さて、またも色紙イラストのメイキングですが、今回は富山県善意銀行さんの『第59回 善意色紙等頒布展』へお送りするものです。
去年はこのバニーギャル子のセットをお送りしました。ちょうどプレイボーイ誌のバニーガール写真集を購入して、バニーガールの衣装にかなり熱を上げていた時期ですね。
今年も色紙をお送りするということで、まずはラフを描いていきます。
バニーガールも含めて、いろいろな衣装を検討します。そのときどきに、自分の中でアツくなってる衣装を描くのが楽しいですね。
こちらは水玉の水着衣装にポニーテール、サングラスというコスチューム。さいきん海外の古写真をチェックしてるんですが、昔ってこういうストレートな水玉衣装が流行ってて、すごくいいなと思っています。
ただ、今回はこっちの衣装かなあ。
この衣装はメイド服に見えますが、じつはソビエトの女学生の制服なんですね。
ソビエト時代、帝政ロシアからの伝統で、女学生はこういうメイドさんみたいなエプロンドレスが制服でした。制服といってもそれぞれの家庭でのお手製らしく、エプロンドレスにかなりのデザインのバリエーションがあります。とてもかわいい。
(画像は自身の古写真の資料コレクションより抜粋)
そんなこんなで、今回はソビエト女学生の衣装で色紙を描くことにします。
ラフや衣装スケッチでイメージを固めていきます。
ギャル子のほかに、肉子も描くことにしました。ツインテールでエプロンドレスが似合いそうだと思ったのと、あとソビエトに縁があるから(肉子の母親はロシア人)です。
ラフが固まったので、実際の色紙に下描きをしていきます。
消しゴムで消える、黄色い色鉛筆で下描きをします。
衣装のデザインを、上からシャープペンシルで加筆します。色紙はペン入れの際にあまり修正が効かないので、下描きでしっかりと線を決めて、失敗しないようにしておきます。
さて、下描きも出来たのでここから筆ペンでペン入れをするんですが、実はこの時に例の地震(10月7日/震度5)がありまして。ちょうど休憩中だったので何事もなかったんですが、
ペン入れの真っ最中だったら、揺れで線がズレて大変なことになっていたかと思うと、肝が冷えました。あと本とかフィギュアが色々落ちたんで、もとに戻すのに2時間くらいかかった。
気を取り直して、ペン入れを続けます。筆ペンで主線をあらかた描いたあと、今度は細いミリペンで顔を描き込みます。
顔を描くとやっぱり絵が引き締まりますね。
肉子のほうも、同様にペン入れをします。ツインテールを留めているシュシュの部分は、ペンの黒い線で描き込むと重たくなってしまうので、今の時点では描かないでおきます。
消しゴムをかけて、ワンピースの部分に筆ペンでベタを入れておきます。100円ショップで3枚100円で購入した色紙なので、紙が強く、消しゴムをがしがしかけても表面が荒れません。便利。
最後に髪の毛を描き込んで、ペン入れ作業は終わり。
ギャル子は髪の情報量が多いので、色を塗らなくてもこの時点でけっこう映えますね。
肉子も髪を描き込んで、ペン入れは終わり。
ギャル子ほどではないですが、普段の漫画よりは多めに髪に線を入れて、リッチになるようにしています。エプロンドレス自体が白と黒で情報量が少ないので、そのぶん髪の情報量を増やす狙いです。ここから色鉛筆・コピック・水彩と画材をちゃんぽんした彩色作業に入っていくのですが、それは後編の方で、また写真多めで解説していきます。タイトルに付けた「ピニー」の意味とかも。では、また次回で。