NokiMo
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出会いは突然に

こんにちは〜〜ぱぱを🐼🐾です。


大変遅くなってすみません、300円プランのお話をご用意いたしました。今回はハッテン場にやってきた田舎暮らしの熊おっさん🐻に男同士の交尾について教えてあげる人間くんのお話です。かなり難産でした、ううむ……。最近体調が悪めだったからというのもあるかもしれませんが、何ででしょう。原稿のやりすぎでちょっと疲れ気味というのもあるのかも。とにかく書き上げられて良かったです。


字数は1万9000字ほどですので、ゆっくりとお楽しみくださいませ。


500円プランではあと1回、そして月末にはいつものブログ記事を更新いたしますので、まだまだFANBOXコンテンツ楽しんでいってください〜〜!


そんでは今回は短いですがご挨拶はこの辺で🐼また次の記事でお会い致しましょう。



※以下、本編。

****


 恋人ってのは、正直作るだけ損だなといつも思う。男女でも、男同士でも、結局最終的にはほんのひと握りのペアだけがそのままずっと最期の時まで一緒になって……その他の人たちは全員破局する運命なんだ。今月何回目だよ、僕に失恋話聞かされるの。もうこれで四回だぞ四回。広く浅く付き合い続けている友人たちの話を、学生に人気のファーストフード店て延々と聞かされ続ける。僕に言ったってどうにもならないだろ、好きだったのに……とか言われても困ってしまう。友人はただ話を聞いてもらえればいいと言っていたが、僕にはサッパリだ。


 二時間にも渡る未練タラタラの愚痴を聞かされまくったせいでムカついたので、今日はハッテン場にでも遊びに行こうと思う。僕は根っからの遊び人で、恋人は一切作らない。作ったところで色んなしがらみに囚われて酷い目に遭うのは目に見えているからだ。特に友人を見ていてそう思う。だから今日もサクッと抜きまくって、何の後腐れもなく帰るのだ。連絡先も交換したりしないし、名前も聞きやしない。その場にいればヤるし、いないならヤらない。そのぐらいの関係が一番気楽でいいんだ。


 僕は通い慣れた“会員制の為、一般の方はご遠慮いただいております“と書かれたボードのかかっているドアを開けて、受け付けを済ませた。今日は獣人×人間デーとなっている為、人間が必ずウケをする日だ。もちろん曜日によっては逆の立場もあり得るし、獣人×獣人や人間×人間の日もある。僕は獣人好きだからあまり人間のみの日は利用しないので、獣人とヤれる日は積極的にここへ通っていた。この前はかなり雄臭い牛のおじさんに掘ってもらったし、その前は狼のおっさんに掘ってもらったっけか。今日も誰か顔見知りの獣人さんが来てくれてるといいんだけども。


 早速服を脱いで荷物を預けたあとで、白い無地のタオルを手に持って奥へと進んでいった。一応股座を隠す用に持ってきてはいるのだが、正直隠す必要なんて全然ないから風呂屋へ行くスタイルのごとく僕は肩へ引っ掛けて歩いている。獣人の方もオープンな人が多いので、暗闇ではあるものの巨根を拝めるのはいつも目の保養になってありがたいなぁと思う。……おっと、早速顔見知りの猪が。そう思って近づいたものの、彼の隣には別の知らない人間が居て――。


「あっ……んう……」


「へへへ、なんだよイジられ慣れてねぇのか。こりゃ遊び甲斐のある体だ」


「やっ、ああっ‼︎」


 猪のおじさんに肩に手を回され、乳首を捏ねくり回されながら顔を赤らめているのは初々しい若めの人間だった。若いと言っても多分僕とあまり歳は変わらない。学生か、社会人になりたての頃の脂の乗った獲物。そういや猪の彼はそういうヤツの方がアガると言っていたっけか。相手がいない時にはよく相手してもらってたが、自分から股座やら腋やら足の指の間のニオイを嗅ぎにくるようなマニアはお前ぐらいだと言われたこともある。セックスもかなり上手で、正直ここ最近相手した中では一番上手いと思う。ただしザーメンの量が尋常じゃないほど多くて、中出しされると腹が膨らんでいるのが自分でもわかるぐらい太鼓腹になるから後処理が大変だ。


 残念ながら先約がいるとのことで、今日は他を当たるとしよう。そう言ってもどの獣人も既に今夜の相手を見つけて個室へ篭っているらしく、どこもかしこも部屋が埋まっている状態だ。友人の長話に付き合っていたせいでガテン系の職に就いた獣人たちがやってくる時間よりも少し遅れてやってきたから、今日は上玉がいなさそう。うーん、でもせっかく金まで払ってきたのに何もしないわけには……備え付けのアダルトビデオでも見て待ってるか。


 そう思っていきなり体を右へ向けたのが悪かった。何もないと思っていた空間にはなぜだかじっとりと湿ったゴワゴワな毛のような感触が。当然僕はそこへ体を打ち付けて、思わず尻餅をついてしまった。僕はうわっと声を上げてしまったが、目の前から声はしない。多分獣人がそこにいるのだけれども……そう思って腕を伸ばすとやっぱり居る。あまりに黒い体毛なのか全然見えないのでもう少し触ってみると……あっこれは股座だな。でっけぇ。ちんちんでっけぇ。この人絶対ヤり甲斐のある獣人さんだ、そう思って僕は頑張って目をよく慣らしてから斜め上を見上げて――。


「……あっ、アンタ、大胆だな。そんなにオラのことが……」


 そこには特徴的な切れ込みのある丸い耳と太短いマズルの熊獣人がタオルで股間を隠しながら立っていたのだ。


「ビックリしたぁ……なんでこんな変なところで止まってるんですか、待機場所あっちですよ」


「すっ、すまねぇ。どこが立ち位置かよくわからねぇでよ」


 ふぅん、ここへ来たのは初めてだろうか。よく見てみれば芋臭い顔と体つき、こっちの界隈ではめちゃくちゃご馳走の部類なのだけど。もしや今、彼はフリーなのではなかろうか。これはおいしいところに出会してしまった、この機会を逃すわけにはいかない。


「おじさん、ハッテン場は来たことないの?」


「…………そうだべ。田舎モンが来ちゃ悪ぃか」


「いやいやそんなこと言ってないでしょ。もしよかったら僕とどうかなって」


「…………」


 ……あれ、もしかして脈なし? イケメンとは程遠い容姿をしているから興味がないと言われても傷はつかないが、それだとまた相手を探すのが非常に面倒だ。返事は早くしてほしいのだが、おじさんはどうにもモジモジしながら無言を貫いてくる。体格はデカいクセして意外と怖がりさんなのか、それはそれでギャップがあっていいじゃないか。


「……じゃ、じゃあ、や、やる、べ」


「声震えてますけど、もしかしてイヤだったり?」


「そんなこと言ってねぇべ! ほれ、連れてってくれ。オラよくわっかんねぇから」


「あっ、わっ押さないでください! 暗くてよく見えないんで!」


 明らかに場慣れしてなさそうな熊のおじさんに、僕は急かされるようにして背中を押される。それも力の加減をよくわかっていないようなやり方で、勢いの余り僕は別の壁へと体をぶつけてしまった。危ないですからと声を大にして言ってみるも、おじさんは早いところどこかの個室へ入りたいらしい。このまま背中を規格外の力で押され続けたらたまったものではないので、僕は辺りを見渡して入れそうな場所を探し回った。手前側の個室はかなり人気エリアらしく、今日は奥の方を利用してやろう。


「ふぅ……ここならもう誰も入ってこれないですよ」


「…………」


 奥の方は落ち着いて話せるような雰囲気の個室が多く、部屋に入った途端なぜか現実世界へ引き戻されたような感じがした。ちなみに人気な手前のエリアはとにかく即やりたい人向けに用意された個室が多く、マニアックなエログッズが大量に用意されている。今僕たちがいる奥の方は……アダルトビデオとか、ローションとか、軽いエッチをする為の道具が多いかな。ちなみに僕もあまり利用したことがないので、ふぅんと言いながら部屋のものを物色して楽しんでいた。初めてのハッテン場ならここが一番だろう。


「わっ……すごい傷、ですね」


「……大丈夫だべ、もう海の塩でも滲みねぇぐらい傷は塞がってっからよ」


 廊下の暗闇では耳の部分しかよくわからなかったが、彼の体には至る所に切り傷の跡が残っていた。もしや堅気ではないタイプの熊だったのか、そんな獣人と関係を持つのはちょっと……。そう思ったのだが、この傷は刀で斬りつけられたとかそういうものではないらしい。


「オラ、地元じゃ日雇いで漁師の仕事やっててよ。これはまだ駆け出しの頃につけちまった傷だべ」


「……片目、大丈夫ですか?」


「ああ。もう慣れちまった」


 目のど真ん中を射抜くように綺麗に一本の縦線が入った傷跡。もう開くことはないのだろう、片目を瞑ったままのおじさんに僕は今までどれだけ過酷な人生を送ってきたのかと聞きたくなってしまった。もちろん初対面でそんなことを聞く勇気はなかったのだが。手も豆が硬くなったのか肉球がかなり硬い、仕事柄腕力を使うことが多かったのだろう。こういうおじさん……僕、憧れちゃうな。職人を思わせる体付き、こんなご馳走はここらじゃなかなかありつけないぞ。


「それで、そんな田舎者のおじさんがなんでこんなところに……って、言ったら失礼ですけど。聞いても?」


「都会デビューだぁ。……こんなオヤジがしちゃダメっていう決まりなんてどこにもねぇべ?」


「そりゃ……そうですけど……」


 見た目に反して大分おっとりとした性格の熊さんだ。ニコニコすると人を殺しそうなぐらい怖い笑顔だというのに、今は僕の知らない鼻歌なんかを歌いながらエロビデオを物色している。どれも男モンだべなぁと言いながらも人間と獣人が絡んでいるものを見つけてはほぉ……とかふぅん……とか興味ありそうにジッと眺めていた。


「本当はオナゴを抱きてぇんだがよ。オラぁあんまモテねぇから抱けねんだ」


「えっ、じゃあおじさんはノンケなんですか?」


「ノンケ? オラノンケだべか。ノンケってなんだべ?」


 こりゃ思ったよりも掘り出し物を見つけてしまったような気分だった。ノンケというゲイ業界の言葉を知らないあたり、これは本物のノンケだ。わざとノンケぶって自分の価値を高めようとしてくる輩もいるぐらいだから、これは貴重な存在だと言える。


「女性を性的対象に見られるような男性のことを指すんですよね。こっちの業界では結構有名なんですけど」


「あー。じゃあオラぁノンケだ。ガハハハ! ノンケかぁ、これでオラもまた一歩都会モンに近づいたってことだべ。これでノンケを名乗ってもいいんだべ?」


「あまり……自分から名乗るようなものじゃないですけどね」


 これは色々教え甲斐のありそうなおじさんだ。僕は抑えきれない欲望が顔に出ないよう注意しながら、更におじさんのことについて聞き出そうと思いつく限り質問責めを続けた。趣味は庭いじり、好きなモノは魚、結婚経験なし、最近特に気になっていることは……。


「田舎だとなぁ、オラみてぇなぶっさいおじさんしか居ねぇからよ。アンタみてぇな若モンと話してみたかったべ。それに人間の方がええ。オラぁ肌がスベスベの方が好みだ」


「僕にとってはおじさんみたいな毛むくじゃらの方が好きですけどね。……わっ、すっごいゴワゴワですね」


「わははは! そこはくすぐってぇべな!」


 さっきはいきなり廊下でぶつかってオドオドしていたように見えたが、僕が前もって触るぞという動作を見せつけてからやると彼は何の嫌悪感もなく触らせてくれた。毛が逆立っている箇所が多く、指が全然通らない。海の塩気というものがたっぷり染みているのか、とにかく剛毛でたまらなく男らしい毛皮だった。


「潮のせいでこうなっちまってんだ。わりぃな、熊さんはもっとフワフワしとる方が好きだべ?」


「僕はこっちでも全然……好きですね」


 僕はどちらかというと雄臭い獣人おじさんが好みだ。だから海の上で仕事をしてこんなゴワゴワ体毛になってしまったと言っているおじさんのことを、めちゃくちゃ性的な目で見ることができる。何ならこの体験だけで帰って数回はシコれるぐらいグッとくるし、この獲物は絶対にここで繋ぎ止めておかないといけないと今確信した。


「ところで、よぉ。その、ここは……そういう場所なんだべ?」


「そういう場所ってのは、どういう場所ですか?」


「だっだから、その、お盛ん、なんだべ」


 さっきからどうにも気になっていることがある。このおじさん、まさか……性に疎い人なのか。あまり直接的な表現をしないタイプの人は、シモの話が苦手という説がある。だけどもこんな男同士が性欲の発散をし合うような場所へ来るということは、つまりはそういうことだろう。


「おじさん、もしかして童貞?」


「な゛っ……んなことあるわけねぇべな! この道四十五年のオラがそんな、経験したことねぇなんてあるわけねぇ!」


「いだぁっ‼︎」


 照れ隠しなのか何なのか、隣に座る僕の背中をバンバン叩きながら暴れ回る熊のおじさん。獣人の力強さというものを改めて実感した。筋肉バカのような振る舞いに人間の体を破壊されかねない。骨折しかけるぐらい強い痛みを感じながらも何とかおじさんの腕を止めた僕は、揉みしだくようにしておじさんへと近づいた。


「わっ、ヤラしい揉み方だべ!」


「まぁここはそういう所ですし。それにおじさんも僕とヤる気はあるんでしょう?」


「…………そりゃそうだべ。ヤらなきゃ何の為に田舎から上京してきたんだかわかんねぇべな」


 やる気充分といった感じで鼻から暴走機関車のごとく息を撒き散らしているおじさんに、僕は向かい合うようにして座り込んだ。ジッと彼の顔を見て、それから……首筋に軽く口を押し当てる。


「ん゛ぐっ……」


「だっ大丈夫か、オラ潮のニオイがキツいから無理すんな。……あ゛っ、風呂、風呂入ってくっぺ。交尾ん前は体洗わねぇと怒られる」


「…………いや、大丈夫ですよ。都会では体洗わずに交尾をやる方が喜ばれます」


「……ホントだべか?」


「ホントホント。僕ウソつかないですよ」


「ふぅむ……」


 納得してくれたかどうかは置いといて、咄嗟の嘘というものはついつい口から出てしまうもの。本当は交尾前に湯浴みするのがマナーであるが、僕は何度も言うように雄臭い獣人の方がアガるからわざとそう言ってやった。おじさんは少し疑問に思いながらも納得はしてくれたようで、僕はその勢いで体のニオイを嗅ぎに行く。……汗だけじゃなくて、海の潮のニオイが本当にキツい。これが海の漢のニオイか、存分に堪能しておかなくては。


「ちょっ、ちょっと待て、いくらなんでも嗅ぎすぎだべ! オナゴに拒否されるのも悲しいべが、こんなに鼻押し当てて嗅がれると小っ恥ずかしくてたまらん!」


「おじさん……はぁ〜〜……めっちゃくちゃいいニオイするんですもん。正直アガります」


「……言うんじゃねぇ。はぁ……そんなこと言ってくる子、初めてだぁ」


 特に胸板のニオイはたまらなくキツい。何なら海にでも潜ったことがあるのだろうか、磯の香りもするし……はぁ……。ずっと顔面を埋めていられるようなゴワゴワの毛皮の塊に、僕はおじさんと股座を合わせるようにして腰を振る。僕がガチガチに硬くしながら汁まで垂らしているが、おじさんはどうだろう。……まだ柔らかそうだ。薄汚れたタオル越しでもわかるこのふにゃふにゃ具合、なのに中ではとびきりデカいモンスターが控えているのがよくわかる。


「……もしかしてこのタオル、普段使ってるヤツですか?」


「お、おう。早朝仕事上がってそのまま来ちまったモンだから、タオルなんてなくてなぁ。ここで買うと結構な値段すっぺ? んだらばちょうどいいタオルが頭に巻いとったコイツしかなくてよ」


 もう見るからに臭そうなその汗拭きタオル、しかも今はおじさんの股間に被せられるようにしてまとわりついている。間違いなく塩がたくさん染み込んでいていいニオイがしそうな布に、僕は興奮を抑えきれずおじさんに真正面から抱きついた。胡座を掻くおじさんに跨るような形で抱きつくと、巨大な大木にしがみついているような気持ちになる。


「お前……ホンッと積極的だなぁ。田舎のオナゴとは全然違ぇ」


「それだけおじさんがいい漢だって証拠ですよ。だってほら僕の……ビンビンですもん。おじさんの男らしいニオイがたまらなくて……ああ……」


「…………そ、そうか。そんなにいいべか。なら好きなだけ嗅ぐとええ」


 最初は驚き戸惑っていた彼も今では突っぱねる様子もなく、僕の好きなようにさせてくれている。背中側に回された腕はこれまたじっとりと汗で湿っていて、今はおじさんの汗と塩のニオイに包まれて無されている状態だ。ケツの下で強く脈打ちながら出番を待ち望んでいるおじさんの巨根を早く拝みたい。だけど胸板のニオイがたまらなく中毒性のあるニオイで、僕はここから離れることができないでいた。


「……おじさん、童貞なら僕が色々教えてあげますよ」


「どっ童貞でねぇ! 経験はあんだ経験は!」


「何回ですか?」


「回数よりも質だべ、んなこと聞くもんじゃねぇ」


「あだっ!」


 一応念のために確認してみたが、やはりおじさんは童貞のようだった。加減のない拳骨が飛んできたものの、僕は石頭だからこれぐらいどうってことない。あとでたん瘤ができるかもしれぬが、こんな上玉を相手にできるのなら痛くも痒くもないぞ。


「……んだらばケツ、貸してくれ」


「ちょっ、ちょっと! いきなりケツは無理ですよ! おじさんの結構デカそうだから解さないと……」


「ほぐす?」


 熊のおじさんは当然のように自分の巨根が僕のケツの中にすんなり入ると思っていたらしい。そんなことがあってたまるか。これは一から色々手取り足取り教えて、気持ちのいいセックスのやり方を彼に覚えてもらわないと。これは腕がなりそうなイベントだ、さっきまでの憂鬱な気分はもうどこかへ飛んでいってしまった。ついでに僕の性欲もしこたま発散させてもらって……ぐふふ……。


「人間の穴、思ってたよりも小さいんですよ。……ほら、見てみてください」


 胡座を掻くおじさんの前で四つん這いになりながらケツタブを開き、自らの肉穴を見せつける行為はいつやっても慣れやしない。恥ずかしい気持ちでいっぱいだが、こういうのは実際に見て理解してもらわねばならぬ。あらかじめ洗っておいた穴に自分の指を一本突き挿し、二本目がスムーズに入らない所を見せれば一番よくわかるだろう。本当なら行為直前にほぐしてもいいのだが、誰かにほぐされたほうがアガるから僕はいつもこうやって軽く洗浄するだけに留めているのだ。


「ほら、僕の細い指ですら二本も入らないんですよ。それでおじさんの巨砲を埋め込もうだなんて、僕の尻穴が爆散しても問題ないって言っているようなものじゃないですか」


「ううむ、そうだべか? オラんとこの漁師の同僚はみんなオラよりデケェもんぶら下げてっからこんぐらいなら普通かと思ったべが、そうかぁ」


「……あの、女性器にも間違いなく入らないですからねこれ。絶対怒られるし、蹴り飛ばされますよ」


 今気になるワードが飛び交っていたような気がするが、あまり気にしないことにする。おじさんが今日雇いで働いている漁協、めちゃくちゃ気になるな……おじさんよりも巨根……ふぅん……。


「まぁ今日はディルド挿れて慣らすんで、それよりも前戯でご奉仕させてください」


 本当はおじさんに指でほぐしてもらいたかったのだが、それよりも僕はやらねばならないことがある。それはおじさんの体の掃除だ。全身からムワッと立ち込める臭気、毛皮の内側は相当汗の汚れが溜まっているだろう。こういうのを舐めながら鼻で肺がいっぱいになるまで臭気を吸い込む、それがセックス前の醍醐味だから。


「ウケの人は、タチの人の体を掃除するのがマナーですから。まずは……腕上げてもらえます?」


「……イヤだべ」


「なんでですか! 上げてもらえないと掃除できないんですけど!」


「そっ掃除⁉︎ どこを掃除すっぺ⁉︎ オラんちはモノがねぇから掃除の必要なんてないべ!」


「家の話じゃないですってば! おじさんの体をこれから掃除するって言ってるんですよ!」


 なかなか話の通じないおじさんだ。これは世の知識が相当乏しいと言える。まぁ当然のことながら交尾前に体を舐めて掃除するなんてルールは存在しないから知らないのも無理はない。だけど僕とまぐわう以上、このルールは絶対に覚えて帰ってもらわないと。もし次に会うことがあったら同じようにしてもらえるだろうし、他の好きモノの人間に出会ったら彼らも喜ぶだろう。僕と同じ趣味を持っている輩はたくさんいるのだから。


「……お゛ぇっ‼︎ すごいニオイですねこれ……」


「だっだから言ったべ、オラ汗クセェからよ! 無理すんでねぇ、イヤならまた別の人に頼むべから」


「こういう所のニオイは、オンナが狂うほど好ましいニオイなんですよ。ほら、ここは野郎のガツンとくるフェロモンがムンムン溢れ出てますから。すぅっ……」


 こんなに雄臭いニオイは今までに嗅いだことがない。今まで何遍も土方や工場勤務の蒸れ蒸れな獣人おじさんたちを相手にしてきた中でも、特にこのニオイはキツかった。腋毛部分は体毛とまた違ったゴワゴワの毛が生えており、そこへ鼻を埋めると体が一気にキマり始める。漁師の腋サウナと呼ばれるその極上スポットを吸えば吸うほど、僕はおじさんの腋のニオイを吸収して消臭剤の代わりとなるのだ。


「はっ……んお゛ぉ……」


 有り余る臭気を吸い取ったあとにちゃんと舐め回すのも忘れない。毛皮が汗でじっとりと湿ると獣人はとてつもなく不快らしい。人間よりも遥かに体毛が多いのも考えものだ。おかげでこの芳醇でたまらない香りを醸し出してくれるから助かるのだけども。僕はおじさんの腋毛一本一本に染み付いた塩気の強い汗を丁寧にすすり、肉体労働で疲れ切った体へとご奉仕を続けていった。


「あっ、あああっ、そんなに吸ってお前、くすぐってぇべな!」


 おじさんが何を言おうが、僕は腋から離れることはない。樹液をすすって木に留まったままのカブトムシのように、僕は極上の熊汁を胃袋の中へと押し込めてゆく。焼けつくように濃厚な臭気と一緒に入り込む、雄熊のフェロモンがたっぷり含まれたしょっぱい汗。この熊にしか出せないようなニオイだと嗅げば嗅ぐほどよくわかる。漁師の汗、これはとんでもない臭気だ。こんなにツンとなるほど強烈でおぞましい雄のニオイだというのに、ずっと嗅いでいられるほど中毒性が高い。


「ふぅ……これで汗、とれましたから。次いきましょ次」


「次⁉︎ 次って、次も何かするべか! ……こらっ、どこに顔当てとるんだ‼︎」


 腋の次は足の裏と相場が決まっている。僕は後ろへと下がるようにして逃げる雄熊の足を両手で掴み、肉球のところへ顔をスリスリ擦り付けた。うっわ、意外と柔らかいじゃないか。手のひらが職人を思わせるほどの硬い肉球に対し、足裏の肉球は押すと弾力があって跳ね返ってくる。しかも押せば押すほど中から汗がジュワッと肉汁のように溢れ出てくるんだ。これは掃除し甲斐がある、僕は短い舌を懸命に上下へ動かしながらおじさんの足を舐め回していった。


「ひゃああっ、こしょばい‼︎」


「ん……んうぅ……」


 足裏の肉球は舐めても舐めても汗が止まらず、寿司などの酢の物を食べたあとのように喉がすぐに乾いてしまう。それを汗で補って、また喉が渇いて……。


「どこ嗅いでるべか‼︎ こんなモン嗅いで気分が悪くなるべ!」


「すっごい……蒸れてますねこれ。こんなに蒸れるまで仕事してお疲れでしょう、僕が精一杯掃除しますからね」


「うぐぅ……うう……長靴ん中はいっつもグチョグチョになるまで汗掻いちまってよ……脱いで乾かしてっと職場の奴らにもよく怒られるべ……」


「男らしくて最高のニオイだと思いますよ、へへへ」


「あ……」


 僕は見逃さなかった。僕がニオイをハスハス嗅ぎ回っているのを見て、股座にかけられたタオルがムクッと持ち上がったのを。獣人はこうやって自分の体臭を嗅がれる行為にとことん弱い。これはこのハッテン場に通い始めて知った事実だが、思いのほか自分の体臭を好んでくれる人間のことをたまらなくエロい目つきで見てくるのだ。フェロモンに酔ってる相手を見ると、自分の欲が満たされるのだろう。何なら自分から無理矢理嗅がせ、その雄臭いニオイを好きにさせてくる輩だっているのだから。性犯罪の中にも自分の数日締め回した褌を相手の顔に巻きつけてから交尾をすることで、鼻にニオイを覚えさせるのと同時に快感を植え付けてくるパターンもある。これによって日常的に雄獣人のニオイがトリガーとなって発情してしまう人間も少なくはないらしい。獣人という存在は恐ろしいしいが、上手に使えば自分の欲を満たしてくれる素晴らしい存在だ。


「あ゛〜〜……キマる……うっ……」


 足は親指と人差し指の間が一番フェロモンが濃くて、股間にくる。誰もが避けたくなるような臭気を、僕は柔軟剤のニオイや芳香剤のニオイを嗅ぐかのごとく鼻を鳴らして嗅ぎに行った。長靴は外から水が入らないように加工されているが、その分通気性はかなり悪い。そのおかげでずっと蒸しサウナのような状態となっていた場所へ押し込められていたのだろう、体がゾクゾクするような強くてキツい雄の香りだ。ほんのり海の塩気を感じる臭気、今も尚ホカホカの蒸気が僕の顔を覆い、乾きを知らない肌へと変えてくれる。熊の足裏で顔面を一時間踏み回してマッサージしてくれるサービス店があってもおかしくはないと思うのだが、残念ながらそのような店は一度も見かけたことはない。


「ぐっ、うっ……なんちゅう顔とるんだべ……はぁ……」


 信じられないようなものを見た、そう言わんばかりに目が開くおじさんの顔。だが股座のタオルは依然として盛り上がったままで、本気でイヤがっていないのがよくわかる。自分のキツい雄のニオイを喜んで嗅いでくれる僕を見て興奮が止まらないのだろう。指の間は特に皮脂がべっとりこびり付いて雄のニオイが熟成しやすい場所だ。鼻を押し当てるのでなく、少し隙間を空けて嗅ぐと更に香ばしいニオイが鼻と肺を満たしてくれる。


「こんなになるまで働いてたんですね。じゃあ……掃除、しますね」


「おほっ……おっ……んおおお……」


 くすぐったいと思われないように、なるべく強い力で舌を引っ付けて毛皮を掃除する。毛を舐めるだけでなく、毛の内側に付着した汚れをしっかり吸着するように。口いっぱいにおじさんのフェロモンのニオイが広がるが、これがたまらなくキマるんだ。漁師の足は舐めれば舐めるほど塩気を感じていい。土方の足もたまらなくいいものだが、こっちはいつまでもずっと舐めまわしたくなるような中毒性がある。嗅ぎまくって興奮する者、嗅がれまくって興奮するもの、この場所では需要と供給が成り立っているのだ。止める必要はどこにもない。


「……ん、塩辛いですけどウマいですよ。男らしい味ですね」


「…………言うでねぇ。こっ恥ずかしい」


「名残惜しいですけど、そろそろ限界なんじゃないですか」


 僕が指摘しても尚、隠す気はないのだろう。タオルの下で眠る一本の竿。雄の誰もが羨むであろうサイズのモノを、彼はタオル越しにギュッと握って落ち着かせようとしていた。


「……いっ、いいんだべか、本当にオラなんかで」


「いいですけど、その前に……ほら」


 自分から脚を開脚して、僕はおじさんの目によく映るようにして秘部を曝け出す。ディルドでほぐしておいたおかげでもう腸液がジュクジュクに溢れ出しているらしく、肉壺は既にぬるぬるだ。あれだけの巨根を受け入れるのだから、ちゃんと念入りにほぐしておかねばならなかったからな。それにおじさんはこういった経験もないのだろう。僕の体で、肉穴で、しっかりと堪能させてやらねば。有り余るその性欲を、全部僕にぶつけてくれ。


「ここに指、挿れてみてください。ちゃんとちんちんを挿れる穴の具合は指で確認しておかないと、ほら」


「おっ……オラの指、太ぇど」


「ちんちんより細いから大丈夫ですって」


 僕が肉穴を指で左右に伸ばすようにして拡げ、中のグロテスクな部分を見せつけるとおじさんは唾をゴクリと飲み込んだように見えた。よしよし、興奮してるな。まんこよりは狭くて小さな穴だけれど、締まりは一級品だと自負している。おじさんのちんちんを挿れてほしそうにヒクヒクしている所を見られると、ものすごく体がカァッと熱くなった。これは恥ずかしさ故か、それとも発情故か。獣人のフェロモンは嗅げば嗅ぐほど体温が上昇するし、気分もアガるものだ。


「……いいんだべな、んじゃ……一本だけ……」


 別にこれからおじさんの巨砲を受け入れるのだから、指を三本ぐらい突っ込んでもらっても問題ないというのに。おそるおそる尻へと手を這わせ、おじさんは軽く震えさせた指を何とか僕の肉穴へとねじ込んだ。ご挨拶程度にキュッと引き締めてやったら、おじさんの口から思わず声が出てしまってクスッとなる。何もかもが憂憂しくてたまらない反応、これから交尾が上手になったらもう二度とこんな反応はしてくれないのだろう。


「おっ、おぉ、すごいべ、お〜〜……吸い付きがっ、おおお……」


「んぐっ……この穴、好きに使っていいですからね」


 最初は一本挿れるだけでも……そう言っていたおじさんが、今はもうおじさんのちんちんの太さほどはある指三本分を軽々突っ込んで抜き挿しを繰り返していた。どんどん積極的になっていくその様を見ていると、成長を見守る親のような気持ちになってしまう。歳は二回りほど離れていて、それも自分の方が歳下だというのに。


「……うっ」


 もう限界が近いのだろう、薄汚れたタオルをとっぱらったおじさんの股座には成人男性人間の腕ほどの太さの竿がベットリとした汁を撒き散らしながらいきり勃っていた。軽く握って誘導してあげると、鼻息がどんどん荒くなっていって面白い。暴走機関車と何度も呼びたくなる彼の鼻息の荒さに僕も興奮を隠せずにいた。


「交尾する時は、タオルを相手の口に猿轡してやると興奮するんですよ」


「…………ダメだべ、コイツぁ汚ねぇだろ」


「男同士の交尾はこれが普通ですってば。そんな気にしなくても、僕はむしろおじさんのフェロモンをたっぷり嗅げて嬉しいですよ」


「…………」


 おじさんが自分自身信じられないといったような表情でタオルを持ち上げるも、その布を僕へ押し当てると同時に彼は雄の顔になっていた。焦茶色の布から漂う汗の香りは僕をより一層オンナへと仕立て上げ、肉穴の締まりをよくしてくれる。指に絡みつく腸の感触が変わったのを肌で感じたのだろう、おじさんはやる気になったのか僕の後頭部でギュッとタオルを締めてくれた。これでもう、僕はおじさんに対して言葉でのコミュニケーションが取れない状態となる。あとはおじさんの好きにヤッてもらうだけだ。


「……挿れるべ。痛かったらすぐ言え」


「…………んぐっ‼︎」


 文字通り“痛い”という言葉を使わない限り、このおじさんは絶対腰を振るのを止めやしないだろう。だってこんなにも興味深々にヨダレを垂らしかけながら僕の肉壺へ先端を押し当てているんだ、今更ダメだと言っても絶対に腰を引やしない。そんな強い意志を感じる彼の童貞卒業現場を、僕は一番近い場所で見ることができる。ああ、何と幸せなことなのだろう。先っちょが入った瞬間に僕は声を上げてしまうも、決して痛みは感じていない。おじさんの体温を間近で感じられることに悦びを感じているだけだ。


「お゛っ、お゛〜〜……あったけぇ……んだこりゃ……うっ……」


 ちょっとおどけたような顔をしていたおじさんが一瞬、本当に気持ちよかったのか口角が上がったのを僕は見逃さなかった。そんなに具合が良かったのか、こんな肉壺ならいくらでも差し出して使わせてあげるというのに。僕はおじさんの喜びという感情を体から直接流し込まれるようにして受け止め、上半身にしがみつくような形で抱き合った。まずは正常位からか、この体勢はおじさんの快楽に抗って気持ちいいような苦しいような複雑な表情を最初から最後まで堪能できるのがとてもいい。仕事中に使ったであろう汚れタオルを口に挟み込んで興奮している僕を見ながら、彼は鼻息を吹きかけるようにして顔を近くに持ってくる。タオルのニオイが強烈だったのか一瞬のけ反るも、またすぐに僕の顔に顔を擦り寄せて……。


「んうっ、ぐぅっ‼︎」


 首元にぬるぬるとした感触。おじさんは僕の体を舐め回しているようだった。僕がさっきおじさんにしてあげたように……とまではいかないが、僕の体臭にもかなり興奮しているらしい。たまに鼻先を押し付けられて痛みすらも感じるが、それもまた愛おしくてたまらなかった。それにおじさんの体臭がどんどん濃くなっていくような気がして、僕の方も興奮が止まらなくなる。


「……すっごくいいべ。手コキの何倍も気持ちええ。おっ……また締まったべ」


 どうやって腰を振ればいいのかわからない、そういった様子も最初だけ。今では生物の本能に従って、遺伝子レベルで組み込まれた交尾のやり方を思い出して腰を振り続けている。半分ほど埋め込んだだけで奥のS状結腸にまで到達しているというのに、そのさらに奥へねじ込むやり方も知っていたらしい。野生動物が何も知らなくても交尾のやり方を知っているように、おじさんにもそういった本能がちゃんと備わっているようだった。腰をグイングイン回しながらの挿入は、僕の腸をおじさんのちんちんの形に変えるほどの上手さだと言える。


「具合いいべな、あ〜〜こりゃたまらん」


 僕の手首をギュッと握りしめ、シーツへ押し付けるようにして行われる種付けプレス。ウケの自由を一切許さないというのがこれまた僕のMっ気をこれでもかと引き出してくれる。覆い被さられ、胸板からは海の塩気がたっぷり含まれた汗のニオイが僕の顔面を覆い、汚れタオルと相まって更に強烈なフェロモンへと昇華していった。部屋中が雄のニオイで満たされるのも一瞬であろう、この熊のフェロモンは今まで会ってきたどの獣人よりもキツくて、濃くて、たまらない。


「……お゛ほぉっ、お゛っ‼︎」


「…………んがぁっ⁉︎」


 急にブルッと震えたかと思うと、おじさんは僕の体をペシャンコに押しつぶすようにして倒れこんできた。……中出しだ、今おじさんは僕の体内でザーメンをぶっ放してしまったのだ。童貞にはよくありがちな事だが、イク合図もなしに中へ出されたのは僕も想定外だった。腰を振りながら一番奥に種を付けようとしてくる彼にはやはり交尾の才能がある。そんな指が届かない部分へ種を付けられたらトイレで踏ん張ってもなかなか出せやしないだろう。熊の一番搾りを体に注ぎ込んでもらえて、僕は心も体も満たされたような気持ちになる。


「あ〜〜……すまねぇ……おほっ、止まらねっ、お゛っ‼︎」


 巨体から香る磯の強いニオイ、タオルから滲み出る雄の汗の味。考え得る最強のコンボで僕の視界がチカチカ点滅し、この上ない幸せを得て頭の中がピンク一色となった。まだこの雄熊は生の肉壺の味を知ったばかり。これから鍛え方によってはかなり化ける可能性がある。これだからハッテン場あさりはやめられないんだ。将来有望な雄たちがここにはたくさん集まってくる。経験豊富な雄も、初々しい彼のようなタイプも。全て僕のタイプ、そして僕を犯してくれる最高の存在だ。ドクンドクンと強く脈打つちんちんからは、勢いの衰えないザーメンがまだ大量に噴射されている。まだ一発だけだというのに、腹の中は既にたぷんたぷんとなっていた。


「……わり、もっかい。種、付けさせてくれるべか」



「お゛〜〜今回もすっげぇ出たべ。もっかいだもっかい」


「ん゛がぁっ、あ゛っ‼︎」


「おかしいなぁ、センズリの時よかずっと気持ちよくてよ、腰が止まんねんだ! おらもっかいやるべ‼︎」


 もっかい――中出しを終えるとおじさんはすぐにこの言葉を繰り返し呟いて僕から竿を引き抜くことはなかった。ケツは今頃どうなっているのだろうか。白い泡が大量に付着して、中も熊のザーメンのニオイが充満しているに違いない。胃袋にまで込み上げてきそうな独特の臭気、それに合わせて外は熊の体液によってもっと悲惨なことになっていた。


「おほっ……おっ……嗅げば嗅ぐほど締まりがよくなっぺ。おらもっと嗅げ‼︎」


「――――っ‼︎」


 僕がおじさんに対して性の知識をほんの少し教えただけでこれだ。僕は両手脚がおじさんの背中側で動かぬよう複数枚の汚れタオルでギュッと縛り上げられ、一生涯オナホのままとなり得るような格好で駅弁をさせられていた。下からズンズン突き上げてくる重量級の体、当然僕のような人間は軽々と持ち上げられて……。自分の体重で一番奥深くまで突き刺さる感覚は獣人との交尾でしか味わえない醍醐味と言える。それも、全身熊のニオイを擦り付けられた上でのまぐわいは更に威力を増して僕を気持ちよくさせてくれた。


「今度はもっと熟成させっからよ、今日はコイツで我慢してくれや! 海の仕事は汗まみれで毎日雄クッセェからよ、すぐまた熟成タオルができちまうべ! お゛〜〜っお゛っいいっ、ぬるぬるで具合も最高っだっ‼︎」


 ロッカーから持ってこられた仕事用道具の数々。どれもこれもが汗でぐっしょりと濡れていた下着たちを、おじさんは僕の体へアクセサリーのようにして巻き付けていった。両手脚には海水と汗で湿った軍手をはめ込まれ、口には変わらず汗拭きタオルと……それからおじさんのパンツもグイグイと押し込めるようにして噛まされる。最後におじさんの長靴でじっくりと熟成させた靴下を頭に被せられれば、もうこれ以上考えられないほどの最悪な環境が形成されてしまう。雄のニオイで興奮する者にとってはここが極楽と呼べるような空間だった。サウナに近いほどの湿度と温度、肌から噴き出た汗は全ておじさんの汗によって上書きされてベトベトになって……。細胞一つひとつに臭い付けするような暴力的な臭気の中で、僕はずっと鼻を鳴らしたままちんちんを硬くしたままだ。


「出すぞっ、またココにオラの遺伝子、出すぞっ、う゛っ‼︎」


 背骨が折れそうなほどにギュッとハグをしてから、おじさんは地中から湧き上がるマグマのようにドロドロであっつあつの汁をぶっ放す。何度目か数えるのもイヤになるほど中出しされ、僕の腹はおじさんの太鼓腹と大差ないぐらいに膨れ上がっている。擬似的に子が孕んだかのような感覚を覚え、僕はまたちんちんからビュッと汁を吐き出した。


「……ガハハハ! また透明な汁出したべか。人間ってのはホントにキンタマの小せぇ生き物だなぁ」


 頭部にはめ込まれた靴下によって僕の視界が遮られているのだが、数えきれないぐらい射精したせいで僕の竿からはもう白い液が出ないらしい。ずっと透明でぬるぬるの粘液、それもおじさんのモノに比べたら些細なもので。ただの水に近い体液を、僕はおじさんの腹にぶっかけるような形で何度も何度も出しては気持ちよくなっていた。それ以上におじさんは僕のケツで何十回も射精しているし、僕以上に快感を強く感じているらしい。


「おい、そろそろオラも疲れたべ。休憩だ休憩」


「……は……はひ……」


「髪の毛まで汗でグジュグジュになって、オラんニオイがたっぷり染み込んでんなぁ。これでオラの種壺だって誰が見ても……いや誰が嗅いでもわかるべ! 持ち物には臭い付け、大事だべなぁ。なんもわがんねぇオラに教えてくれた親切な子にはしっかり臭い付けしとかねぇとな!」


 遠慮のなくなったおじさんの言葉を聞くだけで鳥肌が立ちっぱなしになる。それほど彼には交尾の才能があった。教えれば教えるほど自分から進んで行動するようになり、最終的には自分の雄臭いニオイがとても魅力的だと自覚してくれたようだ。そのせいで僕は自分から嗅ぎにいくことなく、今は無理矢理にでも鼻に押し当てられて嗅がされ続けている。そうすることで肉壺の締まりがよくなることも十分に理解しているようだった。


「ほれ、休んでる暇はねぇべ。オラの竿がザーメンと尻穴の粘液で汚ったねぇど。早く掃除すっぺ、おら」


 顔面から靴下やらタオルやらパンツやらが取り払われた所で、おじさんは休む暇もなく僕の胸元へケツを下ろして先っちょをピトリと鼻の下へと当てがった。今も尚我慢汁とザーメンのミックス汁を鈴口からボトボト垂らしながら僕の鼻下を汚してくる男根は、自分のものとは遙かに格が違うということを表しているようだ。太さも長さも敵わない、出す粘液の量も濃さも敵わない、これ以上ないぐらいに雄みを感じるおじさんの肉竿に僕は口を這わさずにはいられない。これがオンナになるということ、心の奥底深くまで虜になるという意味だ。僕はもう、おじさんの言うことなら何でも聞いてしまう。四つん這いになれと言われたらそうするし、ねぶって掃除しろと言われたらおじさんの体をどこでも舐め回せる。命令を聞くことが体の快感に直結しているようで、まさに僕は彼の奴隷となる才能があると言えるだろう。


「これがフェラチオってやつだべか。ん〜……もっと刺激が強くないとイけねぇべな」


「……ふぐっ、う゛ぇっ⁉︎」


「なんだ、もっと奥に気持ちがいいとこがあるべ。このぐらい締め付けてもらわねぇと困るべ?」


 おじさんが容赦なく突き挿してきた部分、それは僕の喉だ。喉奥まで咥えさせるのはとても気持ちがいいだろう、逆に僕の方からすれば地獄でしかない。口いっぱいに男根を咥えられることは非常に喜ばしいことではあるが、とにかく苦しくてたまらないからあまり奥まで咥えたくはない。拒否すればおじさんは言葉巧みに僕がしゃぶりたくなるように訴えかけてきて、それで僕は……我慢できずに口を開けてしまう。


 挿入を許してしまえば口内がおじさんの独壇場となる。どこへ汁を擦り付けられようとも、どれだけ汁を出されようとも、僕にはどうすることもできない。おじさんがやりたいようにやる、これで僕の口の中はおじさんの汁ですぐいっぱいになってしまった。外だけでなく内側にもニオイを擦り付けられ、体がおじさんと同化してしまったのも同然。根元まで腰をグッと押し込まれたせいで、モジャモジャの密林地帯が容赦なく僕の鼻を犯してくる。


「ゲヘヘヘ、そんなにいいか。鼻ぁヒクヒクさせてよ、オラのニオイ嗅いでそんなに気持ちがいいんだべか」


「おごっ、お゛っ、おごぉっ‼︎」


 遠慮というものがなくなってしまったおじさんは、もう僕に許可を取るまでもなくスケベなことをさせてくるようになった。今まで我慢していたものが爆発してしまったように、おじさんの欲望を叶えたいという強い想いが僕の方にまで伝わってくるようだ。ケツへの中出しはもちろんのこと、顔に跨ってからのイラマチオ、何ならこのあと手コキと足コキもしてもらいてぇと言いながら顔を犯し続ける。底無しの欲望は、枯れることを知らない。これからも彼はずっと僕を求め続け、性欲発散に付き合わされるのは確定事項だった。


「お゛おう……また出そうだべ、あ゛〜〜出る出るっ、う゛っ‼︎」


 十何回目か、それとも二十何回目か。これからもたくさんの子孫を残していくであろう彼の子種を、僕は喉で味わいながら胃袋へと流し込んでもらった。本来であれば膣に入っていたであろうノンケ熊おじさんのザーメンは、僕の胃袋でじっくりと消化されて糞便として排出されるのだろう。せっかく子作りに適したモノがあるのにもかかわらず、世の中の女性は何故このような魅力的な雄を見過ごすのだろうか。僕には到底理解できなかった。膣に入れば百五十パーセントの確率で孕んでいたであろう雄熊の活きがいい精子たちは何とも言えないような苦味が強くて、とにかく肉へのへばりつき方がしつこい。これはまさに熊の執念深い習性を表しているようで、僕は喉奥で味わいながらそれを実感した。


「……スッキリしたべ。ほんなら次は両手で頼むべな」


「ゲホッ! うぅ……まっまだやるんですか⁉︎」


「ここのハッテン場は朝まで居ても怒られないべ? オラ明日は休みだからザーメン出なくなるまでヤるって決めてんだ。ほれ、早く握ってくれ。オラもう限界だ」


 ずっと硬いままの肉棒に、おじさんは痛みを感じないのだろうか。僕の手首を掴んで無理矢理竿を握らせてくるおじさんの性欲は本当に底無しだった。またドクドクと鈴口から湯水のように溢れ出てくる我慢汁たち、そして薄まることのない雄の淫臭。何もかもが雄として優れていると言わざるを得ない彼の行動に、僕も釣られて淫らな気持ちが止まないままだ。


「……わっ、あっ」


「もっと強く握るべ、お゛〜〜そうだそう、うまいぞ……ぐっ……」


 膝立ちになって四股を踏むように構えてから、おじさんは口をひょっとこの面のようにしてエロい顔つきとなる。四六時中ずっとエロいことを考えて生活しているのではないかと思えるほどの底無しの性欲だ。雄同士のまぐわいの味を覚えた今、彼はこれからも田舎で色んな雄を抱いて自分の性欲を発散するに違いない。何なら職場の雄共がみんなオナホに思えてきたなんていう危険な発言もしていた。これからどうなるか、正直先が気になって仕方がない。


「お゛〜〜〜出るっ出る出るっ、出るべっ、顔にザーメンぶっかけてやるべ! そら動くでねぇ、お゛ほぉおおっ、お゛〜〜〜っ‼︎」


 顔面にぶっかけられた熊の濃厚ザーメンは、十数回出したとは思えないほどの量と濃さだった。本当にこんなことがあっていいのだろうか、このおじさんは出せば出すほど汁が濃厚になっていく。一体どんな体の構造をしているんだ、もしかして交尾前に何か薬でも飲んだのか? 精力剤を飲んでもこうはならないだろう、本当に……この熊は交尾の才能がありすぎて困る。顔中ベタベタになるまでぶっかけられた僕を見て、この熊はまた鼻息をフンスフンスと鳴らして逸物を硬くさせていた。……あと何回ヤればこの熊の性欲は収まるのだろう。絶倫、そういった言葉が頭の中をよぎる。これが絶倫というやつか、そうか、本物の……絶倫……。


 この日唐突に出会ってしまった僕たちだが、本当は会わない方が良かったのかもしれない。早朝辺りまでの記憶はあったのだが、ふと目を覚ました時には個室におじさんの姿はなかった。ただ僕の体がザーメンでガビガビになっていたことから、昨晩の営みが夢でないことを表している。僕は童貞でノンケの、塩気が強い漁師の熊おじさんに……無茶苦茶犯された。ケツの穴にもまだドロドロのザーメンが大量に押し込まれていて、僕は自分の手のひらに出したザーメンの臭いを嗅いで……またイッてしまう。


 それからというもの、おじさんはこのハッテン場で見かけなくなった。本当に一夜限りの出会いだったし、こうなるのなら働いている漁港の名前ぐらいは聞いておけば良かっただろうか。実はあれからというもの、何回風呂に入っても体から塩辛いようなニオイが全然落ちなくて困っていたのだ。つまるところ全裸になる度に自分からおじさんのニオイが漂っていて……。ハッテン場では別の雄のニオイがついているからと敬遠されることも多くなって、僕は困り果てていた。自宅で自慰をしていれば体に染み付いたおじさんのニオイで発情し、すぐにイッてしまう。何かしらの手段を用いてあの熊の勤め先を調べてやろうか、そんなストーカー気質になりかけるぐらい僕の中にはあの熊の存在が大きく残っていたのだ。


 恋人は作らない、そう決めたのに。今も尚僕の体に残り続ける雄熊のフェロモンが、そんな気持ちを鈍らせてくる。僕はこれからもハッテン場通いをやめないし、恋人なんて絶対に作らない。だけどもしまたあの漁師の田舎言葉っぽい熊のおじさんと出会うことがあったら……それは……。



出会いは突然に

Comments

一度味を占めた熊はもう元には戻れない、彼はこの経験を活かしてこれから色んな雄を漁ってはやり捨てしていくことでしょう……。そんな悪魔になる前の初モノにしかない魅力を今回は存分に詰め込んでみました。そして300円プランとは思えない濃厚さになってしまいましたね……😇プランを分けた意味よ。田舎の漁師って本当に魅力が詰まってて何回でも書きたくなります!

ぱぱぱんだ🐼🐾ぱぱを

田舎で漁師で熊おっさんですでにパーフェクトなのにさらに絶倫で、しかもあっさりとヒト君を置いて帰るその姿勢……まさにヒト君を種壺オナホとしか思ってないし、むっつりでスケベなのに朴訥な男が快楽を知ってしまって歯止めが聞かなくなったを知ってしまった展開最高ですね…… 自分が欠点だと思ってたことが実は素晴らしい物だと分かったケモおっさんは強い……種付けプレス、駅弁、喉マンにフルコースでありがとうございました

@hiroji


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