NokiMo
にゃんす
にゃんす

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首を長くして待っていてくれる人と出会うまでの話

 とある日の昼下がり、僕は乗っていた電車から飛び出すと、一直線に改札に急いだ。 というのも今日はマッチングアプリで出会った女性との三回目のデートの日、一緒にランチをするところから始めるつもりが、身支度に気を使い過ぎた結果、こうして遅刻したといったところ。 少し前までは男女の惚れた腫れたに興味など、微塵もなかった僕だった。それだというのにここ数年、友人や同僚たちがやれ結婚だ子供が出来た。そう言った報告を聞き過ぎたのか、僕の中にも一気に危機感が湧きあがる。  と、言うことでネットの評判だけで初めて見たマッチングアプリ、そのアプリを使って初めてであった女性が、今日のデートの相手。どうやら彼女も僕と同じ、周囲が結婚していく中で自分だけが取り残されたような、そんな感覚が怖くなってマッチングアプリを始めたのだと最初のデートで語ってくれた。 そんな出会いだったからか、最初のデートの時点で意気投合。その時は軽い食事の後に連絡先を交換して終了。続く二回目のデートではお互いに映画が好きなこと、特にファンタジー系の要素を取り入れた作品が好みなことが分かって話が弾み、今度は一緒に映画を見に行こうと言う話になり、今日に至る。  それだというのに僕は今、全速力で走っている、最初に言ったように遅刻してしまったからだ。彼女によく見られようと思うばかりに、むしろしてはいけないことをしてしまっている。 当然、彼女には遅れることは連絡しているし、彼女からは焦らずに来て欲しいと返事も貰っている。だからといって急がないという選択肢は僕には無いし、むしろ気を遣わせてしまったことに申し訳ないという気持ちで一杯だ。  ようやく改札を抜けて駅から出た、待ち合わせ場所は駅前の公園、その噴水の前。駅から公園の間には大きな道路、急ぐ僕の足止めをする赤信号がやけに長く感じられた。 その信号が青に変わった瞬間、僕は再び走り出す。石畳を踏みしめて公園の中心、噴水を目指して視線を向けると、そこに彼女は居た。いわゆる清楚系といった感じだろうか、穏やかな彼女にピッタリの、イメージ通りの服装。  慌ただしく走る僕に気が付いたのか、彼女はふっと僕の方を見た。するとベンチから立ち上がり、僕の方へと駆け寄ってくる。 「はぁ、はぁ・・・す、すみません、遅れました・・・!」 「あらあら、焦らずに来てくださいと、お返事したじゃありませんか・・・もう」  久しぶりに走ったからか、やたらと息が苦しい。膝に手を乗せながら息を整えている僕を彼女は心配したような、それでいて少し戸惑ったような顔をして僕をのぞき込んでいる。 「いやぁ・・・待たせていると思うと、ふぅ、焦ってしまって・・・」 「今日は何も無かったので良いですけれど、焦って階段を踏み外しでもしたら大変ですよ・・・さぁ、まずは休憩しましょうか」 「い、いえ、それよりもランチの予約が・・・」 「こんなに息を切らせていては、ご飯も喉を通りませんよ」 「く、うぅ・・・面目ない・・・」  まるで子供を宥めるような彼女の言葉に、僕も返す言葉を失った。そして僕の手を引く彼女に連れられて、僕はベンチに押し込められる。隣に座った彼女からはふわっと優しい香りが感じられ、僕の鼓動と精神も落ち着きを取り戻していく。 「もう、真面目なあなたが遅刻だなんて、今日が楽しみで眠れなかったんですか?」 「僕もそこまで子供じゃあ・・・いえ、自己管理が出来ていない点でいうと、子供と変わりませんけれど・・・」 「うふふ、冗談ですよ・・・」  言い返そうにも言い返せない、そんな僕をからかうように彼女は笑う。そして僕の耳元に顔を近づけると、吐息多めに囁いた。 「今日のお洋服、とても似合っていますよ」  彼女にすべてが見透かされているような気がして、僕の身体は冷めるどころかさらに熱くなるのだった。  彼女と合流したものの、僕の休憩のためにランチはキャンセル、映画の時間も迫っていたために昼食を取らずに映画館へと直行することになってしまった。せめて映画館のスナックでお腹を満たそうと提案したけれど、彼女は映画に集中したいからと遠慮する。思えば僕も買ったとしてもドリンク程度、柄にも無いことをしそうになった僕を止めてくれた彼女に感謝しながら、彼女と映画を楽しんだ。  今回見ることになった映画は人気のファンタジー小説を題材とした映画の第二作、お互いに一作目を見ているという話をしたところから、その映画を見ることとなった。その出来はまさに満足と言い切ることが出来るほど良作で、エンドロールも終わって明るくなった映画館で、彼女と見合わせた顔がそれを物語っているようにも感じられた。 「いやぁ・・・期待以上でしたね・・・!」 「えぇ、前もって原作を読み直しておいたのですけれど、現代らしいアレンジを加えつつ、違和感のない展開に脱帽です」 「前作から少し空いたからか、映像面でも進歩が見られましたね、特に妖精族の里のシーンなんかはそれが良く感じられて・・・あ」  ロビーへと向かうエスカレーターですら語りたいほどに感じたことは沢山あった。それは彼女も同じようで、彼女と趣味が合うのは間違いないと確信が持てる。そうしてお互いに語りたいことのさわりを伝えてしまおうとしたところ、鳴り響いたのは僕のお腹の音。ぐぅと派手な音を建てる僕のお腹は彼女との会話を遮るには十分だった。 思えば朝から何も食べていない、昼も僕のせいでお流れになってしまったし、スナックの類も食べていない。思わず言葉を詰まらせて彼女の顔を見てみると、彼女は控えめに笑いながら僕の顔を見上げていた。 「ふふ・・・ごめんなさい、お昼を食べていませんものね・・・少し早いですけれど、ご飯にしませんか?」 「あは、はは・・・恥ずかしいな・・・でも、ご飯を食べながら感想を語り合うのも、良いかもしれませんね」 「そうですねぇ・・・では、長くなりそうですし、お酒の飲めるところの方が良いですよね、良い店があるんです」  出来れば彼女と長く一緒にいたいと考えていたけれど、どうやら彼女も乗り気なようで、彼女がよく通っているという居酒屋へと案内してくれた。少し料金の張りそうな個室の居酒屋で、向かい合って座ると彼女は慣れているのだろう、僕に何を飲むのか聞くと店員を呼び、いくつかのつまみを一緒に注文する。 「なんだか、慣れてるんですね・・・?」 「えぇ、まぁ、よく来ますから・・・さっきの店員さんもよく知っていて、次に来た時にからかわれてしまうかもしれません」 「そ、それって、いつもは誰か違う人と・・・?」  美人な彼女の事、マッチングアプリをきっかけに出会ったとはいえ引く手数多のはず。そんな彼女の交友関係がふと気になって、僕は思わず身を乗り出して前のめりに聞いてしまった。 やってしまった、と思っても既に遅く、きょとんとした顔から何かを感づいたようにニヤリと笑うと、彼女も身を乗り出して顔を寄せる。 「この近くに大学があるんですけれど、妹がそこに通っているんです。 私も会社の帰り道ですし、それでよく妹と一緒に・・・」 「あ、あぁ・・・! なるほど、それで・・・」 「もしかして・・・男の人と来てるんじゃ、なんて思いましたか?」 「あ、あはは・・・いやぁ、まぁ・・・はは・・・」  悪戯っぽく笑う彼女に図星を突かれ、僕は引きつった笑みを浮かべるしかない。彼女はそんな僕の手を取るときゅっと握り、にぎにぎと僕の手を解す。 「ここに連れてきた男性はあなたが初めてですよ、本当です、店員さんに聞いてみますか?」 「いや、そんな、とんでもない、信じます・・・いや、元々疑っていたわけでも・・・」 「あなたって、本当に真面目なんですね・・・あ、お酒が来ましたよ、飲みましょう」  個室の扉が開くとともに、彼女の手はスッと僕の手から離れていく。それでも微かに残っている彼女の手の感触を忘れるのが惜しくって、僕は思わず彼女の手を目で追った。そんな彼女の手はお酒の入ったグラスを持って、それがスッと僕の方へと寄ってくる。 「さ、乾杯しましょ?」 「あ、あぁはい・・・か、乾杯・・・!」  最初は僕の勘違いのおかげで少しばかりギクシャクした会話となったけど、話題が映画の話になるとそれは一変。映画の大筋の話を確認しながらお互いの好きな場面、気になった描写、原作との違いを話し始めると話は盛り上がり、気分も良くなってお酒も進む。食べ物に関しても僕の好みを聞いて彼女が何品か注文してくれて、そのどれもが美味しかった。今回のデートは僕がリードをするつもりが完全にリードされてしまっている。情けない姿を見せてしまったなと後悔する反面、これまでで一番楽しそうに語る彼女を見ると、それでもよかったかもしれないと僕は内心感じていた。  少し早めに店に入ったと思ったけれど、時間としてはかなり話し込んでしまった。お互いにひとしきり語りたいことは語りつくし、しばしの休憩タイムといったところ。 「・・・そう言えば、話を聞いているといわゆる人外種への知識が深いようですけれど、お好きなんですか?」  そんな折に彼女から飛び出したふとした疑問。何を隠そう僕は様々な国の創作物に登場する亜人や妖精、怪物の類に興味を持って、とにかく手当たり次第に調べていた時期がある。調べてみると遠く離れた地域で似たような特徴を持つ存在が登場したりしていて、結構面白いのだ。 「そうですね・・・お恥ずかしながら、中二病時代に色々と・・・」 「なるほど・・・ちなみになんですけれど、日本の妖怪も詳しかったり・・・」 「それはもちろん、日本をモチーフにしたファンタジー作品も多いですし、知っていると作品をより深く楽しめますからね」 「ふむ、ふむ、なるほど・・・」  僕の言葉を噛みしめるように頷く彼女、もしかして引かれてしまったのだろうか・・・一抹の不安がよぎる。彼女の様子を伺っていると、少し困惑したように顔を反らしたり、かと思えば僕の顔を見ては一瞬で視線を外してみたり・・・彼女が何を思っているのか、今の僕には分からない。 「えっと、その・・・あくまで興味で聞いてみるんですけれど・・・例えば、一番好きな妖怪、なんて、ありますか・・・?」  そうして意を決したように紡がれた彼女の言葉は、意外ほどに普通の質問だった。もしかして彼女も妖怪が、むしろそっちの方が好みだったりするのだろうか? ともかく、彼女の質問には応えるべきだろう。個人的には人間と寄り添える怪異が好み、基本は人型でありながら、明らかに人間ではない特徴を持つ存在・・・となると、日本の妖怪で好きなものは、僕の答えは一つ。 「ろくろ首、ですかねぇ・・・」 「んっ、んんっ、ふむふむ・・・それはまた、どうしてですか?」  なぜだか少し、彼女の反応が変わる。口元を隠しつつ少しニヤケているような表情から嫌がっているわけでは無いと思うのだけど、その真意は読めない。ただ、今の彼女の表情は今まで見た中でも特に珍しく、そしてもっと見ていたいもの。それを引き出すために、僕は言葉を続ける。 「僕は良き隣人になれる存在が特に好きなんですけど、ろくろ首ってその中でも特に平和的に隣人になれそうじゃないですか。 言ってしまうと首が伸びるだけ、だけって言うのもろくろ首に失礼かもしれませんけど、よく聞かれる伝承みたいに、そんなに怖がらなくても良いのにな、なんて思ったりだとか・・・ですね」 「んふ・・・っ、へ、へぇ・・・そんな考えの人もいるんですね・・・なんだか今までなかった視点でのお話で、私は好きです」  なんだか彼女のニヤケが増していく、そんなに面白い話だったのだろうか。とはいえ僕にとってみても、彼女が僕の感覚に共感してくれているみたいで嬉しくなってくる。 そんな彼女はニヤケを誤魔化したいのか、お酒のペースが早くなる。それから少しの時間もおかず、酔いの回った彼女の顔はすっかり真っ赤になっていた。流石に飲むペースが早すぎると思ったのだけど、どうやら心配して見に来た店員さんによると、たまに飲み過ぎてこうなるのだという。  そんな彼女を放っては置けないと僕は店員さんにタクシーを呼んでもらうようにお願いすると、酔って今にも寝落ちそうな彼女をタクシーに乗せ、恐らく足りるであろうタクシー代を運転手のオジサンに渡し、そのまま帰っていただいた。 男としては間違っているのかもしれないけれど、僕は人間として正しいことをしたはずだ。今日は彼女に完全にペースを持っていかれたけれど、彼女の新しい面を知ることが出来た、今回はそれだけで良い。僕は彼女への想いで胸を一杯にしつつ、一人帰路へと着くのだった。  そして翌日、彼女からは謝罪のメッセージが届いていた。僕がろくろ首の話をしている辺りから記憶があいまいで、気が付いたら家に居たから、何かしでかしていないかと心配になったらしい。特に迷惑を掛けられたわけでもない、気にしないでと伝えると、せめてタクシー代だけでも返させて欲しいと返事が来た。それも気にしなくていいと伝えたのだけど、それでも申し訳ないから、と食い下がられる。  そしてそれから話は進み、いつの間にか彼女の家でも自宅デートをしよう、という話まで発展してしまっていた。どうやら今度の週末は一緒に住んでいる妹さんが大学のサークルの集まりで家を空けるらしく、二人でゆっくり出来るから、ということらしい。 なんだかすごいことになってしまった、でも彼女からのお誘いはうれしい。しかも自宅に招いてくれるくらいなのだから、かなり深く信頼してくれたということなのだろう。そうともなればお誘いを断るのもむしろ失礼、僕は彼女の家へと行くことになった。  彼女から教えてもらった住所を何度も確認しながら、僕はその部屋の前へとやってきた。この扉の向こうに、彼女がいるのか。そう思うと胸がどきどきして手も震えるけれど、ここまで来たのなら覚悟を決めるべき。僕は震える手でインターホンのボタンを押した。 扉の向こうでメロディが鳴り響き、鍵がガチャリと開く音。そして扉が開かれると、これまでのデートの時よりも少しゆったりとした服装の彼女がひょっこりと顔を覗かせる。 「ど、どうも、今日はお招きいただき・・・」 「そんなに緊張しなくっても大丈夫ですよ、さ、上がってください」  彼女に導かれるままに僕は廊下を進んで、リビングへと招かれた。キッチンへと向かう彼女を手伝おうとすると「お客さんは座っていて」と言われ、指を指すのはリビングの真ん中のソファ。申し訳ないながらも僕はそこに座って部屋を見渡した。整理された綺麗な部屋で、壁や棚には何枚かの写真が飾られている。その一枚に目を凝らしてみると、彼女ともう一人、よく似た女の子が映っている。 「お待たせしました・・・あぁ、それが妹なんです」 「これが、この間の話に出てきた・・・」 「なんというか、すごく大人しい子なんですけど・・・大学に入ってからは頑張りたいって、サークルに入ったりなんかしちゃって、楽しんでいるみたいですよ」  トレーにお菓子とお茶を乗せて彼女が帰ってくると、僕の見ていた写真の人物の説明をしてくれた。そしてトレーを目の前のテーブルに置くと、彼女は僕の隣にストンと座る。 肩と肩が触れるほどの距離、むしろ肩はもう触れている。こんなに近いのは初めてじゃないか、思わず胸がドクンと跳ねたのも、きっと伝わっていることだろう。そうかと思えば彼女の身体もぴくんと跳ねて、きっと僕と同じなのだと思うと少しだけ安心する。 「さ、さぁ、お茶を冷めないうちに・・・お菓子は、ありものですけれど」 「いえいえそんな、僕、これ好きなんですよ」 「あぁ、それは良かった、ふふ、ふふふふ・・・」  やっぱりなんだかぎこちない、お互いに緊張はしているみたいだ。それでも平静を装いながらお茶を飲み、お菓子に手を付ける。思わず震える僕の手が、カップを持つたびにカチャカチャと細かい音を響かせる。彼女が摘まんだお菓子の包みは力加減を間違えて、中身が粉々に粉砕されていた。そんなお互いをきょとんと見つめるといつの間にか目が合って、どちらともなくふふっと笑みがこぼれ、それで一気に緊張が解れていった。何だろう、とても居心地がいい。 「えぇと・・・今日、あなたを家に招いたのには理由があって・・・その、聞いて欲しい話があるんです」  ひとしきりお互いに笑いあった後、彼女は姿勢を正して言葉を紡ぐ。こんなに改まった態度でどんなことを話すというのだろう、見当もつかない。ともかく僕は彼女のすべてを受け止めよう、そう決意して息を飲みながら頷くと、彼女は言葉を続けた。 「実は私・・・ろくろ首なんです」  何か冗談でも言っているのか、もしかするとこの間の居酒屋での話が相当よかったのだろうか。そうだとしても、彼女は仕方のない冗談を言うような人には思えない。もしもからかうだけが目的なら、こんな大真面目に僕を招いたりしないはず。そんな僕の困惑に気が付いたのだろう、彼女は少し目を伏せて、ふぅと息を吐く。 「信じてもらうには、見ていただくしかありませんよね・・・よく、見ていてください・・・」  本当にそんなことが、僕が疑問に思うより先に、彼女の首が僕の目の前でするすると伸びていく。思わず驚きの声を上げてしまうのだが、彼女はその程度なら想定済みとばかりにさらに首を伸ばし、彼女の顔が僕に近づいてくる。そして彼女の頭は僕の周りをくるりと回り、僕の身体には彼女の首が巻き付いてきた。柔らかくあたたかな彼女の体温、それが確かに伝わってくる。これは間違いない、本物だ、彼女の首が伸びている。彼女は本当に、ろくろ首だったのだ。 「これで信じて頂けたと思うんですけれど・・・驚きましたか・・・?」 「驚きはしましたけど、僕はそれよりも嬉しいです」 「うれしい、ですか?」 「はい・・・だって、打ち明けるのも怖かったと思うんです、なのに話してくれたってことは、それだけ僕を信頼してくれてたってことでしょう?」 「えぇ、ふふ、だからこそ、ですから・・・」  僕の顔の横で、彼女が笑う。そして僕に巻きつく彼女の首が僕のことを少しだけ締め付けて、ジワリと熱くなっていく。そうして彼女が目を閉じると、その顔が僕の方へと向かってくる。ここまでくれば、僕にもそれがどんな意味を持つのかわかる。僕は自分から彼女の顔へと顔を寄せて、口と口とを重ね合わせた。 「ん・・・っ、んう・・・」  こうして僕と彼女は初めてのキスを交わす。彼女の吐息が漏れるたび、僕を拘束する彼女の首が微かに動く。それが全身で彼女を感じているようで、なんだか嬉しくなってくる。それほどまでに僕を信頼してくれている彼女を、僕はどうにも求めてしまう。今は彼女に任せた方が良いのだろうけれど、僕の男の部分が反応してしまう。 「ん、ふぅ・・・、ふふ、あなたの興奮、私は肌で感じていますよ・・・こんなに興奮してくれて、私も嬉しいです」  いつの間にか僕のチンコは勃起して、彼女の首に当たっていたらしい。それを意識すると急に恥ずかしくなるのだけれど、彼女の込んない魅力的な姿を見ることが出来たのだから無理もない。でもそれは彼女も同じこと、僕を拘束している彼女の首は今もどんどん体温を上げている。 「それでは少し、準備をしましょうか・・・」  彼女はそう言うと首で僕を拘束したままさらに首を伸ばし、彼女の身体だけが立ち上がる。何が始まるのだろうと彼女の身体を眺めていると、彼女は着ているシャツのボタンに指をかけ、ゆっくり一つずつ外し始める。ぷつりぷつりとボタンが外れてシャツがはだけていく、すると彼女の人よりも明らかに大きい胸が露になっていった。 「あの、何をするつもりですか・・・?」 「あら、男の人って女性が服を脱ぐ姿に興奮するんですよね・・・あ、反応はしていますよね・・・ふふ、大きくて邪魔だと思っていましたけれど、あなたが喜んでくれるのなら、これでよかったと思えてきます」  彼女はそう言いながらシャツを脱ぎ捨てると、彼女の上半身は大きな胸を支える黒いブラジャーだけとなった。大きい胸ももちろんだけど、肉付きの良いお腹回りも抱き心地が良さそうで、それを僕だけに見せてくれているのだと思うと、流石にチンコも反応してしまう。 それから彼女はスカートの腰部分に手をやると、履いていたスカートがストンと床に落ちていく。完全に下着姿となった彼女は下半身も肉付きが良く、ムチムチとした腰回りと柔らかそうな太ももが僕の心を掴んで離さない。そんなあられもない姿になった彼女の身体は、改めて僕の隣に座るとくるりと身体を反転させて、背中を僕に向けてくる。 「すみません、ブラのホックを外していただけますか?」 「ぼ、僕がですか・・・!?」 「えぇ、私ったら身体が固くって・・・人にしてもらえるのが、一番楽なんです」  ブラジャーの構造はなんとなく知っているけれど、女性がそれを付けている姿も、あろうことか実物を見るのも初めてだ。だけど彼女が言うなら、僕に頼むというのなら、僕はゆっくりと彼女の背中に手を伸ばす。 「それじゃあ、失礼して・・・」 緩んだ彼女の首の隙間から腕を出し、僕は彼女の背中に触れる。少し汗をかいているのか、しっとりした肌の感触が気持ちいい。触れた瞬間にぴくっと触れるのも、またなんというか趣がある。さらに僕はブラジャーの背中の接合部、ホックの部分に手をかけると、それを慎重に外していった。すると僕の手にはズンと重さが伝わってきて、それが彼女の胸の重さだと気が付くまで少し時間がかかってしまう。 「ふぅ、ありがとうございます・・・こう大きいと、かなり重いんです」  ブラのホックを外してあげると、彼女はするりとブラを外してソファに掛けた。そして僕から見えるのは後ろからでも見える彼女の胸、大きなおっぱいがそこで揺れていた。 「なんだか、すごいですね・・・」 「うふふ・・・見ているだけで、良いんですか?」  彼女の身体は目の前にあるのに、彼女の声は僕の耳元から聞こえてくる。それが何とも不思議な感覚で、非現実な感覚を僕に抱かせる。そして僕は思わず彼女の身体に背後から抱きついて、彼女のおっぱいを両手で揉んだ。すべてを受け入れてくれるかのような柔らかさが僕の手の全体に広がって、彼女の高めの体温も相まって僕の手が解けていくような錯覚に陥っていく。でもその重さは確かにそこにあって、これが現実で、僕も彼女もここに存在していることを改めて僕に理解させる。 「ん、んうぅ・・・っ、どうですか、私の胸は・・・」 「す、すごく大きくて、柔らかくって、暖かくって、すごくいいです・・・!」 「それなら嬉しいです・・・んあぁ、もっとぉ・・・っ」  僕は彼女の身体を求め、彼女もまた僕を求めている。そんな事実が僕にもたらされると、僕の理性は一気に吹き飛んでしまった。僕はさらに彼女の身体を求め、片手は彼女の下半身へと延びていく。そして無作法にも下着の中に手を突っ込んで彼女の股を撫でてみると、そこはすでにぐっしょりと濡れていた。胸を揉んだだけでこんなになるんだ、僕が胸をもんだから、彼女は僕を求めている。それを確信した僕はすぐさまベルトを緩めると、ジーパンを降ろしてチンコを取り出した。僕のチンコも彼女の股と同じく準備万端、彼女の身体を求めて雄々しくそそり立っている。  彼女の首の拘束も緩んだところで、僕は彼女のむっちりとした腰を両手でつかんで、僕の方へと引き寄せる。彼女は僕のされるがままに身体を密着させると、僕は彼女の下着をずらしつつ、僕のチンコを彼女の中へと捻じ込んでいった。 「そんな、急に激しく、んあぁぁっ!?」 「うぐ、はあぁぁっ、僕も男です、こんなに見せつけられて、我慢していられないんですよ・・・!」  我ながら酷い言い草だと思うのだけど、それ以上に紡ぐ言葉を僕は持っていない。僕のチンコは彼女の割れ目を押し広げながら、どんどん奥へと進んでいった。そして軽い抵抗感を突き抜けたかと思えば、僕のチンコは一気に根元まで彼女の中へと挿入された。 「ん、ううぅぅ・・・っ」 「今のって、もしかして・・・」 「えぇ、もちろん私は処女ですし・・・いえ、だった、でしょうか・・・んっ」  彼女の初めてを僕が奪った、それがどうにもたまらず嬉しく、僕のチンコが彼女の中でむくむくと膨れていった。そして彼女の中で気持ち良くなりたいと僕の中の僕が叫び、同時に僕の身体も動き出した。始めはゆっくりと鳴らすように腰を前後させ、彼女の愛液を僕のチンコに絡ませながら、その速度を少しずつ上げていく。すると彼女も感じているのか、僕を拘束していた首の力も抜けていって、伸びた彼女の首ははらりはらりと僕の周りにしなだれ落ちていった。 「あう・・・んぐ、うぅんっ!?」 「んお・・・っ、今、奥、行きましたね・・・!」  僕の腰の勢いが強まると、僕のチンコは彼女の奥を突き上げた。その度に彼女は絞り出すかのような声で叫び、彼女はチンコをぎゅっときつく締め付けてくる。そうしてパンパンと何度も何度も腰を打ち合わせると、僕のチンコはついに彼女の膣内へと精液を吐き出した。 「あ、うぐ、出る・・・うっ!」 「ん、うあ、ひ、あぁ・・・っ!」  僕の射精の瞬間、彼女の身体もビクビクと震えながら僕のチンコを締め付けて、彼女の悲鳴が耳元から遠ざかっていく。それからゴチンと固くて重いものが落ちる音が聞こえたけれど、僕にはそれが何なのか確かめる余裕なんてない。僕の腰もビクビク震え、未だに精液を吐き出し続けている。彼女の膣内に収まらなかった精液はお互いの接合部から溢れだしてきて、ソファに染みを作っていた。 「はぁ、はぁー・・・、初めてがこんな、すごいなんて・・・あ、そう言えば・・・あぁ・・・!?」  しばらく経って、ようやく僕の射精が終わった。少しずつしぼんでいく僕のチンコはずるりと彼女の中から抜けて、すっかりソファに身体を横たえてしまった彼女の股からは僕の精液と彼女の愛液が混じったものが溢れだしていた。 それから僕は、さっきの物が落ちるような音のことを思い出す。それで辺りを見回してみると、すっかり力が抜けて床に投げ出された彼女の首の先端、彼女の頭が床に投げ出されていた。どうやら首の力が抜けて動かせなくなって、頭を支えることが出来なくなったらしい。 慌てて彼女の頭を拾い上げると、彼女の顔はすっかり蕩け切った様子で、虚ろな瞳で僕の顔を眺めているようだ。 「うわあぁぁ、すみません、僕が急にがっついたから・・・」 「ふぅ、はぁ・・・大丈夫です、お気になさらず・・・こんなに私を求めてくれて、むしろ嬉しいくらいです」  彼女は僕の手の中で息を整えると、僕の手の中からふわっと浮かんでいった、首を動かせる程度の余裕は出来たらしい。それである程度首を短く縮めると、彼女の頭は彼女自身の股の方へと伸びていって、そこから溢れている精液と愛液の混じったものを舐め始めた。そうして彼女は彼女自身の割れ目を舐めて綺麗にすると、再び僕に向き直る。 「すごい量でしたね・・・私の身体では受け止め切れず、申し訳ありません」 「い、いえいえ、そんなことは・・・」  なんだかすごいものを見せてもらったような気がするけれど、そう言えばろくろ首というのは行燈の脂を舐めるという。首を伸ばして頭だけで行動して脂を舐めるというのも、中々器用なことかもしれない。もしそんな彼女の口で、僕のチンコのお世話をしてもらえたのなら・・・そんなことを考えている中、扉の開く音で僕は振り向いた。 「はぁ、ただい・・・、え」 「・・・あ」 「・・・ん」  振り向いた先には開いた扉と、そこからこちらを見ている女性の姿。その姿は先ほどの写真で見た、彼女の妹さん、その人だった。情事を終えたばかりの僕と彼女、帰ってきて早々にそんな姿を見せつけられた妹さん、これはひどい状況だ。 「わ・・・ご、ごめんなさい!?」  妹さんは顔を真っ赤にしながら扉をバタンと閉め、それから僕も彼女もどうしようかと顔を見合わせる。 「えぇと、これはどうしたら・・・」 「どうといわれても・・・明日まで帰ってこないって聞いていたんですけれど・・・」 「サークルの飲み会だったんだけど、なんだか空気が合わなくって帰ってきて、そしたらこんな感じで・・・!」  扉の向こうから聞こえてくるのは妹さんの声、大人しい方だとは聞いていたけれど、世に言う陰キャというものだろうか。確かにサークルの飲み会は馬の合う同志でなければツラいだけ、僕にも覚えがある。それで家に帰って癒されようと思ったらお姉さんが知らない男と部屋にいるのだから、困惑するのも当然だ。 「というかお姉ちゃん、首伸ばして大丈夫なの・・・?」  姉のことが心配なのか、妹さんは扉の前を離れられないらしい。彼女が僕のことをどれくらい話しているのかは知らないけれど、彼女がろくろ首であることは僕も今日知ったくらいだ、そこまでの中だとは妹さんも思っていないんだろう。 「大丈夫、この人は私がろくろ首だって受け入れてくれたの・・・だからあなたも、ね?」  彼女が優しい声で問いかける、すると扉がカチャリと音を立て、ゆっくりと開いていく。そしてその隙間から顔をのぞかせた妹さんは、頭だけで部屋へとやってくる。どうやら妹さんもろくろ首らしい、彼女と同じく首を伸ばし、妹さんの頭がこちらに近づいて来た。 「ほ、本当に、何ともないんですか・・・?」 「ま。まぁ、最初は驚いたけど、もう慣れたかな・・・はは、は・・・」  心配そうな顔をして、妹さんは僕の顔を覗き込む。下半身丸出しで相手をするのもどうかと思うけれど、この状況でズボンをはき直すというのもおかしな話だ。僕は何食わぬ顔で言葉を返す。 「ね、だからあなたも怖がらないで、他の人ともっと触れ合っても良いんじゃないかしら・・・?」 「それはそうだけど、それはお姉ちゃんがたまたまこの人と出会えたってだけで・・・私は、違うから・・・」  なるほど、妹さんも自分がろくろ首であることがコンプレックスで、それがきっかけで大人しい性格になったらしい。彼女もたまたま趣味の合う僕が相手だったからスムーズだったとはいえ、こうして受け入れてくれる人も多いと思うのだけれど・・・とにかく、気まずい。 「・・・そうだ、少し協力してほしいのですけれど、お願いできますか?」  僕は今、彼女とその妹さんの寝室にいる。二人はダブルのベッドで一緒に寝ているらしく、僕はそのベッドに仰向けに寝かされていた。 「あの・・・本当にやるんですか・・・?」 「もちろん、妹が自信を付けるきっかけに、なってあげてください・・・!」 「お姉ちゃん、それはどうかと思うんだけど・・・」  ベッドの両側には彼女とその妹さん、二人とも首を短く戻しているけれど彼女は先ほどのままのしただけ下着を履いた姿、妹さんか帰ってきたままの服装で僕を見下ろしている。 そう、彼女はろくろ首に興奮する僕を妹さんにも体験してもらうことで、自信を付けてもらおうというのだ。なんというかすごいことになってきたのだけれど、それは正直やぶさかではない。妹さんも彼女に似てスタイルが良く、彼女ほどでないにせよ胸が大きく素晴らしい。僕の想いが彼女に向いているのは当然として、そんな彼女の妹さんのためであるならば、僕も一肌脱ぐ覚悟がある。 「それじゃあ、始めよっか」 「始めるって・・・?」 「私たちにしか、ろくろ首にしか出来ないことで、気持ちよくしてあげるの」  そう言って彼女は首を伸ばし、妹さんもそれに続く。ある程度首を伸ばした彼女は伸ばした頭を僕の耳元に、妹さんも同じ。つまりは僕の左右の耳元には彼女の頭と妹さんの頭、二つの頭が迫っていた。 「耳元で囁いたり、耳に息を吹きかけたり・・・そう言うのが気持ちいいんだって」 「ASMRって、言うんだっけ・・・やったことはないけど・・・し、失礼しますね・・・!」  二人はそれぞれ、僕の耳元で小声で囁いたり、息を吹きかけたり、なんというかこそばゆい感覚で背筋がゾクゾクする。彼女はもう慣れてきたのか適度な吐息で僕の耳を撫でて、妹さんは緊張しているのか、タンポポの綿毛でも吹き飛ばそうかという強さの息が襲う。それはそれで少し面白いし、彼女に言われてのこととはいえ、コンプレックスを克服しようと頑張っているのだから、僕も答えなければならない。 「ふぅー! ぶふぅー! ど、どうですか?!」 「もう少し抑えて、こんな感じで・・・ふぅぅ・・・」 「ふ、ふぅぅぅ・・・」  妹さんも頑張ってはいるけれど、何ともなれない様子で僕の耳は蹂躙される。それはそれで良い、という感じもあるのだけど、彼女はやれやれといった感じにため息をつく。 「もう・・・それじゃあ、こっちも使っていこっか」 「ふぅぅ・・・え、こっちって、ひぃん!?」  耳をつんざく妹さんの悲鳴、何事かと首だけを持ち上げて様子を伺うと、いつの間にか彼女の身体が妹さんの身体の背後に回って、妹さんの服を脱がせに掛かっていた。スタイルの良い女性の身体が二人、もつれあいながら下着姿に変わっていく。妹さんは身体を弄られていっぱいいっぱいなのか、首の操作もおぼつかないで、頭が僕の耳元に落ちた。 「あなたもスタイル良いんだから、もっと体型の出る服を着たらいいのに・・・」 「さ、最近は細い方が良いって言うから・・・」 「男の人からしたら、そうでもないみたいよ・・・ほら、見てみて」  彼女の身体が妹さんの服を脱がせながら、彼女の頭は妹さんの頭の横にやってくる。そして視線で何かを見るように促すと、その視線の先は僕のチンコだった。二人の身体のくんずほぐれつを見てすっかり元気を取り戻した僕のチンコはすっかり大きく固くなり、天井を指すようにまっすぐそそり立っていた。 「うわぁ、こんなになるんだ・・・!」 「そうよ、この人は私の身体でこんなに興奮してくれて・・・いえ、今は妹の身体にも・・・なんだか、少し嫉妬してしまいますね・・・」  僕の興奮は確かに彼女と妹さん、二人のおかげ。とはいえそれは少し理不尽すぎやしないだろうか。彼女は頬を少し膨らませながら頭を浮かせると、その頭は僕のチンコの上へとやってきた。彼女の吐息がチンコに掛かってくすぐったい、その度にピクピク動く僕のチンコに二人とも興味津々だ。 「そう言えば・・・さっき、私がお掃除していたのを熱心に見つめてくれましたよね・・・?」 「あ、えっと・・・、それは・・・」 「ご存知だと思いますけど、ろくろ首って舌が器用なんですよ・・・男性経験はあなたが初めてですけれど、知識はあるんです・・・あ、む・・・」  意地悪な笑顔で僕を見つめていた彼女の口が、僕のチンコを飲み込んだ。熱くて柔らかい彼女の口の中、チンコの全体を刺激してくれるざらざらした感覚は舌が這いまわる感触だろう。自由自在に動く彼女の頭は口で僕のチンコを出し入れして、気持ちの良さが何度も何度も襲ってくる。 さらには妹さんも頭を浮かせ、彼女が僕のチンコを咥え込んでいるのを興味津々見つめていた。すると彼女は口から僕のチンコを抜くと、突き出した舌で僕のチンコを舐め始めた。そしてアイコンタクトで妹さんと視線を合わせると、なんと妹さんも僕のチンコに近づいて、少し控えめに僕のチンコを舐め始めた。 「うぐ、う、あぁぁ・・・これ、すごいです・・・」 「れろ・・・こんなに密着して、二人に舐められるなんて・・・中々出来ないんじゃないですか?」 「ぺろ、れろ・・・んちゅ、れろ・・・」  彼女の方は話す余裕があるみたいだけど、妹さんの方は舐めるので精一杯。彼女の余裕と妹さんの一生懸命さが一緒に僕にぶつけられて、なんだか不思議な気分が胸に広がっていた。 そんな二人のご奉仕フェラを眺めていると、僕の視界に影が差す。何かと思うと僕の顔は柔らかいものに包まれて、目の前が真っ暗になった。 「んふぅ・・・ん、ぐ、これって・・・?」 「身体の方が寂しくなってしまって・・・さっきみたいに激しく、相手をしていただけますか・・・?」  それは予想通り彼女のおっぱい、あまりの大きさに僕の顔を埋め尽くしてしまったらしい。手探りで彼女の身体を探すと手が何かに触れる、それを一気に抱き寄せるのだけど、顔を覆いつくすおっぱいは動かない。何が起こったのか分からずにいると。僕のお腹に何かが落ちた。 「あひ、ひぃん・・・そっちはお姉ちゃんじゃなくって、私の身体です・・・!」  どうやら間違えて妹さんの身体を抱き寄せてしまったらしい。だけどそれはそれで面白い、抱き寄せた妹さんの身体をそのまま抱えて、手探りで胸を目指す。抱えているのは腰辺り、なんとなくで腕を滑らせると・・・あたった、柔らかな感触。だけど彼女とは違って妹さんのおっぱいはハリがあって弾力が強い。僕は胸の大きさによる違いを知って、チンコがギンギンになって痛いくらいだ。 「んあ・・・っ、いきなり掴まないで、んひぃっ!?」  僕の腕の中で震える妹さんの身体、そしてさっき僕のお腹に落ちてきたのは妹さんの頭。妹さんのおっぱいを揉むたびに可愛らしい声を上げるのが、お腹の感覚からも伝わってくる。そんな妹さんを楽しんでいると、僕のチンコが再び暖かく包み込まれた。 「んむっ、んふうぅぅ・・・っ」 「うが・・・っ、吸い付きが・・・っ!?」  妹さんの頭は僕のお腹の上、となると僕のチンコを加えているのは彼女の方。恐らくだけど、妹さんの身体ばかり弄ってしまって嫉妬しているんだろう。彼女のそんな可愛らしい乙女心を刺激してあげようと、もう片方の手で彼女の身体を探す。すると彼女はそれに気が付いたのか、僕の手を取るとグイと引っ張った。そんな僕の手の行き先は恐らく、彼女の割れ目、手指にまとわりつく湿った感触がさっきのそれと同じ。それを確信して割れ目に奥へと指を差し入れると、僕の顔を覆いつくしているおっぱいが揺れて顔に叩きつけられる、こっちが彼女の身体で正解みたいだ。 「ん、んむう、ふう、ふうぅぅぅ・・・っ!」  彼女の中をかき混ぜるたび、彼女は僕のチンコを咥えながら唸っている。僕のチンコで口を塞がれて、唸り声しか上げられないらしい。そして彼女が気持ちよくなっているのだから、妹さんも気持ちよくしてあげなければいけない。僕は揉んでいた妹さんのおっぱいの乳首を探し当てるとそれを指でつまんで、ぎゅっとつねってみた。 「あ、ぎいぃぃ・・・っ!? そ、それ、ダメですぅ・・・っ!」  こういう時のダメは良い、僕はそう学んでいる。それから僕は妹さんの乳首をつねり、転がして、押し込んで、いろんな刺激を与えてあげる。もう頭を動かす余裕がないのか、妹さんの頭は僕のお腹の上で唸るだけ。 もちろん僕は彼女への手マンも忘れない。すっかり洪水状態の彼女の割れ目はかき回すほどにぐっぽぐっぽと愛液を絡めて派手な音を立て、耳にも嬉しい反応を返してくれる。そんな中でも彼女はフェラをやめないで、むしろその吸い付きを強くしていた。まるでそれは、妹さんに僕を取られないようしているようで、何とも愛らしい。 「僕、そろそろ限界なんだけど・・・っ」  そして二人の最高の女性に囲まれて、僕も絶頂寸前だった。そんな僕の問いかけに二人の返事こそないものの、彼女の割れ目は指をきゅうきゅう締め付けて、妹さんの身体は僕の腕の中で震えている。きっと二人も限界なんだ、そうに違いない。僕は渾身の力を込めて彼女の中を突き上げて、妹さんの乳首をつねる。 「んむ、んふうぅぅぅぅ・・・っ!」 「いぎ、それ、ダメ・・・っ!」  同時に行った彼女と妹さん、その満足感に僕のチンコも限界を迎えて、ために貯めた精液を一期に解き放っていた。  カーテンの隙間から朝日が差し込んでいる、うすぼんやりとした僕の意識を覚醒させるように、下半身には暖かい感触が迫った。 「朝ごはん、出来ていますよ」 「でもその前に、私たちも朝ごはん、よろしいでしょうか」  布団の中から聞こえる二人の声、布団の中を覗き込んでみると、僕の朝立ちしたチンコに頬ずりする二人の顔が、いや、頭がそこにはあった。 「昨日あんなにした後だから、そんなに出ないと思うけど・・・」 「大丈夫、すぐに溜めさせてあげますね」 「昨日はやられてばかりでしたけど、今日はそうはいきませんからね・・・!」  僕の朝立ちチンコは、可愛らしい二人のろくろ首によって丁重にお世話をされたのだった。


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