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けもケット13 サンプル②

お疲れ様です!ぱぱを🐼🐾です。


さて、前回のサンプルはいかがだったでしょうか?わりと好評で私はビックリしました。ええ。みんな熊おっさん好きなんだなぁ……🐻


けもケット13 サンプル①

こんにちは〜こんばんは〜ぱぱを🐼🐾です。 原稿の入稿を終えたということで、4月中はちょくちょくFANBOX支援者向けとして先にサンプルを公開していきます。一部のお話は通販予約開始前ぐらいにpixivでも公開予定です。今回の新刊では新規書き下ろし作品を5作品収録しましたので、たくさんの人に楽しんでもらえたらいい...

↑まだそんなサンプル見ておりませんという人はこちらからどうぞ。



続いて参りましょう、今回はちょっとマッチョな牛おっさんの出てくるお話です。このサンプルではちょっとだけしか絡みがないようですが、実はその牛おっさんは――。おっと…ここでは言えませんね🐂一体どんなお話なんでしょうか、色々妄想しながらお待ちいただければと思います!



ではでは、サンプルなのでご挨拶はこのぐらい短い感じで良いでしょう🐼また次のサンプル、もしくは次のオカズ投稿でお会いしましょう!



※以下、サンプル本編。



****

嗅ぎすぎ注意!

****


 僕の近所には、一部の界隈で有名な銭湯がある。一昨年ごろに確か創業百周年を迎え、スーパー銭湯などの新しい施設が盛んになっているこのご時世に尚も経営を続けているとは驚きだ。ここから少し歩けばまた別の新しめな風呂屋があるのだけれども、あちらは若者に絶大な人気を誇る風呂屋さん。対してこの老舗銭湯は年配者が集まるような、それこそ何十年も通い続けている人たちの憩いの場となっていた。


 番台の犬おじさんに小銭を数枚渡し、今日も僕はこの年配者が多い銭湯で体の疲れを取る。僕は別に年配でも何でもない、社会人になってちょっと経ったぐらいの年齢の人間だけれど。どうしてもココへ通いたい理由があったのだ。


「へへへへ……眼福眼福っと」


 夕方の決まった時間、いつもこの銭湯はとある一定の客層で賑わい始める。その客とは、この近場でやっている大規模建設工事の現場作業員たちだ。しかも力仕事とあって、雄臭そうな獣人たちが多い。そしてこの銭湯で一番の良い点、それは脱衣所のロッカーが設置されていないが故に棚上へ乗っけてあるカゴの中に直接衣服を置いておくスタイルだということ。貴重品については近年盗難が増えているのが原因で小型のロッカーが導入されている為、問題はない。財布や鍵などはそちらに入れて、衣服はこの無防備なカゴの上へと乗せられる。僕にとっては衣服の方が貴重品だと感じていた。


「……よし」


 当然服を脱ぐような場所で防犯カメラも設置されているはずはなく、今は僕だけが脱衣所で着替えている状態。少しだけならいけるか。……おっ、見るからに汚れた作業着が乗っかっているカゴがあるぞ。へぇ、猪久保って刺繍が入ってる。じゃあこの下着は猪獣人の……なるほど……。


「…………はっ、ん゛んっ‼︎」


 一際汚れてそうな黄ばみ褌に、いやカゴの中へ上半身を突っ込むようにして僕は猪のニオイを堪能した。かぁーっ……たまんねぇ、オヤジがビールを飲んだあとに出てくるようなセリフを僕は二十代にして心の中で発していた。鼻の粘液にまとわりつくこのしつこくて濃厚な雄の香り、とても一日締め回してつくようなニオイではないと思うのだが真相はわからない。黄ばんだ前袋のちょっと下を嗅げば、鼻の奥がヒリつくほどの臭気が肺の中まで流れ込む。玉裏の一番臭くてたまらない箇所が何時間も擦り付けられた部分、ここは蟹味噌のように通の者だけが楽しめる味だ。時折周囲を確認しつつも、僕は誰かに見られないように嗅ぎながら衣服を脱ぎ捨てる。……やっべ、ビンビンじゃんか。これじゃ湯船に浸かれない。名残惜しいがそろそろ鼻に押し当てるのはやめて、浴室内へ行くことにしよう。


 引き戸を開けると、中から籠っていた湯気がブワッと僕の全身を包み込む。この湯気でさえも雄臭さを感じるぐらいに、中は現場作業員の獣人たちで汚染されていた。もちろん石鹸のいい香りもほのかにするのだけれど、それを上書きするほどのニオイの強さに僕はまた股間を硬くさせてしまう。タオルで股座を隠すようにして洗い場へと逃げていくも、僕はどこで体を洗おうか悩んで棒立ちになっていた。ポジション選びというのは大変重要だからな、さて……どこにしたものか。


「最近小遣い減らされてよぉ、まったくたまったもんじゃないぜ」


「そりゃお前が酒とギャンブルに注ぎ込みまくってるから奥さんも心配してるだけだろ」


「……なんだ、お前もウチの母ちゃんの味方すんのか?」


「好きなものは酒、ギャンブル、オンナ、子作りと力仕事しか脳がねぇ猪が結婚できてるだけでも儲けもんだろうが。それぐらい我慢しろ我慢」


「なんだと‼︎ そういうお前こそ性欲強すぎてオンナに逃げられてから最近男に手ぇ出して遊んでやがる不良熊のクセに!」


 嫁の愚痴を撒き散らしながら会話をしている熊と猪、ああ……あの近くで体を洗いながら股間を硬くさせるのもいいだろう。いや硬くしたら風呂に入れないから収めたいところではあるが、貴重な獣人おっさんの生々しい声というか、会話を聞きたいしなぁ。


「先輩がいつも貸してくれるオカズ、マニアックすぎて抜けねぇんすけど……あんなのどこで仕入れてくるんすか?」


「ああ⁉︎ 買う金がねぇからってオレの貸してやってるエロビに文句つけんのかお前は‼︎」


「いだだだっ、いだっ、暴力反対! だってあんな、山賊のアジトみたいなところで若いオンナの全身をきったねぇ体液で汚しまくって犯すのはちょっと不潔じゃないですか!」


「そこがいいんだよそこが! リアルじゃあんなことやれねぇからオレたち男はちんちん硬くして発散できんだよ! カァーッ、お前もまだまだだな」


「いや一生わかんねぇすよ、あのエロビの良さは」


「オトナになればわかる時が来んだよ。そんでもって、ああいうマニアックなヤツでしか得られない栄養をすすって生きていくようになんだ。お前も早くこっち側に来いよな」


「ええ……」


 へぇ……汚れ専の虎先輩と潔癖気味の犬後輩、ねぇ。先輩が後輩にエロビを貸してやってるってのも中々くるものがあるし、もう見た目からして虎の先輩は男臭そうでたまんない。体を洗う前に是非その胸板とか汗まみれの尻尾とか嗅がせてもらいたいな。


 よし、彼らが体を洗っている隣に……と思ったのだが、別の獣人が座り込んでしまった。ああ、ひとつ離れてるだけで会話が聞き取りづらくなるし……しょうがないから別のところに座ろうか。現場社員の雑談を聞いているだけで股間がヤバいほどガチガチになってしまったので、今日のところはひとまず一人で洗うことにしよう。せっかく来たのにちょっと勿体無いが、致し方ない。あまり股間を硬くさせすぎていると、周りのヤツらから不審に思われてしまう。


 ここは獣人にとって人気の銭湯であるからか、人間用のシャンプーは置いていない。あるのはなぜか、固形の石鹸のみ。人間にも獣人にも優しくないこのアメニティ、いかにも昔ながらの銭湯という感じがして嫌いじゃなかった。こんなもので土方の獣人たちの汗や皮脂汚れが落ちるわけないだろう、そしてこの石鹸はきっと僕が見ていない間に他の土方獣人が体に擦り付けて使っていたに違いない。……ふぅ、石鹸にニオイ、残ってないかな。スンと鼻を鳴らしてみるも、石鹸独特の心地よいニオイしかしなかった。


「隣、失礼するぜぇ」


「えっ? はっ、はい、どうぞ」


 別に声をかけなくとも好きに座ればいいのに。律儀に確認してくる人なんて初めて見た。そう思ってちょっと隣に視線を送ると、風呂椅子にでっかい牛のおっさんが座り始める。黒くて、角も鬼みたいに頭のところで生やしてて、なんか鼻息がめちゃくちゃ荒い。かなり体を鍛えているのか、ガッシリとしたいい肉付きだ。……へぇ、ブツもそれなりにデカいし、僕好みだと言える。


「……ん、どうした。隣で洗ってると気になるか?」


「へ? あ、いえ、そんなことは……」


「他んところが埋まっちまってるからさ、まぁ許してくれな」


 確かに、いつの間にかまた団体が来たのか洗い場がほとんど埋まりかけている。タイミングが良かったな、そうでなければさっき脱衣所で猪のおふんどしを嗅ぎ回ることが出来なかったから。……あっ、また勃ってきやがった。このダメ息子、本当にエッチなことには目がなくて困ってしまうぞ。


「ところでお兄さん、そこの石鹸貸してくれねぇか? こっちにある石鹸、小さくてツルツル滑って使いにきぃんだ」


 僕に話しかけてくるおっちゃんというのは非常に珍しい。普段は一人で行動して、気配を消しながら湯船で現場仕事上がりの獣人たちの話を聞いているのが常だったから。嬉しくはあるものの、少しドキドキしてしまうな。しかも仕切りのない洗い場だし、ちょっと手を伸ばせば触れてしまう距離。なるべく意識しないようにしつつも、僕の股間は自重することがない。


「……ん? ははぁ、お兄さん。元気いっぱいだなぁ」


「…………わっ、ちょっと‼︎」


「欲求不満か? ダメだぞこんなところで勃たせちゃ。帰ったらうんとシコって労ってやれよ。ガッハッハッハ!」


 僕の太腿を何の躊躇もなく触り、牛のおっちゃんは股座にぴょこんと生えた僕のキノコを確認してニヤッと笑う。勃起しているのを見られたのが恥ずかしくておっちゃんの手を払いのけるも、ボディビルダーなのかと思うぐらい引き締まった肉体はびくともしない。力では敵わない、それを体で実感してしまった僕は獣人の男らしさにまた一段と股間を硬くさせていた。


 それからおっちゃんに話しかけられることはなくなったが、僕は彼の行動が一々気になってこっそりと目を向けながら体を洗ってゆく。生えている体毛の中でも特に剛毛な髭を顎に生やしており、時折鼻唄でも歌いながらタオルでガシガシと体を擦り付けていた。泡立ちがあまり良くないらしく、僕とおっちゃんの間に置かれた大きな石鹸をタオルに擦り付けては体に押し付けて……。この石鹸で僕の体を洗ったらきっと牛臭くなるのだろう。種族によって雄臭さという概念が異なるが、牛は猪や熊に比べてマイルドだからたまに嗅ぎたくなる。


 ただ、体温が高い種族であるからこそ下着は蒸れやすい。だからこの人の履いた下着に、僕は興味津々だった。先に上がってからちょっと探ってみるのもアリだろう。上がる頃に人がいないといいのだけれど。牛、いいな。うん、牛もたまんねぇぐらいエロい。


 勃起を収めた僕は逃げるようにして湯へと浸かりに行くのだが、今日はいつになく利用客が多くてかなりすし詰め状態だ。それも湯船の右で猥談、左で野球の話、奥では競馬の話、さてどこに入り込むべきか……。人間だから隙間に入り込めば入れなくはないし、何なら間違っておっちゃんたちのちんちんが体に触れてしまうイベントが起きたら……ぐふ、ぐふふふ……。


「最近ウチのマンションで排水溝が詰まっちまったらしくてさ、やっぱいるんだよなぁ。風呂場でセンズリおっ始めるヤツ」


「……それ、猪の話だろ? お前じゃねぇんかい」


「ばっ、ちげぇわ! 俺は嫁さんに中出ししてらぁ!」


「ほぉん、じゃうまくいけば四人目の子供ができる、と。一体何人孕ませるつもりだよ、ええ? それじゃ奥さん大変だろうに」


「まぁそこは、な。持ち前の腰遣いでこう、メロメロにすんだよ。エロいことしか頭で考えられねぇぐらいな」


 聞いてるだけでこっちが発情しそうな話題、当然僕の息子は過敏に反応する。もう何度も硬くなったり柔らかくなったりを繰り返していたのもあり、そこに加えて強烈な生々しい猥談を聞かされては体がもたなそうだ。名残惜しくはあったものの、僕はまた股間を隠しながら早歩きで脱衣所へと戻ることにした。まともに体を温められなかったのは残念だが、収穫は大いにあったから問題ない。あやうく聞いていただけで風呂の中に射精するところだった、それだけは阻止できて一安心だ。


 ゆっくりできなかった分は、家で横になってシコり散らせばいいだろう。さて、さっきの雄臭そうな牛の着替えはどこにあるのだろうか。ちょっとだけ嗅がせてもらってもいいかもしれない。さっき隣に居た牛の体臭を頭の中に思い浮かべながら、僕はニオイの記憶を辿る。人一倍嗅覚のいい僕は、他人のニオイを覚えることも思い出すことも簡単だ。風呂場のような様々なニオイが入り混じる空間でも、僕の嗅覚は目をつけた雄のニオイをしっかりキャッチして覚えてくれる。優秀な鼻すぎて頭が上がらない。犬獣人に生まれればもっと鋭い嗅覚を手にすることができただろうに、人間として生まれてしまったことが少し悔やまれるな。


「……スン…………スンスン……」


 違う、これも違う、これは……うっ……汗クッサ……熊の下着だ、これはこれでその、ご馳走なのだが……。そうやって端から端まで籠をチェックして、僕はようやくお目当てのものを見つけたんだ。そう、まるで宝物を見つけたような気分。僕はカゴの上に置かれたトランクスを手に取……る前に、周囲の安全確認をした。よし、さっきまで一人着替えていたけれどもう居ないな。番台の人からも立っている位置から中は見えないようになっているし、よし……いざ実食……。


「……――――っ‼︎」



つづく

けもケット13 サンプル②

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