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強制ログアウト もう一つ その11

ナツミさんに誘われるがままに外出し、まず最初に俺が着せ替え人形にされた。自分では絶対に選ばないような服だったが、実際に着てみるとナツミさんの容姿と相まってなかなか気分は良い。 一発目がそれだったのだから何が起こるのかと心配に思っていたが、その後は特になんともない日常というか、友達と遊んでいるような何でもないやり取りが続いた。 例えばそれは目についた雑貨屋を眺めてみたり、当てもなくショーウィンドウを見て回ったり。昼になれば目に着いた店で食事もするし、その後しばらく、少し開けた公園のようになっているところで休んだりもした。 この外出は単なる気晴らしなのか、入れ替わった状況を俺に慣れさせたいのかは分からない。しかし俺の気が少し楽になったのは事実だし、もし狙ってしているのだとしたらナツミさんの順応性は大したものだと思う。 こうして少しナツミさんの事を見直したあたりで帰宅、帰りにしばらく家に籠っていられるように買い出しなんかを済ませてから家路へと着いた。 家に着き、買ってきたものを片づけ、とりあえずソファに身体を投げ出して一息ついた。 「あらら、お疲れですか?」 「そりゃあそうですよ、慣れない身体で慣れない格好で・・・ナツミさんは余裕そうですね。」 「えぇ、まぁ、リアルかゲームかの違いはありますけど、慣れてますから。」 確かにこんな事になるまではナツミさん、ゲーム内でのテロスが女性だという事はわからなかった。完全に擬態というか、ロールプレイは完璧。 正直言うと、ゲーム内だけの関係ならどれだけ良かったかと思わなくもない。 「フユキさんもやってみません? 今日の感じで過ごしてもらえれば、男は多分寄ってきますよ。」 「いや、そういうの求めてないんで・・・」 「もったいないなぁ・・・今日のユフキさん、だいぶ女でしたよ?」 「あんまりからかわないで下さいよ・・・着替えて来ます。」 今の自分の服装を思い出し、自分が女性の身体に慣れてしまわないようにとさっさと着替えてしまおうと立ち上がる。すると腕を掴まれて俺の歩みが止められた。もちろん俺を引き留めるのはナツミさん、少し落ち込んだような表情で俺を見ている。 「えー、もう少し着ておきません?せっかくなら記念撮影とか・・・」 「しませんよ、馬鹿な事言わないで下さい・・・ほら、放して。」 少し強めの口調でナツミさんを諫めると、昨日の出来事もあってか意外と素直に放してくれた。そのまま寝室へと向かい着替えようとしたところ、目に入る鏡に映った自分の姿。 不思議なもので、鏡に映るのはナツミさんなのにも関わらず、いつの間にかそれが自分であると認識できている。確かVRが普及し始めた頃に、VR上のアバターが自分の身体だと認識し始めるといった事を聞いたことがある。VR、つまり仮想現実でそれが起こるのだから、現実世界で起こればこうなるのも納得ではある。同時にナツミさんの適応力の高さにも納得がいった。 「ダメだぞ、落ち着け・・・すぐに元に戻れる、この状況に慣れちゃあいけない・・・」 自分しかいない寝室で自分にそう言い聞かせつつ、着ている服に手を掛ける。装飾は多いものの、基本的には重ね着をしているスタイル、落ち着いて順に脱いでいけばいいだけ。まずは頭に付けられた装飾を外し、上着のボレロを脱いでハンガーに掛ける。 そこでもう一度目に入る自分の姿、上着が無くなりフリルの多いシャツだけの上半身。スカートは胸の下から伸びていて、腰をキュッと締め上げている。そのおかげで強調される胸にどうしても目が行ってしまう。 俺の知る中ではごくごく一般的な大きさではあるものの、その緩やかなカーブが逆に今の服装に映えるというか、どうにもそそる。 「・・・ちょっと、ちょっとだけだ。」 鏡に自分を映しながら手を胸へと向ける。フリルをかき分けてペタリと胸に手を置き、ゆっくりとさすって感触を確かめる。 少しくすぐったい感触と、身体の奥が疼くような感触に一瞬で落ちた俺は、手の動きを次第に大きくしていった。すぐに身体は暖かくなり、胸の先端のこそばゆい感覚も襲ってきた。 胸の先端、つまり乳首を指先で弄るとすぐに固くなった。興味本位で乳首を爪でカリカリと引っかいてみるとつまむ、押し込むのとはまた違った感覚が全身に走った。 「んふっ、あっ・・・」 ナツミさんにバレてはいけないと手を口に当てて声を抑え、少し落ち着いてから鏡の中の自分と目が合う。顔を真っ赤にして、肩で息をしながら手で口を覆っている。もちろん自分の姿なのはわかっているのだが、またそれが背徳感などを帯びて感じられた。 左手で口を覆ったまま、右手は胸へ、そしてもう一度爪で乳首を刺激し始める。指を動かす度に身体は小刻みに震え、どうしても出てしまう声を抑えようと真っ赤な顔も歪む。そんな姿を見てさらに興奮、同時に身体も敏感になっている。 乳首への刺激が病みつきになり、その行為がしばらく続いた。すると次第に下腹部が疼き、下も弄りたくなる。 声を出したくないと思いながら、乳首も放したくない。回らない頭で考えた結果、俺は身体をベッドに投げ出して顔を枕に埋めた。そうして口を押えていた左手を股の間へ、生地が何重にも重なったスカートをかき分けて触れた股は湿り気を帯びている。 サッと触れた瞬間に叫びそうになるほどの快感、とっさに顔を枕に押し付けたものの、どれだけ抑えられている事やら。考える余裕はもちろん無い、それどころか更なる快感を求めて左手は股を弄り始めた。すでに湿っていた股からさらに体液が溢れ、手を伝っているのを肌で感じている。 「あっ・・・んんっ・・・はっ、あっ・・・!」 股を弄る度にいやらしい音と共に全身に走る快感、抑えきれない声。いけないと思いつつも快楽に身を委ねてしまっている俺の手は止まらない。爪でひっかいている乳首も痛いくらいに固く立ち上がっている、少し前に比べても帰ってくる快感は段違い、こちらも指は止まらない。 そこで俺は体中を走る快感ともう一つ、内から湧き上がる快感も自覚し始めた。その感覚は入れ替わった初めての日に股を弄った時のそれに近い。 理解したときにはもう遅い、内から湧き出るものは一気に大きくなり、そのまま爆発した。何も考えられなくなるほどの快感、身体は勝手に震え、腹の底から喘ぎというか、叫び声が漏れる。 「ああっ、うあああっ、くううぅ・・・っ!」 襲い来る快感はしばらくトップギアで身体を走り回り、息が苦しくなって来た辺りで緩やかに引いていく。引いた後の身体は脱力感が襲い、身体を支えることも出来ずにベッドにへたり込む。 着替えると言って寝室に来た手前、あまり時間を掛けては怪しまれそうだ。さっさと着替えてしまってリビングに戻りたいところだが、あまりの脱力感にしばらく足腰が立ちそうにない。なんと言い訳をしようか考えながら、俺は乱れた息をベッドで整えた。


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