NokiMo
kx-haiso-center
kx-haiso-center

fanbox


【ルポ風記事】韓国人ヤクザの虜になり情報を売る女性警官たち・続

筆者がその元女性警官と会ったのは新宿駅近くの某喫茶店チェーンだった。歓楽街のすぐそばにあるこの喫茶店は、昼も夜も多様な人種の客で賑わう。午後3時になろうかというこの時間帯にいるのは、出勤前のホステスや、外回りの仕事をサボって自分勝手に休憩しているサラリーマンたちだった。 その元女性警官・Mさんは、私が席に着くと怯えたような目をした。週刊誌の記者だということはもちろん伝えていたが、その目にはこれから詰問されるのではないかという恐れの色が見えた。私が、今回のMさんへの取材はどちらかというと私の興味本位であって、ここで見聞きした情報をもとに警察にMさんへの更なる罰を求めるつもりはないと言うと、ようやく安心したのか少しだけ笑顔を見せた。女優の吉岡里帆に似た正統派の美人である。普通にしていても男性にモテそうなのに、どうして今回韓国人暴力団員の手籠にされてしまったのだろうか。 「キムさんと私が会ったのはちょうど1年前のことでした。当時捜査中だった発砲事件で負傷したのがキムさんだったんです。被害者とはいえヤクザですから、警察は組同士の小規模な抗争だと考え、最初からこの事件をそんなに重要視していませんでした」 「ただ、当時私は新米刑事でしたから、かなり張り切っていたというのもあるんだと思います。『この発砲事件がきっかけで巨大抗争に発展していくんじゃないか』なんて映画みたいなストーリーを勝手に自分の中で考えて、よせばいいのに、キムさんの身元を一人で調べ上げていたりしました。その中でキムさんの生い立ちに共感できるところがあったり、実際に取調室で話をしていると、まあ、その任意なんですけどすごく協力的に優しく接してくれて……。ヤクザだけど、キムさんだけは他の人とは違うんじゃないかと思ったんです」 Mさんの話を聞いていくと、共感の感情がMさんとキムさんの間を急速に縮めていったことがわかる。一見純愛ストーリーのようにも思えるが、これも韓国人ヤクザの常套手段なのである。前号で話を聞いたH氏によれば、こうした女性警官籠絡術によく使われるのが、映画さながらのストーリーテリングであるという。個々の組員は、それぞれ組が考えたオリジナルの、生誕から現在までのストーリーを持っており、虚実織り交ぜながらそうしたストーリーを取り調べの際などに話すことにより、警官に親愛の情を惹起させることを狙っているという。もともと警官は弱者の味方に立ちたいという清廉な動機でなる人が多いから、たとえば、「韓国にいる幼い兄弟に稼いだ金をすべて渡している」とか、「病気の父母のためにどうしても悪事に手を染めなければならなかった」とか言えば、まだ多くの容疑者に当たったことのない経験不足の警官ならころっと同情の涙を誘うことができるという。 Mさんも、きっとキムさんの巧みな話術によって「ストーリーの世界」に引き込まれていったに違いない。 「それで、その後プライベートでも会うようになって、同僚に見られたらいけないから、私の家とか彼の家では会えずに、いつも所轄の外にあるラブホテルが密会の場所でした。ラブホテルっていうのはキムさんの指示です。普通のホテルだと足がつきやすいから、って」 「最初のうちはこんな関係良くないと思ってたんです。いつもホテル集合ホテル解散だし、都合よく遊ばれてるのかなって思ったんですけど、でも会って数日経つとまた無性にキムさんに会いたくなるんです。韓国の人とセックスしたのは初めてだったんですけど、いつもヤる前にキムさんが『韓国の男とセックスしたら日本人じゃ満足できなくなるぞ』って言ってて。その意味がわかりました。もちろんアソコのサイズが日本人よりも大きいっていうのはあるんですけど、体も匂いも汗の味も韓国の人って全部セクシーなんです。存在自体が女にとって媚薬になるというか。もともとKPOPは好きだったんですけど、キムさんとセックスするようになってすぐに韓国人なしじゃ生きられない体なんだってことに気づきました」 まさにH氏が言っていた「アメ」に相当する内容だ。最初のうちは丹念にセックスの味を覚えさせ、韓国人の肉体を存分に味わわせてやる。その後に待ち受けているのが「ムチ」だとは知らずに。 「しばらくすると、ただ会ってセックスだけっていうのはしてくれなくなって、セックスの代わりに警察の内部情報が欲しいと言われました。『俺もリスクを冒してMに会っている。Mは俺のセックスが味わえるからいいが、俺にも旨味がほしい』って。もうその頃には彼に夢中になっていたので言われるがままに情報を渡していました。今思えば馬鹿だったと思います」 情報を渡すようになってキムさんとの関係はどう変化したのか。 「キムさんは情報を持っていくとすごく褒めてくれるんです。『お前は最高の女だ。警察官にしておくのはもったいない』って。機嫌のいい時には『お前の情報でもっと稼がせてくれたら結婚も考えてやる』って言ってくれて。だからキムさんの中での私の存在が大きくなるように、なるべく重要な情報を狙ってキムさんに渡していました」 こうした関係が10ヶ月ほど続き、ようやく関係が明るみに出たのが2ヶ月前のことだ。 「キムさん、私以外にも別の署に女がいたみたいで。私とキムさんの関係を嫉妬した女が通報したんだと思います。それで私は署にいられなくなって、先月退職しました。でも、キムさんが逮捕されなくてよかった」 そう、なんと件のキムさんは今回の事件で逮捕されることはなかった。巧みに法の穴を突き、自分自身に嫌疑が降りかかることを避けたのだ。キムさんはいまだにその韓国人暴力団に所属しているという。Mさんのおかげで得た情報により、キムさんは組織内での序列も上がった。 「こんなに長く喋るつもりはありませんでした。そろそろ失礼しますね」 Mさんが立ち上がる。私の方が後から来たのでわからなかったが、Mさんはこの季節には似つかわしくないミニスカートを履いており、その太ももに「Kim」のタトゥーが英語とハングルで刻まれているのがチラリと見えた。「どちらへ帰るのですか」と聞きそうになった私はすぐにその質問を引っ込めた。答えが明白だったからだ。晴れて警察を辞めたMさんは、きっと今もキムさんの魅力に取り憑かれているに違いない。国家のための栄えある責務から解放されたMさんの使命は、もはや一人の韓国人ヤクザに尽くすことしかなかった。 こうして若く美しい女性警官は、韓国人ヤクザの下僕となってしまったのだ。


Related Creators