NokiMo
REMi
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オリジナル小説プロット

趣味で小説のプロットを書いてみました。

プロットっていうのは、まあ、あらすじみたいなもので作者が書いている途中で迷宮入りしないように書くものです。


なんでこんなことしてるのかっていうと、面白いからってのもあるんですけど、一次創作のコンテンツを生み出したいなというのがあってやってます。


やってみると想像力が鍛えられるっていうのもあるんですけど、やっぱり物語の筋をまとめるっていうのが一番苦労するところだなと思いました。「お話を始めるのは簡単だけど、たたむのが大変」みたいな話はどこかで聞いたことがあったのですが、それを身をもって体感したところですw


制作過程としては、思いついた設定とかあらすじを自分で書いて、その後それをジェミニにひたすら話してメモ帳兼アイディアを深堀するものとして使って、ダメ出しを受けて、また修正してっていうのを何往復かしてます。まあ、話すと言ってもしゃべりは得意じゃないので結局フリック入力なんですけどw。自分で書いたものを書き直してると、同じ情報を反復して自分でも読みにくくなっちゃうこともあるので、そういった部分の体裁を整えてくれたりするのはだいぶありがたいなと思った部分ですね。ただ、それでもジェミニに直してもらったプロットはそのまま使えなくて、文中でいきなりロシア語や韓国語が混じってたりするからそれを直すのは手間だし、ストーリーをジェミニが誤解してることもあってそれなりにやっぱり時間はかかりますね。


対話を繰り返すうちに見えることもすごくあって、自分の中で物語について評価するときの言葉が具体的に何を指しているのかっていうのが、普段から出版社で働いているわけではないので曖昧なのですが、そういった部分が、あ、君はそういうことを言ってるのねみたいに見えてきて面白いなと思いました。例えば展開が早いとかいう言葉があると思うんですけど、自分はそれを要素を減らせば解決すると思ってたんですよね。でも話してみて気づいたのは、もっと描写を増やさないと読者の気持ちが置いてけぼりになるよって意味で自分は逆の意味で捉えちゃってたことが分かったんです。


これってすごく大きな発見だなと思って、もし対話しなかったら気づかなかったことですよね。逆に人とだと色々気を使っちゃって議論できなかったりして、どうしても解像度が低いまま終わっちゃうことがあるんですけど、そういう意味でAIであっても対話は新たに何かを生み出してくれるんだなと思いました。


あ、余談ですがAIも気合で何とかしてって言うみたいに適度なプレッシャーを与えるとパフォーマンスが上がって、プレッシャーをかけすぎたり、返答に対して目を通さずに放置したりするとパフォーマンス下がるという非常に人間ぽい部分もあるみたいですよ。





前置きが長くなっちゃたんですけど、本編はここからですw


メインは青春の恋愛です。オカルト部で学校の怪異による事件を解決していく中で関係が深まっていくみたいな感じです。

1万5千文字近いので誰が読むんやって感じですけど、貼っときますね。


途中、直弧文っていうのが出てきますけど、これは古墳時代に一部の古墳で実際に刻まれていたりする模様のことでこういうやつです。このプロットを書くにあたって調べたんですけど、結構いい感じの模様で自分は好きです。なんかこいうのロマンあっていいですよねw

古墳はコンビニより多いのに、装飾が見られる装飾古墳というのは、ほんとにごく一部らしくて余計にロマンをくすぐりますよね。


チブサン古墳のカラフルな模様とかも独特で面白いです。自分だけかもですが、雰囲気がなんとなく、ダンダダンのフラットウッズモンスターみたいだなとww

www.google.com
https://www.google.com/search?sca_esv=6acdd3b722376336&rlz=1C1NDCM_jaJP859JP859&sxsrf=AHTn8zqHvV2DJWJ6M1KbVdZ5x1ibvYJ2PQ:1740686724606&q=%E7%9B%B4%E5%BC%A7%E6%96%87+%E5%8F%A4%E5%A2%B3&udm=2&fbs=ABzOT_DeDz-iRlqWErVV5iq_6BbvulD7nd81q3ul25FiJJePvfrsFnt7JNLkpj3NIByc7vVv3D4xQG377TySHLaYor42sMNWxUo3iW3XMDuGzzgnu7x

直弧文↑

www.google.com
https://www.google.com/search?sca_esv=3a00b5f4c73ad6fb&rlz=1C1NDCM_jaJP859JP859&sxsrf=AHTn8zo5wIo5l7lHmTlSNoy1B5mx3AogAw:1740688970884&q=%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%80%E3%83%B3+%E7%9B%B8%E6%92%B2&udm=2&fbs=ABzOT_D6YsVHrHDxzG5RH3DHluhtqNDnlp8xm7W6ba5Qhi-hUSpIPJ4lApCg7JPtNkI0PLbATihYPIwc6EFvrbyUvi46vNq-nqR8geHbMSohEi6Kahv45y3NHfUIWStJKTUPquFMRq6VvaqJk1ZjKfCLq8cy6ymxzJQLLB6v65kTnF0y4ITDVN5olPcMcHY6ZNipLvvA34dpF4QJ1_Lw16ZwRntOcenWHi_UMFbXqczdM7_FKOrwLrMTcRZ6pjK9XVHY4KjIDqsF&sa=X&sqi=2&ved=2ahUKEwj_pJje2-SLAxUZrVYBHflRCbYQtKgLegQIDRAB&biw=2048&bih=1111&dpr=1.25

フラットウッズモンスター↑

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https://www.google.com/search?sca_esv=3a00b5f4c73ad6fb&rlz=1C1NDCM_jaJP859JP859&sxsrf=AHTn8zoqi8ZUz_ilmIeK4WRovfT1PWxxog:1740689093987&q=%E3%83%81%E3%83%96%E3%82%B5%E3%83%B3%E5%8F%A4%E5%A2%B3&udm=2&fbs=ABzOT_Bn2qxR2S-arhB8Rp0hepo3uIuWMl4ZeUkB_aA78ybF1AFrGINWbwEBYwiurXBtjAD-IVMyQua4a4JSplfW58EeDUYuJzwsFiDslPKfNRgU8GXqh6zSyEQEVmEruhi_OLcN9LaFFDRLZOFQaaEhQn6nfyxOFcyDmdc1qxrRwBtUNlqEFsAHjDh-_YsjZZMx-3P1k5NBpnuvSqWoTFu6w1-jxtQmZsx-BGOfssJWY1rY477iAj0&sa=X&ved=2ahUKEwjk8vGY3OSLAxW9rVYBHYltLIsQtKgLegQIDhAB&biw=2048&bih=1111&dpr=1.25#vhid=dyn24KfjsGGXSM&vssid=mosaic

チブサン古墳↑





タイトル:(仮)「私、古墳特化型ハクシキ?女はコーフンしてます。」


・登場人物

物静かな性格で、男子の間でひそかに人気を集める月詠なぎさは、普段のおしとやかな様子からは想像もつかないほど古墳に情熱を燃やす少女だ。一方、オーディオ好きの真一は、自作のイヤホンから聞こえる奇妙なノイズに悩まされていた。楓(かなで)は、そんななぎさの親友として、二人の関係を立て直そうと奔走する。そして、物語の中心には、兎ノ街さやか(とのまちさやか)、国造(くにのみやつこ)、そしてオカルト部員たちが深く関わっていく。さらに、神坂友恵、黒幕である西園寺(さいおんじ)家といった準レギュラーキャラクター、そして学校の怪談として語られる花子、ジェイソン、ういなど、多彩な人物たちが物語を彩る。


・物語の展開

真一がいつもの帰り道を歩いていると、自作のイヤホンから耳慣れないノイズが聞こえ始めた。最初は接触不良を疑ったものの、ノイズは特定の方向に向かうと大きくなることに気づく。導かれるように進むと、目の前に現れたのは小さな円墳だった。しかし、前方後円墳のような大きな古墳しか知らなかった真一は、それが古墳だとは認識できなかった。そこに現れたのが、古墳巡りをしていた月詠なぎさだった。 古墳のこととなると人が変わるなぎさに、真一は軽い冗談のつもりで「ただの丘じゃん」と言ってしまう。これがなぎさの逆鱗に触れ、真一は彼女の剣幕にトラウマを抱き、なぎさを避けるようになってしまった。


しかし、なぎさの方は真一の言っていたノイズと古墳の関係に興味を持ち始めていた。再び真一と接触したいと思いながらも、控えめな性格が邪魔をしてなかなか行動に移せない。そんな二人を見かねたのが、親友の楓だった。楓は真一に、なぎさに悪意はなかったことを伝え、もう一度会ってほしいと頼み込む。疑心暗鬼ながらも真一は楓の頼みを受け入れ、二人は古墳で再会することになった。 こうして、真一、なぎさ、そして楓の三人は、ノイズの謎を解き明かすために協力し始める。その過程で、彼らはオカルト部から勧誘を受け、入部することになる。だが、オカルト部の兎ノ街が謎の失踪。


真一が兎ノ街の家で、彼女の行方を尋ねた際、PCの画面が目に入った。そこには、小学生時代の兎ノ街の写真や動画など、彼女が人に見られたくないであろうプライベートなデータが保存されていた。今の明るく笑顔を絶やさない兎ノ街とは対照的な、笑っていない幼い兎ノ街の姿。先生と一緒に写っている写真が多かったことも、真一の目に留まった。


兎ノ街のPCでは古墳に関するタブが沢山開かれていた。彼らは、兎ノ街が古墳に向かったと考えて真一となぎさが出会った場所に向かう。


真一たちは古墳に入っていった。古墳は、横穴式である。仕切り石の向こう側は、分からない。だがその日、仕切り石は無かった。前にはなかった部屋が現れて異空間である黄泉(よみ)の国に転移したのだ。真一達はこの奥に兎ノ街が居ると確信し、進む。汝ら、なにゆえに進むか?男の声がした。真一達は黙り込む。すると遣いらしきものが進言する。因果律が動き出していますと。最初の声は国造(くにのみやつこ)の声で古墳に埋葬された者と思われる。

沈黙の後、国造はふっと笑い、御方々が出会われたか。巡り合わせとは、常に不可解でいたずらなものであることよ。とボヤく。


御方々……?真一が聞き返す。


遣いが続ける。

国造たる御方も、この世の全てが因果律の定めに従っています。起きてしまった出来事は因果律に影響を与えます。御方と出会えたのも大きな因果律の思召によるもの。

因果は来るべき時に、干渉し、因果に導かれし者はその時に使命を悟るのです。

あなた方も来る時に自らの使命に導かれることでしょう。



国造は、真一たちを意図的にこの異空間へ招いたようだった。この場所は、過去の出来事を再現したものではなく、国造の意識が具現化した異質な空間である可能性が高い。現代において、土地を守る神のような存在である国造は、古代に自分たちが埋葬される際に儀式に使って破壊されるはずだった、つぼ型土器が誤った形で保存されてこの地域に災いを呼び寄せていることを憂いていた。 国造は真一に試練を与える。それは古墳の周辺に眠っている銅鏡を見つけ出すことだ。加えて真一達が確実に銅鏡を手に入れるように国造は兎ノ街を人質にした。


なお、この銅鏡は後半で壷を破壊したときに邪気を跳ね返すものとして役立つ代物だった。


真一はなぎさの協力のもと銅鏡を発掘し、ついに兎ノ街を奪還することに成功する。

国造は見透かしたような目で不敵な笑みを浮かべてこちらを見るのだった。


黄泉の国から帰還した真一たちだったが、真一となぎさは、知らない誰かの視点での夢を見るようになった。夢は断片的。さらに兎ノ街の様子がどこかおかしい。次第に真一は、国造が兎ノ街に乗り移り、彼女の身体を使って自分にアピールしていることに気づく。国造は身体を借りるために自分の櫛を渡していたのだ。



国造は、退屈しのぎに遊びに来たと告白するが実際は真一たちに協力するためと思われる。そして、兎ノ街の体を借り、理想の女性を演じる国造は、予想外の人気を集め、ファンクラブまで結成される。そのファンクラブの資金は、オカルト部の活動資金として使われることになる。


回想シーンを挿入。誰かが飛び降りるシーン

少女の声でよかったねというセリフ(このセリフは願いを叶えてあげたこととかつての自分の肯定が込められている)

この少女は大鏡に登場する怪異。


場面が変わり、不思議な事件が起きる。学校の不思議第4。踊り場の大鏡。鏡を見て後ろに誰もいないのに見知らぬ少女が写ったとき、目が合えば、その人は願いが叶うが4日後に必ず渡り廊下の屋上から飛び降りて死ぬというもの。ギャルの神坂友恵はこの事件の被害者。その際、友恵が鏡の前にいたと主張している時間の防犯カメラの映像を見ても友恵が写っていないことが分かる。これは西園寺家の工作だが、この時はなぎさたちは霊的な力によるものととらえている。


真一となぎさ、兎ノ街の体を借りている国造は事件の解決に奔走する。考察の過程ではキャラクターたちになぜこの少女はこんなことをするのかを推測させる。そこで語られる内容は、彼女は何かしらの報われない思いを抱いている。だから、願いを叶える。でも、それだと自分の思いが生前に報われなかったことが明確になって惨めでそれは許せないから代償を求める。それが四日後の死であり、その少女は渡り廊下の上から突き落とされたのが死因だから、いつも飛び降りる場所が同じなのだと。


また、国造からこの学校で怪異現象が起きる理由を改めて説明される。それは3つの巨大な壷型土器が災いの原因でそれの破壊が必須という内容だった。また、壷にたまった邪気が、人々のネガティブな感情に作用して怪異を生んでいることが明かされる。この事件では友恵は例にもれず飛び降りる。幸い骨折はしたが死ななかった。彼女の服には国造の櫛が入っていて飛び降りた時、国造と入れ替わっていたのだ。なお櫛が入っていることは読者には知らせずひやひやさせたい。設定として国造は既にこの世の人では無いので死なない。だが体は友恵なので怪我をして入院した。入院中は友恵が可愛そうなので国造は友恵のままでいることにした。よってしばらく国造は退場する。

事件解決後、真一たちは国造のお見舞いに行った。場面が変わる。

真一の心は、いつの間にかなぎさへと向かっていた。的確なアドバイスをくれる、頼れるなぎさの存在を真一は再認識し、彼女に惹かれ始めていた。 週末になるとなぎさと真一は2人で古墳デートをする。少し遠くの古墳を見に行ったり、博物館に行ったりした。


ここで国造と遣いだけでなされた会話の回想を挿入する。

国造は真一となぎさの正体を見抜いて、日本書紀では一方が死んだあと仲違いによる悲しい別れをした2人(イザナギとイザナミは国造の遠い先祖にあたる)をやり直させたいと思ったというのが一点。同時にこの土地に眠る壺形土器が長年悪さをして妖怪の発生源になっているが、因果律が動き出した今、解決出来る因果の導きを感じたのがもう一点。そのために邪気のこもった土器を破壊しなければならないが、その際邪気を払うものとして銅鏡が必要というもの。


場面が変わる。かつて兎ノ街のプライベートな写真を見てしまったことは前述の通りだが、真一はその後も普段と変わらず兎ノ街に接した。兎ノ街は、写真や動画のタブが開いたままになっていたことから、真一が自分の過去に触れてしまったことに気づいていた。それでも、真一が拒絶するような態度を取らなかったことに、兎ノ街は安堵し、好意を抱くようになる。また、真一のどこか抜けている一面に、自分と共通するものを感じ、親近感を覚えた。



そしてまた事件が起きる。学校には、八番目の不思議、ジェイソン・ハンサムの伝説があった。かつていじめられ、男子でありながら誤って女子トイレで自殺したジェイソンは、トイレの花子さんと犬猿の仲だが、ジェイソンは花子さんを娶りたいという奇妙な伝説も存在する。ピンチに陥るとジェイソンは「Why Japanese people!」と叫ぶらしい。ジェイソンと花子さんが不仲なのは、ジェイソンの人気が花子さんを上回ってしまったからだとか。


国造が去った後、兎ノ街のクラス内での人気はやや低下していた。以前から妬まれていたこともあり、兎ノ街について「尻軽女」という噂が流れる。覚悟を決めた真一がいじめっ子に注意しようとするが、いじめっ子たちはジェイソンに連れ去られていた。さらに、なぎさまでもがジェイソンに連れ去られ、オカルト部で捜索が始まった。


ジェイソンはいじめられっ子だった過去から、兎ノ街を救いたかったのだ。いじめられっ子の兎ノ街と、彼女が好意を寄せる真一を結びつけようとしたことが判明する。ジェイソンは、兎ノ街と真一が付き合わないことに腹を立てていたのだ。しかし、ジェイソンはなぎさを殺してはいなかった。真一は兎ノ街のいじめの件を誰から聞いたのかと問い詰めた。すると彼は真夜中に男二人が扉の前で話しているのが聞こえたのだという。これは変だ。そもそも男二人が女子トイレの前で会話をする状況が不可解だ。活動記録を調べたが、その日の夜オカルト部の活動をしていたメンバーは女子生徒のみだった。そして学校の廊下にある防犯カメラを確認したが、前の事件と同じようにそういった人物は確認できなかった。なぎさの救出に成功したものの事件は謎をはらんだまま保留となり、文化祭の準備が再開される。 回復した友恵が入部を決意し、真一たちは新たな後輩を迎えた。

国造は、兎ノ街の体を彼女自身に戻すため、自らの魂の器として埴輪を作り出した。兎ノ街は埴輪姿の国造を初めて見たとき、それが国造だとは気づかず、「可愛いー」と抱きしめてしまったというエピソードを挿入。国造だと気づいた後は、流石に追いかけ回したらしい。また、その後も、現代が楽しくなった国造は、時折埴輪の姿で現れ、オカルト部の活動に遊び半分で参加している。


文化祭が迫っていた。

文化祭の出し物に悩む真一は、兎ノ街が自身の話に興味を持って耳を傾けてくれること、そして彼女自身の過去について語ってくれることに、これまでとは違う興味を抱き始める。また、兎ノ街に不思議な夢を見ている話もする。兎ノ街は真一のために手作りの弁当を分けてくれたり、時には作ってくれたりした。また、趣味がお菓子作りなので差し入れとしてお菓子を作って持ってくることもあった。ジェイソンに言われた言葉も気になり、自分は本当に兎ノ街のことを見ていたのだろうかと自問自答する。そして、兎ノ街の好意を無下にするのは不誠実ではないかと思い始める。しかし、この時の真一は、なぎさが自分に好意を寄せていることにまだ気づいていない。


なぎさは、当初こそ真一と兎ノ街の関係を応援すると言っていたものの、日増しに真一を避け、部活動にも顔を出さなくなっていた。実は、なぎさの母が西園寺家に嫁ぐことになり、なぎさは転校せざるを得ない状況に追い込まれていたのだ。たとえ真一と付き合ったとしても、長くは一緒にいられない。なぎさはそう考えて、せめて兎ノ街との関係を邪魔しないようにと、身を引こうとしていたのだ。そんなとき、真一は楓から西園寺響香という人物がなぎさの腹違いの妹になることを知らされる。


なぎさの母はシングルマザーで、幼い頃に夫と死別していた。なぎさは、母に迷惑をかけないようにと、自分の気持ちを表に出さずに育ってきた。なぎさが古墳という一人で完結する趣味を持つようになったきっかけもそれが関係しているのかもしれない。今回の行動も、そんな彼女の性格を表していた。母が再婚を決意したのは、金銭的な理由からだった。これまで裕福な生活をさせてあげられなかった娘に、少しでも良い教育と生活環境を与えたい。母親はそう考え、西園寺家からの縁談を受け入れたのだ。しかし、この縁談には裏があり、西園寺家の陰謀が深く関わっていた。それは、後の事件へと繋がる大きな伏線となる。


この頃、真一は変な夢を見ていた

後ろからそっと抱きつかれ、背中から胃の方に温もりが伝わってくるのを感じる。そして耳元でお願い…と少女がささやく。

この時、リアルではなぎさに変わった様子は見られない。


2回目も同様に抱きつかれ今度はたすけて…とささやかれる。なおこの時、リアルではなぎさは真一を避けている。真一はこの少女がなぎさであると気づき始める。


3回目は抱きつかれて、耳元でごめんね…ありがとう…さよならと言って消える夢。この時になるとなぎさは行方不明。


親友の楓は、なぎさの本心を聞き出す。貧しいながらも楽しかった過去、そして真一への秘めた想い。楓の後押しを受け、なぎさは意を決して母親に自分の気持ちを伝える。その結果、母親は考え直し、縁談は破談。ただ、西園寺家の父は別れ際にこう言った。また会いましょうと。この言葉は少し引っかかるものがあったが、なぎさは転校せずに済み、文化祭の準備にも関わるようになる。文化祭では主人公がチョコバナナをヒロインたちと協力して作る和やかなシーンがある。

準備中に兎ノ街が手がふさがってるからと真一にチョコバナナのあーんをねだって、それを見ていた、なぎさがムッとするシーンもあり、文化祭の兎ノ街、なぎさ、主人公の楽しい感じを丁寧に描いて恋愛要素を盛り込む。準備中に二人の手が重なってしまい甘酸っぱい思いをするシーンとかもいいと思う。


様々な困難を乗り越え、文化祭は無事に幕を閉じた。しかし、なぎさは、この一連の出来事を通して、真一と兎ノ街の関係がより深まったように感じていた。事件に巻き込んでしまったという負い目もあり、なぎさはまだ自分の気持ちを真一に伝えることができずにいた。それどころか、自分には伝える資格がないとさえ感じていた。今のオカルト部の関係が壊れてしまうことを恐れてもいた。兎ノ街は、なぎさにとって数少ない友人の一人であり、気兼ねなく接することができ、古墳という趣味を理解してくれる、大切な友人だったからだ。

だが、普段は立ち入れない古墳が期間限定で入れることを知ったなぎさは真一を誘う。

真一は彼女が古墳にまっすぐな様子に改めて惹かれ、そして自分自身も古墳を通して過去の人たちがどのように暮らしていたのかについても興味を持つようになっていた。また、なぎさは古墳に関しては博識だが、食べ物をこぼしたりする不器用なところもあり、かわいいなと思い始める。真一はこの前の縁談の件についても聞き、彼女の過去を知る。貧しい家庭で父親もいないのに、古墳について語るなぎさは生き生きしていて、真一は自分になかったものを見つけた気がした。

学校には新たな怪異、九番目の不思議が現れる。前髪ぱっつんのボブカットで、虚ろなタレ目の女の子の妖怪。彼女は昼間ういという名前の生きた女子生徒でありながら、夜遅くに人の家を訪ね、「入ってもいいですか?」と必ず尋ねる。招き入れると、深みのある笑みを浮かべ「いただきます」と呟き、何かを捕食するという。彼女が襲った場所には、血痕も遺体も残らず、ただ物が散乱しているだけ。監視カメラにもその姿は記録されない。9番目の怪異については、ういの視点から日常パートが始まり妖怪になるまでのネガティブな感情(食堂の食べ残しや食べ物で遊ぶ人たちを見て)を描く。それにより読者につぼ型土器にたまった邪気が人の思いに作用して怪異となる設定を印象付ける。


ういは妖怪でありながら人間である。ういの物語的な役割はいかに人間が怪異になるかを描くことと、もう人間には戻れないジェイソンや鏡の怪異との対比にある。ジェイソンや鏡の少女は既に怪異になってから長いため戻れないが、ういは比較的早くに制圧できたため事件解決後は人間に戻る。



西園寺家は防犯カメラのチップ製造大手であり、映像を遠隔操作することが可能だった。警察は未解決事件として捜査を開始するが、オカルト部は独自のネットワークを駆使し、妖怪の正体が食堂の食べ残しから生まれた念に取り憑かれた生徒、ういであることを突き止める。調査の際、なぎさと真一の二人で昼食をとるシーンもある。真一はなぎさのお弁当の具がみじめだからと分けてあげる。なぎさと真一はさらに関係を深める。ただ、ここでオカルト部のお札銃に使われるお札の供給が不足していることが判明する。もちろんこれは西園寺家の工作だが、怪しいと思った真一たちは精鋭たちに交じって夜の張り込みをすることになった。


張り込みの最中、主人公たちは妖怪に襲われる。逃げ惑う中で、真一は思わず叫ぶ。「なんでこんなに妖怪ばっかり出るんだ!転校だ、転校!」すると、なぎさは珍しく語気を強めて言い返す。「ダメ!近くに古墳がないとおちつかないの!」そんななぎさに、真一は思わずツッコミを入れる。「じゃかましーーー!!」

この時、学校を後にする黒い車を兎ノ街が目撃。

なぎさが確認し、西園寺家の関与が示唆される。


大鏡の少女を利用してういを人間になりたい欲を叶え、四日後の死を何とか阻止する作戦に出る。国造はもう肩代わりで死ぬのは痛いからいやだという。真一たちは困るが、友恵がバンジージャンプのアイディアを思いつく。宙吊りになった時スカートが逆さまになってパンツが見えそうになるのを、乗り移った少女が隠す様子で元々の女の子らしさが出る。下ろして欲しかったらういを解放しろとも言える。そして事件は解決。九番目の不思議に取り憑かれていたういは、その後オカルト部に入部。ギャルだが面倒見の良い友恵とういは命の恩人という形で結びつき、二人はすぐに打ち解ける。友恵はういに痛い思いをさせずに救えたことを嬉しく思っている。


真一たちは友恵やういの歓迎会を企画する。兎ノ街は友恵や親友部員のういにプレゼントする服を買ったり、スイーツを作る材料を調達するという体で真一となぎさを連れ出す。真一は、後輩に服を買ってあげる彼女の優しさを見て彼女の良さを再認識する。帰り道でなぎさと別れた後、兎ノ街は今から一緒にお菓子を作らない?買った材料でちゃんとできるか確かめたいし、と誘う。真一は明日でもいいじゃない?というが兎ノ街はごめん。明日は用事があるのを思い出しちゃった……と言う。結局兎ノ街の家でお菓子作りが始まった。帰り際兎ノ街はこれも作ろうと思ってるんだけど味見してくれないかなと言い、冷蔵庫から箱に入ったお菓子を手渡した。おそらく、真一に食べてほしいから作っておいたのだろう。中身はカヌレ。

学校で調理室を借りてお菓子を作り、スイーツの準備をした。なぎさはスイーツを作ったことはないため下手だが、真一が教える。兎ノ街はそれを見て自分もわざと失敗するが、真一は冷ややかな目で見るシーンがある。歓迎会は成功する。



後日、なぎさは兎ノ街に不思議な夢の話をする。

兎ノ街は真一が過去に似た話をしていたことを思い出し、因果はなぎさと真一の縁を選んだことを悟る。兎ノ街は、涙をこらえ、なぎさと真一の恋愛を応援しようとするが、いつもの明るさは影を潜め、珍しく悲しみを露わにする。兎ノ街は家に帰り、人知れず涙を流し、溜まっていた感情を吐き出した。後輩の友恵は、そんな兎ノ街を励ました。


事態は動き始める。

これまでの事件を振り返り、なぎさはとある事実に気づく。この地区の不思議はマッピングすると古墳の壁面に書いてあったB型直弧文の線上で起きていると。 そして、直弧文にある二つの直線の交点上につぼ型土器が埋もれているという仮説を立てる。


さらに直弧文には連接する方向が決まっており、学校全体の事件発生地は連接させたB型直弧文と一致したので同様に✕印の中心につぼ型土器が存在する。そして、さらに連接させて同様に考えると、3つ目のつぼ型土器の場所が分かった。だが、この仮説を発表する場に、兎ノ街は参加しなかった。


真一は兎ノ街を連れ出す。真一は友恵から、兎ノ街の様子を聞いていた。

真一たちはショッピングをしたり、一緒にご飯を食べたりした。


別れ際、兎ノ街は真一の方に向かってはにかみ、私、応援してるからと言った。


嘘だ、真一は突っかかった。いつもの君はそんな笑い方じゃない。

兎ノ街の顔は引きつった様子で涙を流していた。


ひどいよ、真一君。分かっててそんなこと言わせるなんて残酷だよ。

そうだな。幾分幻滅した?と真一。

本当に最低だよ。兎ノ街は泣きながら答える。

嘘だ。もうどれくらいの付き合いだと思ってるんだ?

それくらいわかるよ。


嘘じゃない!

いや、嘘だ!

嘘じゃない!!

自分をだますのはもう終わりにしよう。


嘘じゃない!嘘じゃない!嘘じゃない!大嫌い!!!!!

嘘じゃない嘘じゃない嘘じゃ……ない、嘘じゃ……

兎ノ街は声を張り上げた。そしてその声はやがて尻すぼみになり、まるで抱え続けた嘘で押しつぶされそうな自分を必死で説得しているかのように見えた。


真一は畳みかける

そうしてつき続けた嘘は後悔にしかならない。後悔は嘘を大きくする。君にはもうそうなってほしくないんだよ!


真一のバカ!!ゲス!!人でなし!!大嫌い!!!

こぶしを握り締め、兎ノ街は真一の胸を何度もたたく。


今、超えなきゃ君は一生後悔する。そしてこれからもたくさんの嘘をついて自分を苦しめ続けるんだ。もうそんなの僕らで終わりにしよう。でないと、僕らの日々はまた枷になる。


大大大嫌い大嫌いだよ……。でも……でも……でも……


永遠にも近い沈黙が流れる。

でも、私は真一が好きだった…。大好きだった。大大大好きだったよ!!!!!!!!!


兎ノ街は大声で泣きながらその場に膝から崩れてしまった。

真一は優しく受け止める。

やっと言えたね。君はすごい、すごいよ。ほんとに尊敬する大切な友達。

だからごめんなさい。ほんとに今までごめんなさい。さっきもこれからのことも……。

真一も静かに泣いていた。



数日がたち、兎ノ街は再びオカルト部の活動に戻ってきた。

そして、真一たちは1つ目のつぼを掘り当てて破壊し、なぎさの仮説が正しいことが確認できた。

破壊の際は国造による最初の試練の時に得た銅鏡を持っていたので壷から出る邪気を反射して、真一たちは身を守った。


これまでの事件に不可解な事があった点で真一達は西園寺家が裏で動いている可能性を薄々感じていた。そこで響香に協力を仰ぎ、父の悪巧みを暴こうとする。


響香は父のことを怪しいと思っていたため、進んで協力してくれた。

真一達は響香の協力で父のポケットに国造の櫛を忍ばせていれかわれるようにし、国造が情報を探れるようにする計画を実行する。

西園寺家は妖怪を兵器にする研究を進めており、海外のファンドから多額の資金を得ていたのだ。国造は父の魂が臭いと言い出した。良からぬ企みをしているものは臭いらしい。ここはややコミカルなシーン。

計画は成功したが、響香はバレて父に捕まり、痛めつけられて白状する。


さらに父は、カメラを通して真一たちの不可解な行動を確認し、一連の流れで直感的に自分の活動が妨害されると思い、なぎさを抹殺する計画を思いつく。

父がどう落とし前をつけるんやと言い、響香に友恵やういとの約束を取り付けさせ、なぎさを誘い出させる。

響香と友恵は、陸上競技を通じて知り合った友人同士だった。響香は友恵と久しぶりに会う約束をするが、それは父の知るところとなる。父は響香を利用して友恵とういを呼び出し、捕獲する。そして、なぎさの元にメッセージが届く。「仲間を助けたければ、一人で来い。さもなければ、人間に戻れなくしてやる」と。

西園寺がういを妖怪にするため暴行する。

ういはダメッ!友恵さんの優しさやみんなのことを知ってるから…と耐える。(ここで、ういの内面を描く。)

西園寺がさらに痛めつける

うい気絶

親友のういを傷つけられて友恵激怒。私、もう我慢できないよ……!!!みんな……ごmんね……

友恵の妖怪化が始まる(その姿は形容しがたく、やり場のない感情を表しているかのようだった。)

妖怪化の途中で西園寺は札を貼り、妖怪化を一時停止させ友恵は半分妖怪となる。この時、友恵は痛みは感じるが死なない。西園寺は思う存分いたぶる。友恵に理性を失わせてより強い妖怪にするため。チェーンソーで痛めつける。

響香が通報(父にばれて監禁される)


なぎさが突入

なぎさも捕まり、拷問され気絶

絶望の中で覚醒し、神意解放(いざなみの記憶)

制圧したが力尽き気絶


警察突入




残された部員たちは全員で、なぎさのノートを頼りに残った2つの巨大な邪気の宿ったつぼ型の土器を掘り起こして破壊し(底部穿孔壷型土器に由来)、円筒埴輪を並べて神聖な区域を作り、土鈴を鳴らして神を呼びこむよう試みる。これらの儀式が完了することで、妖怪は出現しなくなり、学校の不思議も全て解決へと向かう。


ほどなくして真一がすべての壷を破壊し、友恵も元に戻る。


警察の突入により、なぎさ、友恵、ういは無事救出された。響香は、父の行動を全く知らなかったため、大きなショックを受けていた。響香は捜査に全面的に協力し、彼女の端末から父の犯罪を裏付ける決定的な証拠が見つかった。もちろん霊的な現象の立証はできなかったが、計画的に友恵を誘拐したことが明らかになり、逮捕された。西園寺財閥は解体され、悪の根源は断たれた。


数々の事件を乗り越え、楓の後押しもあり、なぎさはついに真一に気持ちを伝えようと決意する。楓はなぎさの背中を力強く押し、涙ながらに「自分の気持ちを伝えることは大切だ」と諭す。「ダメかもしれないけど、言ってスッキリしなよ。もし抱えきれなくなったら、私に全部ぶちまけて。何時間でも付き合うから。大切な人が頑張ってるんだから、話してくれなきゃ私、怒るから。」と。


でもどうしても一歩が出せない。

そんなとき、真一から今日会えないか?と連絡が来る 。


真一には、幼い頃に交通事故で亡くした姉がいた。形見のポータブルプレイヤーは、姉の存在をいつも身近に感じさせてくれる大切なものだった。姉を知りたくて、聴いていたがそれはやがて姉が聴いていた音楽をもっと良い音で聴きたいという欲求に代わり、真一はオーディオの世界にのめり込んだ。姉は高校三年の夏に亡くなった。真一はまだ小学二年生だった。姉の記憶は曖昧だが、大切な存在を失った喪失感だけは深く心に刻まれていた。


兎ノ街に惹かれたのは、彼女が当たり前に両親のいる家庭で育ち、天真爛漫でありながら、後輩の面倒見が良いお姉さん気質なところに、癒しを求めていたからかもしれない。しかし、なぎさは姉の死に囚われ、過去に縛られていた真一が前を向くきっかけになり、未来へ進む勇気を与えてくれた。それが、真一の心を決めた決定的な理由だった。


真一となぎさは古墳の前で待ち合わせをする。真一はなぎさに告白するが、なぎさは複雑な気持ちでいた。心の奥で兎ノ街に申し訳なく思っていた。そして涙目で1度断る。ごめんなさい…私…今まで振り回して満更でもない様子で、優柔不断で……。だから……私はあなたと一緒になれない


真一が追いかけて呼び止める。 だからってなんだよ。 待ってくれ、俺はそんな風に思っちゃいない。お前は、俺たちとの日々をそんな風にしか思ってなかったのか?


違うわ!なんで分からないの!となぎさが返す。 顔はくしゃくしゃで目からは抑えられない涙が溢れて出ている。


これじゃ私は……まるで…… ずっと引っ込んでたのに、美味しいところだけ持ってく最低の女じゃない! 気づいてるでしょ?兎ノ街さんにあんな顔させたくない!そんな結末はみたくないの!!となぎさ。


違う!そうじゃないよ!


僕を過去から引き上げて、前を向けるよう隣にいて支えてくれたのは君だ! 僕の人生を変えたのは君だ。だから、君にはその権利がある。


そんなの兎ノ街さんも同じじゃない!私みたいにこんな無愛想で根暗で、意味のわからないものにのめり込んで、こんな変なやつまた、きっと迷惑かける!だから貴方にふさわしいはずが無いわ。となぎさが答える。


そうさ、君は変だよ!それは否定しない!でも僕はそんな君を肯定する。周りがどう思おうが関係ない。古墳にハマって何が悪い。直弧文とか出土品とか最高にロマンじゃねえか。

なのに僕は、そんな世界をちっとも知らなかった。


どうしてわからないの?なぎさは泣きながら言う

これは神話のやり直し

私はイザナミなんだよ

私たちは因果律の操り人形

でも私は、負けたくない、そんなものに私の思いを思い通りにさせたくない

私の思いは私だけのものなんだから!



すまない。と真一


否定してよ……。かみしめるようになぎさが言う。


確かにそうだ。

神話だとイザナミを亡くして悲しみにさいなまれたイザナギが黄泉の国の君に会いに行く。そしてイザナミの変わり果てた姿に恐怖して、縁を切り逃げ帰る話だ。


真一は続ける。

僕らはあの日導かれるように古墳で出会った。あの古墳は横穴式で仕切り石がある。

仕切り石の向こうは埋葬者の場所、つまり黄泉の国。

僕らが夢を見るのもそうだ。きっとあのとき因果が動き出したんだ。


でも、だからって因果の思い通りになることは、自分の思いを否定することじゃない。

この思いを因果律のせいだからって切り捨てたら、それは因果律を気にしてるとも思えないか?僕らの心は自由であるべきだ。なんでそんなもの気にしなきゃいけないんだ。


因果律なんて上等だ。

僕は真一だ!!

これはやり直しじゃない。

この思いは僕のもの!

たとえ因果律の思う壷でも、その先に見出す物までは奪わせない。


イザナギはイザナミを見捨てたが僕は違う!!


だから僕も黄泉の国の食べ物を食べた。そしてクセになっちゃったんだ。笑えるだろ?君の足りないところでさえ可愛いし、愛おしいし、そこを補うのでさえ僕は楽しい。どんな時もなぎさじゃないとダメなんだよ…。どんななぎさだって良い。ずっとそばにいさせてくれよ。今も昔も振り回してるのはいつも僕だ。君を苦しませてしまったのも僕だ。君が悲しむのも見た。本当にすまなかった……。君は何も悪くないよ。本当に身勝手でごめん。都合が良いのは重々承知の上だ……だけど、こんな哀れな僕に償いの機会をくれてはやれないか?


刹那の時間が流れる。 なぎさは躊躇ったが、止められなかった。感情が堰を切ったように溢れ出す。 全部分かったよ。私がバカだった。真一が好き。真一が大好き!!私ずっと嘘ついてた。言えなかった。本当は真一とずっと一緒にいたい。これまでも辛かった。痛かったよ。でも楽しかったの。なぎさが泣きながら抱きつく。


ありがとう。でも、さっきのちょっとキモかったわ

なぎさは前よりちょっと自分に素直になれた。


こうして2人は結ばれる。真一は改めて自分が本当に大切なものを選択したのだと 知覚する。


物語は卒業式で幕を閉じる。主人公は、空を見上げ、亡き姉に心の中で語りかける。「お姉ちゃんの年まで、生きたよ」。姉は死んでからも僕を成長させてくれたんだ。僕が成長できたのも大切な人達に出会えたのもきっと……。あのノイズはきっと姉の願いだったんだ。姉ちゃん、ありがとう……。これからもずっと見ててね。姉ちゃんの分まで強く生きるから。


卒業式後の校庭で、真一となぎさは、未来へと歩き出す兎ノ街を見送る。真一は、兎ノ街を振り回してしまったことへの罪悪感を口にするが、兎ノ街は気にしていない様子で、希望に満ちた表情で未来を見つめている。「私、夢が出来たの。パティシエになる!」と、かつての天然で明るい面影を残しつつも、凛々しさを増した横顔で語る。兎ノ街の力強い背中を見送りながら、真一は呟く。「兎ノ街、頑張れよ…」。


隣で聞いていたなぎさが、「兎ノちゃん、かっこいいよ」と優しく微笑む。真一は少し照れながら、頭をもじもじして答える。「ほんと、僕は未熟だったよ…」と。なぎさは、少しいじけるように冗談めかして言う。「こんな日に、他の女の子の話をするなんて最低よ。きっとあの国造だって、そんなことしないわ」。真一は慌てて弁解する。「友達として、好きって意味だよ。性格曲がってるよ」。その様子を、物陰から埴輪姿の国造が涙を流しながら見守っていた。「言ってくれるのぅ…ズビズビ」。完




自分用追加メモ

まず銅鏡を見つけるようにしたのは壺を破壊する時に邪気を跳ね返さないと破壊した人も妖怪化するから。国造はそれをわかっている。だから、真一達にまず最初に見つけさせた。


国造は口では遊びに来たとか言ってるけど、なぜそんな偉い人が真一達に関わったり近づいたり協力したりするのかについて。国造は最初に真一となぎさを見た時にあの御方々が出会われたかと言っている。不敵な笑みを浮かべてという描写もあった。国造はもうこの時にイザナミとイザナギの生まれ変わりだと気づいている。イザナミとイザナギは神だから国造の先祖に当たる。だから近づきたいし、この2人に上手くいって欲しいと思ってる。加えてこの2人が出会うというビッグイベントが、起こったということはこの街の妖怪発生問題も一気に片付く潮目かもしれないと直感した。また遣いが言ったこともこの考えを補強している。起きた出来後は因果律に影響を与えると。


なぜなぎさ達を使って解決しようとするのかについて。

国造1人じゃ無理だからで、彼は体もないし、何より最初に真一達が古墳に入らなければ入れ替わりに必要な櫛も渡せず何も変わっていない可能性がある。第一、国造は真一となぎさがイザナギとイザナミの生まれ変わりだったから協力したかったと思う。もしかしたら国造が目覚めたのもなぎさと真一が出会っちゃったから因果律が動いたことが原因かもしれない。壺が妖怪の原因になるという点について。

そこにいる人がもつネガティブな感情に作用して増幅し、妖怪になる。ういの視点から妖怪になるまでの心の動きを描くことで心情的にも、ういの視点から見ればリンクする。


兎ノ街の失恋後の成長について。

詳しく書くんじゃなくてぼやかすことで読者が上手く行きそうだなって想像する余韻を残ししたい。


西園寺家の行いについて。

怪異現象によって人が死んでて証拠も残らないから、それを利用しようとする人間がいてもおかしくはない。西園寺家はそれに該当する。だから、兵器にしたくてカメラをつかって研究をしている。でもなぎさが壺を1個破壊するまでは、エネルギーを増幅して妖怪化する決定打となるのが壺だとは知らない。


学校の怪奇現象について。

学校の怪奇現象はつぼを解決したら全て解決する。


真一達が夢を見るようになった理由。

なぎさと出会いさらには古墳の中の黄泉の国からでてきたから。つまりこれは日本書紀に出てくる黄泉の国の物語の続きである。原作ではイザナギはイザナミが死んで黄泉の国に行ったのを悲しんで会いに行く。しかし黄泉の国でイザナミの変わり果てた姿を見てしまい恐れおののき、逃げ出してイザナミは黄泉の国に残る。なぎさをイザナミ、真一をイザナギだとすると古墳の仕切り石の奥から出てきた時に、その神話の別ルートが始まったことになり、やり直しになる。だから因果律が大きく動いてイザナギとイザナミの思考が入ってきて夢を見る。


因果について。

あらゆるものは因果の上でしか成立せず、因果が導いている。波の上の小舟みたいなもの。どれだけあーしようこーしようと思っても必ず何かしら影響は受ける大波のようなもの、それが因果である。

因果は誰もが影響を受けるもの。その中でどうキャラクター達が解釈していくのかは変えられる。真一が最後の告白シーンで僕は真一だと言ったのはこの意味が強い。


最後の真一の告白シーンで真一は黄泉の国の食べ物を食べたと言っています。これは比喩であり、なぎさと一緒に古墳にハマってしまったことを意味します。


響香は父が逮捕されるのは因果律によるが、父が逮捕された点を嘆くのか、逮捕されたことで友恵たちと楽しい日々を過ごすことに価値を見出すのかで、このプロットのテーマである「因果による結果は変えられなくてもどう受け止めてその先に何を見出すかは因果律には奪えない」に繋がっている。


兎ノ街がパティシエになろうとするのもテーマに、沿っている。真一とは結ばれなかったという因果を受け止めて自分の成長に変えている。


因果律は夢を見せたりしてなぎさと引っ付けようとお膳立てしてくる。

でも、そこで知ったなぎさの良さは本物なんだ。そこでいいと思えたのは、なぎさが持ってるものが本物だったから。

これは因果律による結果ではなく、その先に何を見出すのが大事かというテーマにも沿っていると思った。


(反省点)

兎ノ街にもっと好意をアピールさせたいなと思った。 なぜなら、最初に因果は避けようがなくこの世の存在は大波の小舟のようなものと明らかになっており、加えて真一となぎさがイザナギとイザナミの生まれ変わりという情報も早期に出ている。ということは真一となぎさが結ばれる因果の伏線となっているので、いかにして兎ノ街はその因果に抗うのか、無事に結ばれるのかを強調するともっと面白くなるかなと思った。



最後まで見てくれてありがとう!




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