3月の支援者の皆様、どうもこんにちは!ぱぱを🐼🐾です。
今月も楽しい……いや、エッチなオカズコンテンツを提供できるように頑張って参ります!というわけでまずはお知らせから。
新春けもケット9……ええと、ちょうど1ヵ月ちょっと前ぐらいにあったイベントで頒布した本がありがたいことに通販分が完売致しまして、本日からPDF版が公開となりました。BOOTHで販売しておりますので、諸事情で紙媒体が買えなかった〜という人はこちらから是非お買い求めいただければ!
私の作る同人誌はどれもこれも新規書き下ろしのものですので、誰でもお楽しみいただけます。ただしこの「濃。」は今まで出してきた同人誌の中でも特に濃くて雄臭くてマニア向け要素が強いですので、ご購入およびご利用は計画的に🐼
シコる時にはやっぱり電子書籍版の方がいいですよね。紙は紙で想定にこだわっているのでそちらも良いものですが、手がフリーになるのは大きい!(?)
サンプルはこちらからお読みいただけますので、私この本を読む適正があるかしら……?と疑問に感じた人なんかはチェックしていただけますと幸いです↓
あと事務的なお知らせと言ったら昨日けもケット13に申し込みました、ぐらいのことですかね。受かって欲しいな〜〜〜。
そして話を戻します。ええと、今月300円プランのオカズの話ですね。最近作品のタイトルの付け方に悩んでいます。こうやってわかりやすくした方がいいのか、もっと短くてシンプルのヤツがいいのか……。今日は見ただけでどんな話がわかる?ようなタイトルをつけてみました。甘い話なのですが、スケベがとんでもなく濃いめの味つけなのでどうかお気をつけて🐃💦
今回は土方水牛おっさん×若犬獣人くんです。人間でも良かったのですが、とある要素を入れたくてワンコくんに出てきてもらいました。最近のイチオシアイテム、手甲。アレをどうしても使いたくて……えっ手甲をご存知でない!?よく土方のおっちゃんたちが腕に巻き付けてるあの黒いリストバンドみたいなヤツです。アレで汗を拭ってるシーンとかもう何万回見ても抜けますよね。
500円プラン以上の支援者の方々は、まだまだ他にもオカズをアップロードしますんで楽しみにしていただけたらなと思います!ではでは、ご挨拶はこの辺で。また次の記事でお会いいたしましょう🐼
※以下、本編。
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定時後、僕はまだ購入してそんなに経っていない革製の手提げバッグを右へ左へ激しく揺らしながら走っていた。ゆっくり来てくれていいからと言われているが、長時間現場に一人待たせるのも申し訳ないし。先に帰ってていいのにと言っても聞いてくれない所が彼らしくもある。
僕は団地の近くにある工事現場で夕焼けの光に照らされた一人の水牛獣人を見て、手を振った。彼は少しだけこっちを見た後、プイと横を向く。なんだよ、恥ずかしがらなくてもいいのに。これもいつものことだからまぁ……良しとする。
「すみません! お待たせしました!」
「おう」
今日もお疲れ様ですと軽く挨拶をしてやると、同じように彼もお疲れと言ってくれる。ニッカポッカズボンに手を突っ込んで頭にタオルを巻きながら待ってくれていたのは――僕の彼氏、源内さんだ。仕事終わりだから汗のニオイがすごいけれども、その中でほんのり香る柑橘系のニオイ。よくよく見上げてみれば、彼の頬あたりには丸い小さなイボのようなものが出来ていた。今日もなるべく喫煙欲が高まらないようにフルーツ味の飴を舐めている。
「……お前も舐めるか?」
「いえ、もうすぐ夕飯ですし」
「そうか……」
「ご飯食べたらいただきます」
一瞬肩を落としたように見えたが、またすぐにほんのりと笑顔を取り戻してくれる。建設の仕事中は本当に寡黙らしく、周りの従業員からはいつも冷静で大人しいと言われている彼。……なんで僕がそんなことを知っているかって? それは僕が彼の会社の独身寮で住んでいるからだ。そこに住んでいる住民たちは皆、源内さんと同じ現場で働く獣人ばかり。だから風の噂でそういった事をよく聞く。
もちろん独身専用の寮だしそもそも所属している会社が違う僕が居るのはおかしいことではあるのだが、この寮を仕切る親方が特別に許可を出してくれた。しかしなぜ特例で許可を出してくれたのか、ハッキリとした理由はよくわかっていない。何とはなしに思い当たる理由がないわけでもないのだけれど……。他の住民たちも僕に優しく接してくれるし、今のところ不自由にしている事は特になかった。
外では恥ずかしいのか、源内さんから手を握られることはない。だから僕から握りに行くも、秒で振り払われてしまう。一応恋人同士なんだし、ちょっとぐらいイチャついたっていいじゃないか。
「こらっ。軍手がばっちぃから触るんじゃねぇ」
「じゃあ軍手脱いでくださいよ。握るんで」
「軍手の下も汗とか手垢で汚ねぇからよ、臭くなっちまうぞ」
「帰ったら洗えばいいじゃないですか」
「こっ、こらっ! ダメだと言ったろ!」
僕が源内さんを想う気持ちを無にされたのが気に食わないので、今日は強制的に手繋ぎの刑に処すことにしました。指を絡ませてみるも、自分の手とはゴツさも大きさも全然違う。小型犬獣人の僕にとって、大型水牛獣人の源内さんは自分の親よりもデカい存在だった。日々重たい鉄骨なんかを肩に抱えて、力仕事の合間に今度は手先を使った細かい作業をして、いつ見ても彼のことを尊敬してしまう。僕にも力があったら、彼と一緒の現場で働けたのに。でも僕と同じで小型重人犬なのに現場でバリバリ働いている人もいるんだよな。ぐぅ……努力が足りないってか。ちなみに筋トレは苦痛すぎて三日も続きません。
「……尻尾振ってんじぇねぇよ」
「別に感情なんて隠す必要ないじゃないですか。軍人や警察官じゃあるまいし」
感情ダダ漏れの僕と、なるべく感情を隠して見せないようにする彼。ちょっと手強いけれど、二人きりの時に見せてくれる彼の顔が大好きだから。僕はいつ彼が外で本当の素顔を見せてくれるのかずっと楽しみに待っていた。
「あー、夕飯の買い出し行かないと」
「ん。……今日は外食にしようや」
「外食?」
「おう。現場で支給されてる弁当に飽きた時に通ってる、行きつけの定食屋があんだよ。あそこ、サービスいいからさ」
源内さんの行きつけ、そう聞くと秘密を共有されたみたいで体がぽわっとする。現場の仲間と食べに行ったりしてるのかな。でも源内さん、あまり群れるタイプじゃなさそうだし。野生の水牛は群れて生活しているように見えるけど、獣人と野生の動物とじゃ全然違うのだなぁと改めて実感する。
沈みゆく夕日を背にして歩いていけば、続いて紺色の暗くて……だけどダークな雰囲気がステキな夜が訪れた。今日は雲ひとつない快晴。帰り道、また空を見上げたら色んな星座が僕らを照らしてくれそうだ。
*
「はいよぉ、ステーキ定食二つ、おまち! 両方ご飯特盛りね!」
昔ながらの老舗、動けないほどではないけれどもかなり狭苦しくて内装がボロい店内。夕食の時間だからかなり混雑しているものの、運が良かったのかちょうど席が空いていたので助かった。前掛けをした威勢の良さそうな狸のおっちゃんが定食のお盆を持ってきてくれたのだが、白米の量がこれまたエゲツない。お茶碗を二つ使ってそれぞれによそい、それをそのままもう片方の茶碗にドンッとひっくり返したかのような盛り方。源内さんならぺろりと平らげられるだろうが、僕の胃袋だとちょっとキツい……かな。
「えっと、あのっ、僕は特盛りじゃなくても……」
「いやいや兄ちゃん、遠慮しなくていいぜ。ウチは白飯好きなだけサービスしてるんだ。それに、たくさん食って連れの牛みたくデカくなってもらわねぇとな。ガハハハ! 現場仕事、頑張れよぉ」
「はは……ははは……」
「…………店長、コイツは現場の新人じゃねぇんで」
「あいや、そうだったのかい。まぁスーツ着てるとこ見りゃそうだわな。こりゃ失敬。じゃ、ごゆっくり!」
コントでもしているのかと思えるような空気に思わずクスッと笑うと、源内さんもなぜだか目尻の辺りを柔らかくして僕を見てくれた。どこらへんがツボだったのかはわからないが、まぁ彼が喜んでくれたのなら良し。それよりもこのグツグツと鉄板の上で音を立てている肉厚ステーキがたまらなく美味しそうで、早いところ口に入れて肉の味を噛み締めたい。僕はお手拭きでしっかりと手を拭いて……わぁ、なんかおしぼりがちょっと茶色くなった。ふぅん、じゃあちょっとだけ鼻に押し当てて……。
「……わっ……」
「わっ、じゃねぇ! なに手のひら嗅いでんだ!」
「すみません、ちょっとどんな香りがするのか気になって」
さっき仕事用の薄汚れた軍手を脱いでもらって指を絡ませたから、ちょっとは源内さんのニオイがこびり付いたかなぁと思って。でも食事前に嗅ぐような香りではなかったです。その香りを上書きするようにステーキの香りを鼻いっぱいに吸い込んで、僕は特製オニオンソースをぶっかけてナイフで切ってから一口頬張った。
「んぐ……んぐ……」
ここで何かコメントをしようか悩んだのだが、美味しすぎてもう白米が止まらない。特盛りにしてもらっておいて良かったかもしれない。とにかく食が進むこの牛ステーキに、僕は頬のあたりへ手のひらを当てながらうっとりとしてしまった。対して源内さんはまぁいつも通りの食事と言わんばかりに平然と食べ進めていて、この差が何となく気になってしまう。
「……おいしい、ですか?」
「ん、おう」
本当にそう思っているのかよくわからないけれど、僕と同じように白飯が減って……いやもうすぐ茶碗の底が見えそうなぐらい食べているから大丈夫そうだ。すぐに店員の狸おっちゃんにお代わりを申し付け、彼は二杯目のあつあつ特盛りご飯を頬張る。本当にいい食べっぷりだ、あの独身寮に住む男たちもガタイがいいから毎日たくさん食べるのだろうなぁ。今度ウチに呼んで鍋パーティーとかやったら来てくれるだろうか。でも源内さんがイヤがりそうだから実現は難しそうだ。
定食を食べ終える頃には待ち列も出来上がっていて、僕らは早々に退散することにした。お会計は当然、僕がまとめて支払いをする。なにせ源内さんは財布がユルユルすぎるし、寮の親方と一緒にパチンコへ通いまくって大負けしたことが何度もあったし、僕と同棲を始めるまでは毎日モヤシを食べて生活していたそうだ。そんなこともあってか、源内さんの給料を僕が全額預かることになって、僕が管理するという決まりとなっていた。
僕が勤めている会社よりも良い給料をいただいているのに、あまりに彼は貯金が下手くそすぎる。そんな彼の荒々しい金銭感覚を正してやるのが僕の役目。だけどお小遣い制にはしておらず、何か買いたくなった時は基本的に僕へ一声かけてくれる決まりとなっていた。嘘をつくのが下手くそなので購入したいモノについてボカす事はないのだが、抜く為のエロ本を買いたいと土直球に言われた時は家にあるソファから転げ落ちそうになった。ま、まぁ変に隠し事をされるよりかはいいのかも。……たぶん。あとはエッチな気分になる怪しい薬が欲しくて……と言われた時は流石にダメだと言った。基本ダメとは言わないが、あんな得体の知れない薬に手を出して欲しくなかったし。しかも理由が理由すぎて、聞いた時は顔がカァッと熱くなったな。何だよ、夜通し腰を振って悦ばせたいからって。そんなことしなくったって充分に楽しんでますっての。
「あー……すごく美味しかったです。あんなお店があるなんて知りませんでした! いいですね……行きつけの店なんて……ふぅ……」
「ま、親方の受け売りだわな。オレも前までこんな店、知らなかったぜ」
あんなに分厚いステーキだというのに、白米がお代わり自由だというのに、とても良心的な値段で食べられる。すごく素敵な店だけれども、経営が大丈夫なのか心配になってしまう。子供の頃は安ければ安いほどいいと思っていたが、美味しいモノや良いサービスにはしっかりとお金を払いたくなるのは大人になった証拠だろうか。それに愛想の良さそうな狸の店員さんが、またリピートしたくなる要因の一つだ。暇になるとたまに会話に混ざりに来るんだよな。
肉の焼き加減も絶妙、自家製ソースとの相性も抜群、白米も米農家が盛んな有名な地域から取り寄せた厳選モノ。さっき食べたばかりだというのに頭の中は食べ物のことばかり。胃袋がパンパンに膨れ上がるまで食べたはずの僕の胃袋は、急に甘いものを欲していた。
「……帰りにアイス、買ってきません?」
「それ以上食うと腹壊すぞ。やめとけ」
「…………」
「……………………じゃあ買って、冷凍庫しまっとけよ。食えるかもってなったら食えばいいし」
「へへへへ、ありがとうございます」
財布を管理しているのは自分だというのに、僕は僕で源内さんに胃袋を管理されているような不思議な感じ。僕、甘いモノを食べすぎる傾向にあるから注意しないと。小型犬だというのに体重が中型犬以上あるとお医者様にも注意されたしな。源内さんは酒をあまり飲まないタイプだが、あんなに食べてなぜ太らないんだろうか。やはり現場仕事は肉体を動かすから消費カロリーが激しいのだろう。……夜も激しいし。
痩せられて体も鍛えられて羨ましいなと常日頃から思っているが、それを言ったら源内さんにデスクワークでずっと頭使う仕事をやれる方が羨ましいと言われる。結局隣の芝生は青いってことなのだろうか。適材適所という言葉もあるし、僕はきっと今の仕事のままで良いんだと思う。
*
結局お腹が甘味を所望して禁断症状が出そうになったので、僕は帰宅後即ソファに座りながら棒状のバニラアイスを食していた。咥えながらご機嫌に尻尾を振ってると、その横でなぜかニッカポッカズボンを膨らませて無言でニュース番組を見ている彼。早く脱げばいいのに、僕が仕事着カッコいいですねと褒めてから部屋でもこの格好でいることが多い。そして典型的ムッツリなスケベで本当にイヤらしいところがまたいいんだよな。何なら鼻の下、ちょっと伸びてるし。
「……なに硬くさせてんですか」
「うわっコラッ! 汚いだろ! まだ風呂にも入ってねぇのに!」
「たまにはいいじゃないですか。いっつもヤる前は湯浴みさせろってギャーギャーうるさくて握らせてくれないですし」
「あっ……んああっ……」
右手にアイス、左手におっちゃんの肉竿。ニッカポッカズボンのチャックから蛇のようにクネらせた腕を侵入させると、中は蒸し風呂の如く熱気で溢れかえっていた。褌の前布部分をちょっと優しく握ってやると、すぐに手のひらへと汗が滲み出る。今日もたっぷり汗やら他の汚そうな汁を吸ったようで、僕は思わずニンマリとしながら食べかけのアイスをペロペロ舐め回しながら堪能していった。
「でも源内さんだって、本当はこのままヤりたいんでしょ?」
「ばっバカ言うんじゃねぇ、そんな不潔なコトお前に出来るわけ――」
僕は知っている。源内さんがまだ僕という若犬と付き合う前、寮内の同僚たちと体を重ね、激しく盛り合って発散し合っていた事を。特に親方と仕事終わりにまだ湯浴みもしていない状態で違いのニオイを嗅ぎ合う汚れ交尾は一段とキマるとか何とかで、激しく掘ったり掘られたりを繰り返したようだ。全部親方から個人的に聞いた情報、だけど。
「僕は……源内さんのニオイなら、どんなニオイでも好きですよ。……ん゛んっ」
最後に残ったアイスも全て胃袋へと流し込んで、僕はソファの前で座り込んでニッカポッカのチャックにマズルを埋める。ヤバいぐらいアガる男のニオイに何度も咽せ、それでも臭気を一つ残らず吸い込むぞという気持ちで取り込んでいく。はぁあ……源内さんの香りだ。他の獣人にはない、源内さんだけのニオイ。一般的に嗅げば不快であること間違いなし、だけど僕はこの臭気を好んで嗅ぎ回る。自分をムラムラさせてくる、万年発情期の雄のニオイだ。
「たまには数日ぐらい同じ褌、締めてくれたっていいんですよ。……その方がアガりますし」
「…………う゛うっ、ん゛っ‼︎」
敏感すぎる彼の股座は、弄り甲斐があって大変良いものだ。マズルの先っちょで汚れた布を咥え、横へズラしてから目的のブツを引きずり出す。今日も男らしい香りを放ちながら、しょっぱい汁を大量に吐き出して苦しそうなおっちゃんの肉棒。塩味がたっぷり染み付いたこのボロニアソーセージを、僕は喉の手前まで咥えて前後に顔を動かした。
「あっ、ああっ、ぬるっとして、あっ」
最初は僕の頭を押し退けるようにしてグイグイ押してきたのだが、今じゃ僕の両耳を優しく掴んで離さない。だんだん握力が強くなって、それから僕のマズルをオナホのように扱って。乱暴になってきたら、もう自分から顔を前後に振る必要はない。そしたら両手を自由に動かせるようになる。喉の所はものすごい苦しいし、今にも胃袋のものを吐きそうになるけれども。
「ん゛お゛っ、お゛ごっ、ごっ‼︎」
喉を突かれて苦しいし、マズルの中に溜め込んだ唾液がおっちゃんの我慢汁によって上書きされてかなり塩っぱい。こんな苦しみの中でも、僕は異常なまでに興奮していた。昔は辛すぎて本気でやめてくれと抵抗したこともあったが、今じゃこうやってイラマチオをされながらセンズリをするほどのスケベ野郎だ。これも全部、源内さんがエロすぎるのが悪い。それに土方仕事の獣人たちは皆、荒々しく腰を振るのが礼儀だと言わんばかりに力強く乱暴してくるからイヤでも慣れてしまう。下半身が強くなる仕事を日常的にしている男は、性欲も強くてたまらなくいい。……好き、だ。
「…………ん゛ううっ、でっ出るっ‼︎」
ばちゅんばちゅん音を立てて顎に押し付けられた玉袋から迫り上がる、ドロドロしたお粥のような水牛のザーメン。上澄みと呼ばれる一番薄い粘液であるはずなのに、自分が出す精子の何倍も濃い。こういう獣人たちが子孫を繁栄させていくのだと、身をもって実感するほどの男らしさ。僕は陰毛に漂う雄牛の刺激臭をハスハスと嗅ぎながら、最初の一杯を溢すことなく飲み干した。
「……んげぇっ、げっ……ん゛んっ……」
「はぁっ……はぁっ……なんでそんなに、ぐっ……上手いんだ……」
「へへへ、これでも毎日しゃぶってますからね。朝も夜も、誰かさんがしゃぶって欲しそうにこっち見てくるんで」
「…………」
いつも朝勃ちが収まらないからトイレで抜いてくるとわざとらしく言ってくるので、僕から進んでしゃぶってやるのが平日の……いや休日もこなしているルーティーン。休日はたまにしゃぶらせながら僕のものを咥えてくれる時もある。遊び慣れた水牛のフェラチオは本当に極上のオナホのようで、彼もまた僕のマズルをオナホのように思っているだろう。今日はもう、しゃぶりながらセンズリで一発ぶっ放してしまったからシックスナインはお預けだ。基本、僕の方が性欲が低いのでイキすぎたら本番を楽しめなくなってしまうからな。
「……せっかくだから今度、プレイに使う為の仕事着でも作ってくださいよ。一番古そうなボロいやつでいいんで」
「な゛っ……何を言っているんだお前は。そんな不潔なもの……」
「でも親方の一週間ぐらい同じものを締め回した褌と、源内さんの三日ぐらい熟成させた褌を交換して嗅ぎ合うような雄臭いセンズリやったことあるんですよね」
「おい! またそんな事を‼︎ どこで聞いてきたんだどこで!」
顔を真っ赤にしながら僕を軽く足蹴りしてくる源内さん。地下足袋に長時間押し込めて蒸れてしまった足袋靴下から饐えた香りが漂ってきて、正直このニオイだけでもイケる。何から何までご褒美すぎて、思わず口角が上がってしまうから気をつけないと。
「……今日はソファでヤるのか」
「ええ、気分を変えてみたくて。じゃあちょっとほぐしてきますから、大人しくしていてくださいね」
「…………ん」
ケツの洗浄はウケがやるべき必須行為。一発出させてスッキリしたところで、僕は急いで浴室へ向かって歩いていく。洗浄中は源内さんにお預けさせているという事を自覚し、早めに戻ってきてあげないとな。ちょっと早漏な所があるし、待っている間に読んでたエロ本で抜いていた……なんてことがあったら困るし。
洗浄の為にシャワーホースを利用するのだが、ここで僕はわざと肛門以外の部位を洗わない。源内さんは仕事終わりそのままの香りを好むし、僕も源内さんにヤる前湯浴みしないでとよく言ってあるからな。全部終わったらしっかり汗と汁の汚れを落とせばいいさ。どうせこびり付いた元からのニオイは洗っても落ちやしないだろうけども。
「んはぁっ……んんっ……」
一般サイズのディルドを使って自分のケツをほぐしても、源内さんの指や肉竿には到底及ばない。一人では絶対に得ることの出来ない快感を、彼と一緒なら二人で仲良く味わえる。僕は早いところ気持ちよくなりたいという一心で、手早く洗浄と拡張を済ませていく。親方から譲り受けた初心者用のディルドはもうすっかり尻に馴染んでおり、そろそろもうワンサイズデカいディルドが欲しくなった。親方、持ってるかなぁ。でもディルドの貸し借りってあまりよくない……よな。正直あの芋くさい顔をした親方だから喜んで借りている部分はある。
ケツだけ綺麗にした状態でリビングへと戻ると、彼は老眼用メガネをかけながらソファで熱心にエロ本を読んでいた。当然、股座に手を乗せずにお預けの状態のままで。
「またどスケベそうなエロ本ですね。これ、この前借りてきたヤツです?」
「……おう。かなりマニアックなヤツだがな」
湯浴みなんていう概念がなさそうな炭鉱夫の獣人たちがキレイめな若い犬を乱交しまくるページを見ながら、源内さんは外では見せないようなニヤケ顔で鼻の穴をヒクヒクさせる。エロスイッチがそろそろ入った頃だろうか。こうなってしまえばもう、彼を止められる者は誰もいない。気が済むまで僕を犯しまくる野獣モードとなった源内さんは、いつも以上に男らしくて胸がキュンとなる。
「……早く座れよ。こっち来い」
「う、うん」
膝の上で手を叩きながら、フル勃起させた逸物を扱いて待機している源内さん。僕はおっちゃんに背中を向けるようにしてソファの上へと足を乗せ、ゆっくり、ゆっくりと肉竿に対して垂直に腰を下ろしていった。いつヤッても慣れない、この異常なまでの太さと長さを誇る巨根。少し体内へ入っただけでも前立腺をガンガン潰すように僕の内蔵を圧迫し、存在感のデカさに思わず声が漏れ出ていた。
「はぁあっ……あっ……」
ずぶり、ぬちゅり、ケツの中でジュワッと何かが弾けたような感触。こりゃ中に出したな。汁だく体質の源内さんの出す我慢汁は、いつも交尾の時は何かと世話になっている。ローション代わりになるような粘り気、そして量。ケツの中で出されれば潤滑剤の役割を果たし、腸壁におっちゃんのフェロモンが染み込んでいくと僕の体温は牛の体温と同じように高くなった。
「んああっ、ああっ、あっ‼︎」
「……もうちっと声、抑えろ。聞こえちまうぞ」
「でもっ、ひっ、ひぎっ‼︎」
背面座位の体勢で営まれる僕らの交尾。いつも僕を軽々と抱えて上下に揺さぶる源内さんの腕力は、現場仕事ならではの筋肉量だ。膝の裏を抱き抱えられ、ソファが激しく振動してバイブを突っ込まれたかのように僕は喘ぎ散らす。なるべく声を出さぬよう気をつけていてもこうなってしまう。そろそろ猿轡が欲しいところだが……。
「はっ、はぁっ、くださっ、いっ、なんでもいいからっ、んああっ!」
「なんでもってなんだ、ええ? オレの何が欲しいか言ってみろ」
「いじわるっ、しないっ、でっ‼︎」
「ははは、たまには寮のヤツらに声を聞かせてやってもいいんじゃねぇか」
「それはっ、はぁぁっ無理無理っ、無理でっ、あああっ‼︎」
壁の薄いこのアパートで、僕らの営みは住んでいる現場職人全員が聞き耳を立てながら聴いているらしい。僕がこの寮で同棲する許可が出たのはおそらく……これが要因なんだと思う。男同士の営みに敏感な現場獣人の彼らは、僕のことをズリネタとしか思っていないのかも。今日もウチの真下に住む親方が、お隣に住む虎と狼のおっちゃんが、僕らの激しい交尾を音だけ聴いて見守っている。とてつもなく恥ずかしいし、体がカァッ……と熱くなって、心がキュウッとなる。露出癖とか、他人に見られて興奮する性癖はないはずなんだがな。
「親方も言ってたぞ、いつかお前らの交尾。見せてみろってな」
「ひゃっ、ああっ、ぜったい、あっ、イヤッですって、恥ずかしっ、あっあっ!」
「オレもあんま見せたかねぇけどよ、酒飲んで、ん゛っ、頭ん中空っぽにしながら、ん゛おおっ‼︎ 見せつけてやるのも悪かねぇだろ?」
「あ゛〜〜あっあっ‼︎」
イヤよイヤよも好きのうち、ってか。言葉責めによって激しさを増していく僕らの雄交尾。このソファはいつも僕たちの交尾に使われ、布の内側には僕らの咽せかえるような汗と汁がたっぷりと染み込んでいるに違いない。一度鼻を寄せて嗅いでみたら思いのほか雄臭かったから、もう中古品としては売り払えないだろう。僕らの歴史を知っているこの家具は、激しくセックスして壊れるまで使い倒すことになると思う。ソファを使った方が深い部分まで挿れられるし、何より気持ちがいい。ついクセになってるんだよな、ここでヤるの。
「……仕事中にだけ着用していた、秘蔵の褌があんだ。どうだ、噛んでみっか。味が染みててウメェぞ」
「なっ、んで、いつの間に……はぁっ……はぁっ……」
「…………お前が、欲しがってっからだよ。普段はこんな不潔なこと、しねぇっての」
ニッカポッカズボンの中でクシャクシャに丸められていたのはハンカチ、かと思いきや源内さんが着用した形跡のある別の褌だった。今も尚股座に締め回されている褌の香りも相当のものだったが、顔の前に差し出された時の香りの強さが段違いだ。それに前袋が黄ばみを通り越して茶色に近い色にまで変色していて、僕はその布を尻尾を振りながら手に取っておにぎりのように丸めていく。
自分で自分のマズルに汚れ褌を詰め込むその行動は異常だと思われるかもしれないが、僕は体の内側からニオイ付けされることに大変興奮してしまう。興奮すればするほどケツの締まりが良くなり、源内さんも悦んでくれるはずだ。
「お゛おっ、きたきたきたっ締まりのいいケツだっ、クソッ、ん゛っ‼︎」
「ん゛う゛ううぅっ、う゛っ、うぐっ‼︎」
おっちゃんのセックスはより激しさを増し、そばに置いてある食器棚もギシギシと音を立てて揺れ始めた。こんなに激しいセックスをする僕たちはそもそも二階に住むべきではないと思う。騒音問題に発展しかねない。なのに寮を利用している現場社員からはクレーム一つこない上に、この前の交尾は良かったなぁとか感想を言ってくる変な輩しかいなかった。言われたら言われたで恥ずかしいけど、またケツの中からジュワッ……と音がして腸液が分泌されるんだよな。むしろ言われるのがクセになっているまである。
「……おらっ、口から褌が垂れてるじゃねぇか。しっかり咥えやがれ」
「ん゛んんっ、ん゛っ‼︎」
「コイツでしっかり固定してやるから、舌の上でよおく味わうんだぞ」
源内さんはリストバンドのように手首へハメていた手甲と呼ばれる黒い布を片手から取り去り、僕のマズルの周りをビッチリ覆うようにして固定する。コハゼと呼ばれる留め具のような金属を端から端まで全て引っ掛け、僕のマズルからズリ落ちないようにして毛皮にみっちりと密着するような付け方だ。手甲は怪我をしないようにするのもそうだが、汗を拭く道具としても多用されている。源内さんの今日の仕事でかいた汗がビチョビチョに染み込んだこの布から僕の毛皮へと雄牛の汗が滲み出て、非常に不快感が高まってゆく。
「ん゛お゛おおっ、ん゛おっ‼︎」
「……へへへ、わりいな。今日は蒸して蒸して、ずっと拭きっぱなしだったからよ。でもお前はこんぐらいキツいニオイの方が好きなんだろ?」
尻尾をグイッと乱暴に引っ張られ、痛みと快感の間の絶妙な感覚を全身で感じながら僕はマズルをより一層強く噛み締めた。じゅわあと溢れ出る源内さんの塩っぱい雄汁を大量に喉元へと流し込んで、胃液よりも強い酸味と塩味で僕の内臓は雄のニオイでぐちゃぐちゃになるまで犯され続ける。
「ケツの締まり具合からして、興奮しまくってんじゃねぇか。なぁ」
「ん゛んんんっ、ん゛〜〜っ‼︎」
「そろそろオレの種汁、お゛っ、絞りとってくれ、なっ‼︎ 限界来ちまってよ、キンタマんとこからゴポゴポ音までしてらっ‼︎ お゛っ‼︎」
いつでも精子を出せるように準備をした源内さんのふぐり、やがて肉竿にある鈴口から黄ばみ汁が出るのも時間の問題だった。マズルの中に出されたものよりも更に濃い、濃すぎて水が飲みたくなるほどのベトベトな雄汁が今度はケツの中に出されてしまう。最後にゴムなんて煩わしいモノをつけながらヤッたのはいつ頃だっただろうか。もう今ではナマハメ交尾以外物足りない体になってしまった僕たちは、これから死ぬまでナマでハメて、ハメられて、ザー汁をぶっ放して撒き散らすのだろう。
「濃厚汁でケツん中ビチョビチョになるまで満たしてやっからな、よぉく締めて漏らすんじゃねぇぞ! う゛っ、ぐおおおっお゛っ、種牛の雄汁、全部もってけっ、う゛っ‼︎」
「――――っ‼︎」
両腕で膝の裏から抱き寄せられながら、僕は源内さんの種付けを真正面から受け止めて汁を流し込まれた。ドクンッ……ドクンッ……と大きな波が五回、それから尿道に残った汁を出し切るようにして何回も脈動し、一番奥に植え付けるようにして腰をぐるんと回す。中で掻き回すようにグチュグチュと音を立てながら、とてもイヤらしい動きで。
「はーっ……はぁっ……んんっ……」
まだイキながら中出ししている途中で、おっちゃんは僕の体をグルリと回して向き合うような形で抱き抱えられる。マズルに密着する形でハメこまれた手甲のコハゼを取り外され、マズルの中に自分で突っ込んだ熟成水牛褌を取り払って。射精の余韻を感じながらへっへっ……と呼吸を整えていると、源内さんは僕の汗まみれのマズルをペロリと舐め始めた。
「ひゃっ、んやっ、くすぐった! ちょ、汚いですって!」
「汚くねぇよ。オレの汗で汚れちまったお前のマズルは、むしろ塩気が強くてウマそうだ。……ん゛っ」
中出しを決めて一発目の熱い熱い接吻。牛タンが僕の歯列をなぞり、内側の頬肉に自分の唾液を擦り付けるようにして舌の先っちょを押し付けられた。中に溜め込んだ褌汁入りの唾液は全て吸われ、今度は逆におっちゃんのヤニ臭い唾液が大量に流し込まれる。なるべく禁煙に努めていることもあり、前にヤッた時よりかはニオイが薄くなっているけども。唾液の交換ほどアガるキスは他にない。ソファで跨りながらおっちゃんと抱き合うこの時間は、中出しする直前の気持ちと同じぐらい僕が大好きな時間だった。
「……あれ、電話鳴ってますよ」
「チッ……いいとこなのに。無視だ無視」
「でもこれ、親方からじゃないですか?」
「はぁっ⁉︎ ………………はい、はい。…………なんすか親方、今いいとこで…………え゛っ、なんすか、ちょ、今から⁉︎」
親方からのコールだとわかった瞬間のあの手の早さ。流石仕事に対しては真面目すぎる男だと感心するも、業務時間外にかかってくる親方の電話は大抵ろくな事がない。不安になりながらも源内さんの胸元で汗のニオイをハスハス嗅いでいると、玄関からガチャガチャと音がする。……やっべ、これもしかして本人が来て……。
「…………悪い、どうしてもオカズにしてシコりてぇからって親方が……」
「あー……」
この独身寮にある部屋全ての合鍵を持っている親方を前に、僕らは突然の来訪を拒否することはできなかった。服を着る暇もなく、裸体で抱き合っている姿を見られるまであと数秒――。
*
どうして、どうしてこんなことに。最初は親方だけだったはずが、次々に彼が電話で呼び出したせいで寮に住む全員の現場社員が僕たちの部屋へと集まっていた。僕らが二人一緒に寝ている敷布団の周りを取り囲むようにして胡座を掻き、彼らは想い想いの格好で股座をいじくり回している。この中でも一番年配で、役職が上の猪親方は鼻をフゴフゴ言わせながらニッコリと微笑んでいた。それも源内さんと同じく、汗臭そうな汚れた仕事着のままで。
「いやぁ、すまんすまん! お前らのセックスがどうにも股間に響きすぎて、なかなか寝付けねぇでよ」
「…………はぁ」
「そう機嫌を悪くするなよ源内。今度いい酒入ったら飲ませてやっからさ、な? 独身のワシらを救うと思って、ほれ。思い切りおっ始めてくれ。甘くて激しいセックス、まだヤッてる途中なんだろ?」
誰かに見られながらのセックス、いきなりこんなイベントが始まることはそう珍しいことではなかった。一度だけじゃない。もう何回も、彼らの前で僕ら二人の愛の交尾を見せたことがある。それは今でも恥ずかしいし、源内さんも仕事中は無愛想な寡黙タイプだから本性を知られて見られるのはあまり慣れていなそうだった。だけどコレを見せつけるだけで次の日の親方の機嫌が良くなったり、何かとおこぼれでウマいモノを貰えたり、いいことはたくさんあるから。僕も源内さんも仕方なく親方の命令に従っていた。
「それとも何だ、お前らをもっとムラムラさせる為の道具が必要か?」
「おっ、親方、それは――」
「よぉしお前ら、さっき言った通り今日仕事で使ってたタオル出せ。へっへっへ……タダで見せてもらおうだなんて思ってねぇよ。俺たちギャラリーが今からこの盛り場を盛り上げてやる」
召集があった際に言われていたのだろう、周りで鼻息を荒くしている現場社員らは手に持っていた薄汚れたタオルを親方の前へと次々に投げつけ、ウチの台所から勝手に紙コップを持ってきて床へと置いた。その上で回収した汗まみれの土方タオルを一つずつギュッと絞り、彼は土方のエキスをその小さなコップの中に溜め込んでいく。量にしてそう多くはなかったものの、僕らはおぞましいものを見せつけられて恐怖を……いや、恐怖ではない。興奮で股座のものをビンビンにさせていた。更にはまだ足りねぇと言いながら親方は自前の黒シャツを脱ぎ捨て、一番汗が染み込んでいそうなところを手でギュッと握って猪エキスを絞り出す。もう見るからに目が細くなりそうな臭気が漂っているその紙コップは、いつしか飲み口付近にまで達する大量の汗が溜め込まれていた。
「へっへっへ、この汁を霧吹きん中に入れちまえば……おーおー、獣人のクッセェフェロモンを詰め込んだ最高のブツが出来ちまったなぁ」
プシュッと、何の躊躇もなくトリガーを引く親方。鼻が曲がるほどの雄臭さを纏った透明な液体へ空気中へと霧散し、やがて部屋中が男の汗のニオイに包まれていった。土方の雄だけが乗っている満員電車を思わせるかのようなドギツイニオイに、僕を含め全員が鼻を鳴らしてニヤリと笑う。ここの寮に住んでいる獣人たちは好き者しかいない。屈強な雄たちの汗の香りに酷く反応し、股間のブツを固くさせる異常者ばかりだ。
「ブモッ……悪い、もう我慢がきかねぇ」
「あっ、源内さっ、あっ、ああっ‼︎」
鼻の穴を親方の豚鼻のように大きく拡げ、ハスハスとニオイを嗅ぎ回りながら上半身を僕の方へと倒してきた。正常位でヤるセックス、周りに人がいながらも僕らは互いの顔を見つめ続ける。
「ワンコくんはタオルがいいんだろ? よしよし、ちゃんと気持ちよくなるように一本ずつ噛ませてやるからな」
「ちょ、あのっ、ん゛ーーーっ、ん゛っ、ん゛っ‼︎」
既に汗を搾り取られた現場従業員の汗拭きタオル。だが湿り気自体は変わっておらず、鼻や喉を通り抜けるとムカムカするような雄臭い香りがまだ大量に含まれている。二枚分ねじり鉢巻のように巻かれ、僕はそのタオルをマズルに噛まされながら後頭部でギュッと結び固定されていた。
そんな辱めを受けている中で源内さんはというと、親方からまた一際臭そうなものを押し付けられて興奮している最中だ。
「おらっ源内、お前はワシの激臭手甲でも嗅いでギンギンに硬くしてみろや!」
「おいっ親方それっ、だっ、め゛っ‼︎」
「ちゃんとお前の連れに、源内の本当の姿を見てもらわねぇとな。いつまで本性隠し通してるつもりだ。おら嗅げっ‼︎ しっかりマズルでハメて動かねぇようにしてやる! テメェの性癖はもうバレバレなんだよ、潔く見せつけてみろや!」
んほぉおお゛っ‼︎ と男らしい声を上げながら、源内さんはさっき僕にしてきたみたいに一際大きな手甲を太長いマズルに巻きつけられて声を出せなくなっていた。しかも見るからに臭そうな、黒なのに汗染みがはっきりくっきりと浮かび上がっているヤツ。あんなもの鼻に直接押し付けたら失神ものだろう。マズルに巻きつけられたのなら幾分かはマシだろうが、それでも目にくるツンとした雄の香りと時間差で鼻に漂ってくる汗臭さには敵わないらしい。マズル周りの毛がビチャビチャになる感触、あれもたまらなく股間に来る要素だ。源内さんも僕と同じで雄臭いのが好き、好きでたまらない、だから目や動作では辛そうにしているクセに股間は異常なほど元気で固くなっていた。
「がっ、あっ、あ゛っあっ‼︎」
源内さんの目は真っ赤に血走り、完全なる闘牛モードへと移行する。ベッドであれば足元にある支柱が折れていただろう、そのぐらい激しくガンガン股座の陰毛を押し付けてきた。根元まで挿れてから、引き抜く時は亀頭が括約筋を通り過ぎるか過ぎないか辺りまで大きく腰を動かして。もう止められないと言わんばかりに僕の両手首をシーツに押し付け、爪が食い込むほど強い力で握りしめながら彼にケツの穴をほじくり回された。
「お゛〜〜……たまんねぇなぁ。源内が本気出した時のセックス、やっぱ見惚れちまうぜ。なぁお前ら、どうだ。コイツら見てっと滾るよな?」
「うす……あー……こんな可愛いワンコくんが、あの厳つい源内さんの……体格差も最高っす」
「はっ、んああっ、親方っもう出そうっ、す‼︎ もっとセンズリこいていいっすか!」
「おいおいまだコイツらおっ始めたばっかりだろ、我慢しろ我慢! 見所はまだまだあんだから今イッちまったら虚無だぞ虚無!」
周囲の現場社員に想い想いの感想を述べられながら、それでも僕らの営みが止まることはない。尻が真っ赤に腫れ上がるまで斜め上から打ちつけられ、僕は首をブンブン振りながら快感を逃すようにして歯を食いしばる。舌の上に広がる現場仕事たちの汗の味。そしてさっき鼻にこびり付いた源内さんの男らしい汗の香り。アガる要素の積み重ねで僕の性癖ゲージはほぼほぼ上限値を迎え、今にもメスイキしそうなほどに股間が熱くなった。
「ん゛おおおっ、お゛っ、お゛っ‼︎」
「おーおー、そろそろ種付けかぁ。まだまだこんなもんじゃねぇだろ源内、お前の変態っぷりはよぉ。パンチの効いた、ワシの自信作でも使ってキメさせてやろう!」
親方が源内さんの真後ろでやっていることは、僕にだけ見えている。胡座を掻いたまま足元でゴソゴソと手を動かして、ブヘヘと気味悪く笑いながら彼は先っちょが二つに分かれた黒い靴下を手に持って源内さんの顔の前へと寄せてきた。一瞬仰け反るほどの威力がある親方の靴下、そして内側はすっぽりと源内さんのマズルを覆い始めて――。
「ん゛ほぉおお゛おっ、お゛っおおお゛っ‼︎」
「お前の大好きな熟成皮脂汚れもたっぷりだ、そらっ思いきり嗅いでワンコくんにナマハメで種付けちまえ‼︎」
血走った目を天井に向けながらアヘ顔をするように、源内さんは乱れ狂う。親方の片手に握られた足袋靴下の内側を存分に嗅がされた上で、反対側の手はぷっくりと膨れた乳首をいじくり回していた。普段僕もあまり触ったことのない源内さんの乳首は、人数経験の豊富さを表しているかのように黒ずんでいて乳輪がデカい。きっと親方に何度も遊ばれて、開発されきっている体だ。スイッチを入れるが如くそこをコリコリと刺激すると、源内さんは雄叫びのような声を上げて僕の体を激しく揺さぶった。
手甲でマズルが開かないからこの程度の声量で済んでいるが、実際は近所迷惑になりそうなぐらいもっと大きな声だったと思う。現場仕事でも絶対に出さないような、聞いているだけで孕みそうになる源内さんの声。僕は一向に萎えることのないちんちんをぶるんぶるん回しながら、興奮の証となる我慢汁を周囲へと激しく撒き散らしていた。
「ん゛ーーーっ、ん゛っん゛っ‼︎」
ゴポポポポ……とザーメンを注ぎ込まれる音。僕はケツの穴に栓をされるが如く巨根を奥まで捩じ込まれ、最奥部の指でも描き出せないような位置でネチョネチョの濃厚牛汁を種付けされていた。腹の内側から圧迫されるような膨らむ感触、しかも射精が終わったかと思えばまたすぐに大量の精子を流し込んで僕を孕ませようとしてくる。底無しの性欲に目を蕩けさせて僕は源内さんの愛を、それこそ一生分に近い量受け取った。一生を終えるまでに何リットル、何十リットルのザーメンを注がれることになるかわからない。本当は終わった後ケツから吐き出さないと後で腹を下すのだけれど、できることならば直腸で全て吸収したいとさえ思っている。源内さんがゼェゼェ息を吐きながら僕の体へとのしかかってくると、鼻に巻きつけられた、押し付けられた親方の手甲と足袋靴下のツンとくる汗の激臭具合に僕も白目を剥きかけてしまった。
「ガッハッハッハ! 二人揃ってワシのニオイが好きか、そうかそうか!」
「…………ぶもっ……」
「ひ……ぎっ……あぁ……」
倒れ込むようにして抱き合う僕たち。だが宴はこれで終わりではない。僕らは寮に住む彼らのオカズとして使われるのだから。腰を振っていないのにグチュグチュ、ニチャニチャ、激しく粘液の擦れる音が大きくなっていった。
「お前ら、オカズとして見せてくれた礼はたんまりしてやれ! じゃあワシからいくぞっ、う゛っ、ぐおっ、お゛っお゛〜〜〜っ孕ませ汁っ、お前らにぶっかけっぞ‼︎ これからもお二人さん、仲良くヤッてくれや、コレはワシからの祝砲だっ‼︎」
源内さんの頭からシャワーのように降り注いでくる白濁液、そしてある程度ぶっかけたと見れば今度は僕の頭皮へ染み込ませるようにして肉竿を扱きながら近寄ってくる。額から顎の方へ流れ落ちていく猪のザーメンはゼリーのようにプルプルしていて、こんなものが膣の中に出されたら女性はひとたまりもないだろう。そんな濃厚子作り汁を、それこそ僕の射精の四倍か五倍量ぶっかけてから親方はブヘヘと下品に笑って再び腰を下ろして胡座を掻き始めた。親方が終われば今度は虎の、狼の、犀のおっちゃんたちが次から次へとザーメンをぶっかける。あったかくて、とろろのようにネバネバしていて、もうどれだけ汚れてしまおうがまるで気にならない。むしろザーメンの風呂にでも突き落としてくれ、そんな気分にさせてくる。それもこれも、全部親方がスプレーで撒いたこの獣人の汗の香りによるせいだろう。
ザーメンまみれになった源内さんは空気中を漂っている雄のニオイを嗅いで、再びガンガンに腰を振り始めた。しかも鼻に親方の兵器的な熟成足袋靴下をハメ込んだまま、思い切り中に籠った臭気を吸い込むような形でブモブモ鼻を鳴らしている。目が細くなるほどツンとくる香りと、それから手甲の中に染み込んだ猪の汗の香りを両方嗅ぎながら股間がバカになっているらしい。
激しく営まれた僕ら水牛と犬の交尾は、深夜の二時過ぎ頃まで続いていた。翌日、僕を含む全員が仕事だというのに……。終わったあとは当然二人で腰を痛めてしまったせいで、風呂に入る元気もなく気絶したように布団で倒れ込んでいた。源内さんにのしかかられたまま、しかも繋がったまま寝たせいで夢の中でもセックスをしていたと思う。性の十二時間、とでも言えば良いだろうか。とにかく発散しすぎて、キンタマの中はもう子作り汁なんか一滴も残っちゃいないぐらい僕らは盛り合ったのだった。
*
翌日の仕事パフォーマンスは当然のように最悪。僕はパソコンのモニターに映し出された数字の羅列と睨めっこしながら何度も眠りかけたし、現場組は現場組でみんな死にそうな顔をしながらスケジュール通り建築作業を進めたとのこと。まったく、平日にやっていいことじゃないだろうと。……平日に限らず、こんな刺激の強いことはやめていただきたい。
土方たちから集めた汗で霧吹きをされた影響がまだ残っているのか、寝室はやけに雄臭くてたまったものではなかった。帰宅後の源内さんはいつもより顔がゲッソリとしていて、今は無言で僕の作った夕食を食べ進めてくれている。スタミナがつくようにと焼き鳥のももニンニク串をたくさん買ってきたのだが、どうだろうか。食欲の方はいつもと変わらなそうなので安心した。僕もセックスでカロリーを消費したから、今日はいつもの二倍ぐらい腹が減っている。
「……んぐっ、はぐっ…………」
本当はニンニクなんか食べさせたらあとでキス出来なくなってしまうという心配があったのだが、まぁ僕に自前の汚れ褌を噛ませたあとでも平気でちゅーしてくるから大丈夫かな。どうせお互い臭いんだから関係ない。あれだけ盛り合った次の日でもキスをしたくなる僕も僕だ。性欲旺盛すぎるのは絶対源内さんの影響だと思う。……いつ見てもエロいし、カッコいいし。見てるだけで幸せ。
「……そういや今日、帰り際に親方からコレ、貰った」
「なんだろう……わっ‼︎ すごい、これ有名な洋菓子店の詰め合わせじゃないですか!」
思い出したかのようにテーブルの下から出してきた箱、そこにはフィナンシェ、マドレーヌ、ラスク、どれもこれもヨダレが出そうなギュウギュウに詰め込まれていた。こんなに詰めたらお菓子の形が変形するだろうに。話によると親方の親戚が勝手に送ってきたものらしく、辛党の彼には不要なものだったらしい。それから……多分昨日の詫び、かな。本気で悪いとは思ってないのだろうし、またこうやって部屋に全員を集めてそこで交尾しろって言ってきそうだけれど。でも……まぁ一ヶ月に一回ぐらいはヤッても……いい、かも。その時はしこたま溜め込んで、気持ちよく発散できて、気絶しないぐらいの力加減でヤッてほしい……かな。
「…………」
「…………そっ、そんなに食べたいのなら食べたらどうですか。どのお菓子も美味しそうですよ」
「ん゛っ。い、いやしかしコレを食べるとカロリーが……」
「別にマッスルのムキムキ大会にでも出るわけじゃないんですから、ちょっとぐらい大丈夫ですって。それに多少脂肪がついていた方がおいしそうに見え……」
「……なんだと、どういうことだ! オレの今の体よりも親方みたいなあのだらしない体の方がお前は好きなのか‼︎」
「そうは言ってないじゃないですか! もう! 早とちりも大概にしてください!」
変なところで親方に対抗心を燃やしてくるこの水牛は、扱いが難しい。ちなみに今日はお互い腰が痛くてしんどいので、エッチはなし。多分あとで手コキぐらい軽いヤツをやることになるだろうけど。
食事を終えて、デザートの代わりに菓子の袋を破って食べ進める僕たち。そのあまりの美味しさに昨日の出来事を全て忘れそうになる。食後のコーヒーでも淹れたくなるようなお菓子の数々、これはまた僕の脂肪が増えてお医者さんに怒られそうだ。
「……あークソッ、吸いたくなってきやがった……ふぅ……」
「いつもの飴、舐めたら禁煙欲も抑えられますよ?」
「もう菓子を食っちまったからダメだ。今日は飴、もう舐めらんねぇ」
カロリー計算が……とブツブツ言い始めたのだが、飴なんてさっき食べた菓子に比べたら大してカロリーなんて無いだろうに。それでも気になるのか、彼は一向にニッカポッカのポケットにしまった飴の小袋を取り出そうとはしなかった。
「…………オレがタバコを吸いたくなくなるように、キスしてくれよ」
小声ではあったものの、彼の控えめなおねだりを聞いた僕はちょっとだけニヤついてしまった顔を押さえ込んでから喜んで源内さんの隣に座り込む。だが視線は僕の方を向いていない。なぜだか完全にテレビの方を向いていた。ちゃんと僕の顔を見て言ってくださいよ、まったく。
「んー、どうしようかな」
「…………」
横目で僕のことを見ているのだろう。だけど彼は一向に僕の頬へマズルを寄せてこない。んん、もうちょっとスケベスイッチを入れる必要があるかな……。
「…………おっおい、そこはっ‼︎」
「乳首がスイッチじゃないんですか?」
「お前なぁ……」
親方にこんなことヤられたら、ひょっとこの面のように口先を変形させてちゅーしてただろうに。そう意地悪を言ってやると、源内さんは僕のマズルにかぶり付くような激しい接吻をしてきた。源内さんの唾液の味は限りなくニンニク臭くて、僕らはお互いのニンニクエキスを交換し合うように唾液をマズルの中で擦り合う。まだ風呂に入っていなかった彼の体からは、とびきり雄臭くてたまらないニオイがした。
了