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年末年始のレシピいろいろ(後編)

カレーを中心に、年末年始にいろいろ作ったレシピのまとめ、後編です。まずはイストゥー。聞いたことのない料理ですね、自分も初めて知りました。南インドの家庭料理のようで、日本ではまだそんなに知名度がないとか。前編で、通販にてマスタードシードを仕入れたんですが、その通販をやっているのがインド料理のお店で、あらかじめスパイスを配合してレシピとセットにしたスパイスキットなども販売していたので、面白そうだと思ってイストゥーのキットを購入し作ってみた次第です。


こんな感じで、ココナッツミルクがベースのスパイスシチューです。具材はジャガイモ、玉ねぎ、しめじ。なるほど、スパイスとココナッツミルクの味にジャガイモがよく合います。ホワイトシチューでご飯をガンガン食べられる派の人なので、ガツガツ食えました。ただ、同じココナッツミルクを使ったタイカレー(ギャル子110話にレシピ掲載)よりもココナッツの風味が強いので、苦手な人は苦手かも……といった印象。



同じお店のスパイスキットで、ごくごくベーシックなチキンカレーもあったので、そちらも購入して作ってみました。個別に揃えると大変なスパイス類が、あらかじめきちんとした分量で入っているので、作るのが大変楽です。

こちらは本当に美味しい、良い店で食べる本格インドチキンカレーという感じ。スパイス、トマト、鶏肉のうまみが一体となって襲いかかってきます。うまい、非常にうまい。



キットばかりに頼ってはいられないと、ここらで自分のレシピのカレーも作ります。ラムとフクロタケのカレーという、オリジナルのレシピ(内容はギャル子112話を参照)。たまたま偶然、ラム肉とフクロタケ(ストローマッシュルームというので、マッシュルームの代用にいいかと思った)でカレーを作ってみたら美味しかったので、それをどんどん改良していった感じです。マンゴーを加えてフルーティな甘みを加えたので、そこそこスパイシーながら万人受けする味になったと思っています。実家に持っていったとき、親にも小中学生にも喜ばれたので自信がある。


メインの材料はこんな感じ。今回、普段は生のトマトを使うところをトマト缶で代用してみたんですが、ちょっと味が落ちてしまったので、やっぱりレシピ通り生トマトを使うのが良いようです。


玉ねぎはこれくらい炒めて、しっかりしたアメ色玉ねぎを作ります。レシピの方では「じっくり炒めて作る」とか書いていますが、アメ色たまねぎは「強火で水分を飛ばす」→「差し水をしてかき混ぜる」を繰り返すと、非常に短時間に簡単にできます。最近知った。多少のコゲは気にしないくらいの強火で、水分が飛んでバチバチ言い始めたタイミングで水を入れると、サーっと色が変わってびっくりします。詳しくは東京カリ〜番長さんのレシピあたりを参考にしてください。


アメ色玉ねぎ、香味野菜ペースト、スパイス類、マンゴーペースト、ラム、フクロタケ、水を合わせた鍋。ここから20分煮込んでいき……


カレールーと隠し味の諸々を加えて、さらに10分煮込んだら完成。


こんな感じです。どろっとした、一口目からしっかり美味しいタイプのカレーです。ちょっと手間がかかりますけど、ぜひ作ってみてください。

具材のフクロタケというのは中国産のキノコで、日本では水煮缶で売られています。普通のスーパーには置いていないので、カルディとか中華食品店、あるいはAmazonなんかで探してみてください。水煮のフクロタケはほとんど味がしませんが、食感が良く、また独特の形状から中にカレーが詰まってしっかりと味のある具材になるので、カレーにとても合うと思います。生のフクロタケは単体で非常に美味だそうですが、たいへん足が早くすぐダメになってしまうので輸入が難しく、日本でもごく僅かなところでしか生産してないようです。



なんとなく中華の話題が出ましたが、麻婆豆腐も作りました。レシピは以前ツイッターで紹介した、四川料理のレシピです。これは本当に美味しい。豆板醤・豆豉醬・甜麺醤と三種類の醬(ジャン)を用意する必要がありますが、最近はスーパーでもチューブ状のが置いているので、この機会に揃えてみるのも良いと思います。あとニンニクの芽は絶対に入れたほうがいい。


レシピの方では麻婆豆腐の由来とか、どうしてこういう作り方をするのかとか色々解説をしてくれていて、ためになります。特に片栗粉を入れたあとに油を足して強火にして「焼く」テクニック、これは大変重要です。こうすることで片栗粉がしっかり固まってノリの役割をするので、冷めたり、そのあとまた温めたりしても豆腐から水が出てこなくなるという。すごいです。たいていのレトルトのレシピでは「片栗粉をまぜてとろみをつけて出来上がり」と書いていますが、そのあときちんと「焼く」ことで、レトルトでも相当美味しくなると思います。



ちょっと休憩。カルディにフクロタケを買いにいったときに、インカコーラが売っているのを初めて見たので、思わず買ってきました。孤独のグルメ(原作版)の、ペルー料理のお店で飲んでいたやつです。

たしかに黄金というよりは真っ黄色で、オモチャみたいな味(わりと甘くて、「ワザとらしいメロン味!」に近い系統)でしたが、嫌いじゃないぞこういうの。



閑話休題。年越しということで、年越しそばも作りました。これは特に凝ったレシピというわけではなく、椎茸を炒めて油揚げと煮込んでアッツアツにした汁に、そばをぶち込んでネギと揚げ玉をぶっかけたやつです。この本に載っていた、まいたけとおあげの蕎麦のアレンジです。

おいしいけど、椎茸は味が強いので、舞茸で作った方がおいしいですね。なんで椎茸で作ったかというと、このあとのレシピの材料の余りだからです。



このあとのレシピというのは、正月ということで珍しく作ったお雑煮です。実家のレシピを参考にしようと思ったんですが、うまく聞き出せなかったので、うろ覚えでオリジナルのお雑煮になりました。


昆布とカツオで丁寧に取ったダシをベースに、鶏肉・椎茸・人参・大根・葱を煮込んだもの。まさに雑な煮込み。けっこう実家の味に近くなったし美味しかったのですが、後から親に見せると「彩りで三つ葉を入れろ」と注意を受けました。香草きらいなんで入れたくないんですよね…。


年明けに、モチを入れていただきました。正月に実家に帰ったりすると、こんな感じの雑煮のほかに、おせちと、あと納豆汁をいただきます。ひきわり納豆をよ〜くすり潰して、ゼンマイやキノコ、油揚げなど具沢山で食べる納豆の味噌汁なんですが、これがめちゃくちゃに美味い。味も最高だし、納豆のねばりで汁が冷めずにアッツアツのまま啜れるので、寒い寒い雪国の料理という感じがしますね。最近はスーパーやコンビニなどでもインスタントの納豆汁が販売されていますが、あれとは全然違う別物です。今度レシピを教えてもらおう。



さて最後に、年明けに誘われて、外で一晩焚き火を見るだけの会に参加してきたのですが、そこで食べた焼き芋がめちゃくちゃ美味しかった話です。

特に特別なイモを使ったわけではなく、外だから美味しく感じるというわけでもなく、それなのにめちゃくちゃうまい焼き芋でした。濡らしたキッチンペーパーで包んで、その上からアルミホイル(バーベキュー用のしっかりした厚みのもの)で包み、熾火(おきび)の中に50分ほど放置して、やわらかくなったら食べごろ。うまく撮れなかったんで写真はないんですが、真っ黄色でトロットロになっており、やわらかくてめちゃくちゃに甘い。間違いなく人生で食べた中でいちばん美味しい焼き芋。うまかった。


熾火というのは薪の炎が消えて真っ赤になった状態のことで、700℃~900℃の温度で料理をするのに最適だそうです(今回初めて知った)。真っ赤な炭がきれい。外での焚き火は単純に楽しかったんですけど、あの焼き芋は衝撃でした。2本くらいペロリと食べた。


と、いう感じで年末年始に作ったりなんかしたりしたレシピの紹介でした。今年もなんか色んなレシピに挑戦してみて、料理の幅を増やしていきたいですね。最近はキムチを自分で漬けてみて、失敗して辛くなりすぎたんですが、これを(特にココナッツミルク系の)カレーに入れると抜群に合うことを発見しました。うまいことアレンジできて新しいレシピができたら、また紹介したいと思います。ではまた次回に。

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