韓国人がバイトの女の子をオナホにする方法⑧
Added 2021-04-21 15:36:34 +0000 UTCヒョンスは落ち込んだ様子を見せる詩織に何も聞かなかった。もしかしたら、何かを察していたのかもしれない。隣で、大学であった面白い出来事を話しているヒョンスが、詩織には自分を元気付けてくれているように見え嬉しかった。 「詩織ちゃん、今日またうち来なよ」 詩織がこの誘いに深く考えもせず乗ってしまったのも、ヒョンスの空気作りのおかげと言えるだろう。モテる男は、女が今何を欲しているのかを的確に察して動く。詩織が欲しているものが、癒しと安らぎであることを察したヒョンスは、その場にふさわしい役割を見事に演じてみせた。 歩きながらヒョンスは詩織に聞いた。 「彼氏に俺のこと話してくれた?俺は女の子に堕胎なんてさせるような男じゃないって」 「言いました。でも彼氏あんまり信じてないみたいで……こうしてヒョンスさんと話せばそんな人じゃないってわかるのに」 「そっか、それは残念だな。やっぱり日本人は俺を信じてくれない人が多いなあ」 「私は信じますよ!ヒョンスさんのこと。日本人は韓国人みたく誠実じゃないかもしれないけど、私はそういう意味では心は韓国人になりたいです!日本人みたくずるいのは嫌です」 「あはは!そっか。それは良いな。詩織ちゃんは韓国人になりたいんだね」 「私、ヒョンスさんを前にして言うのもなんですけど、本当は少しだけ韓国の人に偏見があったんです。やっぱり日本人とは違って体も声も大きいし、雰囲気も堂々としててちょっと怖かったっていうか……でも、ヒョンスさんと会ってそれも民族の違いなんだってわかるようになりました!体は強くても心は優しいんですよね、韓国人は」 「ありがとう。詩織ちゃんにそう言ってもらえて本当に嬉しいよ。詩織ちゃんは俺が今まで会った女の子の中で一番優しいかもしれない」 そう言われて詩織は照れてしまった。恥ずかしいことを面と向かって言えるのも韓国人の特徴だ。 「そうそう、それからさ、そろそろその『ヒョンスさん』っていうのやめない?友達なんだし『ヒョンス』で良いし、タメ口で良いよ」 「ヒョンス…。わかった。これからはそうするね!」 「あとさ、俺も『詩織』って呼んで良い?」 詩織、呼び捨てか……。自分のことを呼び捨てで呼ぶのは彼氏と仲の良い女友達くらいだ。彼氏でもない男に呼び捨てで呼ばれたら関係性を疑われないだろうか。 「韓国では仲良くなるためにお互いを呼び捨てするっていう文化があるんだ。俺は詩織ともっと仲良くなりたい。そのために、韓国の文化にならってそう呼びたいんだ」 本当にそんな文化があるのかは不明だが、ヒョンスの目は嘘を言っているようには感じられない。 「わかった。じゃあ、ヒョンスと詩織だね」 逡巡の後、詩織はそう答えた。ヒョンスと詩織。まるでカップルのような呼び方ではないか。 ************ 昨日と同じように、ヒョンスの家に着く。唯一違うのは、昨日のように詩織が嫌々ヒョンスの家に来たわけではないということだ。部屋に入ると、ヒョンスは壁に掲げてある太極旗をじっと見つめる。「どうしたの?」と詩織が聞くと、「日本人の詩織ともっと仲良くなれますようにって祈ってるんだ」と答えた。 「ほら、詩織も太極旗の前に来て。神聖な旗だよ、じっと見て」 ヒョンスが詩織の手を引っ張り太極旗の前に立たせる。一昨日の夜も感じたが、ヒョンスはすらっとした体に似つかわしくなく、筋肉は筋張って発達しており、ちょっと触れただけでもその男らしさを感じることができる。詩織の頭の中にフラッシュバックのようにまたヒョンスの巨根が現れた。 (だめだめ、神聖な旗の前にいるんだから邪なこと考えちゃだめ!) 「詩織、日本で最高の礼儀を表すポーズって何かな?」 「最高の礼儀?なんだろう、お辞儀とかかな」 「お辞儀よりももっと感謝を示したい時は?」 「えー、土下座とか?」 「土下座!良いね。じゃあ、太極旗の前で土下座をしよう」 「土下座?」 思わず詩織は聞き返す。 「そう、土下座。詩織は俺と仲良くなりたいよね?だったら太極旗の前で土下座してその願いを叶えてもらえるように頼んでみよう。別に変なことじゃないよ。仏教だって頭を垂れて仏様にお祈りするよね。それと同じだよ、韓国の文化なんだ」 「そう、韓国の文化、なんだ……」 詩織はしみじみと噛み締めるように言った。本音では少しおかしいと感じていたとしても、ヒョンスの有無を言わさぬ様子と、詩織の方を見る純粋な瞳に晒され、詩織は土下座することでヒョンスが満足するのならそれで良いかとも思った。 膝を折って膝小僧を床につき、ゆっくりと前屈みになっていって頭を垂れる。壁にかけてある太極旗に向かって。そこで詩織は願った。(ヒョンスと仲良くなれますように)これが詩織自身の本当の願いであったかどうかなど今となってはもう意味がない。心の中で、声に出して言わされることで、これは本当に詩織の願いとなったのだ。 後ろからヒョンスが太極旗に向かって土下座をする詩織をスマホで撮影しているが、詩織は土下座に集中しておりそれには気づかない。ただひたすら、念仏のように(ヒョンスと仲良くなれますように)と、唱えていた。 「詩織ちゃん、とっても良いよ。こんなふうに俺の言うことを聞いてくれるととても嬉しいな。韓国人であっても偏見に晒されずに一人の人間として認められている気がするよ」 ヒョンスは思ってもいないことを口に出すのが得意だ。本当は韓国人の方が日本人より何十倍も優秀だと思っているし、日本人が韓国人に対し頭を垂れるのは当たり前だと信じている。 「じゃあ、ベッドに行こうか」 続く一言で、詩織は一気に酔いが覚めたかのようにヒョンスを見た。