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サンプル③【新春けもケット10】

こんにちはこんばんは、ぱぱを🐼🐾です。


サンプル紹介3人目! 今回のお話で挿絵を描いてくださったのはinkさん(@ink0000)です!


ink先生はとてつもないほど癖の業が凄まじい方なので、今回めっちゃ気合い入れて描いていただきました。……私も気合いを入れました。はい、安定しておいし……塩味濃いめな作品の出来上がりです。これはいかん、濃すぎて吐き出す人が続出するやもしれぬ……。風呂にあんまし入らないタイプの山賊熊おっさんが出てくる話なので、そういうのが好きな人はと〜〜っても楽しめると思います。


実はこの熊絵、どこかで見たような……?と思う方もいらっしゃるかも。その辺の裏話は一番下の挿絵チラ見せ部分のところに書いておきますね🐼


ではでは、今回も楽しんでいってください。サンプル投稿ばっかりで退屈してしまっている人もいるでしょうなので、そのうち500円プランでも何かオカズを投稿します〜〜〜。お待ちくださいね!(といってもいつもの味のヤツしか上がってこない)。




※以下、サンプル本編。

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タイトル:山賊のナワバリ

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 それは、職場のお偉いさんから聞いた話だった。


 なんでもその山は一部の魚釣りマニアで有名となるほど自然豊かで、まだ人間が手をつけていないような場所もいくつもあるそうだ。それでいて山のふもとにある集落では落ち着いた田舎町のような雰囲気が漂っており、何より最近は宿泊施設も充実しているとのこと。昔ここで少数の人間や獣人が住んでいた家たちを、誰かオーナーが買い取って内装を宿泊施設風に変えたという話もあるそうだった。


 ホテルのような高さのある建物はないものの、少し年季の入った一軒家を丸ごと借りられるらしい。しかも料金もかなり控えめで――というのはおそらく食事がついていないからだと思うのだけど。近くの資源が豊富な山で食材をとり、家へ帰宅してから料理して食べる。そんなサバイバル風の遊びを楽しむ旅行が面白いと今、四、五十代の先輩たちの間で流行っているのだそう。


「……わっ、また釣れた!」


 そんな歳の離れた先輩方から話を聞いた僕は、今一人でこの地にやってきている。サバイバル風、なんて聞くと少し尻込みしてしまいそうだけれど、僕は生まれも育ちも田舎だったからかすごく胸が躍ったんだ。建物だらけの都会ではなかなかやれないような、自然いっぱいの地で過ごす充実した時間。僕はそんな時間を求めて、盆休みに有給を引っ付けた超大型連休の間で旅行しにやって来た。



 やはり盆というのは実家に帰る者の方が多いらしく、観光客は誰一人としていない。そもそもこの山奥の宿泊施設が穴場すぎて、一部の人たちにしか知られていないというのもあるだろうが。自分の借りた一軒家の隣にある家は当然空いているし、何ならそのまた隣も空いているらしい。ネットで予約した時もガラガラだったけれど、あれは出発する二ヶ月前に予約したからだと思っていた。なるほど、ここは間違いなく知る人ぞ知る穴場スポットというやつ……。こんな肌を焦がすほど日差しが強い夏の日には皆、レジャーよりも涼しい家でゴロ寝している方が好きなのかもしれないが。


「これ、一晩じゃ食べきれないなぁ」


 宿泊施設である一軒家にはココで生活する為の道具が置いてあり、食料を調達する為の釣り道具一式なんかもちゃんとある。持ち帰るのが大変そうな、自分の体格には合わないデカいクーラーボックスなんかもあったからつい持ち出してみたのだが、この選択肢はどうやら正解だったようだ。川釣りのおかげでボックス内がビッシリと埋まるほどの大漁、これは会社の同僚である虎獣人の彼にも見せてやりたいな。僕は電波の入らない携帯端末をポケットから取り出し、ボックスの中の鮮度の良い魚たちがしっかりと映り込むようにして一枚、また一枚と記録媒体へ写真を残す。


 犬獣人だから魚が苦手とか、特段そういったことはない。僕は肉も、魚も、満遍なく好きだ。ほんのり自分の尻尾が振れているところを見ると、どうやら気分が良くなっているらしい。たまに自分の感情がよくわからなくなる時があるが、そういう時は尻尾を見ると正確だ。


「うえぇ……あっちー……誰もいないし、脱いでもいいかなぁ……」


 流石に夏本番という季節なので、シャツにはべっとりと自分のかいた汗が染み出している。何なら絞れそうなぐらい濡れているし、短パンの中はどうなっていることやら。宿に戻ったら洗濯機を回すほかないだろう。何せ着替えも二日分ぐらいしか持ってきていないし。


 そう思いながらまた釣り糸を川に向けて垂らし、あと数匹釣ったら帰ろうかと思った時だった。僕の視界に現れる、毛玉みたいなデカいヤツ。あれは……多分獣人、だよな。野生のケモノだったらもっと驚いていたが、うん、獣人に間違いない。



 その獣人は、後ろ姿からして……なるほど、熊だ。近くに生えていた木と比べてそう大差ない胴の太さ、そして腕を伸ばせば簡単に下の方に生えた枝まで手が届くほどの身長。なんだ、僕以外にもお客さん、いるじゃないか。あの人も都会の暮らしに飽きて、久しぶりの田舎暮らしを満喫しているのだろうか。彼は上半身裸になりながら川の前で突っ立っていて、そこからピクリとも動かない。僕と同じく釣りの最中、なのかな?


「ういぃ…………お゛〜……」


 川のせせらぎ、小鳥のさえずり、そしてちょっと騒がしいセミ。その中で、一際デカくて豪快な音が聞こえてくる。ジョボボボ……という、水の中に液体を注ぎ込むような音。周りに誰もいないからか、その音は少し離れた僕の方にまでよく届く。何だろう、そう思って釣竿を離し、少し場所を移動して横から見てみると――。


「……ちょ、え? え?」


 正直、見なければよかった。見たことを後悔した。熊の獣人は股座から何か棒状のようなものを取り出し、そこから放物線を描いて液体を撒き散らしていたのだ。その棒状のものが何なのか、そして川へ注がれているものが何なのか、オトナな僕は少し頭を回転させればすぐにわかる。あの熊は、透き通るほどのキレイな川の水に気持ちよく放尿をしていたのだ。それもかなりの量を膀胱に溜め込んでいたのか一分近く、ゆっくりジョボボ……と出しながら彼は斜め上を向いている。……ここいらで立ちションをして怒るようなヤツはいないだろうが、問題はそこではない。その川、熊獣人が小便を注ぎ込んだ川の水が行き着く先は、先ほど僕が魚を狙っていた釣りスポットで――。


「きっ、きたないっ‼︎」


「……あ?」


「あ……」


 理解した瞬間思わず反射的に声を上げた、その時だ。遠くで熊の顔が一瞬で横を向き、僕の姿を捉えたのか少しブンブンと股から生えたブツをぶんぶんと振り始めて……。早歩きでこちらへ向かっているのか、彼の姿がどんどん大きくなっていく。思った以上に彼、デカそうだ。しかも右眼に眼帯、左眼には刃物でガッツリと斬ったみたいな痛々しい痕。コスプレにしてはやけにリアルだし、下半身は少し時代劇を思わせるような布を巻きつけている。


 やがてすぐに僕の目の前にまでやってくると、彼はギロリと睨みつけながら不機嫌そうにマズルを開けた。


「……おい、お前。どこから来た」


「え、えと、どこから」


「ここはオレの率いる山賊のナワバリだぞ。……あってめっ、その箱! 見せてみろ‼︎ 何を入れてやがる!」


「うわわっ、これはダメですって、僕のです! なにしっ‼︎」


「うるせぇ! 中見せろや! ……あーあー、こんにゃろう、よくもこんなにオレらの貴重な食糧源を取りやがって。てめっ泥棒じゃねぇか‼︎」


「いだっ、いだだだっ、なにっ、何するんですか‼︎」


 対面後、即刻僕のクーラーボックスに目をつけて乱暴に掴みかかる熊の彼。見ず知らずの獣人から泥棒、なんて言われて良い気はしない。それに宿泊施設から許可を得て今、こうして野菜や魚などの資源を取らせていただいているのですが。そう反論しようにも、力技でゴリ押しをしてくる彼の耳にはどうやら届いちゃいないようだった。


 腕を背後に回され、片腕だけでグッと肩を締め付けられ、僕の体は簡単に身動きの取れない状態にされてしまう。しかもさっき、ちんちんを握ったであろう手で僕の両腕を……。いい歳した熊のおっちゃんにそのようなことをされ、僕は気持ち悪さで頭がどうにかなってしまいそうだった。


 それに彼はかなり汗臭くて、強烈なほどニオイがキツい。夏場で蒸れているせいもあるだろう、自分もかなり汗臭い部類だと思うが……レベルが違う。おっちゃんのキツい野生的な体臭をなるべく嗅がぬように呼吸を抑えながら、僕は早く冷静になれと脳に命令を送って体を鎮めさせる。だが突然の出来事に動揺してしまうのは無理もない。再び熊のおっちゃんに視線を向けられ、僕は身を震えさせながらおっちゃんの怖い顔から目を逸らした。


「おいテメェ。勝手にウチのナワバリを荒らしたんだ、ちょっとツラ貸せや」


「……ひっ‼︎」


「お前がどういう目的でここへ来たのか、いつからここに来てたか、洗いざらい吐いてもらうからな。……逃げるなよ? 逃げたらお前の若くてうま……丈夫な体がどうなるか。いいとこ育ちな見た目をしたアンタならすぐにわかるやな」


 その凄みのある重低音で発された言葉、そして腰に携えていた仕込み刀のような棒。それらは僕の抵抗心を折るのには充分すぎるほどの威力を発揮する。この時代に刀なんか持ち歩いていれば警察が黙っちゃいるはずないのだが、やはり人の気配がない田舎にはそういったルールが通用しないのだろう。いや、そもそも本物なのかこれ……? はったり、じゃないのか。だとしたら……僕は今……とんでもない事態に巻き込まれている……? え、彼はホンモノの山賊というヤツなのか?



 旅行滞在一日目、思わぬ遭遇。そして聞きなれない山賊、ナワバリという言葉。ここは現実世界か、はたまたファンタジーの世界か。それともこの山付近だけ時代がひと昔前に遡っていたりして。……まさかそんなこと、あるわけ。


「……んぷっ‼︎」


「ウチのアジトの位置をバラすわけにはいかねぇからな。いいか、大人しくついて来いよ。逃げたらコイツでテメェの体、一つ残らず解体して売り飛ばしてやるからな」


「ひっ、はっはいいっ‼︎」


 目元に生ぬるいタオル布のようなものを巻きつけられ、首元に当てられるヒンヤリとした鉄のようなもの。ガチャリと音がしてその鉄を当てられたから、まさかとは思うが……鞘から刀を抜いたのだろうか。ここで抵抗したって何もいいことはない。僕はおとなしく彼の命令に従い、ひとまずこの場を乗り切ることにした。


 タオルが目元を覆ってから、胃袋の中身を全部ぶちまけそうなほどのキツい悪臭がそこら中に漂い始める。高温で濡れたまま放置された梅雨時期の雑巾、イメージはまさにそれに近い。僕は悪臭によって鼻をガンガンに犯され、入り込んでくる雄のキツい体臭に何度か咳き込みながら熊のおっちゃんによって誘導される。アジトと呼ばれる場所、そこには一体何が待ち受けているのか。そして僕は元の場所に帰れるのか。電波の繋がる状態なら隙を見て携帯端末から助けを呼べばまだ何とかなっただろう。僕はどうすることもできず、名案を思いつく暇もなく、そのまま十数分ほど歩かされた。


 逃げられぬよう、背後に熊のおっちゃんが回り込んだままで。




 目隠しのタオルを外され、衣服を全て取っ払われて。再びタオルで両腕を背中側でギュウッと縛られながら、僕は薄暗い洞窟のとある一室で正座させられていた。硬い床の上に敷かれた、田舎の実家などではよく見かける茣蓙(ござ)と呼ばれる草茎を織ることで作られた敷物。そこで胡座を掻きながら串に刺されている焼き魚を豪快に喰らい、丸い酒瓶のようなものをグイッと流し込むようにすると彼はぷはぁっ……と口角を上げながらご満悦のようだった。


「ういぃ……そうか、お前、ここまで旅行に来たんか。そりゃ知らねぇやな、ココがオレら山賊のナワバリだってよぉ」


「わっ、わかっていただけましたか!」


「んぐ……はぐ……ほれ、お前も食うか。お前が釣った魚、かなり脂が乗っててうめぇぞ。ほれ」


 僕の前へと差し出される、食いかけの焼き魚串。いや、皿の上にまだ口をつけていない魚串があるじゃないですか、できればそちらをいただきたいのですけど……。昼食は控えめにして今夜は魚料理を満腹食べようと思っていただけに、僕の胃袋はグゥ……と控えめな主張をしながら空腹度合いを伝えてくる。一瞬川に向けて放たれたおっちゃんの放尿姿を思い出したが、立ちション前に獲った魚だからきっと大丈夫だ。……いや、もしかして普段から川に向けてヤってたりしますか? いやそれは……それは……イヤ、かな……つまりあの魚たちっておっちゃんの尿を啜って生きて……うえぇっ想像しただけで気持ちが悪くなってきた……。


「あの……そうですね、その、腕の拘束を、解いていただけると……」


「そりゃ無理な話だ。お前、逃げるかもしんねぇからなぁ」


 この熊のおっちゃんは、どうにも疑り深くて扱いにくい。あたかも僕が絶対に逃げると仮定し、ありとあらゆる手段を絶ってこの場所へ留めさせている。ひん剥かれた衣服はおっちゃんの真後ろに隠されているし、このまま出られたところで外を全裸で歩かなければならない。人の気配は感じないとはいえ、外をマッパで歩くことにはものすごく抵抗感がある。一歩間違えればお縄につくことだってあるし、そんなリスクを負ってまで外に出るのはあまり得策とは言えないだろう。


「ぐひっ、ところでよぉ。お前、いいニオイすんなぁ……へへっ……」


「……え?」


 このあと自分がどう行動すべきか、焼き魚と酒をたらふく胃袋へ押し込めている熊のおっちゃんと対面しながら考えている最中だった。僕の毛皮を強い陽射から守ってくれていたシャツ、それを片手に持ちながらあの太短いマズルを押し当てて……ズオオオッと音を立てながら吸い上げている。吸引機のように端から端まで、そして首のエリ部分から胸元までの辺りを念入りに嗅ぎ回しながら、おっちゃんは何かに酔っ払ったみたく舌をだらんと外へ向けて垂らしながらニヤついていた。さっき酒をグイッと飲んだ時は全然だったのに、僕のシャツに手をかけてからどうにも様子がおかしい。酔っ払ってる、のか?


「若ぇ雄ってのはこう、たまんねぇやな。オレには出せねぇ、鮮度のいいニオイがツンとしやがる。んはぁ……ふんっ、ふぅっ……」


「な……何を……」


「こういうまだ、雄の味を知らねぇような上玉をブチ犯すのがよぉ、たまんねぇんだ。へへっ……」


 舌の上にたっぷりと唾液が分泌されたのか、おっちゃんはズゾッ……とそれを吸い上げながら僕の首根っこを掴んで無理矢理立たせてきた。隣で同じように真っ直ぐ立ち上がっているおっちゃんはとにかくデカくて、太くて、自分と同じ獣人ではなく別の生き物にすら感じる。カイブツ、だ。僕の頭部が胸元までしか届かない、だから常に見下ろされるアングルで話しかけられるが為に威圧感が凄まじかった。


「腹も膨れた、酒も飲んだ。お前がたっぷり釣ってくれた魚のおかげで明日食料探しに勤しむ必要もなくなった。そしたらあとは寝るまで、己の欲求を発散するしかねぇだろうよ」


「……げっ、やっ、なにし――――⁉︎」


「ウチのナワバリをたっぷり荒らしてくれた礼だ。おら、嗅げっ‼︎ 生まれてこの方湯浴みのやり方も知らねぇ山暮らしの雄のニオイだ! たまらねぇだろう!」


 片腕を上げながら、おっちゃんは腋に生えたモジャモジャの毛の部分を指差しながら僕へとアピールをする。その直後だった、後頭部に大きくてゴツい手が置かれて、それから……腋に引き寄せられるようにして押し付けられたのは。腕の自由を奪われた状態で前のめりになると、僕は顔面そのまま押し付けるような形でおっちゃんの腋へスッポリと収まった。突如顔全体が火を吹くような熱さを感じ、僕は慌てて息を吸い込みながらパニックとなる。肺の中が焼け付くような酷い臭気が流れ込んで、ゲホゲホと咽せながら僕は拷問のような時間を味わった。



〜つづく〜

















※ここから挿絵チラ見せ






















実はこのモデル、inkさんが……それこそ7年前ぐらいに描いていた熊おっさんを元にして再び今描いていただいています。すんごい前のキャラだったんですが、私が偉く気に入っていたので今回無理を言って描いてもらいました😇ありがたやありがたや……。inkさんの絵を追っている人ならわかるやもしれませんが、元になったこの熊が出てくる過去絵の構図もまたいいんですよね……それはもうお世話になりました。きっと同じようにお世話になっている人、いるでしょう。


めっちゃエロそうに鼻息荒くしているこの熊がワンコに一体どんなお仕置きをしているのでしょうかね……きっと酷いお仕置きをされているに違いない。うん、きっとそうだ!!股間を硬くしてお待ちいただければ幸いです。



サンプル③【新春けもケット10】 サンプル③【新春けもケット10】

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