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日本人と韓国人の保健体育②

5時間目は体育だった。 給食を食べ、重くなった体を動かすのはかなりしんどい。 特に、今日は水泳の授業だ。うまく体を前に進められるかどうか。 更衣室は女子が使うので、男子は教室で着替える。 男女で格差があるようで不公平だと思うが、女子も小6になれば体の変化があるのだろう。男子に絶対に体を見られたくない、という気持ちがわからないでもない。 僕たち男子も、少しずつ体に変化が出始めていて、脇やオチンチンに毛が生える人も出てくるなど、少しずつ大人の体に変わっていくのを感じていた。その中で、僕は背が低いこともあって、まだ皆んなに見られるような体の変化というのは特に感じないでいた。強いて言えば、少し高い声が出にくくなったくらいか。 教室で着替えていると、いやでも他の人の体が目に入る。 特に、ジンスとミンギュ。 あいつら二人は、体が大きいから、僕との違いがよりはっきりと感じられる。 上背が大きいだけでなく、肩幅も広く、足も長いので、服を着ている時以上にがっしりとして見える。サッカーをやっているから、足の筋肉も発達していて、太さは僕の顔くらいある。 クラスの他のみんなも、ジンスとミンギュの体を感嘆をもって眺めているのがわかる。悔しいけど、僕もそうだ。だからこそ、体だけ大人になって、頭は子供のあいつらが憎らしい。 本当は僕の方が先に大人になるはずなのに。 僕の方が、テストの成績だっていいし、先生に褒められる回数も多い。 だけど、なんだろう、この敗北感。 いくらテストで勝っても、大人に褒められても、体に差があるだけで男としてものすごく敗北した感じがする。 ジンスとミンギュもそれをなんとなく感じ取っているのだろう。 二人は、いつにも増して居丈高な振る舞いだ。教室の真ん中を堂々と歩き、細くて小さいクラスメイトの肩を小突いてよろけさせ、それを見て笑っている。他のクラスメイトも笑っているが、ジンスとミンギュに対し、どことなく怖がっているような雰囲気だ。 僕は私立の中学校を受験予定だから、公立の中学校に行くであろうジンスとミンギュとは小学校までの付き合いになるが、それまでの間、この二人の横暴さに耐えられるかは疑問だった。 ジンス「水泳の授業は女子の水着姿が見られるからいいよな」 ミンギュ「でも、うちのクラス、良い子いないからな」 ジンス「麻里は結構デカパイだぞ、揉み応えありそう。この前のプールの授業のときも水着で強調されててエロかった」 麻里ちゃんの名前が出てきて僕はびっくりする。 確かに麻里ちゃんのおっぱいは他の人より大きかったけど、そんな風に女性をいやらしい目で見るのはよくない。 ミンギュ「女子の更衣室覗きに行ってみるか」 ジンス「はは、お前それは犯罪者だろ!」 麻里ちゃんが下卑た会話の材料にされているのを聞くのは不愉快だ。 僕はさっさと着替え、プールに向かった。


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