白いと思ったのですが、
ラフからペン入れをしてみて、ちょっと違うな〜って思ったので、リテイク。
構図は同じまま、新しくラフを描きます。
前のやつより、自然に寝こけてる感が出たと思ったので、そのまま清書します。
ペン入れしたのがこちら。
古い私鉄の車内感が出ていれば幸いです。窓にこういう地元の店の宣伝シールが貼ってあった。
最後のラフはこちら。髪長姫が、横断歩道をわたる途中にすげ〜強い風が吹いたら面白いかな、と思って描きました。
横断歩道を渡っている感がちょっと薄いので、ラフを修正します。
頭の中では渋谷のスクランブル交差点くらいのイメージだったのに、描いてみると、昔アシスタントに通った広尾駅前のイメージに近くなってしまった。自分に身近でないものは、なかなか描けないものですね。
ペン入れしたのがこちら。
空を塗っちゃうと地面や髪長姫と同じ質感になってしまうので、本物の空自体は塗らず、ビルに反射してる空だけ塗ってメリハリをつけました。『髪長姫の冒険』シリーズは、単に髪の長い女が日常に居るという、ただそれだけのネタですが、個人的には描いてて楽しいので、また描きたいですね。では、また次回で。
H.y.p.J.i.i
2022-06-19 03:58:42 +0000 UTC