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1.4mmの細パスタを炒める

パスタはよく食べる方だが、最近は1.4mmの細い麺しか買わなくなった。一般的な家庭用パスタの太さは1.6mm〜1.8mmくらいだろうか。カッペリーニ(髪の毛が語源の、非常に細いパスタ)というわけではなく、マ・マーの100gごとに結束されて売っているシリーズの一種で、なんと2分で茹で上がる。この速さも実に魅力的なのだが、これがなかなか売っていない。近所のミニスーパーやディスカウントストア、ドラッグストアでも取り扱ってなく、駅前のイオンまで遠征してようやく取り扱っているという有様だ。しかもコロナ禍がひどかった時期には、パスタが品不足になった流れからかそのイオンですら取り扱われなくなっており、もしや生産終了してしまったのかと恐々としていたが、最近ぶじに再び取り扱われるようになって一安心している。ちなみに、どこにも1.4mmが売っていない時期は、頑として他の太さのパスタを買わず食べずに、ひたすら1.4mmが再入荷されるのを待った。いや、一度1.6mmやカッペリーニを試してみたが、やはり全然違う、満足できなかったのだ。それくらい、もはやこの細パスタなしでは生きていけなくなってしまった。



この細麺を、格段に美味しくするポイントがある──それは、茹で上がったあとに油で炒めることだ。カップ焼きそばなども、お湯を捨てたあとに油で炒め直すと、更にに味が良くなる(これはメーカーの人が公式に回答していた)のだが、その応用といったところか。いやいや、もともとナポリタンにしろペペロンチーノにしろ、パスタは具材と一緒に炒めるものではないか。なにをいまさらと言えば、本当にその通り。とはいえ、最近はレトルトの「かけるだけ」「あえるだけ」のパスタソースが充実しており、わざわざ一手間かかり洗い物も増える「炒め」という工程を省略して作ることも多くなった。しかし、特に1.4mmの細麺を茹であがった後に油で炒め直すと、パリッと食感がよくなり、さながら屋台の焼きそばのようなジャンク感が出てくる。一度この味にハマると、フライパンを洗う工程が増えるくらい何でもない。


では実際の工程を詳しく追ってみる。いや、茹で上がったパスタを炒めるだけなのだが、まあこれにも効率化された手順というのがあって、毎食毎食作っていると手際も良くなるというものなのだ。まず鍋にお湯をはりフタをして、強火で沸騰させる。その間に、パスタを載せる皿やお湯を捨てるときのザル、あるいはスープやサラダといった付け合わせを準備する。ソースはレトルトのものを使うので、袋から取り出して並べておくだけでよい。フライパンも準備して、油を大さじ1杯引いておく。サラダ油でも良いが、風味が良くなるひまわり油がオススメだ。また、かけるソースがミートソースやトマト系ならば、オリーブオイルが合うだろう。ここで油をケチると出来上がりでガッカリするので、しっかりと大さじ1杯使うこと(正直、残念なことに油が多ければ多いほどうまい)。そうこうしているうちにお湯が沸く。


沸騰したお湯に、1.4mmのパスタ100gを、半分に折って入れる。これは小さな鍋でも茹でやすくする工夫でもあるが、実際に食べるとき半分に折った方が食感が良くなるので、大きな鍋でも折って入れるとよい。菜箸で軽く混ぜてダマにならないようにしつつ、同時に油を引いておいたフライパンも熱しはじめ、キッチンタイマーを2分にセット。こうすると、茹で上がった瞬間にちょうどフライパンも熱くなっているという塩梅だ。なにしろ2分はすぐなので、タイマーが鳴ると同時に鍋のお湯を捨て、ザルで軽く切ったあと、そのままフライパンに麺を投入して、30秒ほど炒める。あまり炒めすぎると麺がまとまり固まってしまうので、ほどほどで止める。「かけるだけ」「あえるだけ」系のソースを使うので麺だけを炒めるのだが、ミートソースやボンゴレといった汁気の多いソースなら、この時にフライパンで一緒に絡めて炒めると良いだろう。30秒たったらフライパンから皿にもりつけ、レトルトのソースとトッピングをかけて、できあがり。ソースはとにかく、よく麺とからめて混ぜること。でないと食べるときに切ないことになる。




「かけるだけ」「あえるだけ」の、温めなくて良いタイプのパスタソースが充実していることは前途したが、その中でもオススメをいくつか紹介しておく。「キユーピーあえるパスタソース だし香る和風かるぼなーら」「和パスタ好きのための明太子かるぼなーら」の和風カルボナーラ系は、どちらも完成度が高くおすすめだ。「キユーピーあえるパスタソース だし香る納豆」は、ドライの納豆を使っているのでねばつかず、通常の納豆パスタが苦手な方にも食べてみてもらいたい。他にも「和パスタ好きのためのしび旨辛ごま」などの和風系ソースは、かつおぶしや刻み海苔・白ゴマといったトッピングを自前でふりかけて、お手軽にランクアップできるのも醍醐味だ。小袋のかつおぶしをドバっとかけて食べると一層美味しくなる。



また、定番のミートソース系も「マ・マー あえるだけパスタソース 深味ミートソース」「キユーピーあえるパスタソース ミートソース フォン・ド・ヴォー」などが充実している(どうでもいいけど「キューピー」じゃなくて「キユーピー」なんですね、正確な表記は)。たらこ・明太子ソースはどこのメーカーのも外れ無しだが、その中でも一番やばいのは「キユーピー あえるパスタソース めんたいマヨ」だ。明太子とマヨネーズの悪魔的邂逅、こんなの絶対美味しいに決まっているし、実際やみつきになる美味さである。まじやばい。パスタソースは他にも各社が多様な商品を開発しているので、買い物の際に売り場を眺めているだけでも楽しくなる。


では、いただきます。



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1.4mm細パスタ炒め     


材料A/

1.4mm 早ゆでパスタ……1束(100g)  レシピ/    

ひまわり油……大さじ1         ①お湯を沸騰させ、パスタを茹でる。

パスタソース……1食分         ②フライパンに油大さじ1を入れ熱る。

                    ③茹で上がったパスタをフライパンに入                      れ、30秒ほど手早く炒める。

                    ④炒めたパスタを皿に盛り、パスタソー      

                     スとよく絡めトッピングをかけ完成。

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