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好感度MAXになったオニヒメ様

なんだかんだあって我が家に住み着いた鬼の姫、オニヒメ様… 初めの頃は、部屋に籠もりっきりで、ろくに会話もしてくれなかったが、人間界のある事ない事を毎日献身的に色々と教えていく内に少しずつ少しずつ話しをするようになり、部屋から出て食事も一緒に食べるようになった、彼女の笑顔を見る日も多くなった…。 そして、ある日… いつもの様に彼女の部屋の前で座り込み、ある事ない事を一通り話終えて、自室に戻ろうと立ち上がろうとした時…彼女の部屋の扉が少し開いた。 「ぁ…あの…よろしければ…」 少しだけ開いた扉から顔を半分だけ覗かせて、 白い肌をほんのりと高揚させながら、オニヒメ様が伏目がちに話しかけてきた。 「ぁ…の…わたくしの部屋で…もう少しだけ…ぉ…お話…など…しませんか?…も、もっとお話聞きたい…ですっ!…」 耳の先まで真っ赤に染めて、初めて彼女から話しかけてきた。 「お、おう…!」 今まで返したことのない返事の仕方で彼女に返事を返してしまった… ガチャ… 「お、おじゃましま~すって、もともとこの部屋俺の部屋だった…あ、あはは…」 久方振りに入った自室は自分が使っていた時よりも綺麗になっていた。彼女が綺麗に掃除整頓してくれたのだろう。 「綺麗に使ってくれ…てっ!?」 テーブルの上の物に目線が釘付けになる。 そこには俺の秘蔵の薄い本達が山積みに積まれていた。 「こ、これ…俺の…」 「…はい…部屋を掃除整頓していた時に、ベットの下で…」 「…なるほど」 「本棚の本は全て読んでしまって、読むものがなくなっていた時に…ベットの下で見つけまして…」 「こ、これはね…オニヒメ様…えっと…全部読んだ…の?」 「ぇと…はい!読みました!…以前、話してくれた、人間界での好意をもった方との接し方、感謝の示し方に関する本ですよね!何回も読んで勉強しました…!」 その声は少し張りがあり、少し誇らしそうだった。 「なるほど……」 「そ、それで…今日は…いつもお世話になっているので…日頃の感謝を…」 「なるほど………」 「…ベットの方へ来て頂けますか?」 「…ぉ、おう」 ベットは綺麗に整えられていて、「YES♡」とプリントされた枕が置いてあった。 「なるほど…………」 この状況に覚えがある… 俺の秘蔵の薄い本「角っ娘いちゃラブ甘々日和」の内容と酷似している。お気に入りのとてもお世話になっている一冊だ… ・ ・ ・ 「準備…できました…ど、どうぞ…♡」 ベットの上には、何も身に付けていないオニヒメ様が「YES♡」とプリントされた枕を頭に敷いて横になってこちらを見ていた… 「あの…わたくしも初めてなので…ちゃんとできるかわかりませんが…♡」 「なるほど………」 「あの…いつもありがとうございます…♡」 俺の「角っ娘いちゃラブ甘々日和」が始まった。

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