腹パンアイドル爆誕...!? ツンデレ・妹などフロアスタッフの様々な「属性」が楽しめる喫茶店「スティーレ」 今週はスポーツの秋にちなんだスポーツコスプレイベントの初日だった。 お客も帰り、後片付けも一通り済んだ頃。 カフェのスタッフ同士の他愛のない会話。 可愛いアイドルになるのが夢の僕っ子属性店員、神崎ひでりが いつものように要らぬ一言を口走る。 それに対してお姉さん属性権限で鉄拳制裁(腹パン)を加えようとする美雨。 しかし、ひでりのすぐ隣に居た秋月 紅葉に先を越され、ひでりは軽く頭を小突かれその場が収まってしまう。 (今日も腹パンのタイミングを逃しちゃった…) 精巧な人形のように整った顔立ち、陶磁器を思わせるような白く透き通るような肌。華奢なようでしっかりと弾力のある腹筋。 あぁ、彼のあの顔を苦悶の表情に変え呻く声を聴きたい。 そして、思う存分腹筋を弄びたい。 このところ彼に触れる機会を逃し続け、独占欲に駆られた美雨の心に黒い加虐心が芽生え始めていた。 そんなとき、今日のイベントで使用していたボクシンググローブが目に留まる。 そのグローブは今日、桜ノ宮 苺香が嵌めていた真っ赤なボクシンググローブ。 イベント限定メニューを注文すると、ボクシンググローブを嵌めた苺香とチェキ撮影か、ドSな言葉を浴びせられながらご褒美(けっこう強めのパンチ)を貰うかを選択できる。 苺香目当てで来店していた客は皆、迷うことなくご褒美を選択し腫れ晴れとした顔で帰っていった。 (これだッ!) 美雨は自分の持ち歩いているスケッチブックを何処からともなく取り出し、鉛筆を走らせる。 店のロッカールームにはフロアメンバーのイメージカラーに合わせた予備のグローブもあったことを思い出し、ニヤケ顔が止まらない美雨。 描き終えたスケッチブックにはお店の衣装に似たひでりのボクサーコスチュームのデッサンが詳細に記されていた。 「今日のところはおあずけだけど明日からは私のお人形(サンドバッグ)さんになってもらいますからね...♪」 はたして、ひでりの運命やいかに。